
「かわいくないって思うこともある」 M
以前は、母性本能は完全なものとして、世の中一般には思われていたけれど、ここのところ、女は誰でも持っているものじゃなく、それは絶対じゃないと言う意見もありますよね。そりゃ、いつもニコニコで、いたずらしなくて、という子なら、「んまあ〜かわいい!」と思うでしょう、でも実際そうじゃない。泣くし、ぐずるし、子どもってかわいくない、いやだって思うこともありますよ。割りと、おとなしい上の子の時でさえ、赤ちゃん、子どもを殺したいと思う時って、こんな時なんだと、感じたことが何度あったか…。
いつもニコニコして、怒らないママは理想だけど、実際にそんな人がいたら、ちょっと怖いですよね。日々、悪戦苦闘の中の子育てだからイヤになることもあるけど、「私」も「子ども」も「主人」も全部がいとしい。だから皆で幸せになりたい。かわいくないと思っただけ、ぎゅっと抱きしめて、スキンシップしてあげてください。「かわいくない」が爆発する前に、誰かに話して、助けてもらってくださいね。取り返しのつかないことになる前に。
「抱き癖」 M
ちょっと分別がつくようになれば、怖い、驚く、甘えたい等がでてきて、抱っこをせがむ。それって「大好き。安心」ってことでしょう。もっとじゃんじゃん抱いてあげて。抱っことおんぶについて、よそのおばあちゃんは言う。「なにか今日は、よく泣くわと思ったら、裸電球に頭が当たってね、やけどしとったんよ。見えないから、わからんかったんだけど、ひどいことしてしまったと思って、あんたも抱っこの方がええよ。すぐ気づいてやれるしね。」
●子どもが求めているのは、おかあさん
「夜泣きの原因」 K
★40号 新1年生のストレスさんへ
私は経験者ではありませんが、友人の保母の話、書物の話、息子の夜泣き、姪の入院事件等を参考にし、少しだけお話させてください。姪は幼稚園に入るなり、ストレスを背負い、病院で点滴を受けなければならないほどに重症でした。10日程入院し、退院後は、また頑張って、幼稚園に通っていたようです。 この話を友人の保母にしたところ、2つの生活の場を持つ場合(幼稚園や小学校と家)片方で緊張し片方でリラックスする。通常は、家でリラックスしなければならないが、それができず、二つの生活が全て緊張の場になると、肉体、精神的に、極限に達することがあると言っていました。
お父さんの仕事に対しては、仕方ないのですが、お母さんが内職で忙しくなって、スキンシップ優しい言葉をかけることが減っていませんか?「小学生になったんだから」の言葉を使って、「がまん」をさせていせんか?眠らせ方が、以前と変わっていませんか?子どもは、日中の不安をかなり脳にインプットします。SOSが、夜泣きになってるケ−スがあると思っています。 内職を一時中止するとか、減らすのは無理でしょうか?無理なら、一日のスキンシップ添い寝を沢山してあげてください。赤ちゃんと接するくらいの気持ちで、お子さんと関わってみてあげてください。何をしても駄目で、いちかばちか何でもやってみたいと思う時が来たら、私の話を参考にしてみてください。素人のお母さんの話しで強くお薦めできませんが…。
息子の夜泣きは、1ヵ月位続いたり、また突発に起こったりと、大変の時期がありました。時には、ひょっとしてお腹がすいているのかもしれないと思い、パンを与えたら、ロ−ルパン1個、かぶりつくように食べて眠ったことも。この会報が届く頃に、お子さんの夜泣きは、治っていたらいいなァと思っています。
「海外での子どもの予防接種」yoboochusha
Q.日本でポリオを3回飲ませたが、アメリカに行ったら、1回分足りないからと、最初からやりなおしされ、計7回した子どももいましたが、大丈夫なんですか?
A.ポリオだけは、何回しても問題はない。中国では、ポリオ撲滅のため、10回はしようというキャンペ−ンがあるくらい。
Q.海外では、予防接種をいっぺんに4種類以上、まとめてしていますが、副作用の心配はありませんか?
