説明は要りません。見てください。
驚き感心感動Newsの最近のブログ記事
私が初めてヨガに出会ったのは20代前半。先輩がヨガの先生で、彼女の自宅スタジオに1週間に1度、1年くらい通っていました。でも、別に特に得ることもなく、その後の人生でも、気が向くとストレッチ感覚でジムでやっているクラスに参加する程度でした。
でも3年ほど前に、なんとなく「またヨガでもやってみるか。どうせやるなら、本格的に・・」と思い、検索してみたところ、歩いて2分のご近所さんがヨガを自宅で教えているのを発見。これまで、15年以上ご近所さんだったのに、まったく面識のない方だったのすが、1度目のレッスンから彼女の教えるヨガにほれ込んでしまいました。
彼女は現在60才。でも、彼女の取るポーズはとても美しく、こんな風になりたい!と思いました。
以下のビデオは、なんと現在93才のヨガの先生の動画です。「人生はシャンパンを飲むようなもの」「学ぶことがたくさんあり過ぎて人生の時間が足りない」などなど素敵なことをたくさん言ってます。
ところで、去年日本に行った時に受講したヨガの先生が87才でした!このYoutubeの先生にまったく負けないどころか、もっと若々しくて声に張りがあり、肌もぴちぴち、体も柔軟、ふくよかで、笑顔が美しい方でした。こんな風に年を重ねられたらいいなーとつくづく思ったのでした。
ご年配の方の話題ついでに、以下は102才の日野原重明先生のFace Bookに毎日ひとつアップされているインスピレーションです。
★健康法を探すより日々に張り合いや目標を見つけましょう。
★生きている限り自分で自分を育てていかなければなりません。
100才過ぎてFacebookを始めた先生、すごいですよね。末席ながら私の母も人生ずっと金槌だったのが60才で水泳を始めて泳ぎをマスターし、70過ぎてからPCを始めて、今では趣味の折り紙教室では最高齢にも関わらず会計担当でエクセルを使いこなしています。人間やればできるんですよね。
今年も年が明けて、あっと言う間に、なんと1か月が過ぎて、もう2月です。日野原先生は、毎年ひとつ何か新しいことを始めるそうですが、私は今年の年初めに目標を立てそこなってしまったので、一つ何か考えてみようと思います。
NBCのDatelineという番組で放映された非常に画期的なMy kids never bullyというエピソードです。うちの子に限ってイジメをするはずがない!というニュアンスの題です。
5~6名の高校生を集め、その内の一人は実際にいじめを経験したことのある俳優/女優。1~2名はイジメ役をする女優/俳優。残りの子たちは、これから起こるイジメの場面が女優/俳優の演技であるとは知らされておらず別の目的で集まっていると思っています。部屋には隠しカメラがついており、別の部屋ではいじめの専門家一人と俳優/女優以外の子たちの親が、モニターの前で、これから子供たちがイジメの場面に出くわして、どのような反応を示すのかを見守っています。自分の子は傍観者になるのか?イジメに加わるのか?それともイジメている子を助ける側に回るのか?
色々な場面設定で実験は行われます。
最後はオーストラリアのイジメられ続けていた男の子の話です。
ぺんぺん草さんがPeaceful掲示板で紹介してくださった動画です。
この番組は私がアメリカに来て以来、ずっと見続けてる番組です。毎週、興味深い話題が満載です。
IQはアインシュタインより高い170、3歳で5,000ピースのジグソーパズルを簡単にこなし、2週間でハイスクールのMathを独習し、8歳で大学のコースを取り始め、12歳でビッグバン理論に取り組み現在13歳の天才児。
アメリカの原発もいかに安全でなく安全対策が求められるとの指摘。そして、特に27分あたりから注目。 被爆による発ガン率は女性は男性より影響を受けやすく、子供は成人の2~3倍になる。日本が現在、子供に対して大丈夫だとしている許容量は「ショッキング」だと言っています。
内閣官房参与辞任した小佐古氏、政府の対応に納得できないと辞意
http://www.youtube.com/watch?v=TTHNoabwD4w&feature=related
こちらはスリーマイルアイランドの研究者によるコメント。
一見は百聞に如かず
過去に起こった様々な天災、災害の記録とそれに対する課題、対策をまとめてあるサイトです。
「津波心得の碑」のページでは先人の残した全国各所の津波警告の石碑の内容を書き起こしてありますが、その一つで1854年に建てられたものに、「百五十年前の宝永四年(1707)の地震の時にも浜辺へ逃げ、津波にのまれて死んだ人が多数にのぼった、と伝え聞くが、そんな話を知る人も少なくなったので、この碑を建て、後世に伝えるものである。」と書いてあります。
後世になんとか伝えようとした人の気持ちが、時を越えて伝わってくるとともに、人間の記録と記憶の限界を感じます。
また、恐らくこれは今回の災害以前に書かれているのだと思いますが、津波防災三か条として明治三陸地震津波で津波が30分以内に襲ってきたこと、北海道南西沖地震の例を挙げて、車では逃げないこと、津波は二波、三波と来ることも警告しています。
山村市の以下の政府への提言も、全く生かされていません。
「東海地震は予知できたら儲けもののつもりで、原則は予知できないことを前提にした防災対策に切り替えるべきと考える。なぜならば、予知を前提としたこの法律制定後26年、この間に発生した大地震(北海道南西沖地震、鳥取県西部地震、芸予地震、宮城県北部地震、十勝沖地震)は、どれ一つ予知できていないからである。法律で定める以上、もっとしっかりとした根拠によるべきではなかろうか。そうしないと膨大な予算の無駄遣いと現場の混乱を更に続けることになる。」
被災から今までの、さまざまな報道を総合すると、このように警告を発し続けた人たちの意見は、政府によって、ことごとく無視され続けてきたのだと感じます。
このサイトでは、他にも今後起こりうる地震への警告、防災計画、災害対策も記してありますので、読んでおいて決して損はないでしょう。
またSweetHeartでも2005年から掲載している「最悪の事態から生還する方法」も是非合わせて読んでいただければと思います。特に、山村氏も「防災心理学」のページで述べている、「多数派同調バイアス」(majority synching bias)については、日ごろから意識しておくと良いのではないかと思います。
つまり、「過去経験したことのない出来事が突然身の回りに出来したとき、その周囲に存在する多数の人の行動に左右されてしまう。」ということです。「最悪の事態から生還する方法」では911やパンナム飛行機事故の人々の行動例を挙げています。山村氏の記事の中では韓国の地下鉄放火事件の人々の行動例を挙げています(特に掲載されている人々が煙のたちこめる地下鉄に平然と座っている姿には驚かされます)。
つまり、これは国民性に関係なく起こりがちな人々の行動パターンなのだとは思いますが、日本人、特に東京人は公共の場において、特に無関心であったり、他人の行動を見て自分の行動を決めるような傾向があると思うので、より一人ひとりが危機感を持つことが大切だと感じます。
以前、SweetHeartのメルマガに掲載した記事を思い出しましたので、再掲載します。
「知り合いがNYの日本領事館の危機管理セミナーで聞いたという話が大変興味深かった。ちょっと古い話になるが、1997年エジプトの観光地ルクソーにおいてイスラム過激派組織に所属する武装グループ6名が観光客に向けて銃を乱射、日本人10名を含む外国人観光客58名及び現地警察官等4名の計62名が死亡した事件についてである。
当時その場には、被害者の倍以上のスイス人、アメリカ人を多く含む観光客がいたという。スイス人の被害者もかなり多かったそうだが、一部は柵を乗り越えて7メートル程の高さを飛び降りて難を逃れ、アメリカ人は、葬儀殿の奥に隠れて一人も被害者がいなかったそうである。ところが、日本人はJTBツアーに参加していた10人全員が葬儀殿の真ん中で固まって射殺されていたという。
つまり、銃声を聞いた場合、日ごろから危機管理意識の強いアメリカ人、スイス人はとっさに伏せる、物陰に隠れるなどの行動を取ったけれども、危機感が薄く、周りの行動を見てから自分の行動を決
める日本人は、とっさに何もできずに全員固まったまま標的になってしまったのではないか、というのである。」
このことを多数派同調バイアスの観点から考えてみると、アメリカ人やスイス人、全員が危機管理意識を持っていたというよりは、スイス人には、少なくとも一人危機管理意識の強い人が柵を飛び越え、他のスイス人がその人に続いた。アメリカ人には、やはり少なくとも一人危機管理意識の強い人がいて葬儀殿の奥に隠れ、他のアメリカ人が続いた。ところが、日本人には、誰一人として危機管理意識を持つ人がいなかったとも考えられないでしょうか。
一人の危機感の持ち方によって、もしかしたら多くの危機感のない人の命も救われる可能性があるのかもしれません。
Video streaming by Ustream 今まで見た解説の中で最もわかりやすかったです。
Video streaming by Ustream
http://www.ustream.tv/recorded/13845813
最初の2時間は原発反対派の原発設計に関わった学者さんによる事故の詳細説明です。田原総一郎がかなりうっとうしいですので嫌いな人は2時間後からどうぞ。
CAでは2011年から1月30日をフレッド・コレマツDAYとして祝っているということですが、CA在住の方はご存知でしょうか?(2013年ユタ州とハワイ州でも宣言)
真珠湾攻撃の後、西海岸に住む日系アメリカ人はアメリカへのスパイの恐れありとされ、財産はすべて没収、強制収容所に送られます。そんな中、当時23歳のFred Korematsu氏は、ただ一人、日本人を収容所に入れるのは全ての人の自由と平等を謳うアメリカ合衆国憲法に反するものであるとして、異を唱え、強制退去を拒否、犯罪者として投獄されながらも最高裁まで上訴して戦いました。
(私自身は、レーガン大統領だかの時代に、ようやく日系人に対して強制収容は違法だったとして謝罪が行われ賠償金が支払われたというニュースがあったことは、かすかに覚えてはいたのですが、その中心人物が誰なのかは全く知りませんでした。)
コレマツ氏は最終的には、「日本人のスパイ活動は事実であり、戦時下では軍事上必要な事態である。」とする最高裁の決定により敗訴して犯罪者のレッテルを貼られてしまったばかりでなく収容所に送られてしまいます。
おとなしく国の決定に従わないコレマツ氏は、日系人の立場をより悪くするとして同胞からさえも非難を受け四面楚歌となります。
収容所から解放された後、コレマツ氏は西海岸に住むことを許されず、ユタ州に移住し水のタンクを修理する仕事につきますが、白人同僚の半分の給料しか払われていないことを知り、上司に同額の支払いを求めますが、反対に上司は警察を呼ぶと脅します。
コレマツ氏は職を辞し、希望を失ったまま、その後30年の沈黙を守ることになります。
やがて結婚し子どもにも恵まれますが、その犯罪歴のために職の選択は妨げられました。
そして戦後40年。コレマツ氏は、ピーター・アイロンズという法史研究学者から一通の手紙を受け取ります。手紙の内容は戦時中の資料の中から、日本人がスパイ活動をしていたという事実は無根であり、国が捏造したものであることを発見したというものでした。コレマツ氏はすでに64歳になっていましたが、再び立ち上がる決意をします。
裁判の途中で政府はコレマツ氏に対して特赦を申し出ますが、「私は国からの許しはいらない、許すとするならば、私が国を許すのです。」と述べ戦い続けます。
そして、ついに最高裁は日系人全てに対して謝罪をするにいたります。
コレマツ氏の不屈の精神も素晴らしいですが、他の日系人たちが、おとなしく粛々と強制収容所に向かう中、"If you have the feeling that something is wrong, don't be afraid to speak up."と。すべての日系人が強制収容は不平等だと知りながらも声をあげることのなかった中で、一人断固として収容を拒否する勇気と強さも素晴らしいと思います。(国への忠誠心を示すために収容所から志願して前線で勇敢に戦った人々のあり方も、別の形での戦いであり尊敬します。)
コレマツ氏ばかりでなく、戦時中に投獄されていたコレマツ氏を訪問し、無給で裁判で戦うことを申し出たErnest Besigという弁護士の強さ、正義感にも感動します。
2001年の9/11の際にはコレマツ氏はすでに82歳という高齢にもかかわらず、不当な拘束や投獄を受けていたアラブ系の人々のために、「国は二度と同じ過ちを繰り返してはいけない。」と警告を発し続けます。そして、2005年に亡くなるまで、それは続きます。
コレマツ氏の最後の言葉の一つです。
"I'll never forget my government treating me like this. And I really hope that this will never happen to anybody else because of the way they look, if they look like the enemy of our country". "protest, but not with violence, and don't be afraid to speak up. One person can make a difference, even if it takes forty years."
http://fredkorematsu.tumblr.com/
コレマツ氏の戦いを描いたコミック・ブック。Anupam Chander氏とMadhavi Sunderさんによって、9/11の後に辛い目にあっているアラブ系の子どもたちのために製作されました。全ページが上記のオンラインで読めます。(かなり長いですが、引き込まれます。)
http://www.aaba-bay.com/aaba/showpage.asp?code=yamamotoarticle
コレマツ氏の写真やその生い立ちがあります。
http://korematsuinstitute.org/
コレマツ氏のサイト
アメリカでは25年間、タバコの箱に印刷してある健康被害に関する表示の変更がなかったそうですが、2012年を目処に箱の25%の面積を実際にタバコで死につつある人の写真や肺がんの写真、お母さんが赤ちゃんにタバコの煙をふきかけている写真などを載せるとFDAから発表されました。
昨日のラジオ番組で、このような措置は実際に有効であるかどうかということで、視聴者からの電話も交えつつ話し合われていました。視聴者からは「若い人は死についてなんて、まず考えないし、死はむしろロマンチックな幻想ですらあるから、こんなものは役に立たない。」「こんな広告にお金をかけるよりは、もっと、タバコをやめたい人を精神的にサポートするプログラムにお金をかけるべきだ。」「ニコチンパッドの値段をもっと下げることにお金を使うべきだ。貧乏人には高すぎる。」というものや、ある麻酔医の「私は、タバコの被害で、舌の切断、顎の一部の切断、口の切断をする人をたくさん見てきた。実際にこのような顔の写真を使った方がずっとインパクトがある。」というものなど、なかなか面白いディスカッションがされていました。
アメリカでは1999年、ビルボード(高速の脇に並ぶ大きな広告塔)でのタバコの広告が全面的に禁止になり、今までタバコの広告のあった場所にAnti-tobbaco 広告が貼られ、国をあげての禁煙運動が進みました。前007のボンド役ピアース・ブロズナンも以前はラークの日本での広告にジェームズボンド姿で起用されていたが、その後、彼はボンドのイメージがタバコの普及につながることを避けるため007の映画の中では決してタバコを吸うシーンを入れない、と宣言しました。
そこで、アメリカでの立場が悪くなったタバコ会社は、その活路をアジアや第三諸国に求めています。
それでは、日本は被害者かというと、とんでもない!日本のタバコ会社を代表する日本たばこ産業株式会社(Japan Tobacco Inc. 通称 JT)のタバコ販売のマーケットシェアは、なんと世界3位。アメリカほどではないにしても少しずつ嫌煙が進んできた日本でも国内消費の低下をやはり海外消費の上昇で補っているのです。
JTはドイツ、ロシア、トルコを含む18カ国にタバコ工場を持ち、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、中東など70カ国に市場を獲得しているそうで、その巨額の利益をご想像あれ!そして、この利益は一体どこに行くのだろう????と思って調べてみたら、全株式の半分以上は国が保有しなければならいと規定されているそうです。(以前は100%)国をあげて世界の不健康に貢献しているのかと思うと恐ろしい話です。
たこの複数形
知りませんでした!今日の夕食の時まで知りませんでした。夕飯に義理の両親と一緒にイタリアレストランに食事に行ったのですが、夫がシュリンプ・パルメジャンを注文。ここのshrimpsは大きいと言い間違いをしたのを義母が聞きとがめて「ShrimpはSなしで複数形よ。」という話から、私が何気に「じゃタコは?」と聞いたところ「Ocotopi(オクトパイ)よ。」との即答。なんだか響きがカワイイ!
