SUPERマミーの英語講座

超ネイティブな英語決まり文句

 

Isnoopy.gif (283 バイト)簡単な単語の意外で便利な使い方3

Hold

“Hold the salt.”「塩を控え目にして。」 この言い方は、私も聞けばわかるけど、なかなかサラッと出てこないなーと 思った言い回しです。

私の連れ合いが、レストランでウェイトレスさんに、ホウレンソウのガーリ ック・ソテーを頼んだときに使った表現です。というのも以前、同じレスト ランで同じ物を注文したときに、とても塩辛かったのを覚えていたので、 こんなセリフが出てきたわけです。

それにしても、アメリカ人には結構、レストランで、味が気に食わないと、 『マ、いいいや・・・』と食べてしまわないで、キッチンに返してしまう人 が結構います。私の連れ合いも、肉の焼き具合が悪いの、魚がちょっとにお うの、といちいち文句をつけるので、一緒にレストランに行くのがイヤにな ります。

日本のデパートの中にあるレストランに入ってさえ、『肉ぬきヤキソバ』 を個人的に注文したり、セットメニューなのに、「○○は入れないで、塩 も控えてね。」なんて、やり出すので、日本じゃ、もっと一緒に食事したく ないです。あ、グチになってしまいました。スミマセン。連れ合いに

“Hold your tongue.”「黙っていろ。」

と言われてしまいそうです。

 

Isnoopy.gif (283 バイト)簡単な単語の意外で便利な使い方2

Lock

前回はTipのちょっと意外な使われ方を御紹介しましたが、今回はLock の意外な使われ方です。さて、“Lock”というと何を連想されますか? もちろん「鍵」ですよね。でも・・・

先日、美容院に行ってきたばかりの友人が、「ねーあなたのその長い髪 切る気がある?」と聞くので、「ウーン、いつか白髪が出てきたら切る つもりだけど、どうして?」と聞くと、「今、行ってきた美容室でね。 “Locks of Love”っていうプログラムがあるの。」と言うのです。

彼女の説明によると、小児ガンの治療で髪の毛を失ってしまった子ども 達のためのカツラを作るために、一束の髪の毛をプレゼントするという プログラムなのだそうです。つまり髪の毛の一束のことを

“a lock of hair”

というので、それにひっかけて、このプログラムは“locks of Love” と呼ばれているのだそうです。素敵なプログラムですよね。今、Yahoo で調べてみたらホームページもありました。以下のURLです。

http://www.locksoflove.org/

それから、一緒に出てきた検索結果の画面に、こんなのがありました。 「ベートーベン研究センター」というこ所で、

“collections include original Beethoven manuscripts, documents, and materials; a lock of Beethoven's hair; first editions of Beethoven's music; and books, articles, and sound recordings.”

へー、ベートーベンの髪の毛の束が残っているのですネー!!

 

Isnoopy.gif (283 バイト)簡単な単語の意外で便利な使い方1

tip

今回は、街で耳にした“tip”の使い方。“tip”と言っても、レストラン なんかで食事の後に置くあの“Tip”ではなく、同じ言葉でも「ちょっとし た秘訣」とか「簡単な役立つ情報・予想・助言・ヒント」というような意 味で使われる場合である。

先日、カフェのカウンターでランチを食べていた私の横に腰掛けた女性が、 私の食べているガーリック・ロースト・スープをのぞきこみながら、

“How do you like it?”

と聞くので、

“Pretty good.”

と答えた。女性は、同じスープを頼んで、おいしいと舌鼓を打っていた。 そして、彼女が席を立つ前に私にかけた言葉が

“Thak you for the tip.”「助言ありがとう。」

【他の例】 “He gave me a tip on the race.”「彼は、そのレースの予想を教えてくれた。」 “A tip for baking bread ”「パンを焼くちょっとした秘訣」

 

 

Icherry_s.gif (1428 バイト)ボケ

アメリカの75歳から84歳の人口のうち19%がアルツハイマー病であり、 85歳以上になると半数以上がアルツハイマーであるという恐ろしい報告 がある。(NewsWeek Jan. 31, 2000)

ところで、アルツハイマーという病名とは別に、一般的に「ぼける」は、 senile(スィーナイルと発音する)という。これは形容詞で 

“He is senile.”「彼はボケてる。」 とか “He is becoming senile.”(ぼけてきてる) 

なんてふうに使う。ダンナに語源を尋ねたら、「幻でナイル河が見えちゃ うほどボケたってことじゃない?」と言ってたけど、かなり怪しい。でも、 この解釈なら覚えやすい。(念のため辞書で語源をひいたら、sen−はラ テン語でold man という意味があるそうである。)

 

Ikamome.gif (531 バイト)Know ・・・by heart

【暗記している】 大抵の日本人なら知っているものの一つに、あのラジオ体操がある。 息子の通う日本語補習校の恒例の運動会でも、必ず、開会宣言の後 に、なぜかラジオ体操!である。日本人の親達は「エー、アメリカ まで来てラジオ体操やるの〜?」という感じで、最初は、ちょっと 照れくさそうにふてているが、あの「たーんたーかたかたか・・・」 という前奏がかかると、なぜか自然と体が反応してしまうから怖い。 中盤の「はい、大きく跳躍うんどー!」なんて所あたりまで来ると、 かなり気合が入ってきて、さらに隣のオッサン、オバハンに負けては ならじと、変な競争心まで出てきて、思いっきりビシーッと高く飛び 跳ねたりしてしまう。

最後の「はーい。大きく深コキュウー」まで来ると、「あーやっぱり ラジオ体操はいいなー。」なんて爽快気分になっている上に、「第二 体操までやりなたいゾー」の気分になり、最後には「よくマー、こと 年になるまでラジオ体操をしっかり覚えていたもんだ。」と感傷にひ たってしまったりもする。小さい時からの「すり込み」の恐ろしさ、 である。

前置きが長くなったが、まさに

“Most of Japanese know ラジオ体操 by heart.”

である。

【例文】 @I know his telephone number by heart. 彼の電話番号なら暗記しているよ。

AMost of the second graders in Japan know the multiplication table by heart; but the same is not true in America. 日本では2年生のほとんどが、九九を暗記しているけれど、アメリカでは そうではありません。

 

itulip.gif (378 バイト)チャンスをフイにする

テニスをやっていて、自分がいかにプレッシャーに弱いかということを自覚する。 ここぞという時に必ず単純なミスをおかす。例えば、絶好の逆転のチャンスとかの に、ダブルフォルトを続けざまに出して、タダで相手に得点を与えてしまうような バカなミスである。そういうふうに、絶好の機会とかをフイにしてしまった時

“I blew it.” 「チャンスをふっとばしちゃった」

という言い方をする。

例えば、ビジネスの絶好の機会を、何かのミスでフイにしてしまった場合とかにも もちろん使えるわけである。“lose an opportunity” という意味のスラング的 言い方である。

例: “I had an interview for a new job but I blew it by being late.” 「仕事の面接があったんだけど、遅刻してチャンスをフイにしちゃったよ。」

【会話例】 A: How was your first date? Didn't you take her out to dinner? B: I think I blew it by not having enough money to pay the bill.

