子どもとのよい関係

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子どもが大きくなればなるほどからだの悩みからは開放され、心の悩みが増えていきます。我が子は何を悲しんでいるのだろう?こういった身体的な症状はもしかしたら精神的なものから来ているのではないだろうか?早ければもう2,3歳からこのような精神的な悩みは始まることでしょう。ティーネージャーになって子どもが何を考えているかわからない、子どもとの会話がない、子どもが何も話してくれないなんてことになる前に是非今から子どもとのよい関係を築く努力を始めてください。

子どもとのよい関係を築くため、私は次の5つの項目を今年の抱負として提案します。

 

1. ほめること

ほめることは何度も話題に上がっていると思いますが、ほめられることは子どもに自信を与えます。ほめることで子ども達は心から喜びます。喜びを持って人生に向かうことは大きな業績を得ることに通じます。子ども達は海外に来て日本以上にがんばっています。挫折も失敗もあるだろうし、さみしさもいっぱいです。けれどももう後にはひけないのを重々わかっています。だからこそたとえ小さなできたことに対しても「すごいね、よくやったね。」「がんばったね。」と声をかけていってあげたいものです。

 

2. 子どもを批判しない

誰も批判されることはうれしくありません。批判されると人は自己防衛に向かいます。子ども達は学校や社会で十分に自己批判を受けています。そのため、家に帰ってからも一番愛する親に批判されたくないのです。「どじね。」「だからあんたはだめなのよ。」など。子どもは自己形成の途上にあるため、これらのことばを素直にうのみにします。そのようなことを信じて育つ子どもは劣等感を常にかかえて生きていくことになるでしょう。

 

3. 子どもの意見に耳を傾ける

頭ごなしに子どもを否定するのでなく、彼らの意見にも耳を向けることは大切です。何を言おうとしているのか、なぜそう思ったのか、何を考えてそのことを伝えようとしているのか。子ども達は子ども達なりに思いがあり、それを伝えているのです。せめて聞いてあげてみてあげてください。

 

4. 親の意見はあくまでも自分の意見、提案として伝える

子ども達が一番聞きたくないことは、こうしろ、ああしろという一方的な親からの命令です。「ジャケット着てきなさい!」多くの場合、子ども達はもう自分で答えがわかっているのです。それをあえて親から言われたくないのです。プライドもあるでしょう。それよりは、「寒いからつらいわよ。」程度で十分なのです。風邪をひいてそこから学ばなくてはわからない子どももいます。

「薬飲みなさい。」ではなく、「薬を飲んだほうが早く治るかもね。」という提案でいいのです。そして決断は子ども達にさせるのです。自分で決断をすればそれに対して責任を持ちます。自分でやったんだ、自分で決めたのだということが彼らの行動の根底にあることはよい成果を導きます。

絶対服従は悪いことだけに対してで十分です。「人の心を傷つけることばは絶対に言ってはいけません。」のように。

 

5. たくさんの思い出を作る

海外でよいことは親戚などから離れているため、家族だけの時間をたくさん設けることができることです。そのため、家族と旅行をしたり、家でお菓子をいっしょに作ったり、いっしょに勉強をしたり、子どもと共有する時間が増えると思います。慣れるまでの最初の時期は特に一番つらい時期であるからこそ、そばにいてあげたいものです。そしてたくさんの楽しい思い出を作ってあげたいと思います。思い出はお金で得られるものではなく、主に時間とちょっとした工夫が作るものだと思います。

皆さんも海外で子育てをしているからこそ、日本にいるときとはまたちょっと違った子育てに関する抱負があると思います。いやむしろ海外でこその抱負をたててみたいものですね。

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