子どもが思い通りにならないとき

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望んでいる学校に合格しなかった、望んでいる学校に願書を出さなかった、期待していた成績に達さなかった、テストの成績が上がらない、新しい学校に馴染まない、英語がちっとも上達しない、アメリカ人の友だちができない、などなど 私達、親は多くのことを子ども達に知らず知らずのうちに期待しています。しかし、その期待を子どものことを思ってとか、子どもを愛しているからこそということばでくるめてしまっています。

実はそれはその子をその子として受け入れられなかったに過ぎないのです。子どもの選択を尊重してあげられなかったということの表れでもあります。子どもは自分で選択をしなくてはいけないことがあります。そのときに、子どもが選択したことに対して親が不満になることがあります。つまり、どうしてこっちを選ばなかったの?とです。しかし、子どもは自分で自分のことを決めなくてはいけないときがあります。親に決めてもらってはいけないことがあります。それは自分で選んだことに対して責任を取らなくてはいけないからです。それをしなかった子どもは親を責めます。親に責任を取らせます。

そして、親はどうかというと、自分が子どものためによいと思って選んだことに対して、それがうまくことが運ばなかった場合、後悔し、自分を責めるようになります。その結果、双方ともハッピーではなくなるでしょう。私達の子どもは私達の所有物ではないのです。私達の望むように、期待するようにはならないのです。子どもはれっきとした一個人なのです。母親だからといって、子どもの将来をコントロールすることはできないのです。コントロールしようとして、うまくいかなければそこには不満、苛立ちしかありません。

どんなに私達が正しいと思って子どもを育てても、子どもは間違った選択をすることがあります。しかし、それは親の責任ではないのです。そこで自分を責めてはいけないのです。できる限りのサポートをし、よい環境を与え、最善を尽くしたのなら、親としての務めは果たしたのです。だからもし、間違った選択をしても、いつもと変わらぬやさしい愛情をもって引き続きサポートしてあげましょう。本人がその過ちに気づき、自分で立ち上がり、もう一度やり直すことを信じるのです。 

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