帰国後の小児科と予防接種

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≪質問≫  日本→海外はあるけど、逆について教えて下さい。海外出産(英語圏)で、海外でしか予防接種を受けていない子がいます。もうすぐ帰国するのですが、どうしたらよいのかよくわかりません。 海外の小児科医からいままでの予防接種の英語版を保健所に持っていって訳してくれますか?自分で訳さなきゃいけないか?これからの予防接種は自分で考えるのか?どうか(何が足りないか誰が教えてくれるのか)。日本での小児科医は自分で探さなきゃいけないんでしょうか?また、母子手帳は何歳まで必要でしょうか?持ってないんですけど、保健所に言ったらくれるのでしょうか(もう幼稚園の歳なんですが日本国籍あります)。いくつくらいまで必要ですか?(小学校とか?)住民表は市役所に聞こうと思っていますが、予防注射などはこちらでの準備も要りそうなので、いろいろ教えて下さい。 ≪質問≫  わー私もちょうど同じことで悩んでいます。 私は欧州からなのですが、こちらの先生に一応どの予防接種が必要か教えてもらいましたがそれを(こちらの母子手帳に記載してもらいました)日本の小児科医に見せればわかるのか訳さなくてはならないのか、悩んでいます。 日本の母子手帳は日本で妊娠したので(出産は欧州でしました)市役所でいただきましたがなんの記載もありません。帰られたら市役所に聞けばわかると思いますよ。 日本では予防接種は保健所とかですよね。私もどちらで相談すればいいのかわからないのでこちらのトピにのっからせてください。ちなみにBCGは一才までなのに、欧州にはなくてやっていません。日本でやる必要はあるのでしょうか?息子はもう1歳1ヶ月です。答え書き込みでなくてすいません。 ≪アドバイス≫ 帰国そして初めての日本での子育てで、いろいろご心配のことと思います。予防接種は年度によって変わることもあり、具体的な実施方法は自治体によって異なるので、詳細は転入先に問い合わせることが確実です。ここでは一般論として、私の理解している範囲でレスしますね。 *接種歴の英訳について 日本の多くの医師は、英語の予防接種名はわかってくださると思います。 ただし日本では接種してないものについては、海外事情に詳しくない医師の場合、逆に保護者に尋ねられることもあるかもしれません。 そこで保護者自身が「日本名では何か」「その国でのスケジュール」について確認してしっかり理解して帰国されたほうがよいと思います。 (ちなみに我が子の場合は、日本で出生後すぐ海外へ、3才まで滞在したので、  その国でのスケジュールで接種し、そのクリニックの記録カードと同時に母子健康手帳の欄にも医師に記入・サインしていただきました。) *帰国後の予防接種 過去ログ53722に「帰国後の予防接種の基本的な考え方」について書きましたので、参考にしてください。 (予防接種は最終的に保護者の責任で「する・しない」を決めるものなので、ご自身の判断で選択してよいと思います。  ただし、判断に迷う時は専門家・機関に相談されればと思います。) *日本での小児科医 自分で探すことになると思います。 新しい土地では大変でしょうが、口コミ・情報や通院の利便性、実際に受診して(相性もあるでしょうから)決められたらと思います。 *母子健康手帳 日本では乳幼児期の医師による予防接種の記録がこの1冊にまとまっているので、 例えば大学生で留学する時の予防接種歴の書類を医療機関で作成してもらう時に必要ということも考えられます。 (また10代になってから追加接種をする時にも基礎接種の記録を知るのに必要かと思います。  ただし、これは保護者の記録でも可だと思います。) 交付についての問い合わせ先は、転入する区市町村だと思います。 *予防接種の実施機関 自治体によっても異なるでしょうから、転入される区市町村でたずねれば、実施機関を教えてくれると思います。 (ご心配ならば、帰国前に準備するものについても確認することもできると思います。) ちなみに我が市では半年前に帰国した時、転入届を出した直後にその窓口で「予防接種済届け出用紙(ハガキ)」をもらいました。  保護者が記入後に返信、対象年齢で未接種のものについて個別にお知らせがある、という流れだそうです。53710「Re帰国後のBCG」にも関連のレスをしているので、参考にしてください。   ≪アドバイス≫ 関東地方在住です。補足になればいいのですが。私が住んでる自治体(○市)のことしかわからないのですが。 予防接種には2種類あります。市が推奨しているもの。 保健所で配布される「問診票」があれば無料。   ポリオは保健所で経口接種。   注射タイプは、保健所で配布される「医療機関リスト」から自分で選んで行く。   (リストは毎年作成されてます。市との契約をやめる病院があるから) 保護者が任意で(自費で)接種するもの。   インフルエンザ、水疱瘡、おたふくなど。   病院によって、値段も違います。接種の時間は、病院によりさまざまです。診察日の午前中なら毎日、順番待ちでOKのところ、月曜・金曜のみ予約制のところ。そもそも診察自体も予約制のところと、行った順のところ。 予防接種や検診は、こども本人は元気なときに行くので病気の子と接触しないように、わざと閑古鳥が鳴いているようなところへ行く人もいます。逆に、こどもの全部を知っておいてほしいから、予防接種も病気のときも、混んでいるのを承知で同じところを行く人もいます。 日本ではホームドクターという考え方が希薄ですね。風邪をひいたら、大人は「内科」、こどもは「小児科」こどものとびひ(皮膚の病気の一種)は「皮膚科」(小児科で診てくれるところもあるが、診てくれないところもあるし)どこがいいかは、やはり口コミです。保健所の窓口に聞いても教えてくれません。(特定の医療機関を推奨することはできないため)母子手帳は、病歴管理という点では便利です。出席停止になるような、伝染性の病気(はしかなど)と予防接種の記録は重要ですから。こどもがよくかかる病気の日本語名と英語名(もしくは現地語名)の一覧表を作ってみたらいかがですか? 予防接種のことだけではなく、いろんな面でわからないことがたくさんあって戸惑われることも多いと思います。ずーっと日本在住の私でさえ、いまだに小学校からのプリントが意味不明で上の学年のお母さんに聞くこともしょっちゅうです。私の場合、そもそも仕組みがわかってないので、プリントだけ見ても理解できない・・・トピ主さんも、めげないでくださいね! 予防接種名については予防接種11ヶ国語訳〜海外出産&子育てインフォ(母子衛生研究会) http://www.mcfh.net/immunizationyaku.htm このSHさんのホームからも「母子衛生研究会」のサイトにいかれますが、その他、海外の予防接種のことも詳しく載っていますので、ご参考にしてみて下さい。 ちょっと横ですが、先日、私自身が歯科医で処方された薬を昼に1回飲んだらすぐに副反応と思われる症状が出てあわててその歯科医に行きました。幸い自然に治りましたが、今後その薬は避けるようにと書類を書いてくれました。予防接種も同様で、どのようなものなのか、メリット・デメリット、副反応等々を保護者が理解された上で受けられたほうがよいかと思います。 お子さんの健やかな成長のため、大変ですが、がんばれ母さん!

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