バーニーがFワード?スティーブは麻薬中毒?

 噂と言うのは怖いものです。昨日、次男が「ママ、バーニーがもうテレビ放送されていない理由を知ってる?」「ある子がバーニーの足を踏んづけた際に、バーニーがFワードを言ったからなんだよ。」

私、「うーん。それはあり得ないんじゃない?だってバーニーは生中継じゃなくて、一旦録画したものを流してるんだから、たとえFワードを言ったとしても編集されるでしょ。」

「じゃ、ブルーズクルーズのスティーブが麻薬中毒ってのは知ってる?これは本当だよ。」

この話は、あり得ない話ではないとは思ったけど、この際Hoax(でっち上げ)についての対処方法について教える良いチャンスだと思ったので、

「そんなふうな、まことしやかなデマのことをHoaxと言うんだよ。そいういう話は、すぐに信じないこと。そして他人に吹聴する前に、きちんと自分で、それが本当に事実なのかどうかを調べて、噂の広げ役にならないことが大切だよ。」

と諭したのでした。

実際、やはりこの二つの噂は完全なデマのようでスティーブに至っては、気の毒なことに長年、ヘロイン中毒だとか、実は死んでるとか、否定しても否定してもぶり返されているそうです。

災害時の流言について、以前、書いたメルマガに書いた再掲載します。

災害時には、しばしば情報が錯綜したり混乱したり事実無根の流言が飛び交います。そこで、ちょっと流言飛語ということに興味を持ち調べてみました。心理学者のオールポートという人が、流言の広まり方には、ある法則があると言っているそうです。それはR=i×a

R(Rumore)=i(the importance of the subject to the individual concerned )×a(the ambiguity of the evidence pertaining to the topic at hand) 

つまり「噂の広まり方」は、「自分が関心のある事柄の重要性」×「その事柄に関する証拠の曖昧さ」というのです。

過去の流言で人々がパニック状態に陥った例:

<昭和金融恐慌 >
1927年、大蔵大臣の失言により、全国各地で「銀行が危ない」という噂が広がり、取り付け騒ぎになり、昭和金融恐慌へと発展していった。

<関東大震災で・・・>
「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んでいる」との流言ひごにより、多くの朝鮮半島出身者が虐殺された。

<伊豆大島近海地震>
1978年伊豆大島近海地震の後、静岡県災害本部の出した余震注意情報が1時間足らずの間に「震度6の大地震が3時間以内に必ず来る」という噂に変貌、住民大パニックに。

<トイレットペーパー騒動>
石油供給不測から紙不足が騒がれ、しまいにはトイレットペーパーを求める群集がスーパーに押し寄せ大騒ぎに。

紙は石油から作られるため、トイレットペーパーが無くなるのではないか、または値段が高騰するのではないかと思い込んだ大阪の主婦達が周りの人に伝え始め噂が大きくなったことが原因とか。

<1993年平成米騒動>
これは記憶に新しい人も多いと思いますが、米の凶作から米を買い求める長蛇の行列、国産米の異常人気、自由米の高騰。

特に、インターネット時代、いまや流言は世界を一瞬の内に駆け抜けます。想像すると恐ろしいほどです。これを読んでいる方の中にも過去、どうも眉唾のチェーンメールのようなものを受け取った方も少なくないのではないでしょうか?

たとえば、私が友達や知り合いなどから過去受け取ったものには、こんな実しやかなものがありました。

○「ある少女が特殊な血液の持ち主だが、手術のため輸血が緊急に必要で、その特殊な血液の持ち主を探している。自分がその血液の場合
は大至急××病院に連絡してください。そして、このメールを友達にも回してくださいね。」(日本の知り合いから。)

○「デザイナーのトミー・フィルフィガーがオプラの番組(女性に人気のトークショー)インタヴューで、「私のデザインする服は白人向けのもので、有色人種には似合わない。」と発言したそうです。トミー・フィルフィガーのブランドをボイコットしましょう。このメールを友達に回してくださいね。」(これは去年アメリカの友人から来たメールで、すぐになんか変と思いネットで出所などを調べたところ、すぐに事実無根と判明。)

○「アメリカン・アイドル(スター誕生のような番組)でリッキー・マーティンのShe Bungsを最高のカッコ悪さと音痴で大失笑を買いつつ大人気となりメジャー・デビューしてしまったウィリアム・ハン君(香港出身)が、やっと実は自分は笑い者になっているという真実に気づいてしまい、その過酷な事実に純粋な彼の心は傷つきドラッグを過剰摂取して急死。」(夫が会社で聞いてきた噂話で、出所はネット上のデマ記事。ウィリアム・ハン君を知らない方はこちら・・・笑えます。)http://www.youtube.com/watch?v=Zcc8dTqflh8

このように、例を挙がればいとまがないわけですが、私たちは、それではどうしたら流言、そして流言が招くパニックを避けることができるのでしょう?

