金魚が人間を救う?!

“あることないこと”の芸能ネタを毎週でっちあげている日本の女性週刊誌にも感服しますが、アメリカのタブロイドと呼ばれている週間新聞は、もっとオ品がなくてすごいです。

しょっちゅう表紙を飾る写真は、やはり日本の週刊誌と同じく芸能人ネタではありますが、単なるゴシップだけではありません。30代〜40代女優やスーパーモデルたちの隠し撮りノーメークの皺、水着姿の太もも大アップのセルライトや二段腹!!整形前&整形後、豊胸前&豊胸後の写真。

まさに女性のねたみ、そねみ心をターゲットにして売っているんだと思います。

「なーんだ、スーパーモデルのシンディ・クロフォードだって実は普通に写せばセルライトがあるんだわ。」「10数歳も年下のイケメンの恋人とうまくいっているデミー・ムーアも、うわ、皺だらけ。」なんて思うことで自分の皺やセルライト、二段腹を忘れることはできないまでも、一見華やかな憧れの的の女優やスーパーモデルが自分と同じレベルに貶められた写真を見ることの快感もあるんでしょう。

さらに、もっと「ないこと、ないこと」ばかりを書いたタブロイドもあります。たとえばWeekly World Newsというタブロイド。しょっちゅう「ついにエイリアン発見」などという馬鹿げた写真つきの記事をトップニュースで掲載しています。

先日スーパーのレジで並んでいて、いつものごとくタブロイドのタイトルだけ流し読みしていると(日本の電車の中の雑誌の吊り公告を読むような感覚です)「タイタニックが沈んだ原因は実は原爆によるものだった。」という、とてつもないトップニュースが目に入りました。やっぱり上記のWeekly World Newsです。思わず手にとってパラパラ流し読みをしてしまったのですが、さらにページをめくると「金魚が飼い主を救う!」というタイトル。倒れている女性の横で水槽の中から飛び出して電話をかけている金魚の写真つき。

さらにさらにページをめくると「インドでアインシュタインの生まれ変わりの赤ちゃんに博士の称号が与えられる。」というタイトル。なんでも、インドでは偉人の生まれ変わりと証明された赤ちゃんに次々の学位を与えているというのです。

毎回毎回あまりに突拍子もない馬鹿げたNewsばかりで、一体、誰が買って読むのだろうと不思議で仕方がありません。(今まで目の前で買っている人を目撃したことがありません。)

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