【和訳】 A: 初デートどうだった?食事に誘ったんじゃなかったの。 B: 勘定の時、お金が足りなくて、チャンスをフイにしちゃったと思うんだ。 

(“Take 人 out to dinner(lunch)” 相手にごちそうするために連れ出すとき によく使う。)

Itoudai.gif (1507 バイト)質問への回答

今回は、いくつか質問が寄せられていますので、増刊号という形で 質問にお答えいたします。

質問@買い物をしているとき、店員が寄ってきて何か話しかけてき たとき、私はいつも"N・N・NO Thanks"と、顔を引きつらせ返事を していたのですが、この時、NoThanksというのは失礼にあたるの でしょうか?

【答え】 もし“May I help you?”とか聞かれて“No, thank you.”と応え たのであれば、問題ないと思います。でも、もし洋服などを見ていて “Are you looking for something?”「何かおさがしですか?」 と聞かれたのであれば、いきなり“No thank you.”だと、「いえ、 結構です。」みたいな感じでちょっと失礼かな。この場合は、 “I'm just looking around.” “(I'm)just browsing.”「ちょっと見て歩いてるだけです。」 の方が適切です。

A”この写真の焼き増しをお願いします”って言う言い方を知りたいんです が。。。 I need recopy of this photo。で良いのかしら??

【答え】 “I need some reprints.”です。

B先日笑いがとまらなくていわゆる日本語でいう「つぼに入る」状態。 その時に外資系の会社で働く友達につぼに入るって英語でなんていうん だろう?って聞かれた・・・・

【答え】 私は「つぼに入る」という言葉を知らなかったのですが・・・質問を くださった方に聞いたところ、「たんに笑いが止らないというよりは 何かあるポイントをばっちり当ててしまったために笑いがとまらない っという感じ。なんですが・・・・」とのことで、答えは・・・

“I was in hysterics.”が一番近いんじゃないでしょうか? 辞書でひくとヒステリー状態だった・・・と訳されてしまいますが、 ネイティブは、おかしくておかしくて笑いが止まらない状態の時にも よく使います。

ところで・・・ 昨晩は、アメリカはスーパーボール(年1回のアメフトの全米一を決める 試合)St.Louis対Tennessee Titans戦で盛り上がってました。下の文は、 我が家での実際の会話です。

【英文】 息子と父親の会話

父 “Who are you rooting for?” 息子“I'm rooting for Tennessee Titans.” 父 “You always root for the underdog.”

【訳文】 父 「どっちを応援してるの?」 息子「テニシー・タイタンズを応援してるんだ。」 父 「君は、いつも弱い方を応援するんだね。」

この会話を聞いていて、あ、これって、日本語だと「判官びいき」って ニュアンスだなと思って、すかさず、メルマガ使用に決定。 “root for〜”は、「〜を応援する」 “Underdog”は、ここでは「弱者」という意味です。 それで、この二つを合わせると「判官びいき」に近い意味になります。

icfgreen.gif (896 バイト)  @ちょっと見てるだけです。 A焼き増し B笑いが止まらない ★判官びいき

今回は、いくつか質問が寄せられていますので、増刊号という形で 質問にお答えいたします。

質問@買い物をしているとき、店員が寄ってきて何か話しかけてき たとき、私はいつも"N・N・NO Thanks"と、顔を引きつらせ返事を していたのですが、この時、NoThanksというのは失礼にあたるの でしょうか?

【答え】 もし“May I help you?”とか聞かれて“No, thank you.”と応え たのであれば、問題ないと思います。でも、もし洋服などを見ていて “Are you looking for something?”「何かおさがしですか?」 と聞かれたのであれば、いきなり“No thank you.”だと、「いえ、 結構です。」みたいな感じでちょっと失礼かな。この場合は、 “I'm just looking around.” “(I'm)just browsing.”「ちょっと見て歩いてるだけです。」 の方が適切です。

A”この写真の焼き増しをお願いします”って言う言い方を知りたいんです が。。。 I need recopy of this photo。で良いのかしら??

【答え】 “I need some reprints.”です。

B先日笑いがとまらなくていわゆる日本語でいう「つぼに入る」状態。 その時に外資系の会社で働く友達につぼに入るって英語でなんていうん だろう?って聞かれた・・・・

【答え】 私は「つぼに入る」という言葉を知らなかったのですが・・・質問を くださった方に聞いたところ、「たんに笑いが止らないというよりは 何かあるポイントをばっちり当ててしまったために笑いがとまらない っという感じ。なんですが・・・・」とのことで、答えは・・・

“I was in hysterics.”が一番近いんじゃないでしょうか? 辞書でひくとヒステリー状態だった・・・と訳されてしまいますが、 ネイティブは、おかしくておかしくて笑いが止まらない状態の時にも よく使います。

ところで・・・ 昨晩は、アメリカはスーパーボール(年1回のアメフトの全米一を決める 試合)St.Louis対Tennessee Titans戦で盛り上がってました。下の文は、 我が家での実際の会話です。

【英文】 息子と父親の会話

父 “Who are you rooting for?” 息子“I'm rooting for Tennessee Titans.” 父 “You always root for the underdog.”

【訳文】 父 「どっちを応援してるの?」 息子「テニシー・タイタンズを応援してるんだ。」 父 「君は、いつも弱い方を応援するんだね。」

この会話を聞いていて、あ、これって、日本語だと「判官びいき」って ニュアンスだなと思って、すかさず、メルマガ使用に決定。 “root for〜”は、「〜を応援する」 “Underdog”は、ここでは「弱者」という意味です。 それで、この二つを合わせると「判官びいき」に近い意味になります。

Isnoopy.gif (283 バイト)  ゴム首渋滞

New York,New Jerseyあたりは、先週、今週と大雪に見舞われている。 あちこちで横転事故、スリップ事故も合いついで幹線道路での渋滞が あちこちで起きている。

アメリカの高速は片側だけでも3〜4車線あって、反対車線の道路とは、 広い分離帯をへだてて距離がかなり開いているので、たとえ、反対車線 で、大事故があっても、もう一方の車線には、まったく影響を与えない はずなのに、ちょっとした事故でも、両車線ともに渋滞になることがある。 なぜか?