その複数形変換の不規則変換は習わなかった!他に、同じ変換をする言葉は?と聞いたところ、alumni(アラムナイ)との答え。アラムナイは学校の卒業生という意味でよく聞く言葉ですが、これがそもそも複数形だなんて考えたことがありませんでした。単数形はalumnusが男性、alumnaが女性。
これまた知らなかった!勉強不足反省!日々是勉強!
他には?radius(半径)の複数形は radii、stimulus(刺激)の複数形は stimuli、あ~やっと最後のStimuliだけは、かろうじて聞いたことがあった!
とここまで書いて、本当に正しいのだろうか?と今ググってみたところ、OcotopiかOctopusesかのディスカッションページがいくつかあって、結論は実は
オクトパイは昔からよくある英語の間違いなんだそうです。ちゃんちゃん♪
タコと言えばサッカーのワールドカップの勝者をずばり当て続けた霊能タコのパウロ君。またまた見事にスペイン優勝を当ててしまいましたね。ドイツーアルゼンチン戦でも、見事にドイツ勝利を予測したポール君にアルゼンチン人が、パウロ君を殺してパエリアにしてやると言っているとか・・・。
既にあちこちのテレビ局で放送している感動ストーリーなので、ご覧になった方も多いと思います。
イラクに派兵されていたアメリカ海兵隊少将ブライアン氏に野良犬の群れの中から一匹の犬が近づいてきます。その犬は耳が短く切られて二つのコブのように見えたのでブライアン氏はNubs(こぶ)と名付けてかわいがります。
やがてブライアン氏に、75マイル(120数キロ)ほど離れたヨルダンの国境近くへの移動命令が出ます。軍の規則では犬を飼ったり祖国に連れ帰ってはいけないという規則があったため、ブライアン氏はNubsと別れを告げます。
別れの日、Nubsはブライアン氏の乗った軍用車を追いかけ続けたものの、やがて視界の中から消えて行きました。
ところが数日後、ブラン氏は表に自分の目を疑うような光景を目にします。そこには、傷つき疲れ果てながらも、ブライアン氏を見つけて喜びながら飛び跳ねるNubsの姿があったのです。
75マイルというと大体120キロで東京から静岡くらいの距離になります。それも砂漠です。一体Nubsがどうやって、その距離を歩いてブライアン氏のいる場所まで辿り着いたのか・・・。
現在、ブライアン氏とNubsはサンディエゴで暮らしています。
Nubsの話は絵本にまでなりました。
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ニュースの中で紹介された2歳で自閉症と診断され奇跡的な回復を遂げた息子を持つ母親が情報をシェアするために書き上げた本。
CNNニュースで紹介されていた本。2歳で自閉症と診断され奇跡的な回復を遂げた息子を持つ著者が、後身のために書き上げた本。"The Autism Sourcebook: Everything You Need to Know About Diagnosis, Treatment, Coping, and Healing from a Mother Whose Child Recovered":http://www.amazon.com/Autism-Sourcebook-Everything-Diagnosis-Treatment/dp/0060799889/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260409966&sr=8-1
ニュースの中で紹介されていた治療法:ABA(Applied behavior analysis)
昨日ドイツで行われた世界陸上100M決勝で人類最速の男ジャマイカ出身ボルトの出した世界新記録が9秒58だそうですが、これだけだと、どれだけ速いの?とピンと来ませんが、なんと最高時速が44・7キロだそうです。まるで自動車!
ボルトの身長は196センチというから、これまたすごい。走る時のストライド(歩幅)2メートル78センチってどんな?!
ちなみに、夫の勤める会社の社長一家全員が巨人の惑星的な大きさの人達で「私と同じ人類とはとても思えない。もし将来人類が滅びた後に宇宙人が飛来して社長一家の化石と私の化石を発掘したとしても、同じ種とは思わないかもしれない。」と思ってしまうほど、何度見ても衝撃的な大きさです。
人類も犬ほどじゃないけれど、よくここまで色々な色や形体に進化したもんだと思います。それでも交われば間違いなく同じ種だから子どもも、ちゃんとできるのが、また不思議なもんです。
たとえば、セントバーナードとチワワが交われば子どもが生まれるんですよね??チワワが母親の場合、どうなるんだろう??とは思いますが。
私の知り合い、ご主人がかなり大きな人で出産の際に全てが裂けたと言ってましたが・・・。
日本では麻薬や覚せい剤のニュースが世間を賑わせていますが、2002年と2003年に私が地域の学校で行われた親のための麻薬や覚せい剤に関する勉強会に出席して学んだことをメルマガに書いた記事を、最近の情報を少し付け加えて再掲載します。
・・・・・・・・・・
SweetHeartの掲示板に、数週間前、ドイツ在住の方が、最近幼い子どもにキャンディーと騙して麻薬を渡したり、シールなどに麻薬液を沁み込ませて子ども達に配り、誰も気づかないうちに子ども達を中毒にしてしまう事件があるという書き込みをされていました。
あまりレスがつかなくて、書き込みされた方は拍子抜けされていたようですが、確かに多くの親は麻薬なんて、自分の世界とは関係のないと思っていることでしょう。特に日本に住んでいる場合は、「麻薬なんてヤクザか芸能人か、そのこどもとかがやっている自分とは遠い存在。でも怖いわねー。」と遠巻きに見ている人が多いのではないでしょうか。
しかしながら日本でも14歳~19歳の間で覚せい剤や薬物の乱用を急増しているといいます。ちなみに平成8年(1996年)に覚せい剤の乱用により補導された中・高校生の数は平成元年以降最高を記録し、特に高校生においては,平成7年(1995年)の約2.3倍になっているそうです。決して対岸の火事ではありません。
(現在の情況の付け足し:厚生労働省によると、2008年の覚せい剤事件検挙者は1万1231人。その内、未成年者は255人。その内高校生は34人、中学生は8人。過去5年間で検挙者が最も多かったのは05年の1万3549人。未成年は435人で中学生23人、高校生55人。つまり麻薬、覚せい剤の広がりは今始まったことではなく、既に随分前から大問題なのです。)
特に、日本国内においては、中学生や高校生など青少年の間で薬物乱用に対する警戒心や抵抗感が薄れるなど「第三次覚せい剤乱用期」といわれる状態が続いているそうです。
私の場合は、私の知り合いで数人が麻薬中毒になり人生を台無しにしてしまうのを見てきたので、他人事ではないという意識はありましたが、先日、近くの小学校で開かれた「こどもたちと麻薬の現状」というミーティングに参加して、数倍もの危機感を持ちました。
ゲストスピーカーは麻薬取締官や警官、病院関係者で、市場に出ている麻薬の種類、その影響、ダメージ、入手法、そしてどうやったら子ども達を守ることができるのかが淡々と語られていきました。
私が即答できる麻薬の種類は、大麻、マリファナ、コカイン、ヘロイン、モルヒネ位なものでしたが、現在出回っている麻薬は、数十種類にも及び、最もポピュラーなのがエクスタシーだそうです。(今回の押尾学の逮捕で、あ、あれだ!とこの記事の記憶が蘇ってきました。)
エクタシーは合成麻薬(MDMA)で摂取すると心臓の動悸が速まり、体内温度が急激に上昇し臓器が破損し死に到ります。体温上昇に気づかず急激な発汗にもかかわらず水分摂取を怠れば脱水症状で死に至ります。病院関係者の話では、エクスタシーで死亡した18歳の少年の体が死亡後5時間も経っていたにもかかわらず108度(摂氏42度)もあったそうです。
また、エクスタシーは、下手をすると、たった1回の興味本位使用で死に至る可能性もあるのが怖いところで、エクスタシーを常用した人の脳のCTスキャンを見ると、脳のあちこちが空洞化してしまいます。(その脳の写真も見せてもらいましたが、まるでネズミが食べたスイス・チーズのようです。)
イギリスでは10歳の少女が誤って「エクスタシー」を飲んでしまい最年少犠牲者となっています。なぜ、誤飲が起きるのか?麻薬取締官が見せてくれたエクスタシーの写真で納得がいきました。写真には100種類近くの錠剤に姿を変えたエクスタシーが写っていました。どれも、ちょうど日本のラムネ菓子のような形状で、その小さな錠剤にはポケモンやかわいい動物達などの模様が入っていて、子どもが食べたくなるように成型してあるのです。
エクスタシーは、中毒性がない副作用がないという嘘八百の噂とともに急速に若者達の間で広がりました。特に「レイブ」と呼ばれる暗闇の中でハイペースと大きなボリュームの音楽に合わせて踊る若者向けパーティーで、その恍惚感を高めるということで気軽に使われるようになってしまいました。(麻薬は、一錠$20~$40と高額で、貧困層の子どもではなく、富裕層の子どもたちの間で広がっています。)
エクスタシーのほとんどはオランダで作られているといいますが、1996年にケネディー空港で摘発されたのは8錠のみだったのが、99年には350万錠というからすごいです。日本でも、既にバツという名で暴力団組織や外国人グループを介したりインターネット販売を通して急増しているそうです。(Ecstacy→XTC→X→バツ)
その他にも、1~2滴でも飲み物の中に入れられたら、女性の場合レイプされても抵抗できないどころか記憶さえ無くなってしまうというPMAという味も臭いも色もない薬物(何が起こったのかわからず素っ裸でフラフラと道路を歩いている女性を保護することがあるそうです。たとえば同じカウンターで飲んでいて、何かに手を伸ばすふりをして飲み物に数的入れたり、トイレに立った隙に入れたり・・と色々な手口があるそうです)。
昔の40倍もの強さがあるというマリファナ。写真つきのリストを見せてくれましたが、あまりに数が多くて、ここでは紹介し切れません。
それでは、どうやったら子ども達を、魔の手から守ったらいいのか?小さいうちは、親が注意してあげていればいいが、ティーンエイジャーになれば、そうはいきません。結局、親子のコミュニケーションを密にとることが一番だそうです。「出かける時にはどこに行くのか。誰と会うのか、いつ帰ってくるのか。」それだけでも随分違うそうです。とにかく無関心が一番よくないそうです。
私の住む町の場合、小学校の高学年くらいから麻薬に関する教育は始まります。小学生向けには、麻薬に対する基礎的な知識の教育だそうですが、中学に入ると恐怖心を煽るために中毒者の写真やその他かなり怖い写真やビデオを見せられるそうです。また、麻薬の問題ばかりではなく子どもの安全を保つため一日を通して警官が数回Walk Through といって学校の中を見回りにきます。そこまでやっても、14歳位になると、多くの子ども達が麻薬を始めてしまいます。それほど麻薬は身近に存在し、タバコを吸うのと同じくらいに抵抗感や警戒感を覚えないものになってしまっているということなのでしょう。
ニュージャージー州の法律では、もし自分が麻薬をやっていなくても麻薬が使われたパーティーに居合わせたというだけで、逮捕基準となり学校の記録に残され、スポーツなどのクラブ活動もできなくなってしまうそうで、警察官いわく、「もし子どもが、どこにいても何時であっても、もし麻薬をしている人と居合わせた場合は、No question askedで親が迎に行けることを子どもに伝えておくこと。」だそうです。
それから、もう1点言いたいことは、覚醒剤の中毒性の高さです。1度覚醒剤にはまった人を立ち直らせることは並大抵なことではない!ということです。
娘が覚醒剤にはまってしまった、夫の親友(警察官)が、「薬を1度やったものは、一生、その誘惑と戦わなければならない。覚醒剤中毒者は、薬を買うためなら何でもする。」と言っていました。彼の娘は大学の寮で覚醒剤を覚え、薬を買うお金欲しさに自分の体まで売るようになってしまいました(薬を始めたきっかけは、お尻が大きいのを気にしていて、覚せい剤で痩せると言われたのがきっかけだそうです)。
1度は命も落としかねないポルノ映画に出演させられている所を乗り込んだ父親に命からがら助け出されたこともあったそうです。覚醒剤リハビリセンターに何度も入院し、2~3年は薬を断ち切れるのですが、必ずまた薬に手を出してしまうということを過去10年繰り返しています。(あるうパーティーで会った時も完全に行ってました。)
夫の音楽仲間も15年前から覚醒剤にはまり、お金のトラブルでその筋の人にボコボコにされ、覚醒剤リハビリセンターに入院。その後、入退院を繰り返しました。7年前、妻と友人の力でついに覚醒剤を断ち、自分の経験を役立てようと、覚醒剤依存症の人を立ち直させるため、心理学を学び、大学、大学院、PHD博士号まで取りました。ところが、去年、突然、失踪。再び覚醒剤漬けになって発見されました。その後また失踪、音信不通のままです。
【アメリカの空港で】
両親が「絶対マスクをしてきなさい」とうるさいので、一応看護婦の義理の妹にもらったN95マスクをバッグの中に持参してはいましたが、アメリカの空港では、マスクをしている人は皆無で、とても自分だけマスクをする雰囲気ではありませんでした。一人でつけたら余計皆に病気もちだと思われて恐れられてしまう感じがしました。
【成田空港で】
飛行機が成田に到着した途端に検疫官たちが乗り込んできて、スムーズに検疫は行われていきました。私の場合、今回とても悪い予感があったため、直前でマイレッジがたまっていたので、座席をアップグレードすることにしたのですが(結果的には大正解でした)、飛行機がガラガラだったせいもありビジネス・ファーストの一番前の一番端に席を取ることができました。
成田に到着してすぐ検疫官がゾロゾロと、まるでETの映画の中さながらの格好をして乗り込んで来ました(ETとエリオット少年が無菌室に隔離された場面覚えていらっしゃいますか?)。面白がって携帯写真を撮っているアメリカ人もいましたが、すぐに放送で「検疫の妨げになるので写真はおやめください。」との報道がありました。着陸前に黄色い紙に現在の健康状態と日本での連絡先を書きこんでいたので、それを検疫官に渡しました。
検疫は一番前の席からでしたし、検疫官がエコノミーの席に移動して行って少し経った後、20分ほどで先に外に出ることができたので、後の様子はどうだったのかはわかりませんでした。空港はいまだかつてないほど閑散としており(GWの終わったオフシーズンということもあったと思います。)、全くどこにも並ぶことなくスルスルと外まで出ることができ、あー無事に隔離もされずに出られたと正直ほっとしました。
インフルエンザに関する報道が、一番すごかった時なので親もかなり心配していたので、成田からすぐに連絡をいれておきました。成田から埼玉の実家まで、結構マスク姿の人がいるなーと思いました。
家について就寝前にメールのチェックをしたところで、4日後に会うことになっていた友人の2人(二人の夫は同じ会社に勤務)からのメールで「夫の会社で家族も含めアメリカ帰りの人とは接触してはいけない、というお達しが出たので、会うことができない」というメールが入っており、かなりがっかりな気持ちと「アメリカ帰りは、ばい菌扱いか?」という少し腹立たしい気持ちが交叉して悲しい気持ちになりました。
【翌朝から】
そして翌朝、県の保険職員の方から、そしてその後に市の保険職員の方から電話があり、「発熱した川崎と八王子の高校生たちが同じ便に乗っていたことがわかりました。席はかなり遠く濃厚接触ではないので、大丈夫だとは思いますが、これから7日間、体調のチェックのために毎朝9時半に連絡いたします。外出はなるべく控えてください。」とのことでした。もし席をアップグレードしていなかったら、濃厚接触者になってどこかに監禁されて数日泣いていたかもしれません。
マスクが、どこに行っても売り切れ。修学旅行の相次ぐキャンセル。インフルエンザにかかった高校生の学校の校長が涙を流しなが「社会をお騒がせしてすみません」と会見し、インフルエンザにかかった人の足取り、利用した交通機関、駅前からのテレビ中継が行われ、まるでばい菌以上の犯罪者扱いに近い状態だと思いました。この頃がインフルエンザ騒ぎがピークだったと思います。
友達からのその日のメールに、「このような扱いでは、たとえインフルエンザにかかっても申告するのは勇気がいるよね。黙っている人もきっと多いんじゃない?校長があんなふうに泣いてお詫びしちゃったら、感染した本人たちは、まるで罪人になったみたいに、もっといたたまれない気持ちになるよね」とありましたが、私もそのとおりだと思いました。
情報開示が大切と言っても、プライバシーが全く守られていない気がしました。確かに、名前だけは公表されないものの、ご近所さんには絶対にわかるような報道の仕方です。もし、私がインフルエンザにかかっていたら、滞在先の両親にどれだけ迷惑をかけていたかと思います。村八分だってありかもしれません。実際、インフルエンザ感染者が出た東京や関西の学校では、脅しのメールや電話がかなりあったそうです。ちょっとトチ狂っていると思います。
