こんな生き方もいいかも

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sh103.jpg写真は日本で子ども達とトライしたラフティング。

一枚目の写真の真ん中にいる女性は、ラフティングのインストラクターでオーストラリア出身のカーリーさん。キャメロン・ディアス似でとってもキュート。彼女は、なんと動物学者で、こうやってインストラクターをして研究費を稼ぎながら、世界中を旅しているのだそうです。このときも、日本に来てまだ2週間で、あと2週間過ごしたらエクアドルに研究に行く予定だと言ってました。

後で、他のインストラクターの方に、彼女は37歳だと聞いて、さらにびっくりしました。なんせ、寝起きは、いつも水も出ないような掘っ立て小屋かテントだそうですから、若い時ならまだしても、この年までそれができるのはエライ!こういう生き方もあるんだなーと、つくづく感心しました。

ここには20代の日本人のインストラクターも数名いて、バギー(四輪のオフロード車)やマウンテンバイクを教えてくれました。休憩中に「毎日毎日、次々と来ては去る初心者に同じことを教えていて、疲れませんか?」と聞くと、「ぼくは、ガキの頃からアウトドア大好き人間で、毎日が楽しいですよ。」と答えてくれました。また、脱衣所では客がどんどん脱ぎ捨てるウェットスーツを、黙々と手洗いする男の子がいましたが、彼は16歳でラフティングのインストラクターになるための修行中で、下働きをしながらライセンス取得のためにトレーニングしているとのことでした。

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世間から言うと、恐らく、こういう若者は定職につかないフリーターなどと呼ばれてしまうのでしょうが、彼らは、とってもイキイキと輝いていて、何かに夢中になっているっていいな。そう言えば、自分は“毎日が楽しい”って心境から随分と遠ざかってしまっているな、と思いました。

イソップの「ありとキリギリス」の話に照らし合わせると、彼らは、さながらキリギリス。でも、人間世界の物質的な基準から考えるとそうなってしまいますが、精神的にはキリギリスがバイオリンを奏で他の人達を喜ばせることで社会に潤いをもたらす、ということも考えに入れてみると、彼らの生き方も、またヨシかもしれないと思ったのでした。

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