A.予防接種は、まとめて数種類打ったからといって、そのために熱が出たりすることはない。(つまり、5種類ばらばらに打って、そのうち2種類、熱が出たとする。その5種類をまとめて打った時、2種類分は熱が出たとしても、それ以上出ることはない。)出国前には、計画をたてて接種するとよい。できれば、日本で全部すますことを勧める。日本の予防接種の質は、世界一。アメリカでは、同じ接種でも値段が違うことがあるが、これは質の違い。高い方なら熱が出にくく、安いほうだと熱が出ることもある。外国で接種前に解熱剤を使うのは、質に関係がある。
「幼児虐待」child abuse yoojigyakutai
〈44号の質問〉
友達の子どもが通う長野県のある保育園に、ひとりの母親が子どもを虐待しているというファックスが届きました。友達が幼稚園に問題解決を訴え、園が、公共機関に問い合わせたところ、親か本人から直接、訴えがない限り、動けないとのこと。警察は、現場を押さえなければだめだと言うし、弁護士に相談すると、お金しだいということで、手が打てずにいるそうです。 団地の中なので、子どもがたたかれて泣く声が聞こえるのだそうですが、近所の人も、へたに何か言って、それが虐待を悪化させたらと、窮地にいるそうです。アドバイスをお願いします。
〈園が不審なケガを記録しておく〉
幼児虐待は、自治体によって、機関によって、対応がまちまちです。このケ−スのように公共機関に言ってもこの状態であるとすれば、周りの人はどうしたら一番いいでしょうか。それは、ひとつには「証拠」を集めておくことだと思います。その子のたたかれ、泣いている回数、日数、時期を一人でな、たくさんの人が証人になれるように(そんな時が来た時のために)記録、記憶しておきます。園、先生方は、できればその子の身体のケガ、アザをチェックして、不審な物は記録しておくといいと思います。そして、その子のケガが何かを理由に、園から病院へ連れて言って、そのまま入院させることができるといいと思いますが…。
日本の幼児虐待は、発見されにくく、外傷で入院した時に、病院が「このケガはおかしい」として、病院(医師)からの訴えで、やっと公共機関が動いてくれるという状態です。理解のある病院(医師)が、いてくれることを願うしかないのですが…。長野県なら、長野こども病院などはどうでしょうか。
〈児童虐待に関する相談所〉
「性的な幼児虐待は日常茶飯事」 ホ−バン由美子
〈性教育は家庭でしっかりと〉yoojigyakutai
数年前の沖縄米兵による小学生の少女レイプ事件は、被害者が小学生という幼い少女だったことで、日本中を震撼とさせたが、アメリカでは、幼児に対する性的虐待が割りと日常茶飯事のように起こっている。そして、加害者が親戚の叔父さんや、近所の人、義理のお父さん、時には実の父親といったような身近な人物であることが多い。 だから、性教育は学校任せ、小学校の高学年になってからなどと悠長なことは言っていられない。3歳くらいから、他人の前では裸にならないように、下半身はプライベ−トな場所だから絶対、人には触らせないようにと教え込む親も多い。
数年前、日本人駐在員のお父さんが、お風呂で子どもを抱き上げている写真を現像に出したところ、写真屋が、幼児ポルノで父親による性的虐待の疑いがあるとして、警察に告発した。晴天の霹靂とは、正にこのことである。哀れこの日本人駐在員は、まったくの濡れ衣を着せられて、潔白と証明されるまで、数カ月に渡って、子どもと引き離されてしまった。(一般に、このような事件の場合、子どもは社会福祉事務所のような所に保護されることが多い。)一般の日本人にしてみれば、まったく過剰反応…というより、異常反応としか思えないが、それだけ、アメリカでは、幼児の性的虐待が多く、皆が異常なほど敏感になっているということなのだろう。
〈親権争いで母親が父親を性的虐待で訴える〉