翌朝、毎朝9時半にかかってくるはずの保健所からの連絡が11時頃になってかかってきました。その前日埼玉でも京都の旅行帰りの男性が発生したということでパニックになった市民が保健所に電話をかけまくったため、その対応に追われてしまったとのことで電話口の職員の方が謝っておられました。
そして、その数日後に政府の方針がいきなり大転換。空港検閲はなくなり、濃厚接触者として空港に隔離されていた人達が解放されました。(結局、舛添さんが大パフォーマンスで連呼していた水際作戦で確認できた人数は10人以下、その数倍もの人が成田に監禁され、ウィイルス対策感の準備期間を稼げたとかトンチンカンなことを言っている間に、関西では既に3桁の感染者が出ていたわけです。戦時中に育った人は、舛添さんのパフォーマンスはまるで大本営の戦況情況発表のようだと言う人もいます。)それと同時に、各都道府県、各企業での個々の対応となり、異常に厳しい所と全然そうでない所の大きな差が生まれたようです。
たとえば、私に会うなと言った友達のご主人の会社は、会社オフィス内への外来者の入室の禁止。関西方面への出張見合わせ、海外出張の後は7日間の自宅待機。とすぐにお触れが出たそうです。でも、それぞれまったく別の会社に勤める学生時代からの友達など8人の会社では政府の緩やかな対応に順じ、海外出張も開始、関西社員の出入りも通常化したとのことでした。
埼玉市の学校では高校生の京都への就学旅行が永久中止になってしまいました。でも、横浜在住の友人の話では、横浜市は修学旅行中止にはなっていないそうです。
政府の水際作戦中止の発表あたりからは、マスクをしている人たちの数も激減していきました。新聞のインフルエンザの扱いも、いきなり数行になりました。でも、数日前にメキシコから帰ってきた児童の体験入学を断った学校があったなどと、小さく記事が出ていたりしました。
関西への一般旅行、および修学旅行のキャンセルが相次ぎ京都市の市長や大阪府が政府にその窮状を訴えた頃、麻生総理大臣が、「皆さん冷静な対応をお願いします。」と10秒ほどの全く説得力に欠ける、くさーいテレビCMを流し始めました。騒ぎを大きくしたのはお前達だろ!とテレビに向かって呟いてしまいました。
さらにインフルエンザの報道が激減しました。あの大騒ぎはなんだったの?状態です。
私が日本出国前に見た最後の報道では「政府は、修学旅行実行を推奨しまう。」と出ており、あの自粛と水際作戦パフォーマンスは本当になんだったのか?と怒りさえ感じます。せっかくの日本旅行に来て空港に7~10日間監禁された人はもっともっと腹立たしい思いでしょう。
インフルエンザ騒ぎは沈静化したとは言え、これから里帰りの時期を迎え、お子さんの体験入学を考えておられた方は、かなり心配していると思います。これは、私の一意見に過ぎませんが、情況は私が滞在した2週間のみでも刻々と変わったので、幼稚園、学校や市の教育委員への問い合わせも、もう少し様子を見てはどうでしょう。さらに対応も違ってくるのではないかと思います。
まず、Q&A掲示板で出た話題から・・・
以下引用
(中略)高校生の留学においては、文科省支援の留学団体は現在のところ8団体、年間およそ4000人の高校生が交換留学していますが、いま私が取り組んでいるのがこれにあたります。この高校生交換留学の場合は、原則、ホスト先は外国人家庭という決まりなのですが、そのステイ先での日本人留学生の状況は惨たんたるものです。一週間に一度それも10分しかシャワーさせない、夕食は何年も前に賞味期限が切れている冷凍食品一袋だけ、炊事洗濯、部屋の掃除など使用人同様の扱い、ホストによる性的虐待、現地関係者の都合で犬猫のようにあっちこっちへと預けられる・・・・ものすごく被害やトラブル多いです。
特にホスト先での性的被害は、アメリカでは国務省が対策に乗り出さなくてはならない程あります。(じつは2005年より対策に乗り出してはいるもののなかなか難しいようです)
このような状況のなか改善を求めても、へたすると強制帰国になる場合もあるので、多くの日本人留学生はこの状況に耐えて頑張っています。
(中略)
現地での交換留学の実態は、留学斡旋団体の話とは大きく違っており、ボランティアというのは表向き、殆どの場合ビジネスに成り下がっているため、ホストの質の低下が目立ちます。また、その逆もあります。ビジネス優先に走るあまり、斡旋団体は、非常に質の悪い高校生であっても現地に送り込みます。そして、その尻拭いを善良なホスト家庭に押し付けている場合もあり、、間にいる留学関係者だけがいい目をしています。(後略)」
引用終了
これ読んで、随分以前に読んだ娘が交換留学先で性的被害に遭う寸前だったというある父親の怒りの手記を思い出し、交換留学の実態を少し調べてみました。
いろいろなリンクをたどっている内に、思わず「え~!」と叫んでしまうような、いくつもの記事に行き着きました。
幾つかの記事を抜粋翻訳します。
http://www.daily49er.com/opinion/foreign-students-made-sex-slaves-1.1593782 (2009年3月)より
「交換留学制度は学生にとっては違う環境で学び、様々な人々や文化を学ぶ良い機会だと皆見てきました。でも、考えてみると性犯罪者にとっては16歳の子どもを注文配達してもらう絶好の方法だということは痛いほど明らかです。
最も悪名高いホストの一人がトーマス・スコット・キングです。キングはウェスト・バージニアの少年愛好家協会では、よく知られているメンバーです。彼はその一方で留学斡旋業者の"high placer"(毎年50軒ないしそれ以上の留学生ホストを探す人)になりました。各留学生は平均15,000ドル(日本円にして約150万円)の価値があるので、留学斡旋業者たちは、彼らhigh placerの機嫌を損なうことを恐れています。
何年にもわたってウェスト・バージニア州の教育委員会には様々な苦情が寄せられていましたが、ほとんどは無視されてきました。そして同じ性犯罪者が何度も何度も世界中からの未成年留学生のホストになっていたのです。
オレゴン出身のある退役警察官によると「有罪判決を受けたことがある性犯罪者が18歳の日本人の少女のホストになりました。彼女はこの事態を当局が知る2~3日前に彼の家に滞在し、その後移転させられました・・・が、それは強姦犯が彼女の不適切な方法でさわり始める前ではありませんした・・・その1年後に同じ強姦犯が16歳のタイの少女をホストする留学機関からホストとして認可されたのです。」
背筋が冷たくなる話です。
以下は、2005年に米国国務省がとった対策に関するワシントン・ポストの記事です。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/08/11/AR2005081102083_pf.html より
アメリカにおける外国からの留学生への性的虐待を訴える声に対応して、ブッシュ政権はホスト・ファミリーを予め調査し、毎年約28,000人の高校生(ほとんど全てが未成年)をスポンサーする留学斡旋業者を取り締まる法案を提出した。
外国からの留学生は過去半世紀にわたってアメリカに正規の交換プログラムの元でやって来ていますが、今まで性的犯罪の数や情況を把握したり政府に報告する義務を負っていませんでした。
しかしながら、この法案のよっても3件の虐待を防ぐことができず、現在法廷で争われています。
警察の供述書によるとGaighersburg高校の生物教師アンドリュー、パワーズは彼の家族とともに暮らしていた17歳のドイツの少女の寝室に忍び込み彼女にオーラル・セックスを強いました。
ミシガン州Plainwellの16歳のドイツ人少女のホスト・ファザーは彼女の部屋に隠しカメラを設置。
アルカンサス州の留学生コーディネーターDoyle Meyerは過去数年にわたって3人のヨーロッパ出身の男子学生への性犯罪の罪を問われている。その一つのケースで、Doyleは妻が不在の折に学生たちとお泊りパーティーを開きアルコールを飲ませて自慰を強要。この学生は通報をためらっていたが、Doyleの他の学生への行為を聞いた後に通報。
この場合、Doyleは犯罪歴がなかったので、新法案をしても防ぐことができないケースである。
前記、生物教師パワーズの場合はモンゴメリー郡スクールシステムのバックグラウンド審査を通っていた。
ミシガンのケースに関わった保安官の弁「留学生は最も弱い立場にあります。なぜながらアメリカの法律を理解しておらず、習慣にもなじみがなく、ホスト・ファミリーやスポンサーに頼っており、虐待された時にどうしてよいかわからず、行動を起こすことを恐れるからです。これは犯罪者にとっては理想的な情況なのです。」
2003年、Frank Swiderskiの17歳のベトナム交換留学生に対する虐待が明らかになったのは、警官が少年の保健体育のクラスで講義したことがきっかけだった。少年はホスト・ファザーによって行われている行為ーー裸でのマッサージ、愛撫、 Swiderskiの陰毛を剃ることを強要することーーがノーマルなことであるかと尋ねたのです。
検察によると警察はSwiderskiの家から裸の少年達の写真ーーその多くは交換留学生のようで幾つかの写真は元高校教師と一緒に撮影されていたーーは古くは1970年代のものまであった。
近年報告されたほとんどのケースはホスト・ペアレントまたはスポンサー・エイジェンシーの職員が関係している。
2004年、カリフォルニアの社会学教師Peter Ruzzoは彼の家に住んでいた15歳のドイツ人生徒と性交をした罪で禁固3年の判決を受けた。Ruzzoは犠牲者に「彼が彼女が交換留学生として訪れる以前、交換留学のための写真を見た時点で、彼女と性交しようと決めていた」と語ったと言う。
提案された法案によると、ホストファミリーになる家族の全ての成人、スポンサー・グループの職員は性犯罪歴、犯罪歴がないかの審査を受けなければならない。スポンサーは性的不適切行為とされたケースは全て地元と州の機関に報告しなければならない。
留学生に対するオリエンテーションでは、全ての生徒が不適切な性的接触とはどんなものか、誰かがそのような行為をしようとした場合、何ができるかのアドバイスを受けるようにすること。
2004年7月、ロータリークラブの交換留学生コーディネーターのJames Anthony Dillonhaは、17歳のヨーロッパ出身の生徒への3件の性的行為により30ヶ月の執行猶予、エレクトリック・モニターを装着しての自宅待機と2000ドルの罰金という判決を受けただけだった。
外国の生徒は、アメリカの法律を知らず、習慣にも不慣れで、ホストファミリーやスポンサーに頼っているために、虐待された際にどうしていいかわからず、また行動を起こすことを恐れるため、最も弱い未成年者であると、ミシガンの事件に関わった保安官オフィスのFrank Baker中尉は述べている。
参考サイト:
http://www.northcountrygazette.org/articles/103005ExchangeStudent.html
http://www.csfes.org/
私も大昔の話になりますが、大学時代に1ヶ月オーストラリアに、社会人になった後に台湾で1年、ホストファミリーと暮らした経験があります。
オーストラリアの交換留学は、オーストラリア大使館主催のもので、しっかりしたホストが選ばれていましたが、それでも一度、ホスト先の大学生に体を触られて嫌な思いをしたことがありました。
台湾での最初のホストファミリーは、家は立派でしたが、家でご飯を一切作らないどころかお湯も沸かさない冷蔵庫は空っぽというような家庭で、世話役さんに泣きながら窮状を訴えたところ、すぐに次のホストファミリーを探してくださり、そこでは、1年間家族の一員として、とても素晴らしい体験をすることができました。ところが、その家を出て友達と暮らし始めた頃に、そのホスト・ファザーから電話で
食事に誘われて、個室を準備されて愛人になるように迫られて怖い思いをしのたですが・・・。
そんな昔を思い出しても、留学体験と言うのはホストファミリー次第で天国にも地獄にもなるものだと思います。そして地獄だった場合、留学生はとても無力だと感じます。
特に性的被害などに遭った場合には、きっと多くの人は口を閉ざして公には語らないだろうと思います。
ホストファミリーとともに過ごす留学とは人生の中で、新しい国への目を開いてくれる素晴らしい体験となりうる一方、とてもつもない危険も背中合わせだということを、高校留学に限らず、全ての留学生とその親は知っておくべきだと思います。
http://www.csfes.org/page7.html より
2002年、12歳から19歳の犠牲者に対する個人的犯罪(暴力的犯罪、スリ、財布泥棒も含め)の37.8%しか警察に通報されていません。
他の年齢だと連絡率は50.8~58.1%です。
なぜティーンは犯罪の犠牲になったことを報告しないのか。犠牲者につきまとうショック、恥ずかしさ、汚名がしばしば警察への連絡を難しくしています。
障害となる他の要因:
経験したことが犯罪であるという理解の欠如
誰にも信じてもらえないと言う恐れ
おまえのせいだと言われたり、罰せられることに対する恐れ
罪の意識、恥ずかしさ、自分を責める
報復に対する恐れ
大人への不信感
何もできることはないという思い込み
利用可能なサービスに対する知識の欠如
利用可能なサービスに対するアクセスの欠如
秘密が厳守の限界に対する認識
「高校交換留学被害者集まれ」サイト運営者の天満まり子さんとの質疑応答:
①ホームページを開設した時期、きっかけなどについて教えてください
我が子の高校交換留学がきっかけでした。ただし我が子の場合は、コミュニケーション力もあり高校3年生だったこと、保護者同士で協力して子供達を支援したので、それほど大きな被害にならずに済みました。その一方で、放っておかれたままの子供たちがいると知りました。
そこで、帰国後から真剣にこの問題と向き合って2年になります。それにしても、保護者からの信頼度が高い文科省支援の会員団体(高留連会員団体という)なのに、子供の人権をおびやかすような被害やトラブルがまかり通っています。
私自身は留学体験もなく、英語ができるわけでもありませんが、このような留学制度では、子供の自立を促したり国際感覚を育てたりというような、本来あるべき教育提供プログラムとはいえません。交換留学という外形と名前は残してはいるものの、内容(実態) についてはよくある留学の格安版、激安留学といったほうがいいかもしれません。
高校生といっても自己責任が問われることの多い留学においては、なおさら正確な情報が与えられるべきなのに、何も知らない、何も知らされない子供たちは、事が起きてもじっと我慢することになるからです。
このように、留学業界全体のモラルの低下、子供に対する大人の責任とでもいいましょうか、信じられないほど希薄です。かといって、「文科省はバカ」発言の大阪府知事じゃないですが、文科省や外務省がこの問題を真剣に取り組むとは考えられません。それならば、下から上へ、つまり留学に関わった私達ひとりひとりが、できる事を、できる時に、できる範囲でやることで、留学問題を周知させるしかないと思いました。留学団体との話し合いが決裂した後、2008年3月からHPとミクシイでの情報公開に踏み切りました。
②被害者の割合について教えてください。
データそのものがありません。私が直接かかわった留学団体のある地域については、わかっているだけで30名中8名が何だかのトラブルに遭いました。被害内容については留学団体のホストへの支払い遅延等によるトラブルがほとんどで、性被害についてはわかりません。
ただ、米国務省、ロータリークラブ等の報告書によれば、留学生への性的虐待の95%がホストファミリー内で起こっていて、法執行機関への通報は1%にも満たない、泣き寝入り、丸め込まれている、あるいは心にしまい込んでしまっているとのことです。
③被害者が訴える機関はありますか
文科省支援の留学団体であれば「高留連」いうことになりますが、その「高留連」はYFU、AFSという大手留学団体が仕切っており、一個人が太刀打ちできるようなものではありません。トラブルで困っていると保護者が報告しても、うやむやにされる、通報したからと留学団体代表者から逆に怒鳴られることはあっても、トラブル解消のために「高留連」が動くことは無いに等しいでしょう。それほどトラブルに関しては機能していません。
情報提供先としては、①内閣府国民生活局消費者調整課②国土交通省総合政策局旅行振興課③文部科学省高等教育局学生支援課④独立行政法人日本学生支援機構、がありますが、いづれも報告するだけの機関であって、問題解決にはなりません。あと、検索すれば簡単に探す事ができますが、NPO法人で留学被害を扱うところがあります。必要ならば弁護士の紹介もしてもらえるようです。
④ホームページに掲載されている被害の実態に関する情報はどのように集められましたか?