これぞ、まさにラバーネック “rubberneck” (ゴム首)渋滞である。 「ゴム首渋滞?」なんのこっちゃ?だろうが、これは、反対側車線で 起こった事故をなんとか一目見ようとドライバー達が、ちょっとずつス ピードをゆるめ、首を伸ばす、ねじる。その連鎖反応によって、どんど ん車の流れが悪くなり、最後には大渋滞になるというものだ。これぞま さに、ろくろっ首ならぬゴム首である。(ちなみに rubber band は、 輪ゴムである。)

【例文】 “There was a traffic jam caused by many people rubbernecking.”

たくさんの人がラバーネッキングしたため渋滞になった。

Isnoopy.gif (283 バイト)《ジョン君の恋-第6(終)章-》

失恋の痛手をいやすには、どんな慰めの言葉も効果がないのかもしれない。もう二度と恋 などしない、と嘆くジョンに“I don't blame you." 「無理もない。」と言うしかなかっ た。直訳すると、「あなたを責めない。」ということで、日本語にすると「無理もない」 ひいては「あなたの気持ちがよくわかる」という軽い相槌のように使われる表現である。

【例文】 A:Sue left her husband because he cheated on her. B:I don't blame her. He cheated on her at least 3 times.

【訳文】 A:スーは、だんなの浮気が元で離婚したのよ。 B:無理もないさ。あのだんな、少なくとも3回は浮気したんだから。

“cheat on”は「浮気する」で詳しくはバックイシュー14号にあります。 過去の記事は http://www.sweetnet.com/ の「SuperMomの英語講座」に 収録してあります。

【例文】 A: I lost a big client. I feel like getting drunk. B: I don't blame you.

【訳文】 A:大きなお得意さんをなくしちゃったんだ。酔っ払いたい気分だよ。 B:無理もない。

今回で「ジョン君の恋」は、終了して、また来週からは、新しい話題です。 そうそう、2度と恋などしないと嘆いていたジョン君ですが、その後、彼は どうなったと気になる方のために。

彼は、傷心旅行で一人で出かけたクルーズ旅行で出会った、女性とめでた く、この10月にゴールインしました。

isuzuan.gif (1485 バイト)  《ジョン君の恋-第5章-》

さて、婚約者に去られたジョンは、  “He is so depressed.”   非常に落ち込んでいた。この “be depressed” は、別にジョンのように、死ぬほどおちこんでいなくて、ちょっと気持ちが沈んでいる時なんかでも “I'm depressed.” 「落ち込んでるんだ。」というふうに、アメリカ人は結構よく使っている。他に「落ち込み」に関する表現では、

“ I'm feeling down.”

なんて言い方も、一般的だし、

“ I'm feeling blue.”(ブルーな気分。)

などということもできる。

【例文】
A:You look down.  What's the matter?
B:I broke up with my girlfriend.

【訳文】
A:落ち込んでるようだけど、どうかしたの。
B:ガールフレンドと別れたんだ。

【例文】
A: Do you know that many people feel depressed during the holiday
  season?
B: Yes.  It's called holiday blues.

【訳文】
A:ホリデー・シーズンには、たくさんの人が憂鬱な気分になるって知ってる?
B:うん。それってホリデーブルーって言うんでしょ。

このホリデーブルーは、周りが華やぎに満ちるだけに普段から孤独な人は余計に孤独を感じてしまうからということです。

isuzuan.gif (1485 バイト)  《ジョン君の恋-第4章-》

前回は「直前に怖気づく」という表現を紹介したが、今回は、再び結婚直前にありそうな会話と表現を紹介したい。

【例文】
花嫁: You don't look happy. You are not having second thoughts
    about getting married, are you?
花婿: No. Not at all. I'm just a little nervous.

【訳】
花嫁:あなた、あんまり幸せそうじゃないわね。結婚、考え直してるわけじゃ
ないでしょうね。
花婿:イヤ。とんでもない。ちょっと緊張してるだけだよ-。

“have second thoughts”は、直訳では二番目の考えを持つということであるが、つまり、「再考する」という意味である。

isuzuan.gif (1485 バイト)  破局A

前回に引き続きジョン君の大恋愛、大失恋についてである。(??の人は、バックイシューを見てね!)この世の終わりといった様子のジョンにわけを聞いてみると・・・。最近、沈みがちだった彼女を問い詰めたところ、

“I met someone.”  

と打ち明けられたたのだと言う。直訳すると、「誰かに会った。」だが、この場合「別の人に出会ってしまった。別の人を好きになってしまった。」という意味になる。結婚式を目の前にして、『本当に、この人でいいんだろうか。このまま結婚してしまっていいだろうか。』と思ってしまう人は結構いると思うが彼女もまさにその例である。これを英語では  

“She got cold feet.”「おじけづいた。ためらった。」

と言う。そして、彼女の場合、他の男性に乗り換えてしまったのである。

“to get cold feet.”

とは、一度決めたことに対し、直前になってためらったり、怖じ気づいたりすることである。結婚ばかりでなく、例えば、会社に退職願いを出そうと心に決めていたのに、直前になって、どうしよう、とためらってしまう時にも使える。多分、怖じ気づいたりすると、血の気が引いて手や足のが冷たくなったりすることから来た言葉かもしれない。(この分析はかなりいい加減である。でも、こんなふうにこじつけると覚えやすいでしょ。)

【例文】恋人同士の会話
A: You are acting wierd lately.  Is anything wrong?
B:  No, nothing's wrong--but I did meet someone....
 

【訳】
A:最近、変よ。なんかあるの?
B:いや、なんにも・・・でも・・実は別の人を好きになっちゃったんだ・・。
 
【例文】結婚式の招待客同士の会話
A: The bridegroom seems to be late for the wedding.
B: I hope that he didn't get cold feet.