最近では、離婚の際、母親が親権を100%取りたいがために父親を性的虐待者として告訴する人も多い。2年前、離婚した友人のキャロルも5歳の娘の親権争いで元亭主を娘の性的虐待者として訴えた。私は御主人の方も知っているので、彼がそんなことをするなんて、ちょっと信じられないような気がして驚いたのだが、キャロルに、その根拠を聞いてさらに驚いた。「彼は、娘と一緒にお風呂に入ったり、同じベッドで寝ている。娘が、まだ乳飲み子のころ、裸の胸に娘を寝かせ、娘が間違って乳首を吸おうとするのを楽しんでいた。」というのだ。 日本人の感覚だと、生後数カ月の赤ちゃんが、お父さんの乳首をなめても、別に微笑ましい…くらいにしか思わないし、5歳の娘が父親とお風呂に入ろうが、一緒のベッドに寝ようが、何が悪いの??という感じだと思うのだが…。結局、キャロルは、裁判官に、娘がお父さんとお風呂に入ったり、一緒に寝ることを禁じるように申し立て、それが認められた。やっぱり、アメリカ全体が、狂っているのかもしれない。
〈性教育〉
学校での性教育は、小学校から始めるところもあれば、全然やらないところもあり、足並みがそろっていない。最近、知り合いのお母さんに聞いた実際の話だが、娘さん(9歳)のクラスで、なんと3人も妊娠した女の子がでたという。性体験の低年齢化は進む一方で、女の子を持っている親は、気がきではない。(1996年のある調査によると、15歳の少女の26%が頻繁にセックスしているという。1970年は、7%)。ティ−ンエイジャ−の妊娠、出産も非常に多く、そうなると結局、学校をドロップ・アウトしてしまい、母子ともに貧困の中で、国の福祉に頼る他なくなる。アメリカの福祉予算はますます赤字に転じ、国をあげてなんとかティ−ン・エイジ・プリグナンシ−(10代の妊娠)を減らそうと躍起になっている…が、なかなか効果が上がっていないようだ。
中学校レベルになると、エイズの恐ろしさを知らせるために、かなり深く突っ込んだ性教育をする学校も多い。でも結局、セックスするなと言っても、効き目がないので、コンド−ムを無料配付したり、トイレにコンド−ム販売機を設置している高校、大学もある。(私の行っていた大学の保健室では、受付のわきのかごの中に、無造作に袋入りのコンド−ムが山のように入っていた。)
我が家には、現在5歳と0歳の息子がいるが、5才の息子には「オチンチンは、プライバシ−な場所だから、他人には見せないこと、触らせないこと、誰かが触ろうとしたら必ず親に言うこと。」と教え込んでいる。やがて、「セックスは、なるべくしないようにすること。どうしてもしたい時は、コンド−ムをすること。」と教える日が来るのだろうか。
●我が家のホ−ムスク−ル/たくさんの人に育てられて
「たいくつな時間の中から生まれてくる心豊かな遊びの数々」 久保淑子
〈太古と現代の接点〉
ホ−ムスク−ルを始めて1年半。なにをしていても、行き着く先は、原始の世界。子どもにとって、原始的体験をすることがいかに大切なのかが、日々の体験を通してわかってきた。
〈子どもは遊びの天才って本当?〉
「退屈」「つまんない」。これは、あすかが幼稚園をあと1年残してやめ、さくらが3才だったその当時、ふたりが毎日、連発していた決まり文句。天気のいい日は、日に2度も3度も散歩にでかけた。名目は、犬のマルコのお散歩だったが、散歩の主役は、子どもたち。だが、雨の日、寒い日は、そうもいかなかった。あすかは、家の中をフラフラとクラゲのように漂流し、さくらは、床の上にゴロゴロ転がり、天井をボ−ッと見るアザラシの赤子だった。見てて、ホントにかわいそうだったし、親の無責任さと無力さを問われているようで、ちょっと辛い試行錯誤のホ−ムスク−ル出発だった。
