【鎌倉デビュー】
数日前にも書いた通り、日本は新型インフルエンザで集団大パニックを起こしている時ではありましたが、そんな中、短いながら里帰りを果たし、親しい友人達と鎌倉に行って来ました。
鎌倉にはずっと行きたいとは思っていたのですが、毎年、日本に帰るのは皮膚呼吸ができないほど蒸し暑い真夏で、クーラーのある所以外は、どこにも行く気力がありませんでした。
今年は短いながら初めてクーラーも暖房も要らないという時期に帰国することができ、念願の鎌倉を訪れることができました。
あいにくの雨だったのですが、「鎌倉は雨もまたよし。」新緑が雨に濡れて実に美しく印象的でした。アジサイも咲き初めていました。アジサイはアメリカにもあちこちの庭に咲いていますが、やっぱり日本で見るアジサイはどこか可憐です。
以前、日光を訪れた夫が、「日本の自然はたとえば木々の葉、一葉にしてもどこか繊細で、アメリカの自然のダイナミックさとは全く違うものがある」と言っていたのですが、その通りだと久々に日本の自然の中を歩いて思いました。
又、普段の鎌倉は観光客がゾロゾロと狭い道を列を成して歩き、あまり情緒がないとのことでしたが、その日は雨のおかげで観光客もかなり少なく、久々に日本の情緒をたっぷりと味わうことができました。
【スーパー主婦】
ところで、一緒に行った友人の一人は神奈川県の農家に嫁いでいます。農家の嫁は大変だと聞いたことはありますが、彼女の日常も半端じゃなく大変です。
朝は、5時ごろからまず飼っている鶏やら孔雀やらの餌やりから始まり、朝食は子ども達、夫、舅姑の朝ごはんの仕度。それぞれに時間が違うので味噌汁を温めること3回。
その後、掃除洗濯、季節によっての農作業。春先などは地下足袋履いて裏山の急斜面にはいつくばって登りながら筍堀をするんだそうです。(地下足袋を履くのは足の指で筍を探し当てるため(^^;
通称竹寺、報国寺でも竹を見ながら「あの竹は今年出た若竹。見分け方は・・・」「あっちは結構古い竹、なぜなら・・・」などと、さすが農家の嫁の解説は視点が違ってためになる、ためになる。
蚊に好かれる私が、いきなり顔を食われた時も、「あの貯め水の中にボウフラがいるから。金魚やおたまじゃくしを入れてやるといいのよ。」と私には考えも付かないスーパー主婦の常識コメントに、ただひたすら感心・感心の連続でした。
彼女の1年は、もちろん田植え、稲刈、野菜作りなんでもあり。今回も自宅の畑で朝取れたばかりという空豆をゆでて持ってきてくれました。(おいしかった~)
毎年、取れたお米は少し分けておいて、自分で米麹から作って、味噌も自家製。
その上、町の顔役なので、色々な町内会の雑事もこなし、こどもたちの学校の役員もやり。
夜も、家族それぞれの帰宅時間に合わせて3度の食事の準備。やっと家事終わると11時。そこから、趣味のブログをやって・・・
「一体、毎日睡眠時間、どの位よ?」
と聞いたところ、「4時間」との答え。ひっくりかえるほどビックリしました。
なんと言っても、結婚してから一度も寝込んだことがないそうです。38度の熱があってもお姑さんが「早く終わりにして寝なさい。」と言うんだそうです。
えらい!!!えらすぎる。同じ平成の御世に住んでいるとは思えません。
【上記スーパー主婦のブログー姫のつぶやき】
農家の嫁の日常生活が写真たっぷりで紹介されてます。
鎌倉プチ旅行の美しい写真をたくさん掲載してくれてます。この日もカメラマン役、運転手役、ツアーガイド役、全てをやってくれました。もう彼女に足を向けて寝られません。
http://plaza.rakuten.co.jp/hime3516/diary/20090523/ から見ると農家の嫁がプチ旅行に行くのも、どんなに朝から大変かがわかります。
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