【訳】
A:花婿、結婚式に遅刻してるみたいだよ。
B:直前でおじけづいたんじゃなければいいけど。

isuzuan.gif (1485 バイト)  破局

前号では、日本娘と恋に落ちた大学生ジョン君の恋愛について、書いてみたが、今回はその続きである。

その数カ月後、今度はジョンのお相手の日本娘が冬休みを利用してアメリカにやってきた。そこで、二人の恋は頂点に達し一気に婚約、6月にジョンが卒業するのを待って結婚しようということで、二人は一緒に暮らしはじめた。このまま They lived happily ever after. 「二人は、その後いつまでも幸せに暮らしましたとさ・・・」となると、周り誰もが思っていた。

6月が近づいてきたある日、ジョンが絶望的な様子で家に訪ねてきた。そして

“ We broke up.” 「ぼくたち、別れたんだ。」

と言う。恋人同士、夫婦が別れた時、つまり、一つのハートがまさに、二つに割れてしまった時の表現である。他に別れに関する表現をいくつか紹介する。 メロドラマ(Soap Opera)などで、ドラマチックに

“We are through.”「私たち、もうおしまいね。」

なんて相手に叫んだりする場面によく出くわす。through には「終わって」という意味があるので、この場合、二人の関係は終わったということで、もう修復の余地もない感じがする。

“She left me.”   「彼女は、私の元を去ってしまった。」

“She dumped me.”「彼女に捨てられた。」

dumpはゴミをバサッと捨てる時に使われるので、これは穏やかじゃない。プレーボーイかプレーガールあたりに遊ばれたあげくにゴミのように捨てられたような時に使える(使う機会がない方がいいけど・・・。)

isuzuan.gif (1485 バイト)  

ジョンは、19才。大学で日本語を専攻しながら、一週間に一回、日本語個人レッスンでわが家を訪れていた。その彼が夏休みを利用して、東京のある大学に短期留学して戻ってきた。すっかり日本語の上達したジョンに日本は、どうだったと尋ねると、いきなりとろけきった顔で

“I'm madly in love."「気が狂うほど OR 激しく恋してる。」

と言う。聞けば、日本の大学で出会った女の子に恋をしてしまったのだという。

“be in love”「恋している」

“fall in love”なら「恋に落ちる」で、恐らく、多くの人が既にご存知のことと思うが、“fall for 人”という表現は聞いたことがあるだろうか?例えば、

“ I fell for her.” 「彼女に恋した。彼女に落ちた。」

と使う。私が、始めてこの表現を覚えたのはダン・フォーゲルバーグというシンガーの歌詞からだった。「君は何を急ぐの?ボクは、まだ別の恋が終わったばかり。もうちょっと時間をくれたら、多分ボクは君を好きになるよ。」というような歌詞で、この最後のラインが“Maybe I’ll fall for you”だった。

それ以来、なんとなく情緒的なこの表現が好きになってしまった。

「一目惚れ」は “fall in love at first sight.”である。結婚したカッ
プルが「なれそめは?」なんて聞かれて、

“It was love at first sight.”「一目ぼれだったんだ。」もしくは反対に
“It was not love at first sight.”「一目ぼれじゃなかったんだ。」


なんて答えているのを耳にする。ところで、“Do you believe in love at first sight? ”「ひと目ぼれって信じますか?」

私の一目ぼれの最初で最後は、中学1年生の初日で、その人を一目見た途端に、本当に心臓がバコーンと口から飛び出しそうになってしまったのでした。あるんですよねー。そういうことって・・・結局、私が1学期だけで転校してしまい、私の一目ぼれはあえなく終わってしまったけど・・・・

Ipencil.gif (458 バイト) におうぞ

テレビの刑事番組などで、何か犯罪の匂いがしたり、疑わしかったりすると刑事が「何かにおうゾ。」「くさいな。」とつぶやいたりする場面がある。英語でも、それに近い言い方をする。何やら疑わしいと言う時に使う言葉が Fishy 「直訳:(魚)くさい」である。

【例文】
A: I recieved a letter saying I won a ticket to Hawaii.
B: That sounds fishy.

【訳】
A: ハワイへのチケットと当たったて書いてある手紙を受け取ったよ。
B: うさんくさいな。(あやしい OR 疑わしいな。)

ついでに

“He drinks like a fish.”

と言ったら、「彼は大酒飲みだ。」という意味である。

 

Icherry_s.gif (1428 バイト)  去るもの日々にうとし

10月31日、今年もハロウィーンが無事に終わった。今年のコスチュームで断然人気があったのは、ポケモンのピカチューだった。日本生まれのポケモンは、すっかりアメリカの子ども達の心をつかんでしまったようである。

ハロウィーンで、子ども達が何より楽しみにしているのが、“Trick or treat”と言いながら、家々をまわって集めるお菓子である。上の子などは、午後1時から出かけて帰ってきたのは夜の7時。バケツに2杯分ほどのお菓子を集めてきた。

翌日、友人のスーが、子どもが一日中キャンディーを食べつづけているので、幼稚園に行っている間に、全部隠してしまったと話していた。そして最後に

“Out of sight, out of mind. ”

と締めくくった。この表現は、日本語の「去るもの日々にうとし」と同様に使われるが、スーは、それを「キャンディーも見えなければ、忘れちゃうのよ。」ということを表現するために使ったわけである。

Isnoopy.gif (283 バイト)  鼻にウンチ

前号では、会社での熾烈な足のひっぱり合いに関する、決り文句を紹介しましたが、今回も、引き続き、会社でよく使われる表現を紹介しマス。

昔、日本にいた頃、働いていたある外資系会社の課長の話し。

それは4月のお花見の日のこと。課長Sは、新しく就任したばかりのアメリカ人社長を、自分の課のお花見に誘った。花見会場についてみると、あいにく昼過ぎに降った雨で桜の木の下は、少々ぬかっていた。皆がどうしようかと思案する間もなく、課長Mは、いきなり来ていたトレンチコート(イギリス出張で買ってきたバーバーリ)を脱いで、バッとそのぬかるみの上に敷き、「社長!Please sit down here!!」と言った。

一瞬、社長は困ったような顔をしたが、今更座らないのも悪いと思ったのか、それとも、これが日本の習慣と思ったのか、おもむろに、そのトレンチコートの上に座った。やがてお花見も終わり、課長Sは、さっそうとドロドロのトレンチをはおって、帰って行った。その翌朝から、課長Sは社内で木下東吉郎と陰で呼ばれるようになった。

と、前置きが長くなったが、このようなゴマ擦り男は古今東西どこにでもいるものである。学校などでは、Apple-polish などと習ったかもしれないが、私はいまだにこの言葉をアメリカ人の口から聞いたことがない。そのかわりに、よく聞くのが “brownnose” である。つまり、“He is a brownnose.” と言ったら、彼は茶色の鼻をしている。という意味ではなく、「彼はおべっか使いだ。」という意味なのである。

では、この語源やいかに?ゴマ擦りは、上司とかのオシリに鼻をくっつけんば
かりにして歩いて回る、つまり鼻にその人のウンコがくっついて茶色になるか
ら・・・らしい。

【例文】 
A: Jim always brownnosed the boss.
B: No wonder he got promoted so fast.

【訳】
A:ジムは、いつも上司にゴマをすってるよ。
B:昇進が、すごく早かったのも不思議じゃないわよね。
 

Brownnoseは動詞としても使える。たとえば、こんなふうに・・・

A: I can't believe that Tom got promoted over me.
B: Unfortunately sometimes brownnosers win.

