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2020/7/30(木)06:36 - みかん - 2882 hit(s)
安楽死・尊厳死を認める重要さは理論上では理解できるのですが・・・
キリスト教の文化土壌がある国だと、自殺は宗教上の罪なので、生きる権利の尊重、
生命の尊厳といった概念が染み渡っていて、その上で敢えて安楽死・尊厳死といった
死を選ぶ権利の話が出てきます。
でも日本はそういった文化土壌がありません。極端な言い方ですが、日本人は時に
命を粗末にする傾向があると思います。「人に迷惑をかけない事」が重要視され、
自活できずに制度や人に頼らなくては生きていけない人を排斥する風潮がある。
先進国の中でも、日本は自殺率が世界で3番目に高い(韓国、ハンガリーの次)
のは、そういった文化背景があると思います。
日本の法制度が一度安楽死・尊厳死を認めるようになると、些細なことで死を
選ぶ人達が続々と現れて歯止めの利かない事態になってしまわないか、それが
心配です。極論ですが、安楽死・尊厳死が現代の姨捨山のようになってしまう
のではと心配します。
死の尊厳は、生の尊厳という対称があって初めて意味をなすと思います。尊厳
死を語る前にまず、生の尊厳がきちんと理解されているのか確認する必要があ
る。
このALSの女性の自殺ほう助をした医師二人は、生の尊厳を理解しているように
は見えません。その一人の書いた文章の片りんを読んでみると、人の上に死を
司る自分の神のような力に自己陶酔しているようにしか感じられません。
少なくとも、この医師たちの言動の延長に、尊厳死を語るべきではないと思います。
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【106686】 ALSの女性 2020/7/23(木)12:26 尊厳死賛成 (964) |
┣【106700】 re(1):ALSの女性 2020/7/30(木)06:36 みかん (1265) |
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