私達のことばとはどれほどのパワーがあるか。ことばによってその人を生かすことも殺すこともできるほどです。それだけに私達が子どもに何気なく語りかけていることばがどれほどのインパクトがあるか考えたことがありますでしょうか?
勇気を与えることば、気持ちが明るくなることば、元気がでることば、正しいことを伝えることば、気持ちが落ち着くことば、安心できることば、自信がつくことば、こういったことばを子ども達にはたくさんかけていかないといけないと思います。
私がアメリカとカナダで育ってよかったと思うことは、こういったポジティブなことばをかける大切さを学んだことだと思います。ポジティブなことばが子どもを育てるのです。
22年間の子育てを振り返って、私が意識して子ども達に伝えてきたことばに次のようなことばがあります。
「ありちゃんなら絶対にできる」、「ありさ、あなたは本当に心のやさしい、思いやりのあるいい子だよ。」、「ありちゃんはいいところがいっぱいあるんだからね。」、「ありさは私にとって誰よりも大切な存在なんだからね」、"You are precious",「まずはやってみたら?やらなければわからないし、やったことでわかることもあるじゃない?」、「自分の心に正直に生きるんだよ。」、「心はなんて言ってるの?」、「いやなら、はっきりNo と言いなさい。」、「いいのよ、失敗は誰でもあるよ。失敗はそこから学べばいいんだから。転んだらまた起き上がればいいのさ。」、「悪い方向に考えていっちゃだめだよ。いいほうに考えようね。」、「人の言うことを気にしちゃだめだよ。言いたい人には言わせておけばいいんだから。そのことばに振り回されないことだよ。」、「明日になったらまた新しい1日をスタートさせればいいのよ。」、 "I love you, Joshua"、 "I love you, Alicia",「どんなことがあっても私はありちゃんを見捨てないからね。絶対に見捨てないからね。」、「自由と共に責任があることを忘れないでね。」、「それはよかったね。マミーもうれしいよ。」、「よくがんばったね。本当によくがんばったね。」、「人生は一度だけ。あなたが本当にやりたいことをしなさい。」、「親や親戚、他人を満足させるために生きるのでなく、自分のために生きなさい。そうしないとどこかで後悔するよ」、「人生はやり直しがきくよ。There is always a second chance.」"It's not the end of the world"、「社会のルールに反したことは絶対にやってはいけないよ。」、「からだは大切にね。からだが資本だからね。それは心の健康もだよ。」、「ありちゃんがそうされたらどういう気持ちになる?ならありちゃんがいやなことは人にもしないようにしようね。」、「人のことをうらやましく思うことはやめようね。みんなそれぞれの人生、それぞれの幸せがあるんだから。」
まだまだ続きます。とても全部は書ききれないことに気づきました。親のかけることばで子どもは育ちます。そして子ども達はまた自分達の子ども達にそれを伝えていくのです。だからこそ、ことばの力をよいにしろ、悪いにしろ信じましょう。