【訳】
A:トムがボクを出し抜いて昇進したなんて信じられないよ。
B:残念ながら、おべっか使いが勝つこともあるのさ。

 

isuzuan.gif (1485 バイト)  足を引っ張る

前回は、実はネイティブには通じない日本語英語表現を紹介したが、今回は、日本語表現を、そのまま英語に訳して使おうとすると、とんでもない間違いになってしまうような表現である。例えば、「足を引っ張る」。英語にそのまま訳して 

“Pull one's leg.”

と言うと、「からかう」という意味になってしまう。これも、私自身が犯した間違いで、「日本の会社では、よく足の引っ張り合いがあるんだよ。」と本当は、日本の会社の陰湿な部分を伝えたかったのに、実は「日本の会社では、よくからかい合うんだよ。」と、なんだか和気あいあいの日本企業のイメージを伝えてしまっていた。“pull one's leg”   の本当の意味を知ったのは、かなり後になってからである。

【例文】
A: Look at this prize. I came in first in the golf tournament.
B: Come on, you are pulling my leg! That must be the booby prize.

【訳】
A:この賞品見ろよ。ゴルフのトーナメントで一位になったんだ。
B:からかってるんだろ。本当は、ブービー賞の賞品だろう。

では、「足を引っ張る」は、英語で何と表現すればいいか?

“to back-stab”「(背中から突き刺す)」

である。「背中から切りかかるとは卑怯でござる。」ということで、卑怯な行為→「( 見えないところで) 中傷、背信する。足をひっぱる。」となるのである。

【例文】
A: I thought that I'm getting promoted but my coworker backstabbed me.
B: Well, it's dog eat dog world, isn't it?

【訳】
A: 昇進すると思っていたのに、同僚に足を引っ張られたよ。
B: うーん。過酷な世界だよな。

“dog eats dog world”とは、犬が犬を食う共食いの世の中ということで、「苛酷な世の中」「仁義なき戦いの世の中」というようなニュアンスである。

Isnoopy.gif (283 バイト)  カンニング

完全に日本語化している英語だけど、実はネイティブには全然通じない英語、いわゆるJapanese Englishは幾つもある。その一つがカンニングである。カンニングは cunning  と綴り確かに英語だが、「( テストの時に) カンニングする」の意味はない。

えらそうに書いている私も実は昔、アメリカ人に“He was cunning on the midterm exam.”「彼は中間テストでカンニングしていた。」なんて言って全然通じなかった経験があるのである。

発音が悪いから通じなかったのか?と思いいろいろイントネーションや発音を変えて「カーンニング」「カンニーング」「カンニンーグ」と言い換えてみたがやはり通じない。なぜだ、なぜだ?ひょっとしたら、カンニングは英語じゃなく、フランス語かポルトガル語だったのか?などと戸惑いまくったものだった。

英語で“Cunnning”というと、一般的には「悪賢い、ずるい」という意味になる。例えば、

“Fox is cunning.” 「きつねは、ずるがしこい」

となる。では、正しいカンニングの言い方は・・・“cheat on”である。

《例》  
A:Did you know that Tom was suspended from school?
B:How come?
A:He was caught cheating on the midterm exam.

《訳》
A:トムが停学になったの知ってた?
B:どうして?
A:中間テストでカンニングしているところをつかまっちゃったんだ


“cheat” には「人の目をだます。ごまかす。」と言う意味があるが、結婚している人が、cheat するとどうなるか? 

“He is cheating on his wife.”「彼は、浮気している。」

という意味になる。別に結婚してなくても使える。

“She is cheathing on her boyfriend.「彼女は、浮気している。」

と言えば、ボーイフレンドの目を盗んで、他の男性と会っているわけである。

《例》
A: I'm thinking of getting a divorce.
B: What happened?
A: I found out that my husband was cheating on me.

《訳》
A: 離婚しようと思っているの。
B: どうして?
A: 夫が浮気しているのがわかったの。


ところで、栗は英語で何と言うか? 「マロン」と答えた人は間違い。“Chestnut”が正解。「シャボン」は英語では“bubble”である。

Ienpitu.gif (896 バイト)  見ちゃった

“I saw Kimutaku in the flesh”

先日、日本人の友人達と集まってお茶をしていたところに、送れてやって来たMさんが、部屋に入るなり、「ネェー聞いて聞いてー。ゆうべキムタクに会っちゃったー。」とハイ状態。「エーどこで、どこでー?」みんなが一斉に質問攻めである。

Mさんいわく、その夜、御主人とNYの某有名レストランで食事していたところ、キムタクとその連れ2〜3人が入ってきて、なんとキムタクは彼女の斜め前の席に座ったんだそうな。

「ンーもうカッコよかったー」とほとんど夢見ごこちのMさんだが、聞いている方も、取れたてピチピチのキムタク遭遇の話しに興奮状態。(注:皆、結婚して子どももいる。)B子などは、赤ん坊に乳をやりつつ、「どうして、電話してくれないの〜。裸で、かけつけたのにー。」と過激である。

“flesh”は、人間や、動物の肉、または精神や霊魂い対する肉体の意味がある。

“in the flesh” は、肉体の形で・・・つまり「実物を見た。」「じかに見た。」という意味になるのである。

 

 itulip.gif (378 バイト) Fresh と Flesh

【I saw Kimutaku in the flesh】に関する質問が来ました。「freshとflesh の違いはなんですか?単なるミス?それとも,わざと違ったのでしょうか? ちょっと気になったもんですから・・・」

《Answer》ミスではありません。“fresh”は、「このお魚フレッシュね。」などと使うように「新鮮」という意味が最も一般的な使い方というのはご存知のことと思います。“flesh”は、13号でも説明しましたように人間や、動物の肉、または精神や霊魂い対する肉体の意味の別の単語です。

いずれにせよ、これは日本人には悩みの種のLとRの発音ですよね。

ところで、この“fresh”にも面白い使い方があります。“She is fresh” と聞いたら、なんだかピチピチコギャルを思い浮かべてしまいそうですが、「彼女は生意気だ」という意味になるんですネー。10数年前、アメリカのポップミュージックで“She is  fresh”とか言う歌が流行っていた
頃は、私も、「彼女はとっても新鮮だ」という意味だと思って疑わなかったのですが、その後、子どもが第一反抗期になる頃から、間違いに気づいたというわけです。

“Don't be fresh!” とか “Don't get fresh!”