それでも「子どもは遊びの天才で、何もないところから、次々と素晴らしいものを作りだす才能をもっている」という言葉を信じ、あと1週間もすれば、素晴らしいできごとが目の前に展開するだろうと、楽しみにしていた。ところが、「つまらない生活」は、1週間どころか、1ヵ月たっても、半年たっても終わらなかった。やがて、わが子たちは、そんな才能を持ち合わせていなかったこと、つまり、「子ども遊び天才説」は、すべての子どもに当てはまるわけではないことが、だんだんわかってきた。さびし〜な〜。1年もたてば、そんな説のことなんか、頭の片隅にもなかった。
ところが、あすかが7才の誕生日を迎えたある日、突然「子どもは遊びの天才」という言葉を思い出した。7才…。世界中の子どもたちが、学校へ行きはじめる時期だ。シュタイナ−教育の中でも、子どもの歯が抜け代わり始めるこの時期を、とても重視している。あすかが、やっと始めて抜けた下の歯を、屋根の上に投げ上げたのも、この頃だった。
〈始めてのプロミスリング〉
遊びの天才ぶりのひとつは機織りだった。アメリカの妹が里帰りし、子どもたちに、インディアンや、ヒッピ−の間で人気のあるプロミスリングの編み方を教えてくれた。カラフルな糸を、手だけで三つ編み、四つ編み、五つ編みと、平らなベルトに編んで行く。達人だと、ほんの1センチ程の幅のベルトの中に、風景や人の顔を編み込んでいくという。プロミスリングは、手足に巻き付けるときに、そっと願いをかけると、リングが切れたときに、その願いがかなうと言い伝えられている。南米生まれのこの不思議なおまじないが、すっかり気に入ったあすかは、暇さえあれば、四つ編みに取り組んでいた。でも、妹がアメリカに帰ってしまうと、誰も教えてくれる人もなくて、そのままに。
〈小さな織物の作品〉
そして1年の春。松戸の博物館で、古代の人々が作ったのと同じ簡単な道具で、布を織る体験をした。(中略)その日以来、あすかは、毎日のように機織り機を作りたいと言っていた。そう言われてもネェ〜。そんなある日、あすかは、図書館で機織り機の作り方が書いてある本を見つけてきた。ちょうど、あすか7才の誕生日だった。翌日、あすかが、できあがったものを見せてくれた。5センチ四方の厚紙を土台にして、確かに織物が織られている、こんな簡単な道具で、機織りができるだなんて、私も祖父母も、予想をもしておらず、ただただ感心していた。(中略)
〈真夏のマフラ−作り〉
そして、その夏。その年は、今世紀最高の猛暑。屋外プ−ルのプ−ルサイドの温度計が55度を示していたのを見て、私は、中東の砂漠の空でギラギラ燃え上がる太陽の下にいるような息苦しさを感じた。そんなとき、あすかが、春からちょぼちょぼ編みはじめていたマフラ−作りに本腰を入れはじめた。8月生まれの私への誕生日のプレゼントだと言う。極太の毛糸で編んでいるのを見ているだけで、暑くてめまいがしそうなのに「おかあさん、ぴったりかどうか巻いてみてね。」と、首に巻かれたときは、暑さで窒息しそうだった。一生懸命編んでいたけど、結局、誕生日には間に合わなかった。それでも、10月頃、ピンクと淡い黄色の羽子板方の70センチほどの長さのマフラ−をもらった。何度もほどきなおしていたので、編むのがあきての長さだったらしい。あすかの毛糸の作品の第1号だった。
11月のおじいちゃんの誕生日は、おじいちゃんのリクエストで、毛糸の帽子、それもピンクのボンボン付きをプレゼントすることになった。誕生日の日、おじいちゃんは、孫の手作りの帽子をかぶってご機嫌だった。(中略)
〈次から次へと遊びを作りだす〉
次の年の10月。この月は、「遊びの天才」を確信させる伸び盛りの時期だった。「エルマ−とりゅう」のりゅうのぬいぐるみ作りが載った本を夕方、図書館で借りてきて、夜型紙作り。翌朝、まだ寝ている私のまくらもと、「おかあさん、見て、見て。きょうりゅうができたよ。」と興奮する声。眠い私の目の前を、青いりゅうが、ピョンピョン踊っていた。手足もあるし、背中のギザギザもある。顔には、目も口もあった。きょうりゅうの後ろには、キラキラ輝くあすかの笑顔。「いったい何時に起きたの〜。」「5時だよ。」布は私の着古したジ−パンを物置から捜してきて作ったという。恐竜は、ちゃんんと縫い代を残して布を裁ち、なか表にしてあって、縫ったあと、外側に引っ繰り返し、綿をきちんと詰めてあった。手足の縫い付け方は、さすがにわからなかったようで、今にもとれそうだったけど、それでも、誰にも聞かずに、ひとりで仕上げた力作だった。
