SweetHeartの「子育てトピック」で内容を詳しく紹介している−子どもが心を開く親の話し方聞き方−How to Talk So Kids Will Listen & Listen So Kids Will Talk−の邦訳。実際の会話例も豊富で、簡潔明快、今日からでもすぐに実行できることばかりです。子どもに対してついついネガティブな物の言い方、批判、小言を言ってしまう方には、自分の口から意識せずに、もしくは、止めようと思っても出てしまうそういう言葉を、認識し改めるステップByステップのガイドになるでしょう。最初にこの本を読んだのは、長男が幼稚園〜小学校低学年の頃でしたが、その子がティーンエイジャーになって読み返してもも、また学ぶところの多いにある本です。
ところで「水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ 」でも「子どもが育つ魔法の言葉」でも「愛に生きる」才能は生まれつきではない でも全ての本に共通しているのが≪ポジティブな言葉を子どもにかけることの大切さ≫です。簡単なことのようで案外難しいことだと思います。
Part 2
子どもを叱る時、どんな叱り方をしていますか?以下にあげる10種類の叱り方に覚えはありませんか?
「子育てトピック」より抜粋
�@責める
例:「何度汚い足で家にあがるなって言ったの。どうして、いつもそうなの。お母さんの言うこと全然聞かないんだから。」
�A馬鹿にする
例:「なんて行儀が悪いの。本当に汚いんだから。」「部屋が汚いじゃないか。本当に犬やネコと同じね。」「また忘れたの?馬鹿ねー。」
�B脅し
例:「もう一度やってごらん。お尻をたたくから。」「3つ数えるまでに着替えられなかったら、置いて行くからね。」
�C命令
「今すぐ部屋を片付けなさい。」「今すぐ着替えなさい。早くして!」
�D長々と講義する
「人の手から急に本を取るなんて、お行儀悪いでしょ。あなたは、マナーというものが、どんなに大事だかわかってないのね。もし、他人に丁寧に接してほしかったら、まずあなたがそうするべきでしょ。他人があなたに同じことをしたらどう思う?他人にしてほしくないことは、あなた自身がしないの。」
�E警告する
「危ない。やけどするよ。」「気をつけて、車にひかれるよ。」「そこに登るんじゃないの。おっこつわよ。」「セーター着なさい。風邪ひくでしょ。」
�F犠牲者的発言をする
「この白髪見なさい。苦労ばっかりさせられるから真っ白になっちゃったじゃない。」「自分が親になれば、お父さんが、どんなに大変かわかるよ。」「あなたのせいで、病気なりそう。」
�G比較
「お隣○○ちゃんを見習いなさい。」「リサちゃんは、なんて行儀がいいんでしょう。今までお行儀が悪いところ見たことがない。」
�H皮肉
「明日テストがあるのわかっているのに、教科書本を学校に忘れてきたの?なんて頭がいいんでしょう。」「学校にそんなの着ていくの?きっとみんなに誉めらるよ。」
�I予言
「成績のことで嘘をついたでしょ。そういう子は、大きくなったらどうなると思う?誰も信じない人になるんだよ。」「自分勝手でも結構。誰も、あなたみたいな子とは遊んでくれなくなるよ。友達が一人もいなくなっちゃうからね。」