今では、毎日のように使ってマスです。「生意気言うな。」「生意気な口のきき方をするな。」という意味です。態度と口だけはイッチョマエな後輩などに使ってやりましょう。
                         

Isnoopy.gif (283 バイト)  いじめ2

12号の英語講座に対する質問が来ました。

「・・・それでは、いじめられっ子はどういうんでしょうか。(そういう日本語はないかもしれませんが、いつでもいじめにあう子というのはいま、学校でも問題になっていると思います)宜しくご教示ください。」

残念ながら英語にもいじめられっ子という表現はありませんが、「いじめられる」という表現の仕方を二つ紹介します。一つ目は、先日紹介した“bully” を使って、

“He is always bullied by his classmates. ”
「彼は、いつもクラスメートにいじめらている。」

“She is always picked on by her friends.” 
「彼女は、いつも友達にいじめられている。」 

いじめる“pick on”で、慣用句として使われる。もちろん能動態にして、

“Stop picking on your little brother.”
「弟をいじめるの、やめなさい。」

というように使える。

itulip.gif (378 バイト)  いじめ

日本の学校では、いじめが長いこと問題になっているが、アメリカの子ども社会にもいじめはある。もしかしたら、人間のいる所、必ずいじめあり、なのかもしれない。

いじめにピッタリの言葉を捜すのはチョット難しいのだが bully が、それに近い。ダンナに bully を使ったセンテンスを作成せよ。と言ったら 


“He bullied the smaller boy.” 「彼は自分より小さい子をいじめた」

という文章を作った。実はダンナは今でこそ180センチ以上背があるが、小学生の頃は、クラスで一番体が小さくて、大きい子によくいじめられたんだそうである。恨みのこもったセンテンスである。でも、これには日本でいつかあったような「おまえ死ね」とクラス中の子が色紙に書いて自殺に追い込むような陰湿さは、あまり感じられない。どちらかというと、体力的に優る子が劣る子をいじめるといった印象を受ける。

bullyは、名詞としても使われる。

例:“He is a bully”「かれはいじめっ子だ。弱い者いじめする子だ。」

兄が弟を、男の子が女の子をからかったりするような場合は“tease”を使う。

例:“Tom always teases Marry.”「トムは、いつもメリーをからかっている。」

 

Isnoopy.gif (283 バイト) 家庭的


息子(8歳)が8月からアメフトを始めた。毎日夕方の6時から8時まで、みっちり練習があるので、送り迎えするだけでも大変なこっちゃ、である。さらに、子どものくせして装備は一人前なので、上から下まで、いろんなプロテクターと呼ばれる物をくっつけてヘルメットをかぶるまで15分はかかる。まったく大変なものに、足を突っ込んでしまったもんである。チームのコーチは、4人いるが全員アメフト経験のある父親でうちのダンナもその一人として参加している。

先日は、コーチ・ミーティングをするということで、夜の9時からヘッドコーチの家に出かけて行き帰って来た時は1時を回っていた。「一体、何をしていたの?」と聞くと、ヘッドコーチの自家製造のワインを飲みながら、みんなでアメフトのビデオを見ながら次の試合の戦略を考えていたという。

アメリカで、家庭もちの男ばかりが、誰かの家に集まって、夜遅くまで飲んだり、だべったりするという話を今まで、あまり聞いたことがなかったので、ちょっと驚きながら「それで、こんな遅くまで奥さんはどうしてたの?」と聞いたら、ダンナが “She is a domestic type.”奥さんは、赤ちゃんを抱っこしながら静かに座って、ずっと付き合っていたよ。」と言う。

アメリカ女性というと、ステレオタイプかもしれないが、結婚しようと子どもを産もうと仕事をバリバリ続けるキャリア・ウーマン、 キャリア・ママというイメージを抱いている人も少なくないかもしれない。確かに、そういう女性も日本に比べば、はるかに多いが「私は家庭が一番」という家庭的タイプの女性も結構いるのである。そんな時、この


"She is a domestic type." 「彼女は、家庭的タイプだ。」

を使うことができる。

itulip.gif (378 バイト)  ノックアウト

うちのダンナは、正直者である。だから、思ってもいないようなことを平気で口にすることができない。お世辞というものが言えない。

以前、彼の友達が生後3ヶ月の女の赤ちゃんを連れて遊びにきた。赤ん坊の顔をのぞき込んだ彼の顔が一瞬凍りつき絶句した。そして、その一瞬の間に必死に何か誉め言葉を見つけているようだったが、不自然な沈黙の後、

“What an intelligent looking girl.”「なんてインテリな顔をした赤ちゃんなんだ。」と大声で・・・ほめた?私は、後にも先にも、赤ちゃんに対して、このような誉め言葉を耳にしたことがない。

先日、私の友達が、4才の女の子を連れて遊びにきた。この子が、blond & blue eyes で、4才にして実に肉感的で色気のあるカワイイというより美人なのである。この子を見たダンナが一瞬のためらいもなく言った言葉が、

“Wow! She is a knokout.”

である。これは、美しさにノックアウトされてしまいそうなほどの美人ということで「目もくらむような美人だ。」という意味である。つまり、あのボクシングの“a Knockout”ノックアウトである。

それにしても、アメリカ人は “blond & blue eyes” が好きである(日本のオッサンもそうだけど)。やはり、“blond & blue eyes”が希少価値だからなのかもしれない。よく、赤ちゃんをのぞき込みながら、「なんて、きれいな blond & blue eyes なの。」と誉めているのを耳にする。ま、ほめる所がない時は、金髪碧眼を誉めておけばいいってことである。日本の「色白は七難隠す」というのと同じで、“blond & blue eyes” は七難隠すということである。(間違っても金髪碧眼を生むことのできないヒガミ・・・)

(でも、生まれた時は、きれいな金髪碧眼が、3〜4才から茶色に変わってくる子が多いのはおもしろい。ダンナの髪の毛は、今は私より濃い黒に近い茶色だが、生まれた時の写真を見てビックリ!金髪だった。)

この他に、“She is gorgeous.” “She is stunning.” なんて言い方もある。

“gorgeous”は、日本語にもなってるあのゴージャスである。“stunning”は、目もくらみそうな、という意味である。どちらも、まばゆいばかりの、華のある美女にふさわしい形容である。

“Eyes Wide Shut”での夫婦共演で話題をよんでいるトム・クルーズとニコール・キドマンだが、ある雑誌のインタビューでトム・クルーズがニコールに初めて会った時の印象を聞かれた時に、確か、“She was stunning”と答えていた。

 

itulip.gif (378 バイト)  ぼったくり

来週から、6週間、日本に里帰りするもんで、息子(8才)の日本の友達のためにポケモンカードの英語版をお土産にしようと、ある雑貨屋に行ってきた。(ポケモンは、アメリカでも大ヒット中で最近では、日本直輸入のカードも売られている。)雑貨屋のショーウィンドウには、「Japanese Card 入荷!!」と大きくかかれている。

