<Borage Oil>
Q&A掲示板で生理前のイライラについて、話題になり、その中で、Evening Primorose(月見草) OilとStarflower Oil (Borage Oil/ボラージ・オイル)がよく効くという書き込みがありました。Borage Oilを早速、試してみたところ、びっくりするほど効果があったので紹介します。
PMS(月経前症候群)の一つの原因は体の中のGLA(gamma linolenic acid/ガンマリノレン酸)が欠乏して起こるそうです。GLAとは脂肪酸代謝の異常を代償する重要な働きをしている不飽和脂肪酸の一つで、母乳に多く含まれているそうですが、植物ではEvening Primorose Oil(8〜10%/月見草の花の種から採取)とBorage Oil(28%/青い星のような形の花をつけるスターフラワーと呼ばれている花の種から採取)に多く含有されているということです。
<生理痛劇的改善>
この1〜2年、私は特にPMSがひどく、生理の1〜2週間前からの胸の不快な張り、イライラ、そして、生理の1日目は最悪で、顔はむくみ気味、お腹は膨張、頭痛、腹痛、腰痛。さらに毎月、症状が段々ひどくなるような気がしていました。私の母も、私くらいの年齢の時によく一日中寝込んでしまって店屋物をとることもしばしばだった記憶があるので、あーこれは血筋なのかしらと半ば諦めてはいました。
ちょうど生理が始まった頃に飲み始めたのですが、まるで嘘のように生理痛がありませんでした。。お腹がはった感じもないし、いつもの顔のむくみもありませんでした。
やはり生理痛がひどいと嘆いていた友人に早速、薦めてみたところ、痛みが始まってから飲んだのに「鎮痛剤ではないのに、なんでここまで良く効くのか?」と不思議に思うほど良く聞いたということです。
PMSの症状に関しては、私はまだ試していないのですが、Borage Oilについて教えてくださった“さらさ”さんによると、大変よく効くそうです。私も、次のPMSの頃にまたレポートします。
<PMSの症状>
およそ80%の女性がPMSの症状があると言われています。PMSは生理周期が始まる2週間〜10日前から起こり始めるさまざまな症状を指します。昔は、PMSは精神的なものと言われていましたが、今では女性ホルモンである黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモンエストロゲンのレベルの変化のよって、またGLAの欠乏によって起こると言われています。
PMSの身体的症状は、膨腹感、腹部背中の痛み不快感、食欲の変化、体重増加、乳房の張り痛み、手足のむくみ、頭痛。精神的症状は、不安感、イライラ、落ち込み、不眠、眠気、だるさ、気分のむら、怒りっぽくなる、人との付き合いが億劫になるなどです。
PMSは、思春期を過ぎた女性なら誰でも起こりえますが、10代よりも30代〜40代の女性により多く見られます。またより多くの子どもを生んだ女性により重い症状が見られ、母親がPMSのあった人もPMSがありがちです。さらに年を取るに従ってホルモンの変化とともに重いPMSになる人もいます。
カフェイン、脂肪の多い食べ物、アルコール、砂糖の摂取の多い人の方がPMSが多いという研究結果もあります。
<GLAのその他の効果>
GLAにはホルモンの分泌正常化、抗炎症、血中のコレステロール値を下げる、血管を拡張するなどの効果があり、Borage Oilの内服は関節炎、脂肪代謝改善作用、抗血栓作用、皮膚細胞機能の活性化やアトピーにも効果があると言われいます。また、赤ちゃんのおむつかぶれの肌にBorageオイルを塗ると効果があるそうです。
<Borage Oilの服用法>
一日に480〜960mgのGLA。人によってはさらに少なくても効果が出る人がいるし、さらに多量の摂取が必要な人もいる。少なくとも2〜3ヶ月は取り続け自分にあった量を見つけるとよい。多く摂取しても重大な副作用はない。お腹が張ったり、頭痛、吐き気、消化不良になる人もいるので、Borage Oilを飲むときは食事と一緒に摂る。また妊婦、授乳中の人、子どもは飲まない方がよい。