standing in line か?on lineか?

日本でも、日本語の使い方の乱れが、しょっちゅう話題になっていますが(レジの人がお金を精算する時、「1000円からお預かりします。」の「から」はいらない。耳にするとイライラする・・など。)どこの国でも、母国語の間違った使用例を耳にしてイライラする人はいるようです。

昨日のラジオ番組では、英文法の神様と呼ばれている元NewYorkTimes誌の編集者Patricia T. O'Conner が英語の正しい使い方についてリスナーからの様々な質問を受け付けて回答していて、とても面白かったです。

リスナー「最近New Yorkに越してきました。ここでは多くの人が列に並んで待つことを"I'm standing on line." と言っているのを耳にするんですが、むかつくんです。本当は、どちらが正しいんでしょうか?」

実は私も、この"in line""on line"はどうやって使い分けるんだろう?といつも使いながらも迷っていたんです。たとえば郵便局やモールのレジで前にいる人に"Are you in line?"「(あなたは、この列に)並んでいるんですか?」などと聞く場合です。

Patriciaさんによると、どちらを使うかは、単なる地域的な人びとの傾向によっているだけで、どちらでもOKなんだそうです。

私も長年の疑問が解けてすっきりしました。

もう一つ面白かったのが、スーパーのレジでよく見かける"10 items or less"
「このレジは10点以下の買い物の方用のレジ」という意味のサインです。実は"less than"というのは、一つ一つ数えられない物の量を表すための言葉なので間違い。正しい使い方は"fewer than 10 items"なんだそうです。

でも、生きている言葉はどんどん変化しているので、間違った使い方であっても市民権を得てしまえば、それは止めることができないと言ってました。

彼女のブログでは、英語に関する様々な面白いQ&Aが掲載されています。
http://www.grammarphobia.com/

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