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4315 下の方でWW2当時の日本の慰安婦について議論されてますが、
2017/9/14(木)09:18 - 長文しつれいします - 6414 hit(s)

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下の方でWW2当時の日本の慰安婦について議論されてますが、遅ればせながら
フランスからお邪魔します。

戦地の慰安婦問題や原住民へのレイプは、それこそ人類史始まってから現在まで、
世界中で起きています。
(フランスのニュース番組は、世界中の事件を、淡々と事実のみテロップで流すので
それが分かる)

ここ近年なら、在住国でも、軍関連の性問題で以下の動きがありました。
*フランス軍内の女性兵士へのレイプの本が出版される。
*国連のフランス軍兵士によるアフリカ未成年者への性的虐待摘発と捜査

それでは、なぜ日本の慰安婦だけが唯一ショッキングに扱われるのか。
それは「性奴隷だから」です。

わたしが仏人と話して得た印象ですが。

彼らによれば:

性奴隷(esclave sexuel)には、ホロコーストと同じ非人間的犯罪の響きがあるそうです。

決定的証拠なしに認める国はないだろう、というほど重い罪。

だから、日本政府は最初に国連で性奴隷という批判を受けたとき、
徹底的に否定しておくべきだった、
逆に相手を名誉棄損で訴えるくらいの勢いで反論しておくべきだった。

なのに、名目はなんであれ、訴えるどころかお金をだし、河野談話で日本は謝罪したので、
(ちなみにこの功績により、勇気ある謝罪者として河野氏はフランスで勲章を受けてます)
性的ホロコースト犯罪の公式な犯罪者として自ら認めたことになる、そうです。

だから、被害者への謝罪と賠償と、犯罪者摘発を永遠に行うのが、性的ホロコーストを行った
日本国の責任である。

それなのに、遅ればせな反論を始めた:日本は、奴隷を狩った事実はない、とか、
女衒は朝鮮人で、女性は売春婦だった、とか。

日本から出る反論は、
言葉あそび=ナチスの言い逃れ、としか見てもらえず、
そもそもドイツ人がナチスを否定するのは許されないように、
日本人が日本の性奴隷を否定しても、内容に聞く耳は持ってもらえないだろう、と。


女性の人権問題活動家にとって、日本軍の性奴隷という枕詞は、自分たちの活動の
重要性と正当性を強調するのに便利だから、今後も、世界中で、あらゆる人権活動
グループが被害者証言などを利用していくだろう。

ここまでが、割と冷静な考え方をする仏人友人らの意見です。


これは私的見解ですが、日本人にとって不幸なのは、性奴隷の語感の強弱が、外国と違い過ぎて、全く
ショッキングでないこと、それから、日本発の反論は、史実であれ、自動的に日本擁護目的で
ねつ造されたもの、という先入観が相手にあって、信じてもらいにくいことです。
(自分たちの国なら、資料をねつ造してでも性奴隷を否定する、だから日本だって、という論理)



慰安婦問題は、事件があまりにも巨大なため、外国の学者発、あるいは日本国発の反論
以外は、信じてもらえにくい印象です。


過去の日本の謝罪外交は痛恨のミスでしたが、絶望せずに
これからは外交の場面でもっと堂々と中韓と渡り合って、
難癖付けてるのは中韓(北朝鮮も)のほう、と世界に宣伝してくださるのを願います。


ちなみに在住地では、アメリカ、中韓、ドイツなどの領事館が、外国語学習の建前で
ビデオなど使い、現地の子供たちに自国の宣伝をし、活動を許可してくれた学校の
校長にメダルを送るなど活発な政治活動をしています。

日本大使館もがんばれ。






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