立命館大学(www.ritsumei.ac.jp/)の公開講座の記録の中にいくつかの方法を発見しました。

(1)無用なうわさを防ぐには

○すぐに伝えたくなるような時にこそ、一呼吸おいて考える。
○考えもしないのにホントだと思うことこそ要注意。
○決まり文句に注意;うわさには「決まり文句」がある。

昔話が「むかしむかし……」で始まるようにうわさ話にも目印がある。それ
は「友だちの友だち」「必ず伝えましょう」「すぐに伝えて」のようなものであ
り、そういうフレーズが話の中に出てきたら、一呼吸おくことが必要である。

(2)パニックを防ぐために個人的に努力できること
1.深呼吸(息を吐くことから始めよう)
2.鏡をみる(自己意識を高める)
3.準備する(避難訓練をあなどるな)
4.信頼おける機関に問い合わせる

OBトーク インターナショナルスクール入門

 OBトーク インターナショナルスクール入門

櫛田健児著

現在は、まだお子さんが就学前だけれども将来インターも視野に入れて進路を考えている人にとっては、期待を裏切らない有用な入門書だと思います。

著者は老舗インター(30年ほど前には既に存在していたインターのことを通称”老舗インター”と呼ぶそうです)の卒業生であり著者の母親(アメリカ人)も長年老舗インターの教育者であるために、老舗インターの教育内容や教師の選考方法、運営の仕組み、内部事情にいたるまで非常に詳しく解説されています。(実際に入学するための審査基準、面接方法や審査基準などのハウトゥーを教える本ではありません。)

一方、現在、開校ラッシュが続くインターナショナル・プリスクールや新設インター(過去20年ほどの間に新設されたインターの通称)については、個々が独立されて運営されているため、不透明でわかりにくい部分が多いとしながらも、教育機関として、しっかりと基盤の確立している老舗インターと比較しつつ新設インターの中から学校を選ぶための様々な判断材料や注意点(教師の選考方法、学校の資金、学費、進学、経営、国際認定組織の落とし穴、、外国人生徒が多いから安心の落とし穴、外国人教師の落とし穴など)が提示されています。

著者紹介:1978年生まれ。高校卒業まで調布のアメリカンスクール・イン・ジャパンへ通い、スタンフォード大学で経済学、東アジア研究、国際関係専攻、同大学院で東アジア研究の修士号を取得。情報通信産業の政治経済分析や、日本の政治経済システムにおける外資系企業の影響を研究する傍ら、バイリンガルやバイカルチャーについて興味を持ち、著書には「バイカルチャーについて興味を持ち、著書には「バイカルチャーと日本人」がある。現在は、カリフォルニア大学バークレー(UC Berkeley)で政治学部博士課程在学、バークレー国際経済研究所(BRIE)の研究員を務める。

この本は著者の第二弾となります。以前書いた第一弾の書評も掲載しておきます。

 

 
バイカルチャーと日本人―英語力プラスαを探る

櫛田 健児著

SweetHeartの「バイリンガル教育掲示板」にも時々顔を出してくれる”インター卒生”(ハンドルネーム)さんの著書。

日本人の父、アメリカ人の母を持ち、学生~ビジネスの世界を通して2言語、2文化に精通した著者が、豊富な実例をあげながら大変わかりやすく言語力とバイカルチャー(社会への適応力、対応力)の関係を解き明かしています。

日本のインターに関する卒業生ならではの考察は、これからインターに子どもを入れようと考えている方の参考になるでしょう。

また、子どもに英語を見につけさせたいと考えている方には、副題にあるとおり「英語力 プラス α」の外国人と同じ土俵でコミュニケーションを取るために語学力と同等に大切な「α」の部分とは何なのかを教えててくれます。