手作りキャンドルは、今回は、真っ青な空をちょっぴりナイフで削らせてもらって、白いろうそくに溶け込ませたような、ステキな半透明の青だった。ろうそくを湯せんにかけるもの、削ったクレヨンを溶かし入れるのも、とんがり帽子型に仕上げるのも、全部、子どもたちだけでしていた。ろうそくがあれば、キャンドル立ても欲しくなる。それで、ビ−ルの空き缶を切り開いて作っていた。その鋭利な切り口を見て、私はどうやって切ったのと聞く勇気を失ってしまったが。今度のときは、粘土を焼いて、本格的なものを作りたいと言う。私が「焼き物をするには、カマドがいるのよ、ちょっと無理じゃない?」と言うと、「大丈夫。本には、レンガでも焼けるって書いてあったから。」そう言って、あすかは、図書館から借りてきた本を差し出した。『手作りシリ−ズ「野焼き」』。弥生時代の人達も、こうやって土器を焼いていたのかな−。我が家の庭の片隅に、「平成時代の土器」を焼くレンガのカマドが出現するのも、そう遠くないかもしれない。
とにかく何か遊びを思いついたら、すぐに材料を捜し出し、ささっと作ってしまう。ある晩は、お風呂で、輪ゴムで動く牛乳パックの船で遊んでいた。その30分前にふたりで牛乳をガブガブ飲んでいたのは、牛乳パックを調達するため?物を作るという行為は、すべて原始的な作業から出発している。そして好奇心があり、創意工夫の大好きな子どもたちに、この創造的な作業は、ぴったりの遊びなんだと思う。そして、子どもたちが遊びの天才ぶりを発揮するためには、退屈で、つまらない時間がたっぷり必要なんだ〜。
●海外からのお便り&話題
「転勤族/その土地を楽しむ」 マレ−シア S
まずは、「その土地を好きになること」です。友人からのウケウリですが、経験上。そのとおりだと思っています。私も、東京都内で引っ越しただけで、悩んだ経験がありますが、3年前マレ−シアに転勤になって、長いこと悩んだ時に、とてもありがたかった言葉です。まず、その土地を楽しんでください。幸い大阪って、見どころも多いし、物も多いじゃないですか。転勤族なら限られた年月のこと。今しかないと思って、何でも興味を持って首をつっこんでいるうちに、自然と友達も増えてくると思います。 引っ越した当初は、私も、以前の気の置けない友達と離れて、寂しかったのですが、今ではまた新しい人間関係の中で、友達も生まれました。皆が転勤族なので、いずれ、バラバラになるのは確実ですが、「年を重ねても新しい出会い」があるのは、素敵なことだと思いませんか?
●乳幼児のマスタベ−ション
(アメリカの育児雑誌「ペアレント」から Parents 1997年5月号)
〈2〜3歳で知るマスタベ−ション〉seikyooiku
子どもは、5〜6歳頃から特に性的なことに興味を示すようになってくる。しかし、2〜3歳の女の子が、トイレに行こうとしている父親に「オチンチン見せて」と言ったとしても決して異常なことではない。実際、多くの子どもが、2〜3歳で最初のマスタベ−ションを体験する。それは、手で行う場合もあれば、枕や、オモチャにすりつけることもある。
子どもは、食べること、寝ることと同じくらい、性的刺激に対し、気持ちが良いという自然の感覚を持って生まれてきていることを忘れてはならない。子どもの性的な興味に対して、親が極端に叱ったりするのが、一番悪い。禁じられた遊びによけいふけりたくなるか、もしくは、性に対して否定的なイメ−ジを持ってしまうからだ。あくまでも、裸や、性に興味を持つことは、恥ずべきことではないけれど、それが、大変プライベ−トな行為であることを、話して聞かせることが大切である。
