アメリカでは "7-Year Itch" と言って、結婚してから7年ほどすると、結婚生活が浮気などによって脅かされることを強調します。実際に結婚関係の研究を見ますと、離婚をしてしまうカップルの半分は最初の7年間に起こっています。残りの半分はその後起こるわけですが、7年後は離婚率が減ります。そして、結婚16年から20年の間に離婚が急増するのです。
まあ、16-20年と言いますと、子供も大きくなり、カップルの間に愛情がないときには結婚生活に意味がなくなってしまうのでしょう。ちなみに、結婚7年間のうちに離婚してしまうカップルの特長としては、二人が喧嘩をしたときに、ネガティブな感情、すなわち、激しい怒りや相手を強く批判することなどがあげられます。
最近のデータでは、結婚してから40年間のうちに離婚してしまうカップルは67%にもなると言うことです。ということは、3組中2組は離婚をしてしまうと言うことです。これはアメリカでの統計ですけれど、この傾向は日本を含めた先進国では皆見られます。もはや、離婚は当たり前となったわけです。産業化後の先進国では、女性が独立するのが比較的簡単になったのが、一つの大きな原因です。
少数の継続する結婚とはいったいどういうものなのでしょうか。その特徴の一つに、「ポジティブな感情に包まれている」と言うことがあります。すなわち、親切、考慮、励まし、好感、感謝と言ったような言動が多いと言うことだと思います。たとえ、口論になっても、相手をののしったりすることはしないでしょし、喧嘩の後は修繕といって、早めにもとの人間関係に戻そうとすることだと思います。
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