子どもが親に与えてくれるパワー

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よく子どものためにがんばれたという声を聞くが、本当の意味でそれを理解できるのは、自分自身がそれを感じてはじめてわかることだと思う。本当に親というものは、底知れぬ愛情を子どもにいだくものである。もしそれがないというのであれば、それはとても残念なことであり、恋人とも違う、もっともっと無条件な愛情というものを子どもには感じるのではないだろうか。だから赤ちゃんの時期があり、そのなんともいえない無邪気な、心の純潔な時期があるからこそ、思春期になってあれだけ反抗したり、道をそれそうになっても親はその子を手放さないのだと思う。

そんな子どものためならまた無条件に親はエネルギーを発するのではないだろうか?少なくとも私はそれを何度も経験してきた。そしてそれが生後1ヶ月で高熱を出し入院したときのあの頃だけでなく、子どもの成長の節々で親は常に子どもを守るために限りないエネルギーを発するのだ。子どもが巣立つまでの18年間をひとつの節目としてゴールを定めたのなら、その18年間はなにがなんでも子どものために親は勤める。お金がなくなったときに、リストラにあったサラリーマンが部長の座を退き、タクシーの運転手を始めたのもそれは子どもへの愛情、家族のためではないだろうか。子どものためならなんでもできるって本当だと思う。

海外で子どもが慣れない土地で、慣れないことばで、慣れない環境でがんばってる。わからない英語で最初はあれほど泣いていたのに、3年たってうんとがんばった結果ここまで成長した。自分の力で成長したのもそうだろうが、それ以上にあれだけいやがっていながらもがんばったその成果はみんなが評価すべきだ。特に親はそれをうんとうんと評価すべきだ。よくがんばったね。すごいよ。ママはXXちゃんを誇りに思うよ。とうんとほめてあげるべきだ。そしてその子はこの先人生においてさまざまな壁にぶつかっても、海外でがんばれたことを評価されたことで自信を持ち、あらゆるチャレンジに向かいあい、克服していくであろう。

泣いていた3年間であっても、その時間は決して無駄ではないのだ。トンネルの中を走っているときは、周りが見えない、先が見えない、進歩がないようにみえる3年間であっても、実は着実に子どもは成長していってるのだ。人生に無駄はない。私はこのことばを実感せざるを得ない。親にできることは、その子を愛し、しっかりと受け止め、励まし、そして見守ることだけで十分なのだ。あとは本人の力を信じること。これと決めた育児方針、教育方針をたてたら、最後の最後までよほどのことがない限り貫き通すことも大切だ。子どもの人生はまだ始まったばかりである。そのスタートが海外であっても日本であっても基本的には同じなのだ。要はどの国おいても、つらいときも、うれしいときも家族いっしょにいることだ。

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