私が関わった留学団体での被害者からの聞き取り、子供たちや保護者からの情報です。あとはHPやミクシイを通して被害者、元留学団体社員、現留学関係者から情報提供がありました。
⑤最も多いのはどのような被害ですか?
ホストファミリー先でのトラブルがほとんどです。例えば私が関わった団体では、ホストへの支払い遅延から様々なトラブルが発生しました。ボランティア(無償)での受け入れが原則であるはずの文科省支援の高校交換留学プログラムなのに、現地では補助費と称してホストに費用が支払われているのです。つまりは、金絡みのトラブルですね。
⑥斡旋業者の見分け方について教えてください。
文科省支援団体であっても、現地ではガイドラインを無視したプログラム運営が行われています。見分ける方法はないでしょう。出発まではケアの行き届いた斡旋団体(日本側)であっても、現地では派遣先国の交流団体およびカウンセラーが動くわけですから、出発までの時点で判断できるものではありません。
被害者の方々には不謹慎かもしれませんが、ラッキー、それともアンラッキーかということです。
⑦留学斡旋業者に関して政府による規制はないのですか?
文科省支援団体の「高留連」については、ガイドラインというものはあるものの、規制についてはありません。他の旅行業と同じで、国交省の認可さえ取れば簡単に斡旋業はできるからです。
⑧短期長期の高校生留学数はどの位ですか?
短期(3ヶ月未満)は3万人位、長期(3ヶ月以上)は4千人前後で推移しているようです。
⑨英語圏のボランティア制度が近年壊滅状態であるとサイトに書かれていましたが、その理由について教えてください。
これについては、近年というのがいったいいつからなのかが問題で・・・・私は、80年頃にはもうすでにだったのではないかと思っています。
ボランテイアで受け入れる家庭が一定数あっても、留学生が多くなることでバランスがくずれてしまっています。
⑩英語圏のホスト家庭のお金のやりとりの実態は、どのようになっていますか?
現地関係者から現金を受け取るホスト、子供の目の前でホストに現金を投げ捨てるように渡す現地スタッフ、学校にも授業料が支払われている場合も、ビジネスとしての留学生の受け入れの事実・・・・・子供たちからの報告です。
またこのような現地の状況は、ホスト家庭となんだかのトラブルが生じた際に知れるのであって、大きな問題もなく過ごせた場合にはバレないことを考えると、実際にはかなりの確率でこのようなことが行われているはずです。
留学団体はかなり以前から実際は有償なのに無償と偽っているようです。補助費と称して学校やホスト家庭にお金が支払われている場合があります。例えば留学生ひとりにつき、学校やホスト家庭に、それぞれ〇十万円支払っている団体もあります。
そしてアメリカの場合、受け入れ家庭は無償奉仕となっていますが(ところが子供達からの報告ではホストへの支払いが行われている)留学生を預かることで税金が控除される制度があります。
つまりボランテイアといってもアメリカのような英語圏では、日本のようにギブアンドギブではなく、ギブアンドテイクが基本です。カナダでも留学生を受け入れるとボランテイアポイントが貰え、ホストに還元されます。
⑪今後の活動予定について教えてください。
行政機関(議員さん)、マスコミに取り上げてももらえることで周知させていきたいと思っています。
☆☆☆☆
ハーバード大学の心理学者Ellen Langer教授が、スーパー・ボール(アメフトの優勝決定戦)をアメフト嫌いの女性達に、ある課題を与えて見てもらったそうです。一つのグループには試合中6つの「新たに特記すべき発見」(それがプレーヤーのお尻であっても、なんでも構わない)をするように指示し、別のグループには三つの事柄、また別のグループは何も注意を払わないように指示したところ、最初のグループの方がはるかに試合観戦を楽しんだというのです。
Langer教授いわく、このことから学べることは「困難な状態にある時に、その困難を脱するには積極的に新しい事柄に気を払うこと。別の言葉で言えば、困難な時が過ぎるのをただ待つ代わりに、自分の手でつかみ取り、形を与え、灯りを点すことです。」ということです。
確かに、自分が全く興味がないコンサートや集会、パーティーは時間の経過がとても遅く感じられ苦痛ですよね。そんな時、どんなことでもいいから意識的に何か新たな発見をしようとすることで、より楽しむことができる、というわけです。的を得ていると思います。
また、人生が退屈だと思った時、困難だと思った時には、積極的に何か新しいことを始める、ということだと思います。
ところで、景気後退の折、オンラインのデート・サイト、ポルノショップ、ヨガやポラテ教室は、以前よりもずっと繁盛しているそうです。またボランティアも以前にまして参加者が増えているそうです。恐らく、経済状況が悪化する中、人々がより内面的な事柄や人とのつながりの中に幸福感を求めているためではないか、と言うことです。
http://www.cnn.com/2009/LIVING/personal/05/01/o.makes.people.happy/index.html より
ADHD(注意欠陥多動性障害)の研究による新たな発見に関する興味深い記事です。
ADHDの子どもの脳のいくつかの分野はADHDではない子どもに比べて成熟が平均で3年遅れるけれども、多くの子は最終的にはADHDのない子に追いつき(成人してからかもしれないけれども)同じ成熟度に達するというものです。
最も遅れが顕著な分野は思考、注意、計画を司る分野だそうです。
この研究結果によって、多くのADHDの子が成長するにつれ症状が落ち着いてくることを説明できます。
ADHDだったと言われているエジソンしかりですが、ADHDの子は同じように発達していることを前提として同年齢の子を並列に並べた教育システムの中では(特に日本の教育システムにおいては・・)、なかなか理解されず問題児とされてしまう理由も納得できるところです。
ADHDの子には、ゆっくりと成長できる環境が必要なのだと思います。
http://www.cnn.com/2008/HEALTH/dailydose/11/25/adhd.kids.brain/index.html
研究に関するさらに詳しい記事(ADHDの脳の発達する様子が動画で見られます。)↓
http://www.sciencentral.com/articles/view.php3?article_id=218393021&cat=1_5
先日、US Airwaysがハドソン川に不時着して乗客155人全員が助かったというニュースが耳目を集めましたが、最近のNEWS WEEK誌に、この事件と絡めて惨事における生存者に関する興味深い比率が出ていました。それは10-80-10という比率で、惨事の際に10%の人はリーダーとして他の人々を導こうとし、80%はリーダーに粛々と導かれて脱出し、残りの10%はパニックに陥り取るべきでない行動を取ってしまい生き残ることができない、というのです。
今回のUS Airwaysの全員生還の奇跡は、空軍出のベテラン・パイロットだからこそ成し得た偉業だとは思いますが、もしかしたら、他も報道されなかった10%のリーダー的ヒーローが乗客の中にいたのかもしれません。
以前、メルマガで書いた「大惨事から生還する方法」を掲載しておきます。
2005年「大惨事から生還する方法」TIME誌より
("How to Get Out Alive" by Amanda Ripley, TIME Magazine, Monday, Apr. 25, 2005)
<天災、人災による大災害が後を絶たない今日この頃、是非とも心に留めておきたいレポートだと思いました。>
運悪く不意の災害に見舞われた時、人の取る行動は三つのカテゴリーに分かれる。落ち着いて行動できる人は10~15%、我を失って泣き叫ぶ人は15%以下、残りの大多数は、ショック状態に陥り呆然として何もできない状態になってしまう。(Aviation,Space, and Environmental Mecicine誌で発表されたイギリスの心理学者ジョン・リーチの研究による)
National Institute of Standards and Technology(NIST)が9/11の生存者900人に行ったインタビューの結果から、飛行機衝突の衝撃後から避難を始めるまで平均6分かかっていたことがわかった。
人によっては30分も避難せずにいたのはなぜか?およそ1000人の人がコンピューターを消したり、身の回りのものを集めたり、知り合いに電話をしたりしていて逃げ遅れた。また、このような時こそ迅速に階段を駆け下りているはずなのに、ビルの外に出ることのできた約15,410人が、階段を一階分下りるのに1分もかかっていた。避難路を研究するエンジニアの予測の2倍かかっていたことになる。
事実、ビルの73階から生還したエリア・ゼデノさんは、「不思議なことに全然焦る気持ちが起こらなかった。ビルの揺れ方、音響からして、本当は焦りまくっていいはずなのに、まるで意図的に自分の心が音をシャットアウトしてしまったようだった。」と述べている。また、飛行機衝突の衝撃でビルが激しく南側に傾いてさえいたのに、すぐに避難しよういう本能的な衝動は起こらず、周りの人間も皆、今起こっていることが信じられないというような様子で避難行動を起こさなかったという。彼女の場合ラッキーだったのは、「何が起こったの?」と尋ねる彼女に、一人の同僚が「ビルから出ろ!」という叫び声が戻ってきたことだった。彼女は、ただその命令に従って避難を開始したのであって、あの時、その声が聞こえなかったら、自分でも今頃どうなっていたかわからないと語っている。
人の脳は一つの複雑な情報を処理するのに8~10秒かかるが、一度にあまりにたくさんの情報の洪水に遭った場合、本来なら脳の処理スピードを高めようとしてもいいはずなのに、あたかも車が低速ギアに切りかえた時のような状態になってしまう。それはなぜか?
食肉獣の餌食になろうしている動物は、無意識のうちに体が麻痺してしまう。そうすると食肉獣は、獲物が病気だと思って、リスクを避けるために放してしまうことがあるという。同様の行動がレイプの犠牲者にもあるという調査がある。つまり本能的な行動が緊急時の生存を却って脅かしてしまっていたのである。
1997年、離陸を待つパンナム機にオランダのKLM機が衝突、大炎上。KLM機の乗客583人は全員即死、パンナム機396人の乗客のうち326人が死亡し航空史上最悪の大惨事となった。後の調査によると、KLM機が衝突した後も多くの生存者がおりパンナム機が火炎に飲み込まれるまでの間に少なくとも60秒の猶予があったというのである。ところが、多くの人はショック状態で呆然となり、ただ座ったまま火に飲まれてしまった。生存者の一人であるフロイさんは、「(衝突の後)私の心は空白になり、何が起こっているのかさえ聞こえなかった。」と語っている。夫ポールさんの逃げろという言葉に引きづられるように煙の中を夫の後に続いたという。飛行機から飛び降りる直前に後ろを振り返ると友人が、ただ呆然と座っている姿が目に入ったという。
非常時によって、人が三つのカテゴリーの、どちらに入るかは、非常時でない普段のその人の行動からは予測できないという。それでは、本能を打ち消して冷静な行動を取れるようにするには、どうしたらいいのか?それは、普段から非常時のための心の地図を描いておくことである。
ちなみに、パンナム生存者の上記のポール氏は、こどもの頃、映画館で火事に遭った経験があり、それ以来、必ず不慣れな場所では避難路、避難口を確認していた。事故の当日も、離陸を待つ間、最寄の避難口をチェックして妻にも教えていたという。またTower1の49階から衝撃直後に避難を始め助かったマヌエルさんは、前年に自宅が火事になり、子どもの頃はペルーで大地震に遭遇、その後もロスで数回地震に遭った経験があった。
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大惨事から生還する方法2 2008年 TIMESより
2001年9月、飛行機がワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んだ日、ビルの最も大きなテナントであった証券会社モーガン・スタンレーの社員2,687人が災難を逃れました。
それはモーガンスタンレーのSecurity DirectorであるRick Rescorla氏おかげでした。
Resorla氏はベトナム戦争で数々の勲章を授与された人物で、優れた危機管理能力を身に着けていました。1988年にパンナム飛行機の爆弾事件があった後後、Resorla氏はビルのセキュリティーに対して不安を抱き、ビルの所有会社であるPort Authority of NYに安全対策のための企画書を提出していました。でも、それに対する管理会社側からの回答はありませんでした。
そこでResorla氏は、社員に本当に緊急の際にはPort Authorityの指示に従わないように指示し、自ら先頭に立ち、社員たちに頻繁に抜き打ち避難訓練を行っていました。
取引のために一秒も気を抜けない証券マンたちにも有無を言わせず電話を置きコンピューターを離れさせ訓練に参加させました。
そして911の朝。Resorla氏はタワー1が燃えているのを目にしました。Port Authorityからは、その場に待機するようにとの指示が来ました。しかし、Resorla氏はマイクロフォンと無線と携帯を手に全社員に即刻避難することを命じました。
全ての社員はどう動けばいいのかを把握していました。会社に証券取引の研修に消えていた250人の訪問者達もすぐ最寄の階段へ案内されました。
社員が避難している間、Rescorla氏は踊り場でスピーカーを手に落ち着いて行動するように指示し続けました。社員たちはまるで彼の言葉で魔法にかかったかのように静かに黙々と階段を折り続けました。
その合間にRexcorla氏は奥さんに電話をし「泣くんじゃない。皆を安全な場所に避難させなければならない。もし私に何か起きても、私がこれ以上の幸せはないと知っておいてほしい。」と告げました。彼は大多数のモーガン社員が避難したのを確認した後、取り残されている人がいないかを確認するために、もと来た階段を上っていきました。
モーガン社員の犠牲者は13人。その中の一人がRescorla氏でした。
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こちらも参考にしてみてください。
http://www.sweetnet.com/earthquake.htm
災害事の電話について、防災用品リスト、災害後の子ども精神的ショックを軽減するための手引きについて掲載しています。
新年明けましておめでとうございます。二〇〇九年今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は新年にふさわしいインスピレーションに富んだ友人のエッセイを掲載します。
かつてSweetHeartの会報版を一緒に立ち上げた久保淑子さんから届いたエッセイです。久保さんはシングルマザー。ホームスクールで育てているお嬢さん二人を連れて数年前にカナダのバンクーバーで暮らし始めました。そして、彼の地で出会った男性と結婚。
そんな実行派で怖いもの知らずの彼女が最近、「この人に付いて行こう」と思える79歳のフラワーデザイナーのお師匠さんに出会いました。(ちなみに久保さんは花の経験はゼロ。)
「淑子さん。美しくおなりなさい。」
「貧しくても心はいつも貴族でいなさい。」
という数々の名言を口にする波乱万丈な人生を送った魅力的なお師匠様との出会いのお話です。
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お師匠様はフラワーデザイナー
<韓国人の同僚の家を訪問>
8月の誕生日で1世紀の半分の折り返し地点に立ちました。2月から働き始めたお土産屋さんが9月末に店じまいとなったことから、仕事探しを始めました。そのときに思ったのが、これからの人生、美しいことにかかわる仕事をしたい!候補は、絵画、花、写真~。でも何をどう始めたらいいのか見当もつかない。どうしよう??