ウィンドウの前では、子ども達が「Japanese Card! Japanese Card!」と騒いでいる。どうやら、日本直輸入のカードには、アメリカ版にはない、伝説のポケモンカードが入っていたりするらしい。日本語で書かれた商品が店頭に並べてあるのを見ると、なんだか不思議な記聞ンがするもんである。多分、日本に初めて来て、マクドナルドを発見したアメリカ人の気持ちも、こんなもんかもしれない。

ところがである。カードの値段を見てビックリ仰天である。なんと、以前は$1.99で売っていた12枚入りのパックが、$7.99になっているのである。これぞ、ぼったくりと言わずにナント言おう。

“It's a ripoff!” 「ボッタクリだー!」

と思わず叫んでしまった。ヨーク見ると、$7.99の値札の下には、$5.99と書かれた値札がすけて見える。その下にも、何やら別の値札が・・・つまり、ポケモン人気上昇とともにカードの値段もバシバシはねあがって行ったということである。まるでバブルの地上げ屋である。もちろん、バカらしいので買わずに帰ってきた。

“rip” 自体には、引き裂くなどの意味があるが、“rip off” となると、剥ぎ取るという意味になるが、米語では、いやゆる日本語のボルという意味にもなる。本当は安い物を、ぶっかけて高く売るという意味である。

例文:“I paid $10 for a T-shirt. But it was a ripoff because another sotre sold the same shirt for $5.”

“rip off” は、動詞として使うこともできる。

“He ripped me off.”「(彼は、私をぼったくった。)ぼったくられた」という意味である。

ikasa.gif (1055 バイト)渋滞

アメリカでは先週末はメモリアルデイと言う休日だった。日本だと、「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言うが、アメリカでは、メモリアルデイが来ると、あーイヨイヨ夏がやって来たと感じる。メモリアルデイは、Civil War(南北戦争)の後、北軍の将軍が、戦士の墓に花を飾ったことから始まったそうだが、今では、各地で戦争で亡くなった人々に敬意を表してパレードが行われたりしている。

パレードでは退役軍人達がアメリカ国旗を掲揚しつつ行進するのだが、退役軍人のことを英語ではベテラン(Veteran)と言う。(Veteran日本語にもなっている「経験豊富な人」という意味でも使わる。)発音はVeの所にアクセントが来る。

He is a World War Uveteran (Vietnam veteran)とか言う。

ところで、我が家は、ニュージャージー州の中では海水浴上として結構有名なビーチの近くにあるのだが、いつもは静かなこの街がメモリアルデイにはビーチに繰り出した人達でごったがえし、いきなり道路も大渋滞となる。

道路が車で数珠つなぎ状態になっていることを

“The traffic is bumper to bumper”

と言う。つまり車の大渋滞で互いの車の車間距離がほとんどなくバンパーがお互いにくっつくほどである。という感じである。

バンパーと言えば、アメリカ人は、bumper sticker が好きで、よく “My son is an honer student of 〇〇 high school.” 「息子は、〇〇中学の優等生です。」(それが、どーした!!自慢するな!と私などは思ってしまう。)とか “Baby is in back seat.” 「赤ちゃんが後ろに乗ってますヨ。」(つまり、衝突しないように気をつけろ、と言いたいのでしょう。)なんていうのを見かけるが、以前、それをもじって “My mother in law is in trunk.” 「義理の母がトランクの中に入ってるヨ」というのを見かけた。義理の母って、どこでも煙たがられるものらしい。 

話しは、渋滞に戻って・・・こういう状態になると必ず、無謀な割りこみをしながら、なんとか少しでも前に出よう出ようとするセコイやつがいるもんである。いきなり、車線変更して目の前に割り込んで来る場合、

“He/She cut me off.” 「いきなり前に割り込んできた。」

The guy in the right lane cut me off.「右車線にいたやつがいきなり割りこんできた。」

というふうに使う。私は、アメリカに来る前、アメリカは広いから渋滞などないと思いこんでいたのだが、大きな間違いだった。

isuzuan.gif (1485 バイト)Eメールの恋

先日見た、去年の冬の話題作メグライアンとトムハンクスのラブ・ロマンス映画で、先週からレンタルビデオ屋に並べられてはじめた“You've Got Mail”から(最近お子さま映画以外、全然映画を見に行くということがないので、もっぱら、ビデオになるのを待って見ている。)

・・・もう見た人と、これから見るという人のために、詳しい内容は省くが、二人はEメールのチャットルームで知り合い、ある日カフェで会うことになる。ところが、ある理由から、トム・ハンクスは現れずメグ・ライアンは待ちぼうけを食わされる。次の日、デートの成り行きを尋ねる同僚に、メグが「現れなかったの。」と告げると、同僚が驚いて“He stood you up?!!!”と叫ぶ。“stand 人 up”・・・「約束(待ち合わせ)をすっぽかす。」という意味である。あなた自身が、すっぽかしたのであれば、“I stood him up.”となる。この表現は、どちらかと言うと男女のデートの時に使われ、ビジネスなどのアポイントメントの場合には使われない。

ちなみに、約束の時間に遅れて相手を待たせてしまった時の決まり文句は“I'm sorry to have kept you waiting.”「ずっと待たせてしまってごめんなさい。」で、もっとカジュアルには“Sorry I'm late.”「遅れて、ごめん」である。前述の方は過去分詞が入っているから、ずっと待たせてしまったというニュアンスになり、後述の方は、大学の講義や、会議、パーティーなどに遅れて入っていく時などに使える。

この“to have kept you waiting.”という部分が、私は、なかなか覚えられなくって苦労した。なんだか長ったらしくて、深く文法とか考えていると、なおさらこんがらがってくる。習うより慣れろ・・・でどんどん相手を待たせて、どんどん使おう!!もっとも、いつも“pnctual”な人には関係ない表現かもしれないけど・・・

Ibaby2.gif (1005 バイト)4月18日  リンクフリー?

