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2017/7/6(木)11:23 - ろいとろい - 1774 hit(s)
アメリカの公的老人医療保険Medicareは、長期看護の費用はカバーしません。
低所得者向けの公的医療保険 Medicaidには、長期看護の費用をカバーする項目があります。所得・資産の無い人が、長期看護が必要になった場合は、このMedicaidに頼ることになります。
おおざっぱに言うと、長期看護の費用は
A.お金持ちは自費で賄う
B.アッパーミドル層はLong-Term Care Insuranceに加入して、それで賄う
C.ミドルクラスやお金の無い層は、資産を使い果たした後で、Medicaidの御世話になる
そういうことになります。
資産や所得があると、Medicaidに入れないので、子供に資産を渡したりすることで加入資格を得ようとする人や、そのためのコンサルタントも存在します。この頃は州の法律も変わってきて、Medicaidのためだけに簡単には資産隠しはできないようになってきてはいますが。
現在、上院共和党が押し進めている医療法案(俗称トランプケア)は、連邦政府がMedicaidの出費のために各州に渡す資金に上限を課しているので、この法案が実施されると、上のCに当たる長期看護の福祉政策にも影響が出てくると予想されています。
アメリカ人はMedicaidは貧乏人向けで自分には関係ないと思っている人が多いですが、このMedicaidの長期看護に関しては、ミドルクラスや一部アッパーミドル層でも自分や親の看護で恩恵を受けている例がかなりあるはずです。
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【75840】 アメリカの介護施設 2017/7/5(水)12:37 乙ちゃん (332) |
┣【75842】 re(1):アメリカの介護施設 2017/7/6(木)11:23 ろいとろい (1164) |
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