そんなある日、同僚の韓国人主婦が、「来月、韓国に帰国するのでマンションを売るから遊びに来てね。」と誘ってくれました。出会ってからまだ数度、でも、肝っ玉母さんみたいでとても気さくな彼女だったので、帰国すると聞いてショック。でも気を取り直して彼女の家へ行きました。すると、「実は、母が一軒家に住んでいるんだけど、そこも売りに出しているの。見に行きませんか?」と再度のお誘い。行けば、そこは山の上の高級住宅地。79歳のお母さんは、日本なら4階建てに匹敵する居間の中にバルコニーがある大邸宅にたった一人で住んでいました。
内装も調度品も極上品で、家のあちこちにスケールの大きな花が飾られていました。聞けば、フラワーデザイナーとのこと。
子ども時代に韓国で日本人学校に通っていたことから、日本語が話せるお母さんは、こう話してくれました。
「もしフラワーデザインを習いたければ教えてあげましょうただし、私も本気で教えるので厳しいですよ。私の弟子達は頭痛薬を飲みながら習っていたぐらいです。」
フラワーデザインは面白そうですが、薬が必要と聞いて、なら受けたくないと思いました。でも、同僚にお試しレッスンを勧められ、その後、長女と、同僚の若い日本人の女の子を誘ってコサージュ作りに参加あしました。
コサージュ作りは初体験で面白かったですでも、なぜか韓国の歴史や政治についてかなり重々しく、かつ何度も繰り返し同じ話を聞かされ、全員、当惑。それで、誰もが今回これっきりで終わりと思っていました。ところが、思い込みの強いお母さん=先生は、
「お花の好きな人なら、フラワーデザイナーになれます。私はこれからあなたたちを立派なフラワーデザイナーに育てます!」
長女は、さっさと降りてしまいましたが、優柔不断な私と、お花に興味のあった同僚は、そのあと続けることになってしまいました。
<優雅な少女時代、苛酷な18歳時代、その後の遍歴>
先生は、百済の貴族の大富豪家で誕生。百済は、その昔、韓国の芸術の中心地で、日本にもたくさんの技術者が来て大きな影響を与えたそうです。
小学校の頃のニックネームは、座布団。彼女が椅子に座ろうとする度に、お抱え座布団係が飛んで来て、さっとお尻と椅子の間に座布団を差し入れたからだそうです。
第二次世界大戦前の韓国は貧しく、靴もない、お弁当もない子ども達の間で、毎日、お弁当持参の彼女は、ひどいいじめにあい、学校へ行くのが辛かったとのこと。
18歳の時、大金を積んでアメリカ留学に行く予定でしたが、(当時の韓国では異例のケース)あと一ヶ月というときに、国内でクーデターが発生。真夜中、寝ていると、突然、部屋に男たちが乱入し、牢屋に連れて行かれ、コンクリートの上に正座させられ、殴られ、監禁されてしまいます。その後、建国の父である大統領の写真を脚で踏みつけるように命令され、果敢にも拒否。すると、海岸へ連れ出され、喉元に銃を突きつけられます。
「私たちの国を作った父をあざむくことはできません。どうぞ殺してください。」
幸いにも難を逃れますが、その後、何年も山の中に隠れ住む苛酷な時を過ごします。
何年かたち、やっと日の当たる生活が送れるようになり、韓国ではトップの大学の政治学科に入学。そして結婚。相手は、大物政治家で、国会の議長で次期大統領との声もありました。ところが、またクーデターが発生。夫は東国sあれ、大富豪だった彼女は、一夜にして平民の生活に激落。いままでお抱え運転手付き、秘書数名、女中5,6人という生活で、現金も扱ったことがなかったのに、いきなりバスで移動することになり、ものすごく戸惑ったそうです。
その後、日本にお花留学。物心つく前から好きだったお花の技術に磨きをかけ、韓国の女性たちに教えれば、その女性たちがアメリカに行き、花やで働けば、そのお金を祖国韓国に送ることが可能に違いない。そうすれば、韓国は少しでも貧困生活から脱出できる。そんな使命感を心の中に強く持ったそうです。そのあとは、家3軒を売り花修業。まわりからは、金持ちの奥さんの道楽と言われ、屈辱感にさいなまれます。
その後、アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリアと各国を回って修業し、韓国に帰国。40歳代ぐらいのときに、名門ホテルとデパートのロッテが、施設内をフラワーデザインで飾ることに決め、韓国中のフラワーデザイナーの履歴書を集めます。そして選ばれたのが彼女。仕事で大成功をおさめ、韓国フラワー産業の生みの親となります。世界フラワーデザイン展覧かでは、国際審判として誰も試みないという最も無図化しデザインに挑戦し、拍手喝采を浴びます。
60歳のときに、苦労を強いられてきた韓国を去り、カナダへ移民。数年後に、今回訪ねた大邸宅を自分でデザイン。当時は、山には彼女の家しかなかったそうですが、夜、ひとりで山の頂上に立ち、神様に「(もう2度と韓国に生まれたくない。だから)どうぞ、私の種を(将来)韓国に蒔かないでください。」と、お願いして号泣したそうです。
カナダに移民直後、お金のことには無知だったことから、同じ韓国人に騙されて、3億をフイにしてしまいます。裁判で訴えたけれど、相手が計画的に自己破産したため一文も戻ってこず、そのあとは、人が怖くなり、友達もつくらず家にこもり続け、19年という長い月日が流れます。
ところがある日、カナダに来て、弟子をひとりも育てずこのまま朽ち果てるのかと思ったとき、それではだめだと気がつき、立ち上がろうとしました。そんなとき、私の同僚である娘さんを通して私たちは出会ったのです。
これってとても運命的な出会い!先生との出会いのきっかけになった娘である私の同僚は大金持ちのお嬢様で、他人のしたで働いたことはありません。お土産屋さんで働きはじめたのは、夏前、たまたま先生が目の手術をするためにダウンタウンに来たとき、時間をもてあましてお土産屋にフラッと寄ったのがきっかけ。
先生は、貴族の娘が「働いていた」ことが韓国に知れ渡ったら自分の名誉にかかわると大喧嘩して大反対。でも、食道楽の娘は、店のスモークサーモンに惹かれたとのこと。働く経験をしてみたかったという好奇心で、働き始めてしまいます。そして、そのとき出会った私のことを、「お母さんと気が合いそう」と、太鼓判を押してくれたのです。
<エピソード集>
どんなに厳しい先生かと覚悟していましたが、愛情ある厳しさで、私たちふたりの相性は良く、授業を楽しく受けています。
○小柄で、きびきび動く先生。23歳のときに韓国で、お抱え運転手に習って運転技術を取得。バンクーバーでは、特注のゴールドの模様が入った大型クラッシックカーの伽出ラックを乗り回している。
○先日、一緒にでかけたときのこと。助手席は荷物がいっぱいなので、わたしは後部席に座っていた。発車直後、先生がいきなり助手席に置いたカバンに手を突っ込んで何かを探し始めた。
先生「あら~。わたしの眼鏡、どこに行ってしまったのかしら。」
私「先生!運転しながら眼鏡を探さないでください!ヒャー!両手をカバンの中に入れたらダメです。キャー、ぶつかる!!」(あと10cmで駐車中の車にぶつかりそうだったのを急ハンドルで回避)
先生「でもね、眼鏡がないと見えないのよ。」
私「先生!車を止めて探してください。キャ!対向車が!!」
先生「ああ、あったあった。私ね、音楽を聴いて運転するのがすきなの。人間は、目が楽しい、耳が楽しい、鼻(香り)が楽しい、口(食事)が楽しくなければダメよ。」
選曲は若い子向けのポップミュージック。ガンガン音楽が鳴り響くキャデラックの高級皮のシートの中で、私は緊張しながら安全運転を祈っていた。
○クラスの後、迎に来た夫の車で、先生の車に案内されて、クラフトショップへ行った。ところが先生の運転は、遊園地のミニジェットコースター並み。
夫「同じスピードで走ったら、スピード違反の切符を取られるよ。ああ、いなくなってしまったよ!」
なんとか見当をつけてクラフトショップに着くと、先生が車から降りてきて、
先生「後ろを見たら、あなたたちの車がいなくて、どーしようかと心配したわ。」
私「夫、先生の運転の速さに驚いていましたよ。」
先生「あら~。でもちゃんと制限速度内だったわよ。」(15キロはオーバーしている)私、家を出るときに慌てて眼鏡を忘れてきたの。夜だとよく見えないから緊張しながら運転したわ。」
先生「韓国にいたとき、テレビでフラワーデザイン教室をしたの。そしたら、生徒さんのご主人が、私の美しさに見とれて、お花どころじゃなかったんですって。」
実際先生の若かった頃の写真を見ると、美人コンテストに出たら楽勝間違いなしのカリスマ美貌。堂々と美人宣言するが、事実なだけに憎めない。
○先生の講座のアシスタントを半日務めた日。「疲れたわよね。大変だったでしょ。」と言いながら食事をご馳走してくれた。79歳の先生にそういわれて、誠に恐縮。そのあと、「ちょっと待ってね。」と言って、私を地下の駐車場の車の中に置き去りにしたまま、どこかへ行ってしまった。なかなか帰ってこないので心配していたら、私のために、わざわざ韓国のお団子を買いに行ってくれたのだった。感激。
先生「よしこさん、幸せにおなりなさい。」
レッスンの度に心から何度もこの言葉をかけてくれる。ご自分が、超セレブとどん底の間を何度も行き来したことから、自分の弟子が幸せになるのを、心底いつでも祈ってくれている。
先生「韓国にたとき、いつも不幸な人達が私の周りに集まってくるの。ある女性は、夫を愛人に取られてしまい、ショックでいつでも自殺できるように薬を持ち歩いていたわ。だから彼女に言ったの。今すぐ、アメリカへ観光ビザで行きなさいって。」
生徒「でも、先生。私、英語ができません。」
先生「英語はどうでもよい。アメリカへ行ったら、まっすぐ花屋へ行きなさい。そして、いままで習ったことを見てもらいなさい。そうしたら、あなたを雇ってくれます。」
先生の言葉をひたすら信じ、その女性はフラワーデザイン用の道具を持って渡米。人は募集していなかったけれど、ある花屋でフラワーアレンジを見せると、すぐに雇用され、その後は、素敵な男性と出会って結婚し、移民することができた。
先生「私と出会った女性は、必ず幸せになります。淑子さん、あなたもよ。」
先生「貧しくても、心はいつも貴族でいなさい。」
先生「いつでも美しくしていなさい。私と一緒にいれば、あなたもだんだん美しくなるわよ。」
ファッション雑誌から抜け出してきたような美しい服をいつも着ている先生は、見ているだけでも楽しい。色白の肌は79歳なのに50歳台並。特に手入れはしていないというからすごい。一方、すでに1ヶ月一緒にいる私の姿かたちは、申し訳ないことにまったく進歩が見られない。(夫の古着がワードローブの私。いきなりオシャレになるようにと言われてもかなり無理がある。)フラワーデザインで稼げるようになったら、服を新調しなくては。でもいつの日やら。
ある日、普段、着ない服を売ることにした先生。
先生「気に入った服があれば、優先的に売ってあげるわ。」
私「嬉しい!」
あとで聞いたら、イギリスで購入したバーバリーのコートとマンとセットは、30万円だそう。90%割引でも買えない!
先生「政治は人を裏切る。でも、花は決して人を裏切りません。」
先生「人生の中で、尊敬できる師匠をひとりでも持つということは幸せなことです。」ここまで言い切られても、先生は可愛いと思えてしまうのは、人徳か。
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先生の名言集:
「美しくおなりなさい。」
「いつでも美しくしていなさい。」
「幸せになりなさい。」
「貧しくても心はいつも貴族でいなさい。」
「人間は、目が楽しい、耳が楽しい、、鼻が楽しい、口が楽しくなければダメよ。」
「政治は人を裏切る。でも、花は決して人を裏切りません。」
「人生の中で尊敬できる師匠をひとりでも持つということは幸せなことです。」
「都会の孤独」などと言う言葉をよく耳にしますが、The New Yorkerという雑誌に「実は都会人の方が孤独ではない」という興味深いコラムが掲載されていました。
http://nymag.com/news/features/52450/("The Loneliness Myth--Alone Together)ニューヨークのマンハッタンでは、なんと一人暮らしの人は二人に一人で、全米3141カウンティーの内、断トツ1位なのだそうです。ところが、NY州の自殺率は6.2%とアメリカで3番目に低く、さらにマンハッタン内はさらに低い5.4%。
そもそも自殺率が高い町というのは、統計的には人口密度の低い町なんだそうです。アメリカで人口密度の低い州は、Montana, Nevada, Alaska, New Mexico という順番で、自殺率の高さもこの順番どおりだそうです。
都会のひとり暮らしが、それほど孤独ではない一つの理由は、都会と言うのは、一人でいても外に一歩出れば色々な刺激があり、人と触れ合う機会があるし、独り者が多いだけに、どこかゆるい同胞意識がある。一人でもそれほど孤独を感じないということです。
ある社会学者によると孤独に陥りやすい人は、たとえば結婚し、その土地に根付いて、子育てをし、やがて子育てを終え、年をとり夫を失い、子どもも遠く離れ、隣近所の世代も変わり、または老人コミュニティーなどに引っ越して、社会的にも人種的にもほとんど共通点のない人達のに囲まれて暮らすようになった場合だそうです。これは、身につまされます。私の場合、日本人のほとんどいない、この刺激のない郊外で、このまま子育てを終えて、未亡人になり、老人ホームなどに入ったら・・・考えただけでゾッとします。
ちなみに自殺率とは10万人あたりの自殺者の数から出す率でWHOの2007年11月のデータによると
アメリカの平均自殺率11%(43位)
日本24%(9位、先進国では1位)
余談: 「断トツ」という言葉
「だんとつ」の漢字は、断然突出しているから「断突」かと思っていたのですが、漢字変換しても出てこないので、辞書で調べたら、「断然トップ」から来ていました。知らなかった!ビックリ。
今日のCNNニュース・・・89歳のおばあさんが庭に入ってきた近所の子どものフットボールを返さなかったために盗難罪で逮捕されたそうです。
警官は、インタビューで、「89歳のおばあさんを誰も捕まえたくはないが、被害者が警察に連絡した以上、ボールを盗んで返さなかった人は加害者であり、ボールを返すことを拒否した以上、逮捕せざるをえなかった」と答えていました。
実は、我が家の隣の住人も、庭に入ってしまったボールは決して返さない、意地悪おばさんです。
数ヶ月前に、まさしく子ども達が遊んでいてフットボールを彼女の庭に入れてしまったのですが、ボールを取りに行くと、「これが最後よ!今度ボールを入れたら警察を呼ぶわよ。」と怒鳴られたそうです。
その後、彼女の庭に消えたきり戻ってこなかったボールは、一つや二つじゃありません。
このニュースによれば、実は、反対に私たちが彼女を逮捕させることができるんじゃないですか!今度、この記事を印刷しておいて彼女の郵便ポストに入れてやろうかしら。もしくは、ボールに記事を貼り付けてわざと彼女の家に投げ込むとか・・・。
今年8月にアメリカ耳咽喉アカデミーから、耳垢のとり方についてのガイドラインが示されました。
びっくりするのが、このガイドラインによると、通常、耳掃除は決してするべきものではないと言うのです。そもそも耳垢は、分泌物、毛、死んだ皮膚が混ざったものだけれど、耳を保湿したり、バクテリアから保護したり、耳を自ら掃除する大事な働きをしているんだそうです。
耳掃除が必要なのは以下の場合だそうです。
- 耳が塞がった感じで痛みがある
- 耳が良く聞こえない
- 耳鳴りがする
- かゆい、くさい、何かが出てくる
- 咳
