今年も大活躍のイチロー。アメリカに住む日本人にとっては、イチロウたち日本の大リーガーの活躍は特に嬉しく感じます。
私は、別にイチローファンでもなく、野球ファンでもないのですが、イチローの父親がどうやって息子を育てたのかに興味があって、この本を取り寄せてしまいました。
やはり、この親あってのイチロー!著者の子育てを実践するのは、かなり無理がありますが(時間的、体力的、精神的あらゆる面で)子育ての参考にできる素晴らしいヒントというか真髄のようなものがここにあるような気がします。
______一部引用______
「私は自分の子供たちがなんらかの形で自分の個性を生かしながら、創造性のある仕事につき、それで生活をしてくれればいい、と願ってきた。そうすれば、少なくとも生きがいのある人生が送れるのではないかと思ったからだ。
その上で、子供が周囲の人たちからも信頼されれば、本人もまた楽しい人生が送れるのではないかと思ってきた。それも本当に自分にやりたいことがあり、それが仕事につながれば、楽しくて心豊かな生活ができる。(中略)親が子供に、ああしなさい、こうしなさいというのは簡単だが、その前に、親は、子供自身がまず何をやりたいのかを知ってやり、結果を考える前に、できるだけ子供の意に沿って協力してやる。
そうした親の姿勢や態度から、子ども達に楽しい人生をわからせるには、まず親がそのことを信じて生きているということを見せなければならない。」
「私が一朗といっしょに野球をつづける過程で、口を酸っぱくしていいつづけてきたことは、結果は問題ではないんだ、結果よりも一本の光を求めて努力する姿勢が大切なんだということだった。」
--------------引用終了----------
『子供のことをよく知る、協力してやる』この2点は、「Training A Tiger」でタイガーウッズの父親が言っていることと共通しています。
序章 父と息子の夢が実を結んだ
第1章 父から子へ伝えられたもの
第2章 長男と次男、子育ての相違
第3章 まず親が折れれば問題は解決
第4章 私は子供の夢のサポーター
第5章 父と息子の夢追い野球
第6章 バックネット裏のヒーロー
第7章 ひたすらに一本の道を求めて
第8章 努力しつづけてきたことの証し