最近、ネットサーフィンしていて、よく目に付くのが「リンクフリー」という言葉。「このページはリンクフリーですので、ご自由にリンクしてください。」というように使われている場合が多いようだ。これは、正に和製英語の典型であります。多分「フリー」は自由という意味だから、リンクが自由→「自由にリンクしてOK」というふうに使われるようになったのだろう。

では、この言葉をネイティブが読むと、どう取るか?早速、我が家の歩く英英辞典に聞いてみた。まず「ヘ・・・・・???」という顔をした後、「ウーン」とうなってから、『あえで言えば、リンクがどこにもない・・・ということかなー。』である。一般に英語で“〇〇ーfree”と言えば、“〇〇がない”という意味になっちゃうのである。

例えば、街角に Drug-Free Town” という看板を見かけることがよくある。これは、「この町は麻薬を自由に使っていい町である」・・・・まさか〜(^^;; そうじゃなくて、「この町は麻薬のない町である。(親達や警察が積極的に麻薬撲滅を目指している町である)」

“This patato chips is fat-free” 「このポテトチップは脂肪分ゼロである。」

“The beer is alchol-free” 「ビールはアルコール分ゼロ」

“He is cancer-free.” 「彼は、癌がない(以前ガンだった人が手術などで、全て摘出してしまっって、まったくガンの兆候が見られない場合など」

「私の熱中していること」という意味で「マイブーム」という和製語があると最近知って日本人の造語能力の奇想天外さに脱帽したばかりだが、一体、こういう言葉って誰が作り出して普及させるのかなー???

Ienpitu.gif (896 バイト)3月26日  こつ

今日は、息子からインスピレーションを得ての英語講座。彼が、算数の宿題をしている最中に、近所の一学年下のケブンという子が遊びに来た。「今、急いでやっちゃうから、家に入って待ってて。」と言う息子の二桁の掛け算をのぞきこみながら「それ難しい?」と聞くケブンに “Well. Once you get the knack of it, it's easy.” 「そうだねー。一度コツをつかんでしまえば、簡単だよ。」と息子が答えた。

“knack”は「こつ」(= ability to do something skillfully and easily) という意味で、“get the knack of it”「コツをつかむ」 というひとまとまりで使われることが多い。

例:“It took me some thim before I get the knack of making an omelette. ”
「オムレツをうまく作るコツをつかむまでにはちょっと時間がかかりました。」

 

isuitopi.gif (1759 バイト)3月7日  チープ

先日、スーパーボール(全米アメフトチームの一年に一回の優勝決定戦)パーティーで、義理の両親と彼らの友人夫婦を招待した。この夫婦が手土産にチーズの詰め合わせを持ってきたのだが、彼らが帰ってからその手土産を開けてビックリ玉手箱。なんとチーズは、すべて大げさでなく化石状態。カビがはえる状態を通り越してカチンコチンに石化しているではないか。多分、誰かから数年前にもらって戸だなにでもしまってあったのを、持ってきたのだろう。

この夫婦、“ cheap” (けち)で有名な夫婦なのだか、まさかここまでとは。「失礼ね。」と怒る気持ちを通りこして、ただただあきれ果ててしまった。

ここの cheap とは、ずばりケチのことである。たとえば、この夫婦は、サランラップなどでも、何回も使いまわしをして破れるまで捨てない。“They are so cheap.” 本当に絵に描いたようなケチである。

“My husband is so cheap.” 「ウチの主人は、本当に倹約家(ケチ)なの。」これって、結構、アメリカ女性からよく聞くコメントである。アメリカ人の夫婦の場合、男性が財布のヒモを握っている場合が多いので、お金のことで御主人にうるさく言われると、妻の方はつい、こういうコメントが出るのかもしれない。

 

iOnpuR.gif (942 バイト)2月3日  お買い物

さてさて、今日のタイトルは「お買い物」である。というのは“buy”を使った表現だからなんだけど、実は全然お買い物には関係ない英語表現を紹介するね。ホラ、日本語でも「売られたケンカは買わねばならぬ。」なんて、実は、物の売買に全然関係ないのに『売る・買う』って使うじゃないですか。

たとえばの会話・・・
コンピューターゲームに夢中になっている夫に、私が話しかけた途端、ゲームに負けて

“Oh! I was in the middle of the very impotant game. You made me lose the game.”
「すっごく大切なゲームの真っ最中だったのに、君のせいで負けたじゃないか。」

と私に罪をなすりつけようとする夫に対して、私


“I don't buy that.”
「その話は買えないよ。」が直訳だが、「賛同できない・・・そんな話は鵜呑みにできない・・・信じない・・・」というニュアンスである。

つまり、相手の作り話や、たわ言、言い訳、説明に対して、賛同できない、受け入れられない時に使うことが多い。

我が家では、というかアメリカの多くの家庭では夫が家計をやりくりしている場合が結構多い。アメリカ人に日本では、主婦が財布の紐をすべて握っていて、毎月小遣いを夫に渡すのが一般的だというと、みんな結構ビックリする。

毎月一回銀行から送られて来る明細書を元に、夫がその月に切ったチェックや、カードの清算だのを書斎にこもって始めると、私は、まるで判決がくだるのを待つ被告のように、息を殺して小さくなっていなければならない。(というのは私は、はっきり言って、金銭管理がズボラで、日本の母には、『あなたが財布のヒモを握っていないのは正解ダ』と言われているからである。)

1時間程の書斎での異様な沈黙の後、大抵、夫が眉間に大きな皺を刻んで部屋からドスドスと出てきて、「一体、ナンデこんなにお金を使ったんだ!!」と始まる。ワタシは、さらに小さくなって、あれやこれや言い訳をするのだが、(その度に夫は “I don't buy that!” と雄たけびをあげる。ワタシにとっては胃のキリキリ痛むような言葉なのである。

itulip.gif (378 バイト)蹴っ飛ばせ!!  1月11日

今回は、年初めの英語講座なので、正月の話題・・・ということで、“kick the habit”というのはどうだろう。「習慣を蹴飛ばす」つまり、悪い習慣をやめることである。新年、多くの人が今年こそは「タバコをやめるぞ」とか「酒を断つぞ」などと決意しているのではないだろうか?だが、はかなくも、ほとんどの場合、三日坊主で終わってしまう。つまり“It's so hard to kick the habit”「悪習を断つのは難しい」となる。

“kick”を使った表現で、“kick out”「追い出す」というのもよく耳にする。

“I kicked out my husband.”「夫を家から追い出した」

男女の中がこじれた場合、大抵追い出されるのは男性の方らしく女性の口からこんなセリフを聞くことが非常に多い。

“kick”の後に “out” でなく “in” を使うとどんな意味になるか?その場合、意味がまったく変わって、「何かが効果を表す」という意味で用いられる。特に、こんな言い方をよく耳にする。

例:“The medicine started to kick in.”「薬が効いてきた。」

頭痛、陣痛など痛みを和らげるため鎮痛剤薬を飲んで、または投与されて、そ vれが効いて症状が楽になり始めた状態である。

そのほかに “kick off” という言い方がる。これはフットボール用語のキックオフから来たもので、「・・・を始める」という意味である。

We kicked off the New Year with a glass of champagne and a kiss.
「新年を一杯のシャンペンとキスから始めた。」


Let's kick off the meeting.「ミーティングを始めよう。」

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