スクール・トリップも契約社会

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notari.jpg来月、息子が中学(Intermediate OR Miidle School)最後の学年ということで、Williamsburg(アメリカがイギリスの植民地だった頃の家並みなどをそのまま再現した場所で日本で言うと明治村みたいな感じ。)に一泊のスクールトリップに行きます。スクールトリップに参加するために親の同意書を提出するのですが、いまや、ただサインしただけではだめなのです。Notarizeと言って、「このサインは間違いなく私○○のものです。」ということを証明するために、Notary Public(公証人のような人)に写真入りの自分の身分証明書(運転免許証など)を示した上で、彼らの目の前でサインをし、写真のようなもので紙をパッチンとはさんでSeal(紙に凹凸の押印をするもの)をしてもらうのです。

スクールトリップくらいで、なんて大げさなーです。夫に聞くと、一昔前にはもちろん、こんなシステムはなかったそうです。要は子どもが勝手に自分でサインをして学校に提出して、後で何かあった時に大事になっては困るからということなのでしょう。

また、薬を常用している子の場合は、もちろん医者からの一筆書きが必要になります。酔い止めでさえ見つかれば取り上げられてしまうのです。安全に安全を期しているのはわかりますが、どんどん、エスカレートしているのを感じます。

ところで、次男の小学校ではテストが戻って来る度に、親がサインして学校に戻さなければなりません。そうそう、宿題にさえ毎日サインしなければなりません。これも長男が小学校の頃には、なかったシステムです。中学校では、テストの成績がC以下の場合は、レポートがすぐに来て親と子どもが一緒にサインして提出しなければなりません。

実社会でも、新しい保険に加入したり、ローンを組んだりした場合は、何枚もの紙にサインをしなければなりません。

本当にアメリカって契約社会、サイン社会です。

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