耳掃除のためにどんな物も耳に突っ込むべきではなく、綿棒も絶対にいけないそうです。その理由は綿棒によって多くの場合、却って耳垢を耳の奥に押し込んでしまい、耳の穴が塞がる原因、耳が聞こえなくなる原因になるから。ヘルスストアーなどで売っている耳垢をとる筒状の蜂蜜蝋イアキャンドルも絶対にダメとのこと。
大体、余分な耳垢は、咀嚼などの顎の動きなどによってい自然に耳から出てくるものなのだそうです。
そうは言われても、耳掃除をする時って結構、至福の時じゃありませんか?私は、耳かきは常にキーボードの横に置いてあって、結構しょっちゅう耳かきしているんですけど・・・。耳垢がたまるとかゆくなるし・・・。やっぱり耳掃除はやめられません。
公平に分け与える平等主義が人間において何歳から発達するのかを調べた研究で、229人のスイスの子どもを対象に調査したところ、3歳では9%のみのこどもが積極的に分け与えることができたが、8歳になるまでにはその率は45%になった。
ドイツの人類学者によると3歳までは、人間はチンパンジーと大体同程度であるが、その後。年齢が上がるにつれ人間は公平であること、平等主義の発達させて行く。あたかも人間には、平等主義のための回路が組み込まれているようである。8歳までに多くの子が、他の子がハッピーだと感じると自分も気持ちが良いと感じる共感ができるようになる。
また、こどもは自分の知っている子には、より積極的に分け与える。それは、恐らく分け与えるグループの方が、そうでないグループよりも成功率が高いためだと考えられる。
原爆投下後の長崎の焼け野原で、直立不動で唇を血がにじむほどに噛み締め、背中におぶった弟の火葬を待つ少年。NHK特集「解かれた封印〜米軍カメラマンが見たNAGASAKI〜」で私は初めてこの写真のことを知りました。とても心を揺さぶられる番組でした。
この写真を撮影したのは元アメリカ海兵隊員のジョー・オダネル氏。真珠湾攻撃の後、日本への憎しみから19歳で軍に志願したオダネル氏は、長崎への原爆投下の1ヶ月後に、記録班として長崎のグラウンド・ゼロでの撮影を始めます。軍からは、許可なく人物の撮影をしてはならない、との命が下されていましたが、オダネル氏は、その凄惨な光景に衝撃を受け、親を亡くした子ども達の姿や瓦礫の山となった町の姿を写真におさめ始めます。
そして、それらの写真を秘密裏に母国アメリカに持ち帰りますが、長崎で目にした光景が胸を離れず、悪夢にうなされ続けます。また、何よりも「アメリカはこの行為を正当化できるのか」という思いに、さいなまれ続けます。そしてある日、苦しみから逃れるため全ての写真をトランクに収め封印してしまいます。
その後、オダネル氏は結婚をし一男一女にも恵まれ、アメリカ情報局に勤め大統領の専属カメラマンとして幸せな日々を過ごしますが、ある日、教会で目にした原爆反対を訴えるために作られた、被爆者の写真を貼り付けたキリスト像に出会い、43年の封印を解き、写真を公開する決心をします。
ところが、写真の公開は各地で断られ、出版の依頼をした35社全ての出版社にも断られ、ようやく漕ぎ着けたスミソニアン美術館での展示も直前に退役軍人らの激しい反対に会い中止となります。さらにオダネル氏の家には日増しにいやがらせの電話や手紙が来るようになり、妻までもが彼の元を去って行きます。
それでもオダネル氏はあきらめることなく、「私の投げた一石が、小さな波紋を作りやがて、それが世界へと広がってゆく」との信念で、自らも原爆後遺症に体をさいなまれながらも活動を続けます。
オダネル氏は去年、奇しくも長崎原爆投下と同じ日に亡くなり、現在、彼の遺志は息子Tyge O'Donnell氏へと引き継がれています。
是非とも英訳をつけてオンラインでも流して、アメリカ人に、そして世界の人にも見てもらいたい素晴らしいドキュメンタリーでした。
息子さんが公開したオダネル氏の残した写真のスライドです。
http://www.flickr.com/photos/thephoenixventure/
上から二番目真ん中の写真の背中の焼け爛れた少年。この少年は一命を取りとめ、後にオダネル氏と再会を果たします。。
死んだ弟を背負う少年にはオダネル氏は特別の思い入れがあり、探し続けたそうですが、ついに見つかりませんでした。
上から二番目、右端の3人の子どもの写真。オダネル氏がリンゴを差し出すと、手からもぎ取るように取るほど飢えていたのに、3人でリンゴを分け合い、芯まで全て食べつくしたそうです。
去年オダネル氏の息子さんが発見したオダネル氏がテープに残していた回想録の一部です。
このドキュメンタリーを見た後に、私が気になったのは、戦争孤児たちのその後です(広島だけでも戦争孤児は2,000とも6,000とも言われ特定されていないそうです。)。特に広島、長崎、東京など都市部の子ども達は空襲を避けて疎開していたために、一族全滅で子ども達だけが残されてしまった場合も非常に多かったそうです。残された子どもたちは、恐らく想像を絶する苦難の道を歩んだものと思います。
http://www.kamatatokyo.com/gen/dna/
こちらに、「はだしのゲン」からの抜粋がありますが、孤児たちはヤクザの餌食になる子も多かったようです。
オリンピック水泳史上最高齢41歳で50メートル自由形とメドレーリレーで銀メダルを3つも獲得したダラ・トーレス選手、すごいですねー。
最初のオリンピックは24年前のロス五輪で17歳の時。二度の引退、出産を経て現役復帰、5度目のオリンピック出場を決めただけでもビックリだったのに、見事に3つの銀メダルまで取ってしまいました。
インタビューに出ていたダラ選手は若々しくて美しく、とても41歳には見えませんでした。
現役復帰を決めたきっかけは、妊娠中の運動として水泳を薦められて大きなお腹で泳いでいた時に、同じプールで泳いでいた男性に競争しようと言われて、泳いでいる内に自分の中の競争心に目覚めたのだそうです。
時には10代の選手と同じくらい若く感じることもあるけれど、トレーニング後の体の回復のスピードは、やはり40代と認識させられるそうです。トレーニングの後は、専門家によるマッサージや整体などをかなり入念にしているとのこと。それにかかる金額は、なんと年間およそ10万ドル(日本円にして1000万円)だそうです。(全てスポンサーによってカバーされるそうです。)
今回のオリンピックの女子体操で銀を取ったドイツの選手も32歳のママです。
彼女は、元々ロシア選手だったそうですが、子どもが白血病になり莫大な医療費が必要となり、ロシア体操会か政府かにその費用の負担を懇願したけれども、彼女が体操選手として活躍するには既に年を取りすぎているという理由で却下されたそうです。そこにドイツが救いの手を差し伸べてくれ、そのお礼として体操選手としてドイツのためにできることをしたのだそうです。
世界中から集まるオリンピック選手たちには色々なドラマがあり、それもまた興味深いです。
ガソリン代が毎日どんどん高くなってますね。私のジープは満タンにすると50ドルを越えます。(。>0<。)
それでも、この御時勢に gas-guzzling monster と呼ばれているハンマーに乗っている人が結構いるのには驚きですが・・・。
先日、あるガソリンスタンドに車の大行列ができていました。他よりガロンあたり数セント安く売っているだけなのにです。こんな光景、私は今まで見たことがなかったので、ガソリン値上げに対するアメリカ人の切迫感はかなり深刻になってきたと実感しました。
ガソリン代は数年前に比べると、かなりの短期間で2倍になっているわけで、他の様々な商品のインフレも、もう避けがたいものだとヒシヒシと感じます。
アメリカでは交通費が出ない会社も多いので、車で遠距離を通うしかない人たちは本当に大変だと思います。
178カ国の国を対象に調査した結果の「国民の幸福度」ランキング。
1位はデンマーク、2位はスイス、3位オーストリアと3国とも福祉大国です。ちなみにデンマークでは、ミドルクラスで税金が50%だそうです。(そんなに税金が高くて、幸せを感じられるのか?!と私など思ってしまうのですが・・・。)
アジアでは小国ブルネイとブータンがベスト10に入っています。ブルネイにはウン十年前にペン・フレンド(←死語?)がいたのですが、その人いわく、石油が出るために国がとても豊かで、その富がかなり国民に分配されており、(今はどうかわかりませんが、)教育などは大学まで政府からお金が出ると言っていました。(デンマークでも大学に行くのに政府からお金がもらえるそうです。異常に大学の学費が高いアメリカに比べたら夢のような話です。)
世界一の超大国アメリカは23位で、これを高いと見るか低いと見るか?でもドイツ35位、イギリス41位、フランス62位に比べれば幸福度が高い方。お隣のアメリカの影のように扱われているカナダは10位です。やはりアメリカに比べたらカナダは福祉先進国だからでしょうか。
日本は・・・90位です。幸福度低いですねー。先進国の中では最下位です。ちなみに中国は82位です。お隣の韓国は102位。日中韓、似たりよったりの幸福感/不幸感ですが、これは文化もあるんでしょうか?
ベスト20の国々
1. Denmark
2. Switzerland
3. Austria
4. Iceland
5. The Bahamas
6. Finland
7. Sweden
8. Bhutan
9. Brunei
10. Canada
11. Ireland
12. Luxembourg
13. Costa Rica
14. Malta
15. The Netherlands
16. Antigua and Barbuda
17. Malaysia
18. New Zealand
19. Norway
20. The Seychelles
他の注目すべき結果
23. USA
35. Germany
41. UK
62. France
82. China
90. Japan
125. India
167. Russia
ワースト3
176. Democratic Republic of the Congo
177. Zimbabwe
178. Burundi
ジンバブエは国民の25%がAIDSにかかっており平均寿命が39歳、貧困率は80%だそうです。最下位のBurundiは、やはりアフリカの一国でHutusとTutsisの民族間闘争で大虐殺が起こった国と言えば、記憶に新しいと思います。
昨日の60Minutesという番組で、「デンマークがなぜ地球上で幸福度が一番高いのか?」というレポートをしていました。
http://www.cbsnews.com/sections/i_video/main500251.shtml?id=3841772n(ビデオで見る)
http://www.cbsnews.com/stories/2008/02/14/60minutes/main3833797.shtml(記事を読む)
とても面白かったので、是非見てみてください。
デンマークと言えば、SweetHeartで何年か前から掲載し続けている”Happiness is a journey”のエッセイも、筆者がデンマークに滞在した後に人々のあり方に心を動かされて書いたものでした。どうぞ、上記で紹介したビデオを見た後に、こちらも読んでみてください。幸福感とは?ということが何となく見えてきます。
http://www.sweetnet.com/happy.htm
日本では毒入り餃子が人々を震撼とさせているようですが、改めてこんな疑問が湧いてきました。
「野菜や果物についた農薬は洗ったら落ちるのか?」
「そう言えば以前は野菜を洗うための特別なスプレーが出回っていたけれど、最近はめっきり見なくなったがどうしてなのか?」
「アメリカに出回っている野菜や果物は安全なのか?」
野菜の洗い方に関しては諸説があったのですが、こんな説が多かったです。
「野菜専用のスプレー剤は意味がない。洗剤では洗わないこと(却って洗剤からの残留物質が残るので。)。葉物は一番上の葉を捨てあとは切る前に5回ほど冷たい流水の中で振り洗いする(←水洗いは農薬に対しては気休めという説あり)。根菜は皮をむいたりブラシでよくこする。へたの部分は残留物が残りやすいので取り除く。完全に農薬を避けるためにはOrganicのものを食べるしかない。」
農薬使用量が多い順:
Peaches
Apples
Sweet Bell Peppers
Celery
Nectarines
Strawberries
Cherries
Pears
Grapes (Imported)
Spinach
Lettuce
Potatoes
Carrots
Green Beans
Hot Peppers
Cucumbers
Raspberries
Plums
Grapes (Domestic)
Oranges
農薬使用量が少ない順
Onion
Avocado
Sweet corn (Frozen)
Pineapples
Mango
Asparagus
Sweet peas (Frozen)
Kiwi
Bananas
Cabbage
Broccoli
Papaya
Blueberries
Cauliflower
Winter Squash
Watermelon
Sweet potatoes
Tomatoes
Honeydew melon
Cantaloupe
参考にしたサイト:(情報は日本サイトよりもアメリカサイトの方が豊富でした。)
http://www.nouyaku.net/situmon/kotae1.html
http://www.ext.colostate.edu/pubs/columncc/cc000630.html
http://www.sixwise.com/newsletters/07/06/13/the_20_fruits_and_vegetables_with_the_most_pesticides_the_20_with_the_least__and_what_to_do.htmhttp://www.enn.com/top_stories/article/20932
http://www.fao.org/english/newsroom/focus/2003/fruitveg4.htm
http://extension.missouri.edu/cmregion/thriving/archives2001/2001june/washing-produce.html
最後に以下のサイトによると
http://www.usatoday.com/money/industries/food/2007-03-18-food-safety-usat_N.htm
About 25,000 shipments of FDA-regulated foods arrive daily in the USA from more than 100 countries. Anchovies come from Thailand, dry apricots from Turkey, grapes from Chile, sesame seeds from India, sweet cured plums from China.
Sating consumers' appetites for fresh and exotic foods year-round, imports account for 80% of the nation's seafood, 45% of its fresh fruit and 17% of its fresh vegetables, government agencies say.
