あけましておめでとうございます!!今年もどうぞよろしくお願いします。
今年の初見映画、シルヴェスタ・スタローンのRocky Balboa。予測に反してかなり感動しました。Motivationをアップして新年を迎えるには最高の映画です。
ロッキー、私はオンタイムで見たことはなかったのですが、5年程前に何の気なしにビデオ屋さんから借りて初めて見て、夢中になってしまい、次から次へと5本シリーズを一気に見てしまいました。(その後、スタローンに惚れてランボーまで借りて見てしまいました。)
最近のスタローンは、すっかり太めになりシャープだったフェースラインもたるみまくり、子ども映画のチョイ役(スパイ・キッズとか)などに出ていて寂しいもんだと思っていたのですが、1〜2年前に、ある雑誌で、スタローンが、ロッキー6(Rocky Balboa)を製作するらしいと、茶化すような調子で書いてあるのを読んで、私も60になるスタローンーのロッキーなんて誰も見たくないんじゃないの?まるでガッツ石松と亀田興毅が対戦するようなもんでしょ。上様(スタローン)ご乱心!と思ったのですが、いよいよ封切られたということで夫の提案で昨日家族で見に行ってきました。
映画の最初の方では淡々とロッキーの今の生活が映し出されていきます、当時の出演者達がそのまま出演しているのですが、もちろん皆、容赦なく年老いていて、30年という時が経ったことを観客も体感して行きます。
最愛の妻の死による深い悲しみ、息子との葛藤、孤独・・・・ところが、ある日突然、自分の意思とは関係なく、勝ち目のない戦いのためにリングに上ることになるロッキー。そして今までのロッキーシリーズと同じように、最後の4分の1あたりから、あのロッキーのテーマGonna Fly Nowが流れ無敵の若いチャンピオンMason Dixonに対戦に闘志を燃え立たせるロッキーの過酷なトレーニングが始まります。(生卵一気飲みも復活です。)そして感動のフィナーレへ!!!
肌のかなりの衰えは隠せないものの60歳の鍛え上げられたスタローンの体は見事です。これから見る方のためにネタバレしないように多くは語りませんが、60歳のロッキーが20代のDixonと対等に戦うというジョークのような設定に観客が素直に納得できるように伏せんもちゃんと張られています。
そして、この映画のテーマの中でスタローンが伝えたかったことが、映画を見終わった後に心に残ります。それは映画の中でロッキーが息子に伝えるメッセージであり、栄光の座を一度は去ったロッキー自身が自分自身に言い聞かせる言葉です。
We need to stop blaming other things or people for not getting what we want from life. Life will knock you to your knees and hold you down there . It's not about how hard you get hit. It's about how hard you can get hit and keep moving forward. It's about the getting up. Noone's going to hand it to you. You'll have to fight for it all the way.
「人生が自分の思うように行かないからと言って、他の何かや他人のせいにするのはやめるんだ。人生はお前をぶちのめして膝まづかせ、そこに押し留めようとするだろう。大切なのは、どれだけ、ひどく打たれるかではないんだ。大切なのは、どれだけひどく打たれても、前に進み続けることなんだ。大切なのは、立ち上がることなんだ。誰もそれをお前に簡単に手渡したりなんかしない。人生をとおして自分自身の手で勝ち取らなければならないんだ。」
30年経った今だからこそ心に響いてくるロッキーの言葉です。
映画館を出る時に、多くのかつてのロッキーファンが息子を連れて見に来ているのに気づきました。「お父さんがこの映画を最初に見たのは・・・ワオー30年も前だよ。」なんて言いながら。
ロッキー1が封切られたのは1976年。当時、50以上ものオーディションに不採用になり貧乏のどん底にあった無名俳優のスタローンが自ら脚本を書いてプロダクションに売り込み奇跡のの大ヒットをしたことで有名です。詳細はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
映画と同じくらいに感動的な実話です。
ということで2007年、七転び八起きで前に進んで行きましょう!
News!ところで、NHKの紅白でDJ Ozmaのトップレス騒動、昨日の英語版ロイター通信サイトでしっかり報道されていました。(私も、ちょうどタイムズスクェアのカウントダウンのショーを見つつテレビのチャンネルを何気なくTVジャパンに切り替えた途端にテレビのチャンネルを何気なくTVジャパンに切り替えた途端にエ〜〜〜〜〜!!!????トップレス集団が〜〜〜!子どもたちは、のけぞって笑い出したのですが、慌てまくってチャンネルを変えました。)
共同通信のタイトルは
Japan TV apologizes for "topless" New Year's Eve shock
でも笑えたのはこの部分
・・・New Year's Eve music special for what seemed to be a full-scale Janet Jackson-style wardrobe malfunction.
アメリカの国民的番組のハーフタイム(まさしく紅白と同じような意味で老若男女の多くの国民が見る)の数年前のジャネット・ジャクソンの片チチ露出事件(ジャネットとジャスティンがコラボで歌って踊っていたが、最後の決めの部分でジャスティンがジャネットの片方の胸の洋服の飾りをむしりとり、ジャネットの右胸および乳首がほんの一瞬だったが露出。ジャネットは、全てが取れるはずではなかった、これは衣装のmalfunctionだったと弁明。ジャネットはその後、罰金刑。)のフルスケール版だという例えに大きくうなずいてしまいました。
これを国営放送NHKが軽い謝罪で流し、視聴者も数日で忘れて行く。こんなふうに日本人の良識は、なし崩し的にドンドン麻痺して行くんだろうなーと思いました。
ボディースーツだとは言いますが、どう見ても本物にしか見えない状態でした。またボディースーツなら許されるのだろうか?とも思いました。たとえば、人間そっくりのトップレスのロボットがあそこで踊っていたら本物でないから許されるのか?トップレスの巨乳アニメのエロダンスが、あの場面で流れたらアニメだからと言って許されるのか?あれは見る人が完全に本物のトップレスだと誤解するように意図的に作られたボディースーツを着せての確信犯的演出でした。
「誤解を与えてすみません。あれは、ボディースーツだったんです。本物じゃなかったんです。だから許してね。」というのも「そうか、そうか〜本物じゃなかったんだね。じゃ、大目に見よう。」と思うなら、それは、ちょっと変じゃないですか?!「誤解」だと謝罪するのが誤解じゃないですか?
ちなみにジャネット・ジャクソンの時はCBSはスタジアムの放映をすぐにカットしようと試みました。さらに史上最高20万人の人が一斉にネットワークに抗議、CBSに対して5000万円以上の罰金が課せられました。
対するNHKはフル放送、抗議が来て初めて謝罪。抗議の数約700数件です。美しい国ニッポンは今年も迷走しそうです。
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