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2016/5/31(火)16:25 - かおり - 14584 hit(s)
製薬会社が強い勢力を持ち、時には腹黒いこと(特に新薬の試薬研究結果のマニピュレーションや副作用の隠匿)をしているのは事実です。
ただ、それに抗う勢力やプレッシャーもありますし、製薬会社の意図で全ての政治結果が決まってしまうというような陰謀論にハマってしまうのは、気を付けた方が良いと思います。世の中、それほど単純ではないと思うので。
最近では、ファイザーの買収計画(実質的には節税のための海外移籍計画)が米国政府によりブロックされたニュースもありましたし、製薬会社にも思い通りにならないことも色々あるのでしょう。
最近の麻薬問題が少し違うなと思うのは、合法薬品がゲートウェイ・ドラッグになっているというのもありますが、中毒患者は犯罪者ではなく同情と回復治療を必要としている被害者であるといった見方が有力になっていることです。これは、薬物依存症への社会の理解が進んだというのもありますが、昨今の麻薬中毒患者にはミドルクラスの白人が多いのもあって(ある程度お金がないとそもそもゲートウェイドラッグに手が届かない)、それによってアメリカ社会が麻薬問題を見る視点も違ってくるのだなと思います。
80年代のクラックコケインの蔓延した時には、所持者の懲役刑を長くするなどの厳しい締め付けが起きて、結果多くのアフリカン・アメリカンが長いこと刑務所に居る展開になりましたが、そういった時代とは視点も対応も変わってきているということです。
nytimes.com/2015/10/31/us/heroin-war-on-drugs-parents.html
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