ということでした。「コワ!知らないで食べている中国製」でも書きましたが、日本でもアメリカでも食のグローバル化が急速に進み、各国政府の安全性の規制が追いついていないようです。
週末NY、QueensのFlushingという街に行ってきたのですが、マンハッタンのチャイナタウンの規模をはるかに上回って、中国語の看板が立ち並び東洋人の老若男女であふれかえった風景は衝撃的でした。
レストランの中をのぞくと、どこも中国人で満席。もし何かのトリックで突然この街で目覚めて「ここは中国ですよ。」と言われても「あ、そうなんだ」と信じてしまうと思いました。
調べてみたら、いまやFlushingはサンフランシスコを抜いて西半球で最も中国人の多い街になっているんだそうです。普通、白人の町が他人種の大移住により、白人が別の街に移って行ってしまった場合、街は経済的に疲弊してしまう例が多いそうですが、Flushingに関しては、その反対に経済的に豊かになっているんだそうです。中国人パワーに脱帽です。
先日はソーダ類やスナップルなどの飲料、エネジードリンクにいかに大量の砂糖が入っているかについて書いたところ、大変大きな反響を頂きうれしく思います。今回は、コメントでも質問のあった、ダイエットまたは日本だとライトなどと名前のついた飲料に添加されている人口甘味料について調べてみました。
その前に一言、前回書き忘れたことについて・・・カフェインについてなのですが、多くのソーダ類には多量のカフェインが含まれています。
http://wilstar.com/caffeine.htm こちらに詳しいリストがありますが、たとえばフランスで発売禁止になったRed Bullは80mg Pepse One, Montain Dew が55.5mg、Diet Cokeが45.6mg、Diet Dr. PepperやDiet Sunkist Orangeが41mg、と続きます。カフェインが入っていないソーダは、Sprite Root Beer, 7UP Minute Maid Orange Slice です。カフェインの子どもへの影響は前回書きましたので、どうぞ参考にしてください。
さて本題です。カロリーゼロと謳われている人口甘味料には、現在いろいろな種類があります。調べていて驚いたのですが、人口甘味料のFDAの認可においては「人体に対する影響よりも企業の利益が優先している」こともある・・・かもしれない・・・ということです。
そして私自身が導き出した結論を先に言うと、現在日本では認可されアメリカ、EU諸国、シンガポール、香港などでは他の人工甘味料の業界のロビー活動によって認可されていない、日本で商品化され既に20年以上さまざまな食品に使われている「ステビア」という植物から抽出された甘味料が一番今のところ安全そうで、他は実はとっても恐ろしそう・・・ということです。
それでは順を追って解説してみます。
【サッカリン (Saccharin)】代表商品 Sweet'nLow
砂糖の300~500倍の甘さがありますが、サッカリンは発がん性(特に膀胱癌)があると言われており、カナダでは1977年以来使用禁止になっています。(去年2007年、禁止令が解かれるかもしれないというニュースがありました。)たばこの箱のように、サッカリン製品の外装にもその発癌性の危険が以前は記載されていましたが、最近の研究で、再び発癌性はないとされ警告ははずされました。
【アスパルテーム (Aspartame)】代表商品 Equal Nutrasweet
砂糖の200倍の甘さ。Diet Cokeなど炭酸飲料のダイエット版、アイスティー、ガム、シリアル、アイスクリーム、プディング、クッキー、こどものビタミンなどあらゆるダイエット版食品(6,000以上の商品)に使用されています。(日本のコカコーラなどにも使用されています。http://www.cocacola.co.jp/products/lineup/nocalorie_cola.html ・・・日本のノーカロリー・コカコーラの製品詳細の原材料参照)多くの医療関係者、研究者がアスパルテームの危険性を訴えています。その懸念される人体への影響の主なものは失明、癲癇、脳腫瘍、脳障害、頭痛、気分の著しい変化、皮膚のポリープ、不眠症、鬱、知能低下を挙げ、短期記憶への影響などです。それらの懸念にも関わらず許可されてしまったのは、政治家への献金だったと言われています。
http://www.youtube.com/watch?v=ELgW4KBY-o4 (アスパルテームの副作用に関するFox 5のニュース・・・これを見たら、まずDietヴァージョンの食品は口に入れたくなくなりますし、政治とお金がらみで、いかに人々の健康が無視されているかがわかります。)
【スクラロース (Sucralose)】代表商品 Splenda
砂糖の600倍の甘さ。今までは上記のEqualが人工甘味料市場でを独占していたの2006年には、Splendaの売り上げが212ミリオン、Equalの売り上げが49ミリオンと、Splendaが市場を完全に食ってしまいました。現在では4,500以上の商品に使用されています。
スプレンダが短期間で急速に売り上げを伸ばした理由の一つは、Splendaは人工甘味料であるにもかかわらず、その宣伝において”made from sugar”と謳い、あたかも砂糖から作られ自然な食品であるかのように消費者を誤解させたためだそうです。そのため2007年にSplendaは市場を奪われたEqualから訴えられ最終的に、made from sugar という言葉を撤回しました。現在Splendaのパッケージには"No calorie Sweetner"と極々小さく"Each packet of Splenda No Calorie Sweetener sweetens like two teaspoons of sugar という言葉があるのみです。
さて、その安全性ですが、Splendaに入っている甘味料Sucralose(スクラロース)は塩素を含んでいるんだそうです。スクラロース日本の国会でも「スクラロースを一三八度以上で加熱すると塩素系ガスがでる・・・またチクロと同じでDNA損傷を起こすという報告もある。」ということで問題にされたそうです。また、さまざまな副作用の可能性も指摘されているようです。日本でもスクラロースは色々な飲み物に使用されています。たとえば日本コカ・コーラ社のスポーツ飲料アクエリアスhttp://www.cocacola.co.jp/products/lineup/aquarius01.html、果汁飲料ミニッツメイド、大塚製薬のアミノバリューhttp://www.otsuka.co.jp/a-v/lineup/amino-value_conc/index.html などなど。
http://splendasickness.blogspot.com/2006/03/gas.html (スプレンダの副作用を集めたホームページ)
【ステビア】
そして、最後に冒頭で一番良さそうと思ったステビア。南米パラグアイ原産のキク科の植物ステビアから抽出された甘味料で砂糖に200〜300倍の甘みを持つのに低カロリー、そして何より自然という画期的な甘味料です。http://www.jbb-stevia.com/
日本では世界で初めて1971年に大阪の守田化学工業(http://www.stevia-life.com/ 守田化学工業のホームページ)によって商品化されました。20年以上も前から注目され使用されていたにもかかわらず、最近までは上記の人工甘味料に取って代わられていました。アメリカなど各国で認可されなかったのは人工甘味料のビッグ企業が、いい加減な研究結果を元に大々的なロビー活動を行ったためのようです。面白いのがステビアはアメリカで1995年にサプリとしての使用は認められました。つまり健康食品としては認められたわけです。試しにsteviaで検索すると、様々な健康食品サプリ・オンラインショップで砂糖の代替品として販売されています。
そして、さらに興味深いのが2007年6月、アメリカの大手食品メーカーのコカコーラとカーギルが、24の特許を申請し、ステビア甘味料の販売を行うことを発表したということです。24の特許というのは、植物ステビアから甘味料を抽出するための様々な特許だそうです。つまりこの二つのメガ企業がステビアこそ、これまでの全ての人工甘味料に代わる甘味料であり、大儲けができると踏んだということではないでしょうか?ところが、そのステビアは、まだアメリカFDAには食品に使うためには許可されていない・・・もちろん、この流れを見れば、ステビアが大企業のお金も絡むプレッシャーでFDAに認可されるのは時間の問題ということでしょう。
ところで24もの特許を申請したコカコーラとカーギルは、この未来を担う甘味料とステビアとは呼ばずRebianaと呼んでいます。つまり、もしかしたら発見者である日本には一銭のお金も入らないということでしょうか???
【人工甘味料と肥満の関係】最後に、興味深い研究結果を紹介します。 http://www.purdue.edu/UNS/html4ever/2004/040629.Swithers.research.html
味は甘いのに砂糖ではない人口甘味料は、食べ物の甘さなどによってカロリーを計算し、食べる量を制御する体に備わった自然の能力を混乱させてしまう(甘いものはカロリーがないから太らないと体が勘違いして食べ過ぎてしまう。)という新説を発表しました。自分の体重に適した分だけ食べる制御力が欠けたアメリカ人が増えていることも、この発見によって説明できるかもしれないとしています。実際アメリカでの人工甘味料の消費量の増加と肥満人口の増加がほぼ一致しているんだそうです。
60Minutesという番組で現在、NFL(アメリカン・フットボール)で一番価値のあるプレーヤーと言われているL.T.(LaDainian Tomlinson)へのインタビューをしていました。
息子たちのアメフトの試合を見ていると、子どものレベルであっても、複数のプレーヤーが一瞬の内に入り乱れるので、ボールが今どこにあって、何がどうなっているのか見逃しがちなのですが、L.T.は「(試合中ボールを腕にタッチダウンを狙って駆け抜ける時)自分には全てのプレーヤーの動きがスローモーションで手に取るように見える。」というようなことを言っていました。
それを聞いて昔、打撃の神様と言われた川上哲治さんの「ボールが止まって見える」という名台詞を思い出しました。川上さんは朝夕寝食を忘れて打撃練習に打ち込んだ後、ボールが止まって見えるほどになったそうです。L.T.も、練習量は他の人が足元にも及ばないほどだそうです。
「才能」プラス「努力」で、人間というのは超人的な事もできるようになるのだと実感したL.T.のコメントでした。
そう言えば、北斎の有名な波間に富士山が見える「富嶽三十六景」の絵ですが、あの鷹の爪のように見える波しぶきは北斎の想像による創作ではなく、ゼロ・コンマ何秒の瞬間をとらえることのできるハイスピードカメラで波を撮ると実際にあのように見えるのだそうです。江戸時代に生きた北斎には肉眼で、それが見えていたわけです。
北斎は、こんな言葉を残しています。「私は6歳の頃から、ものの姿を絵に写してきた。50歳の頃からは随分たくさんの絵や本を出したが、よく考えてみると、70歳までに描いたものには、ろくな絵はない。73歳になってどうやら、鳥やけだものや、虫や魚の本当の形とか、草木の生きている姿とかが分かってきた。だから80歳になるとずっと進歩し、90歳になったらいっそう奥まで見極めることができ、100歳になれば思い通りに描けるだろうし、110歳になったらどんなものも生きているように描けるようになろう。どうぞ長生きされて、この私の言葉が嘘でないことを確かめて頂きたいものである」。
ところで、L.T.は5歳の時に両親が離婚。母親に育てられ8歳の時に「大きくなったらお母さんに大邸宅を建ててあげる」と約束し、その約束を果たしたそうです。同時に、彼は2,000人の貧しい人たちに自ら食事を配ったり、恵まれない子どもに多額の奨学金を出したり、自分のゲームに招待したりと、社会貢献も半端じゃないそうです。すごい人というのはいるもんです。
Q&A掲示板に楽天で海外発行のクレジットカードが使えなくなったという書き込みがありました。それは不便だと思い、一体どういう理由なのか調べてみました。
一番の原因は海外発行カードの場合、「カード会社への登録情報に時間がかかる」ということのようです。いくつかのオンライン・ショッピングサイトで以下のような記述がありました。「海外発行のクレジットカードは、ご使用できない場合がございます。カード会社へのご登録情報と、弊社へのご登録情報を故意に異なる情報とした場合は、ご注文をお断わりさせていただきます。なお海外発行カードの場合、確認にかなりのお時間をいただく場合がございます。 」(Bicカメラ、Exiteなど)
また「 海外発行カードは1回払いのみご利用になれます。」というようなサイトもありました。
つまりは、「偽装、または盗難した海外発行クレジットカードを使って、複数回にわたって高額の買い物をする人が増えている。」ということなのではないでしょうか。
ちにみに日経BPの情報によると国内におけるクレジットカードの不正使用による被害額は、年間約300億円で、このうち「盗難・紛失」と「偽造・変造」がそれぞれ5割を占めるんだそうです。そんなわけで、本人確認がしにくい海外発行はいやがられるのかと思います。
それに反して、面白い情報を見つけたのですが、「株式会社セブン銀行が、海外発行のキャッシュカードとクレジットカードの利用者が全国にある同行のATMで日本円を引き出せるサービスを平成19年6月から開始」(http://www.sevenbank.co.jp/intlcard/pdf/oct5.pdf)ということです。「このサービスを利用できるのは、VISA、MasterCard、American Express、JCB、中国銀聯の各カードで、PLUSとCirrusのマークが付いたカード。」日本を訪れる外国人旅行者から、日本で円のカード出金ができるATMを増やして欲しいとのニーズに応えたのだそうです。全国のセブンイレブン、イトウヨーカードなどにあるATMでできるそうです。
海外発行クレジットカードが使えない店が増える一方、海外発行クレジットカードでキャッシングできる場所が拡大するという矛盾が私には理解できません。(確かに、クレジットカードは使えないわ、キャッシングもできないわ、では不慮のできごとなどで滞在が伸びたりした外国からの訪問者は困り果てると思いますが。)
ところで先週の60Minutesという番組で、クレジットカード情報がいかに盗みやすいかという特集をしていました(http://www.cbsnews.com/stories/2007/11/21/60minutes/main3530302.shtml)。ある店で買い物した場合、そのクレジットカード情報は暗号化されワイヤレス・ラウターを通じて銀行や店のメインのコンピューターに送られるそうですが、たとえばハッカーはその店の外の車の中のラップトップから、その情報をいとも簡単に盗めてしまうというのです。
また多くの店は、顧客の個人情報をある一定期間保存してはいけないという法律に反して(こんな法律日本にもあるんでしょうか?やけに個人情報流出のニュースが多いですが。)、規定期間以上に保存していて、それが盗まれることも多いのだそうです。ハッカーは、客のそれらの情報をEbayのような犯罪専用のサイトで売買するそうです。名前、生年月日、運転免許証番号、社会保障番号など全ての情報がコピーされてしまうのです。私の友達も、行ったこともないバハマかどこかの家具屋から高額請求が来たことがあるそうです。
クレジットカードは本当に便利ですが、怖いですね。毎月クレジット会社から送られて来る請求書はちゃんとチェックしなければ、と改めて思いました。
今日ラジオで聞いたA.D.D.と処方箋薬の話がとても興味深かったので紹介します。
ゲストは、Generation A.D.D. Natural Solutions for Breaking the Prescription Addictionの著者Dr. Michael Papaです。アメリカではADD(注意力欠如障害)やADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されると医者が簡単に処方箋を出してしまうことは多くの方がご存知だと思いますが、Dr.Papa は、それに対して警鐘を鳴らしている医師の内の一人です。Dr.papaの話の中で特になるほどと思った点を覚えている範囲で箇条書きにします。
○現在、ADD,ADHDのための薬は10種類以上ある。この内、こどもに処方することがFDAで認められていないものもある。
○この内リタリン(Ritalin)だけで1,100万の処方箋が書かれており、その内80%は子どもに処方されている。
○これらの薬の副作用は「 自殺、他人を傷つける、鬱、身体的成長への影響、肝臓への影響、その他」。
○薬を急に辞めるた場合も、ひどい副作用がある。
○コロンバインの犯人も(高校生がクラスメート達は次々に銃殺)、ヴァージニアテク乱射の犯人もADDで処方される薬を飲んでいた。
○ADDと似たような症状が、砂糖の摂りすぎ、ビタミンやミネラルの欠如、カフェインの摂り過ぎでも見られる。
○多くのカフェリン入りの飲み物が子どもをターゲットにしている。(ソーダ、フラプチーノなど)
○ADD診断のチェック項目は、Gifted Childのチェック項目と大変似ている。
○一人の医者やカウンセラーの15分程度の診察のみでADDと診断するのは大変難しい。
○ADDやADHDが疑われる場合は、たとえば子供が多動的になったり問題行動を起こした時、その直前に何を食べたかをチェックすることが大事。アレルギー反応が食べた物に対して起こるのと同様に、子供の問題行動も食べた物に関わっていることが往々にしてある。毎日子供が何を食べたかを記録しておくとよい。学校で、たとえば二科目の教科の先生が、子供に問題行動があると言っているとします。ところが、他の教科の先生は、まったく問題がないと言っているとします。その場合、問題行動が起こっているクラスの直前に、ランチでその問題行動を起こすような食べ物や飲み物(特に砂糖)を取っている可能性が考えられます。
○人間の体は2年間かけて全てのの細胞が死に、全ての細胞が新たに作られます。これらの新しい細胞て、全てその人が食べたものを素として作られるのです。
○処方箋の薬は最後の手段として使うべき。
この話を聞いて、確かにアレルギーなら私たちはすぐに食べ物と結びつけて考えますが、子供の様々な行動に関しては案外、食べ物と結びつけて考えていないと思いました。たとえば、子供の癇癪、気分の上下などは性格的なものだと思いがちですが、もしかしたら食べ物が大きく関わっている可能性もあるのかもしれません。
そう言えば最近マクロビオティックの本を読んだのですが、提唱者の久司道夫氏も本の中で食べ物と人の性格との密接な関係について述べています。つくづくと食の大切さを感じる今日この頃です。
赤ちゃん誕生は夫婦にとって喜ばしいことですが夫婦の絆をためされる最初のハードルでもあるようです。
CNNのニュースによると赤ちゃん誕生後92%の夫婦が赤ちゃん誕生前よりもより夫婦の衝突を経験し、第一子が18ヶ月になるまでに、なんと4分の1の夫婦が離婚していしまうんだそうです。
そう言われてみると、私たち夫婦も長男が生まれてから数年、いろいろな意味で夫婦関係がもつれていましたっけ。
外国人が日本に長くいすぎたと実感する時というリストの中にyou see some real cleavage and think WOW! .「胸の谷間を見て、うわっとか思うとき」というのがありましたが、確かに日本ではグラビアアイドルやグラマラスなボディーが売りの女優は別ですが、日常生活や日中のテレビ番組の中で女性の胸の谷間を見ることは、とても少ないのではないでしょうか?(日本女性に巨乳が少ないせいもあるかもしれませんが。)
でも、アメリカでは、特に夏場は普通に胸の谷間を見せている人が結構たくさんいますし(大体、アメリカの市販の洋服は、日本のものに比べて、胸の切り込みが深いものが多いです)、テレビ番組でも普通の料理番組なのに、料理人が胸の谷間を強調した洋服を来て料理していて、日本じゃありえないなーと思います。
私は、谷間を見ると、どうしてもそこが気になって番組の内容そのものに集中できないのですが、アメリカ人は全然、そういう感覚じゃないんでしょうかねー。ちなみに、写真は大統領候補ヒラリーさんの、谷間チラ見せ写真です。
日本に帰った時にアメリカでは、なかなか手に入らないブランドの紅茶の葉を買って帰りました。一つはHarrods、一つはWedgwood、もう一つはTwining(これは、アメリカでも手に入りますが、味を比べようと思って買いました。)
紅茶をいれながら、ふとTwiningの袋の食品表示を見ると写真のように原産国名「中国」となっています。
「え〜?」と思って、銀座三越で買った高級紅茶のHarrodsとWedgwoodも調べてみると、Wedgwoodの方は、ブレンド国名はイギリスで、原産国名は中国、スリランカ。Harrodsの方は、スリランカOnlyでした。
スリランカは、紅茶で有名だから全く問題ないですが、「中国?・・・農薬は大丈夫か?」とすぐに反応していしまいます。それにしても中国というのは、何でも作っている国です。
ちなみに、アメリカで買ったTwiningも製品表示を調べてみたのですが、アメリカの場合、原産国名を書く義務がないのでしょうね。何も書いてませんでした。
それにしても、あー、こんなところでも知らなうちに中国産を定期的に口に入れてしまっているんだ、とつくづく思ってしまいました。
笑える注意書き集です。このような注意書きは、きっと本当に注意書きにあるような間違った使い方をして、製造会社を訴えた人がいるんでしょうね。
猫を乾かそうと思って電子レンジに入れて死なせてしまったという話は有名ですが・・・。でも、下の注意書きリストの中にもある「洋服を着たままアイロンをかけないでください。」というのは、実は私、やったことがあります。外出する直前で洋服を脱ぐ時間もなく、洋服と体の間にタオルを入れてアイロンをあてたんですが・・・熱くてヤケドするかと思いまし(^^;;
ところでスパム対策をしてコメント機能をまた使えるようにしましたので、今回から、よろしかったらコメントくださいね。
台湾製毛布
トルネードから身を守るために使わないように
Blanket from taiwan:
not to be used as protection from a tornado
毛染め
アイスクリームのトッピングとしては使えません。
Hair Coloring
Do not use as an ice cream topping.
