来日するアメリカのセレブ

kuruuni.jpg以前、男の魅力で話題にしたGeorge Cloonyが新作映画の宣伝で来日しているということでManichi Dailyにたくさんお写真がアップになっていたのですが、こちらが、その中の一枚http://mdn.mainichi-msn.co.jp/photospecials/graph/070731clooney/9.htmlです。ジョージが日本のファンのために手を合わせてお辞儀をしています。どこで誰が始めたのか、ハリウッドスターには、日本に来て、こうやって間違ったお辞儀をする人が後を絶ちません。

日本はハリウッド映画にとって海外第1位のマーケット。アメリカで大金をかけて作ってコケた映画も日本で大ヒットして黒字になる場合も多いんだそうです。(これは、日本での日本語タイトルのつけ方と映画の宣伝文句の上手さによるところが多いと思います。私が見て、ウワーつまらなかった、と思った映画でも、後で日本の新聞や雑誌での宣伝やコメントを読むと、え?この映画、こんなに面白かったっけ?と思うこと、しばしばです。)とにかくハリウッドスターにとっては、極東の国ジパングは黄金の国。遠いし時差はあるしプライベートジェットがあったって、来日するのはきっと面倒くさいはす。でも、特にアメリカで封切られて一週目、興行成績が発表され、それが芳しくないとわかったら、後は頼るは日本市場。わざわざ日本参りする理由もその辺にあるわけです。

それに、多くの映画にお約束のように日本人を喜ばせるようなシーンが入っています。たとえば新しい映画「トランスフォーマー」では、主人公がロボットを見て「これは、すごい。日本製に違いない」と言う場面。どこかでチラッと日本や日本人を登場させて日本人の自尊心をくすぐっているのです。

それにしても、相も変わらず、手を合わせてお辞儀するアメリカ・セレブたち。来日すれば「日本は最高。日本大好き。」と寒いリップサービスを並べていますが(もちろん、それで彼らにはApperance Feeというのがガッポリ入るそうです。)、もうちょっと日本の文化を勉強してから来たら?と思ってしまいます。

また、日本のマスコミも、いつもお決まりのように「○○は長旅の疲れも見せず、ファンの握手攻めに笑顔で気軽に応じた」などと書いていますが、それで彼らは大金ががっぽり入るんだから当たり前だろ!と、外国セレブをどっこいしょし過ぎ記事もいい加減止めたら?!と言いたくなります。

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