嫌われる勇気-白蓮れんれん-ゼロ-Light on Life

おととし、キンドルを購入してから、再び、ずいぶん本を読むようになりました。日本語の本は、まだまだキンドル化が遅れていて、それほど豊富でないのが残念ですが、最近読んで面白かった本をいくつか紹介します。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
アルフレッド・アドラーの名前は知っていましたが、彼がフロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨頭だとは知りませんでした。

フロイトが、現在の行動心理を幼い時の経験やトラウマと結びつけるのとは正反対に、多くの人は現在の悩みを、経験や環境のせいにして立ち止まってしまっているが、それは立ち止まるための言い訳を自分に与えてしまっているのに過ぎない。

人生を過去から未来につながら一本の線と思うと、今現在に幸福感を感じる
ことが難しくなる。現在の努力は未来のゴールのためにあると思ってしまうと未来しか見えない。現在のこの苦労は過去の経験や環境のせいだと思ってしまうと、過去しか見えない。

旅の目的地があったとしても、その目的地まで飛行機で1時間でついてしまう方法もあるかもしれないが、旅そのものを楽しむために鈍行列車でその旅の瞬間瞬間を楽しむことが今を生きることであり、「人生は(一本の線ではなく)刹那の連続」である。

などなど、哲学者と青年(できの良い長男と比べられながら育ち、強い劣等感を持ち、現在は図書館司書という平凡なパッとしない人物)の会話という形式で、非常にわかりやすく、アドラー心理学を説明しています。

嫌われる勇気という題名は、ちょっとミスリーディングかと思います。人間関係の悩み、生きがいとは、幸せとはを改めて考えさせてくれます。

Light on Life
今年亡くなったYOGAの大家アイアンガーの教えの集大成。YOGAをしない人にもお勧めな、知恵がたくさん盛り込まれています。

賢人の教えというのは、共通点が多いもので、上記のアドラー心理学につながる数々の教えがあります。

“Memmory is useless if it brings about a repetition of the past that impedes the process of out evolution. ”

“By sorting out wanted from unwanted memory, we allow new experiences to surface.”

などなど。日本語訳版は「アイアンガー 心のヨガ―人生に光を灯すためにだと思います。

白蓮れんれん  林真理子
NHKの朝ドラ「花子とアン」で注目を集めた大正時代の歌人白蓮の波乱万丈の人生の物語。白蓮と駆け落ちをして結ばれる年下の恋人宮崎龍介との間に交わされた実際の手紙も数多く引用されています。林真理子さんは、女性ならではの、あるあるな意地悪や嫉妬目線で小説を書くのが上手だといつも思います。日本からアメリカに戻る飛行機の中で一気読みしたのですが、長い飛行時間が短く感じられました。

ゼロ 堀江 貴文

一世風靡したホリエモンと呼ばれた人。彼が自身の人生を振り返って今、何を思うのかを知りたくて、ちょっと覗き見趣味的な気持ちから読んでみました。半年前くらいに読んだので、すでにあまり記憶にないのですが、なかなか面白かったです。