ビーチボール
注意:人命救助の道具ではありません。
Beach Ball
CAUTION: It is not a life saving device.
チェーンソー
手でチェーンを止めようとしないでくさい。
Chainsaw
Do not attempt to stop chain with hands.
コードレス・フォンの仕様書
電話の上でキャンドルに火をつけないでください。
Instructions for a cordless phone:
Do not put lit candles on phone.
手で持って使うマッサージ器具
寝ている時や意識のない時に使わないでください。
Hand-held Massaging Device
Do not use while sleeping or unconscious.
A yellow caution sign by a river in Japan:
CAREFULLY FALL INTO THE RIVER!
Nytol睡眠薬
注意:眠くなるかもしれません
On Nytol Sleep Aid
"Warning: May cause drowsiness."
Toilet brush
Do not use for personal hygiene.
Microwave Oven:
Do not use for drying pets.
Hotel provided shower cap in a box:
Fits one head.
Swann frozen dinners:
Serving suggestion: Defrost.
Sign in a Tokyo taxi cab:
“Please fasten seatbelt to prepare for crash.”
“Baby on Board” style sign in a Hong Kong car window:
Look! Our new baby is on our car!
At a zoo in Thailand:
Do not put any part of your body in the crocodile pool.
TRAFFIC SIGNS:
Cars will not have intercourse in this bridge!
Exit Sign in China
UNCLEAR POWER PLANT
A detour sign in Japan:
STOP. Drive sideways.
Windex
Do not spray in eyes.
Bowl Fresh
Safe to use around pets and children, although it is not recommended that either be permitted to drink from
toilet.
Dremel Electric Rotary Tool
This product not intended for use as a dental drill.
Baby Oil
Keep out of reach of children
Zantac 75 (胃の薬)
Do not take if allergic to zantac.
Sleeping Pills
Warning: May cause Drowsiness
Christmas Lights
Warning: For indoor or outdoor use only.
Bic Lighter
Ignite lighter away from face.
Hairdryer:
Do not use while taking a shower.
Mattress
Warning: Do not attempt to swallow
Matches
Caution: Contents may catch fire.
Pepper Spray
Caution: Never aim spray at your own eyes.
Triops Fish Food
Warning: Not for human consumption
Hair Dryer
Warning: Do not use while sleeping.
Road Sign
Caution water on road during rain.
Church Parking Lot Sign
Thou shalt not park
Children's Superman Costume
Wearing of this garment does not enable you to fly.
Silk Soy Milk
Shake well and buy often
Air Conditioner
Caution: Avoid dropping air conditioners out of windows.
Rowenta Iron
Warning: Never iron clothes on the body.
Slush Puppy Cup
This ice may be cold
Nabisco Easy Cheese
For best results, remove cap.
Swanson TV Dinners
This product must be cooked before eating.
Hershey's Almond Bar
Warning: May contain traces of nuts
Heinz Ketchup
Instructions: Put on food
500-piece puzzle:
Some assembly required.
Boot's Children's cough medicine:
Do not drive car or operate machinery.
Japanese food processor:
Not to be used for the other use.
Infant's bathtub:
Do not throw baby out with bath water.
Disposable razor:
Do not use this product during an earthquake.
Curling Iron
Warning: This product can burn eyes.
A toilet at a public sports facility
Recycled flush water unsafe for drinking.
Can of self-defense pepper spray.
May irritate eyes.
A toilet bowl cleaning brush.
Do not use orally.
A birthday card for a 1 year old.
Not suitable for children aged 36 months or less.
Heated seat cushion
Warning: Do not use on eyes.
Electric Cattle Prod
For use on animals only.
Knife sharpening stone
Warning: knives are sharp!
Rat Poison
Warning: has been found to cause cancer in laboratory mice.
Portable stroller
Caution: Remove infant before folding for storage.
Sign at a railroad station
Beware! To touch these wires is instant death. Anyone found doing so will be prosecuted.
Electric Thermometer.
Do not use orally after using rectally.
Wrapper of a Fruit Roll-Up snack
Remove plastic before eating.
Box for a car jack
For lifting purposes only.
Bus Stop
No stopping or standing.
Church Sign
These rows reserved for parents with children.
Credit card statement.
Payment is due by the due date.
Laundromat triple washer
No small children.
Can of black pepper.
Instructions: usage known.
T.V. manual
Do not pour liquids into your television set.
Label on a hammer
Caution - Do not use this hammer to strike any solid object
Orange Juice Can:
100% pure all-natural fresh-squeezed orange juice from concentrate.
Depend Adult Diapers
Step into underwear and pull them on just like regular underwear.
Furniture Wipes
Do not use for a baby wipe.
Stickers to put on the seat of a potty training toilet
This is not a toy. Stickers require adult supervision.
Bottle of bathtub cleaner
For best results, start with clean bathtub before use.
Box of household nails
CAUTION! - Do NOT swallow nails! May cause irritation!
Box of Frosted Cheerio's
The logo, "Tastes so good this box never closes," is located just underneath another announcement: "To close:
place tab here."
Container of salt
Warning: High in sodium
いじめから非行に走り割腹自殺を図り、16歳で暴力団組長と結婚、その後、弁護士になり「だからあなたも生き抜いて」という本で世に知られるようになった大平光代さん。
読売新聞の大手小町で、その彼女が僧侶を目指して勉強中という記事を読みへー、ますますすごいなーと感心しながら、彼女は一体いくつなんだろうと検索していたら、さらに感心する記事に当たりました。
彼女は2005年に結婚し、ダウン症の子どもを授かってもいたのです。その傍らで弁護士業をこなし、さらに僧侶も目指している。彼女は1965年生まれ、つまり42歳です。こういう話を読むとがんばろう!という気になります。
自然界の驚きの映像です。
以前、男の魅力で話題にしたGeorge Cloonyが新作映画の宣伝で来日しているということでManichi Dailyにたくさんお写真がアップになっていたのですが、こちらが、その中の一枚http://mdn.mainichi-msn.co.jp/photospecials/graph/070731clooney/9.htmlです。ジョージが日本のファンのために手を合わせてお辞儀をしています。どこで誰が始めたのか、ハリウッドスターには、日本に来て、こうやって間違ったお辞儀をする人が後を絶ちません。
日本はハリウッド映画にとって海外第1位のマーケット。アメリカで大金をかけて作ってコケた映画も日本で大ヒットして黒字になる場合も多いんだそうです。(これは、日本での日本語タイトルのつけ方と映画の宣伝文句の上手さによるところが多いと思います。私が見て、ウワーつまらなかった、と思った映画でも、後で日本の新聞や雑誌での宣伝やコメントを読むと、え?この映画、こんなに面白かったっけ?と思うこと、しばしばです。)とにかくハリウッドスターにとっては、極東の国ジパングは黄金の国。遠いし時差はあるしプライベートジェットがあったって、来日するのはきっと面倒くさいはす。でも、特にアメリカで封切られて一週目、興行成績が発表され、それが芳しくないとわかったら、後は頼るは日本市場。わざわざ日本参りする理由もその辺にあるわけです。
それに、多くの映画にお約束のように日本人を喜ばせるようなシーンが入っています。たとえば新しい映画「トランスフォーマー」では、主人公がロボットを見て「これは、すごい。日本製に違いない」と言う場面。どこかでチラッと日本や日本人を登場させて日本人の自尊心をくすぐっているのです。
それにしても、相も変わらず、手を合わせてお辞儀するアメリカ・セレブたち。来日すれば「日本は最高。日本大好き。」と寒いリップサービスを並べていますが(もちろん、それで彼らにはApperance Feeというのがガッポリ入るそうです。)、もうちょっと日本の文化を勉強してから来たら?と思ってしまいます。
また、日本のマスコミも、いつもお決まりのように「○○は長旅の疲れも見せず、ファンの握手攻めに笑顔で気軽に応じた」などと書いていますが、それで彼らは大金ががっぽり入るんだから当たり前だろ!と、外国セレブをどっこいしょし過ぎ記事もいい加減止めたら?!と言いたくなります。
昨日、次男の自転車がパンクしたので修理に持っていったサイクル・ショップに並んでいた靴下の写真です。
日本人が、とんでもないキテレツ英語のTシャツを、その意味を露知らず真顔で着ていることはよくありますが、最近はアメリカでも変な漢字やカタカナ(っぽい)デザインがプリントされたTシャツなどをよく見かけます。今まで私が見て「ん!?」と思ったものは、なぜか「秋田少年野球団」だったり「朝日新聞」という言葉が無数に印刷されてあるTシャツだったりしましたが、昨日発見したこのソックスは、ちょっとひどすぎますよね。
数週間前のTimes雑誌に中国産のナマズ(Cat Fish)には、アメリカで使用禁止になっている抗菌薬等(Anti biotic)が使用されているとの記事が出ていましたが、ついに6月28日、FDA(米食品医薬品局)は、中国産のナマズ、バサ(BASA)、海老、デイス(DACE)、ウナギの輸入禁止に踏み切りました。
デイスという魚の名前は初めて耳にしましたが、Cat FishやBasa、海老に関しては、近所のスーパーでも一般に売られている魚です。
先日、中国産のドッグフード(犬が腎臓疾患で何匹も死んで発覚)と歯磨き粉がリコールされたばかりですし、日本でも冷凍ほうれんそうの農薬残留量が問題になりましたし、数ヶ月前にはSweetHeartでも取り上げましたがトイザラスで売られている毒性のある塩ビの玩具がリコールされたりしています。中国製怖ろしや!です。
そうは言っても、今やアメリカ市場は(日本市場もでしょうが)中国製じゃないものを探すのが至難な技だと思うほど中国製で溢れています。製品の場合は、Made in Chinaと表示されているから、わかりますが食料品の場合は、どうやって見分けたらいいのでしょう?たとえば、日本の場合は、各社ベビーフードにも中国製の冷凍ほうれん草が使われているんだそうですが、その表示はなかったのですよね。
不安を感じて、ネットサーフィンしつつ情報を探してみたら、以下のような怖ろしい情報が見つかりました。
アップルジュースの40〜45%は中国産
中国では今、世界の15%のフルーツを生産。政府は1990年からフルーツと野菜の輸出に力を入れている(特に日本への輸出に力を入れており1990年には日本の輸入野菜の6%だったのが1996年には38%に増加。ブロッコリー、玉ねぎ、アスパラなど。)。そのほとんどはアジア近隣諸国に輸入されている。ただし、アメリカで消費されているアップルジュースの40〜45%は中国産。
中国はリンゴの生産国第一位であり、アップルジュースの一番の輸出国。アメリカは、中国産リンゴに使用されている農薬を懸念して中国からのリンゴの輸入はしていないが、アップルジュースの輸入は許可している。
にんにくの50%が中国産
中国は世界のにんにくの75%を生産している。アメリカのにんにくの残り50%は、カリフォルニア産だが、カリフォルニアさんか中国産かを見分ける方法は、中国製は根っこを完全に切り落として底が平らだが、カリフォルニア産はわずかに根っこを残して切ってある。
はちみつの19%が中国製
中国はハニーの世界一輸出国でもある。
魚介類の16%が中国製
アメリカで食べられている80%の魚介類が輸入品で、その内の16%が中国産。
上記の情報は、きっとほんの一部に過ぎないのだと思います。それに中国製じゃないからと言って、他国製のものは安全なのか?もう、そんなことを言っていたら本当に食べるものなどなくなってしまいます。
でも、とりあえず中国産は避けた方がいいんでしょうね。でもでも、私は月に1度くらいは近くの中国スーパーでアメリカのスーパーでは手に入らない野菜(ニラ、長いも、にんにくの芽、もやしなど)などを買っているので、これをやめるのは辛い。
だからと言って、三ツ和などのこちらの日本のスーパーできれいに包装されている野菜だったら大丈夫なのか?実は輸入元は同じなのではないか?特に、ニラなどアメリカ人が普通食さない食品の場合は、まず検閲もされていないのでは?と思います。どうしたらいいんでしょうね。
参考サイト:
http://www.ers.usda.gov/amberwaves/november03/Findings/chinavegetableexports.htm
http://www.spokesmanreview.com/features/story.asp?ID=190998
バーガーキングが日本に再上陸だそうですが、なんと朝10時開店なのに早朝5時から並んでいた人がいるんだそうです。そして、こちらの写真http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070608-00000001-oric-ent.view-000&kz=entが笑えます。
この記事を読んでまず思ったのが「もう日本にこれ以上ファーストフードはいらないんじゃない?!」(ただでさ食生活の欧米化で日本人が不健康になっているというのに)ということと「あんなまずいバーガーとフレンチフライに本当に日本人が行列するの?」ということでした。また、再上陸ということは前にOPENして撤退したんだ。では失敗の原因は?とちょっと興味を持ってGoogleしてみました。
そこで見つけたのが、こんな記事です。「バーガーキング社の日本撤退の背景」。日本のマーケットを詳しく分析していて大変面白かったのですが、こんな怖い食産業事情も説明されていました。
引用「ファミリーレストランは米飯という日常食を出しており、立地の良い場所に出店すれば最初から売り上げを上げることが出来る。しかし、ハンバーガーのようなファーストフードは日本人にとってスナックの範疇を越えることは出来ず、ロケーションが良いだけではなく、ブランドを浸透させるテレビコマーシャルの存在が必要不可欠だ。カップラーメンと同じスナックの位置づけであり、大量のテレビコマーシャルを放映により消費者を洗脳し、強制的に食べさせるという技術が必要になってくる。」引用終了
確かに、日本のCMでマクドナルドの宣伝量はすごいなーと最近特に思っていました。(またアメリカでは、マックのCMは子どもがターゲットになっていますが、日本のCMを見ていると今大人気のモデルさんなどを使って若者をターゲットにしているという違いも興味深いです。)先日読んだユネスコのレポートでは、マクドナルド社や炭酸飲料の会社が、他国で子どもや若者をターゲットに洗脳的なCMを流し続けていると警告していました。
それにしても大企業の緻密で莫大なお金をかけた戦略にあっては、私たちは無力だ!と上記BKの開店に金紙でできた王冠をかぶらされて行列する日本人の写真を見て思ってしまいました。
私は、マックやBKのバーガーを食べると必ず胃もたれがするので絶対に食べませんが、子どもが小さい時は、両店に設置されているボールプールやトンネルなどの遊び場目当てで結構よく行ってました。その頃食べた記憶では、BKのフライドポテトは最悪。バーガーもおいしいと思ったことは一度もありませんでした。あんなまずい物が日本で当たったとしたら驚きだと思います。
ちなみに、長男いわく日本のマックやKFCはアメリカのものより美味しいそうです。日本人向けに品質を変えているのでしょうかね。少なくとも日本のマックで出すアイスティーはアメリカのものと比べ物にならないほど美味しいと私も思います。
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