OBトーク インターナショナルスクール入門

 OBトーク インターナショナルスクール入門

櫛田健児著

現在は、まだお子さんが就学前だけれども将来インターも視野に入れて進路を考えている人にとっては、期待を裏切らない有用な入門書だと思います。

著者は老舗インター(30年ほど前には既に存在していたインターのことを通称”老舗インター”と呼ぶそうです)の卒業生であり著者の母親(アメリカ人)も長年老舗インターの教育者であるために、老舗インターの教育内容や教師の選考方法、運営の仕組み、内部事情にいたるまで非常に詳しく解説されています。(実際に入学するための審査基準、面接方法や審査基準などのハウトゥーを教える本ではありません。)

一方、現在、開校ラッシュが続くインターナショナル・プリスクールや新設インター(過去20年ほどの間に新設されたインターの通称)については、個々が独立されて運営されているため、不透明でわかりにくい部分が多いとしながらも、教育機関として、しっかりと基盤の確立している老舗インターと比較しつつ新設インターの中から学校を選ぶための様々な判断材料や注意点(教師の選考方法、学校の資金、学費、進学、経営、国際認定組織の落とし穴、、外国人生徒が多いから安心の落とし穴、外国人教師の落とし穴など)が提示されています。

著者紹介:1978年生まれ。高校卒業まで調布のアメリカンスクール・イン・ジャパンへ通い、スタンフォード大学で経済学、東アジア研究、国際関係専攻、同大学院で東アジア研究の修士号を取得。情報通信産業の政治経済分析や、日本の政治経済システムにおける外資系企業の影響を研究する傍ら、バイリンガルやバイカルチャーについて興味を持ち、著書には「バイカルチャーについて興味を持ち、著書には「バイカルチャーと日本人」がある。現在は、カリフォルニア大学バークレー(UC Berkeley)で政治学部博士課程在学、バークレー国際経済研究所(BRIE)の研究員を務める。

この本は著者の第二弾となります。以前書いた第一弾の書評も掲載しておきます。

 

 
バイカルチャーと日本人―英語力プラスαを探る

櫛田 健児著

SweetHeartの「バイリンガル教育掲示板」にも時々顔を出してくれる”インター卒生”(ハンドルネーム)さんの著書。

日本人の父、アメリカ人の母を持ち、学生~ビジネスの世界を通して2言語、2文化に精通した著者が、豊富な実例をあげながら大変わかりやすく言語力とバイカルチャー(社会への適応力、対応力)の関係を解き明かしています。

日本のインターに関する卒業生ならではの考察は、これからインターに子どもを入れようと考えている方の参考になるでしょう。

また、子どもに英語を見につけさせたいと考えている方には、副題にあるとおり「英語力 プラス α」の外国人と同じ土俵でコミュニケーションを取るために語学力と同等に大切な「α」の部分とは何なのかを教えててくれます。

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