今日ラジオで聞いたA.D.D.と処方箋薬の話がとても興味深かったので紹介します。
ゲストは、Generation A.D.D. Natural Solutions for Breaking the Prescription Addictionの著者Dr. Michael Papaです。アメリカではADD(注意力欠如障害)やADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されると医者が簡単に処方箋を出してしまうことは多くの方がご存知だと思いますが、Dr.Papa は、それに対して警鐘を鳴らしている医師の内の一人です。Dr.papaの話の中で特になるほどと思った点を覚えている範囲で箇条書きにします。
○現在、ADD,ADHDのための薬は10種類以上ある。この内、こどもに処方することがFDAで認められていないものもある。
○この内リタリン(Ritalin)だけで1,100万の処方箋が書かれており、その内80%は子どもに処方されている。
○これらの薬の副作用は「 自殺、他人を傷つける、鬱、身体的成長への影響、肝臓への影響、その他」。
○薬を急に辞めるた場合も、ひどい副作用がある。
○コロンバインの犯人も(高校生がクラスメート達は次々に銃殺)、ヴァージニアテク乱射の犯人もADDで処方される薬を飲んでいた。
○ADDと似たような症状が、砂糖の摂りすぎ、ビタミンやミネラルの欠如、カフェインの摂り過ぎでも見られる。
○多くのカフェリン入りの飲み物が子どもをターゲットにしている。(ソーダ、フラプチーノなど)
○ADD診断のチェック項目は、Gifted Childのチェック項目と大変似ている。
○一人の医者やカウンセラーの15分程度の診察のみでADDと診断するのは大変難しい。
○ADDやADHDが疑われる場合は、たとえば子供が多動的になったり問題行動を起こした時、その直前に何を食べたかをチェックすることが大事。アレルギー反応が食べた物に対して起こるのと同様に、子供の問題行動も食べた物に関わっていることが往々にしてある。毎日子供が何を食べたかを記録しておくとよい。学校で、たとえば二科目の教科の先生が、子供に問題行動があると言っているとします。ところが、他の教科の先生は、まったく問題がないと言っているとします。その場合、問題行動が起こっているクラスの直前に、ランチでその問題行動を起こすような食べ物や飲み物(特に砂糖)を取っている可能性が考えられます。
○人間の体は2年間かけて全てのの細胞が死に、全ての細胞が新たに作られます。これらの新しい細胞て、全てその人が食べたものを素として作られるのです。
○処方箋の薬は最後の手段として使うべき。
この話を聞いて、確かにアレルギーなら私たちはすぐに食べ物と結びつけて考えますが、子供の様々な行動に関しては案外、食べ物と結びつけて考えていないと思いました。たとえば、子供の癇癪、気分の上下などは性格的なものだと思いがちですが、もしかしたら食べ物が大きく関わっている可能性もあるのかもしれません。
そう言えば最近マクロビオティックの本を読んだのですが、提唱者の久司道夫氏も本の中で食べ物と人の性格との密接な関係について述べています。つくづくと食の大切さを感じる今日この頃です。
いろんな意味で均質な日本の子供たちを見て、却って驚いている私です。アメリカでは、”様々な行動を説明する名前”を持った子供や大人に実に頻繁に出会っていたな、と思い出します。
素人(私)が感覚的に推察する原因も、やはり”食べ物・飲み物”です。それも、一代(本人)だけの問題ではなく・・・。
素人の憶測としては、砂糖やカフェインの採り過ぎというよりも、あの安くて(量の割りに)腐らない食品に何が入っているのか?の方が問題な様に思います。
「食は三代」と言いますね。気をつけたいものです。
「食は三代」・・本当ですね。上記のDr.PAPAも子どもは親が出した食べ物しか結局食べないのだから親の食生活が間違っていれば子どもの食生活、食習慣もそうなってしまうと言っていました。その通りだと思います。
ご近所に韓国から養子に来た子がいるのですが、赤ちゃんの時は、栄養失調気味だったのが、今はお父さんとお母さんの体型にそっくりになっています。(まだ10歳なのに180Poundあります。)彼を見ていると食は2代かも、とも思えます。
日本にマクドナルドを普及させ人は、こどもの味覚は12歳までに決定するという説を信じて、12歳までの子どもを徹底的にターゲットにするようなマーケティングをしたと聞いたことがあります。恐ろしいですね。
ADDやADHDに関する研究は本当に日進月歩で、いろいろな情報がありますね。
私のかつての教え子にもADD・ADHDと診断された児童がいました。処方薬を服用していた子も、そうでなかった子もいました。その子どもたちの保護者に対して私も提案したのが、砂糖の摂取量を減らすことでした。つまりお菓子を食べずにフルーツなどで糖分を摂ることです。
砂糖の摂取を減らすと、血糖値の上昇を抑えられ、それにより多少なりとも多動性を抑えることもできるのですよね。
砂糖の過剰摂取が子どもにどれだけ影響を及ぼすか…いちばん身近な例が、一ヶ月前のハロウィーンです。私が勤務していた学校の最初の校長は、ハロウィーンの翌日は必ずスタッフの研修日に充てていました。理由は…そうなんです、前日にもらったハロウィーンのお菓子をたくさん食べた子どもたちは、11月1日はいつも以上に接していくのが大変だからなんです(涙)
もしお子さんの学校で11月1日が登校日でない場合は、大抵こんな理由です。
ハロウィーンの話、とても説得力があります。