≪質問≫
アメリカで購入した電化製品は日本でも使うことはできますか?例えば、テレビ、ビデオデッキ、電子レンジ、アイロン、ミシン、コンピューターです。電圧の違いの影響はありますか?教えていただければ幸いです。よろしくお願い致します
≪アドバイス≫
使えます。私も日本へ越した時に、アイロン、コーヒーメーカー、ブレンダー、コンピューター、VCR,ミシン、掃除機など殆どを持って行きましたが、問題なく使えました。電圧で問題になるとしたら冷蔵庫、洗濯機、乾燥機辺りではないでしょうか?使えないのではなく、パワーが弱いかも知れません。でも、アメリカの冷蔵庫、洗濯機、乾燥機を日本に持って行くのにはスペースの問題も出てきますよね。この辺りの電化製品は、やはり日本製の方が面倒無くていいでしょうね。
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電圧で問題になるとしたら冷蔵庫、洗濯機、乾燥機辺りではないでしょうか?正確に言いますと、冷蔵庫で問題となるのは電源周波数です。冷蔵庫のコンプレッサはモータを使っていますが、モータの回転数は、極数と周波数で決まります。2P(2極)のモータで60Hz地域ですと、60Hz×60sec=3600rpmですが、50Hz地域ですと、50×60=3000rpmとなります。つまり、冷蔵庫の場合、60Hz地域から50Hz地域への移動は冷蔵、冷凍能力の低下を招きます。
また、米国(60Hz)は、電源は120Vで、日本は普通は100Vです。一般的に、工業用も含め、電気製品は100V +/- 10%は許容範囲ですが、100に対して120Vは、
許容範囲を越しています。
120V仕様のモータに100V電源を投入すると、モータは規定パワーを出そうとするので、許容電流値を越した電流が流れます。そうすると、線が発熱します。
発熱で怖いのは、やはり発火です。要は、電源電圧の+10%〜-10%の範囲で使え、っちゅうことです。
日本のコンセントも良く見て下さい。左が長くて、右が短いですよね?これは、左側がアース(接地)されていることを示しています。テスタをお持ちでしたら、左側とアース、右側とアースの電圧を測ると一目瞭然です。左側とアース間は0V、右は100Vと出ます。出ないと、コンセントを配線した電気屋さんの配線ミスです。ま、フツーの電気屋さんは、検電器と言う器具を使って配線後のチェックしますけどね。家を建てた時に、ワテもチェックしました。
この法則を知らないと、例えばTV。今時のTVは、余熱式になってますよね、スイッチオン後に直ぐに見ることが出来る様に。ちょいと前のTVは、スイッチが片切なんです。電源側とスイッチ側が丁度合ってれば問題無いんですが、アース側とスイッチ側との接合になってると、余熱式のTVは、スイッチを切ったつもりでも、実は逆方向からTVのスイッチ迄は、ライブの線となってます。スイッチ部分等に埃が溜まっていて、これと↑が原因で、TVが発火した事故例が報告されています。TVを切る場合は、コンセントから抜く、これが一番着実です。
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米国の家電用標準電圧は120V×60Hzです。 (http://www.so-net.ne.jp/mytravel/gaido/denatsu.html) 日本では100V×50Hz、または、60Hzの2種です。 通常、家電製品の場合、AC100V+/−10%は問題無しなのですが、 100に対して120なので、寿命面で言うと問題ありです。 ま、米国製品を日本で使用する場合、殆どが能力低下の問題のみで済みます。 が、日本製品を米国で使用するには、発熱等、色々と問題ありです。
また、冷蔵庫等のコンプレッサを使用している機器は、電源周波数も能力低下となり問題となり ます。 空港等で売っている電圧変換器は、サイリスタと言う半導体素子を使用したものですから、充電 式シェーバーの様に、内部にサイリスタを持っているものに対して使用すると、周波数変調を自 ら掛けてしまうことになり、充電式電池をパーにしてしまいます。
何が何でも使用したいと言う場合には、昇圧(米国→日本に持って帰る場合)トランス、または 減圧(日本→米国へ持って行く場合)トランスが要りますが、マージンを見たりしないとたけな いので、素人判断は危険です(容量が足りない場合は、火事発生の危険があります)、辞めて下 さいね。それに、場所を取る、発熱する、とどちらかと言うと使用に対してはネガティブです。(やまだ)
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