親は弓、子どもは矢

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人間に育てること』(長谷川一彌さん主催の人気ブログ「人生を豊かに生きるための『知恵・コツ満載ブログ』)を読んで私の大好きなKahlil Gibran(カリール・ジブラン)のChildrenという詩を思い出しました。私なりの日本語訳もつけてみました。


"Prophet"
<Kahlil Gibran writes: >

Your children are not your children.

They are the sons and daughters of Life’s longing for itself.

They come through you but not from you,
And though they are with you yet they belong not to you.

You may give them your love but not your thoughts,
For they have their own thoughts.

You may house their bodies but not their souls,
For their souls dwell in the house of tomorrow, which you cannot visit,
not even in your dreams.

You may strive to be like them, but seek not to make them like you.
For life goes not backward nor tarries with yesterday.

You are the bows from which your children as living arrows are sent forth.

The archer sees the mark upon the path of the infinite, and he bends
you with his might that his arrows may go swift and far.

Let your bending in the Archer’s hand be for gladness;
For even as he loves the arrow that flies, so he loves also the bow
that is stable.



あなたの子どもは あなたの子どもではない

彼らは生命そのものが望んだ息子と娘である

彼らはあなたを通って生まれてくるが、あなたから生まれるのではない

あなたと共にいるけれども、あなたのものではない

あなたは彼らに愛を与えなさい、しかし考えは与えてはいけない
彼らには自分の考えがあるのだから

彼らの体を住まわせてあげなさい、しかし魂を住まわせてはいけない
彼らの魂は明日の家に住み、あなたは夢の中でさえ訪れる事ができ
ないのだから

あなたが彼らのようになろうと努力してもよいが、彼らにあなたのよう
になることを求めてはいけない
生命は過去にさかのぼることなく、昨日に留まることさえないのだから

あなたは しなる弓であり、子ども達は放たれる矢

弓の射手は無限の彼方にねらいを見定め、力いっぱいあなたをしなら
せ矢はすばやく遠くへと飛んでゆくだろう

喜んで射手の手の中でしなりなさい
飛んでゆく矢は愛され、また留まる弓も愛されるのだから

<翻訳:SweetHeart>

日本語で翻訳本も発見したのでリンクをつけておきました。「預言者」という題で、なんだか怪しげなタイトル(英語版は表紙も怪しげ)ですが、とても素敵な詩の数々が掲載されています。

コメント(2)

ご無沙汰しています。
「親は弓、子どもは矢」
なんて素晴らしい詩なんでしょうか!
「飛んでゆく矢は愛され、また留まる弓も愛されるのだから」
その通りですね(^^♪

ところでこの日記の存在を初めて知りました。

トラックバックをありがとうございました。

  長谷川一彌

はじめまして。
私のブログにSweetHeartさんの訳を
掲載させて頂きましたのでご報告に参りました。
カーリル・ギブランのこの詩の訳を検索し、
色々、拝見したのですが
SweetHeartさんの訳が最も素敵だと思ったものですから。
(差しさわりがございましたらご連絡下さい)

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