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インターナショナルスクールQ&A

当サイトで話題になったインターナショナルスクールやバイリンガル教育に関する質疑応答・意見をまとめました。

「バイリンガル &インターナショナルスクール情報交換掲示板」でも質問、ご意見受付中です。

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2009年。掲示板にて「バイカルチャーと日本人―英語力プラスαを探る」「OBトーク インターナショナルスクール入門」の二冊の著者であるカリフォルニア大学バークレー国際経済研究所(BRIE)の研究員を務める櫛田健児さんを特別アドバイザーとしてお迎えして、インターナショナルスクールやバイリンガル教育についてのさまざまな質問に答えていただ いたものを以下にまとめました。

櫛田さんは、高校卒業まで調布のアメリカンスクール・イン・ジャパンへ通い、スタンフォード大学で経済学、東アジア研究、国際関係専攻、同大学院で東アジア研究の修士号を取得。情報通信産業の政治経済分析や、日本の政治経済システムにおける外資系企業の影響を研究する傍ら、自らの経験(日米のハーフ、インター出身、バイリンガル、バイカルチャー、アメリカ人の母親は老舗インターで長年教鞭を取っている。)を元に、さらにリサーチを続けバイリンガルやバイカルチャーについての執筆を続けておられます。

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インター育ちの我が子の夏の過ごし方

ずっと海外を転々とし、あちこちのインタースクールで育ったミドルの子供がいます。以前一時日本滞在時にはASIJへ通い、とても楽しい学校生活を送りました。質問は夏休みの過ごし方です。現在は長い夏休みは普段なかなか触れる事の無い日本へ行き、子供たちが希望する様々な趣旨のサマーキャンプ(日本やアメリカで)へ参加もしたりさせています。パスポートプログラムなどもとったことはありますが基本的に勉強とは無縁の過ごし方です。

子供は将来はおそらく北米の大学へ進学させる予定です。日本のやはりインタースクール育ちの我が子を持つ友人のなかには、夏休みにはせっせとアメリカ本土での定評のあるアカデミックなサマースクールへ子供を送る例も多く聞きます。ミドル後半にもなったらそろそろこうしたサマースクールにも参加させる事も考えないと、と友人が話しているのを聞き、そうなのかと改めて考えてしまったのですが、櫛田さんはお母様が教育者でもいらしたとのことですが、夏休みはどのように過ごされていましたか?

ちなみに子供の成績はどの学校でもずっと中の上といったところでしょうか。特別優秀ではありませんが、チューターなどがいるほど何かの教科で落ちこぼれて、ということもありません。今後ハイスクールに進み、それなりの成績を収めて大学の準備をする、というのでは海外からのアメリカ大学進学者には不充分でしょうか? ・

 

ご質問ありがとうございます。個人談から一般戦略論に入ります。私の場合、ほとんどの夏休みは決まったテンプレートに沿っていました。母親がミネソタ州の農家出身なので、夏の一部は、もう農業が行われていない祖母の家に数週間滞在しました。これは母親のバイカルチャー戦略も含んでいたのだと思います。

ミネソタ州の田舎と東京は劇的に社会のロジックが異なる上、人間も全然違うので、日本ではミネソタの田舎がどういうところなのか(お隣さんまで砂利道二キロ)、ミネソタでは日本がどうなっているのか(電車とか社会構造は地元の人には把握できるはずもない)ということをずっとしていました。

母親が教師用のサマープログラムをほぼ毎年受けていたので、(学校から援助が出ていました)一週間ほどアメリカの色々な地域やイギリスにも同行しました。サマーキャンプは8年生の夏と、11年生の夏にだけ通いました。8年生の時は、勉強と言うよりもアメリカ社会に触れるための機会という位置づけだったと思います。一週間ほどの「面白いサイエンス」みたい なことを、ミネソタのカールトン大学(母の母校)で行うサマーキャンプでした。

実際、日本のインターへ通った人ではない、アメリカ育ちの、ミネソタの祖母の家の近所の人や親戚でない、アメリカ人の友達を作ったのはそれが初めてだったと思います。

11年生の夏は、同じカールトン大学にあるサマーキャンプでしたが、こちらはSummer writing programというもので、二週間、大学の教授なども参加する、文学に触れながら "writing"のスキルを向上させるものでした。たまたまインターの友人も父親がミネソタを実家としていたので、一緒に通いました。母親は「行きなさい」とは言わず、「これ面白そうだね。ためになるんじゃない」と進めてきのです。これは大学入学エッセイを書くためのスキルアップと、アメリカ社会へのエクスポージャーを狙った親の戦略だと考えています。実際に、エッセイを書くスキルは少しは上がったと思いますし、食堂で白人、黒人、その他・・・と綺麗にテーブルが分かれていたので物凄く驚きました。

さて、大学を見据えた戦略論ですが、成績が良ければ良い方がもちろんいいのですが、どちらかというと北米の大学の場合、エッセイで自分の魅力を引き出せるかがどうかが大きな勝負所ですよね。私自身、大学一年生の時のアドバイザーがアドミッションの人だったので何度か話を聞いたのですが、やはりHow did you take advantage of opportunities available to you?" ということが重視されていましたね。つまり、opportunitiesに恵まれていない人はその環境で何ができたか、そしてopportunitiesがあった人はいかに有効に使えたか、ということですよね。

じゃあ、親としてはopportunitiesを与えたらどうでしょう、と親なら考えますよね。そこで、「日本ネタ」を、夏休みの体験を通して育めたらいいかもしれません。マルチカルチャーとかは、テーマ的に個人の魅力を引き出すには良いきっかけとなりえます。既にアメリカ社会に浸っているなら、勉強以外社会文化的エクスポージャーはアメリカ内の色んな人にあったり、色んなことを体験する機会、ということで理解を深められますよね。個人的には日本で何か面白い、文化的なことができたらいいな、と言う方向に私は考えます。

例えば、4年連続でスタンフォードに入った90年代後半のASIJ卒業生は皆「狂言クラブ」やバイカルチャー系のネタをエッセイに書いていました。「アメリカ在住で日本にルーツがあり、文化を往来している」そこかれ垣間見る本人の魅力を引き出すためにきっかけ作り、日米比較を深めるためのサマーキャンプ、という考えはいかがでしょうか?あ、最後に余談です。11年生のサマーキャンプで会った女の子は現在私の妻です。(5年の遠距離、あれから11年目)サマーキャンプもどうなるか分かりませんね。 

 

大変詳しいお話を有難うございました。エッセイ術とのポイントにはっとさせられました。何か目先の成績や学力、SATのことばかり考えがちでしたが、そうですね。いかに自己開発しその魅力を大学側にアピールするかですね。子供たちは長期でアメリカに滞在経験はあっても実際に住んだことはありません。日本でもアメリカでもない第三国での暮らしが長く現在では五カ国目になります。ですので、今一度どうしたら一番興味を引き出せるのか、自分なりの個性を磨けるのかを深く探求するべきなのかを考えてみたいと思います。11年生で出会った方が現在の奥様だなんて素敵なエピソードを有難うございました。この夏も含め、有意義な過ごし方を考えたいと思います。

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幼少時の言語の使い分け

ご自分の中に2つの言葉があると意識したのは、いつごろだったか覚えていらっしゃいますか?英語と日本語は、とても構造が離れた言語なのですが、混同した時期はありましたか? 

 

ご質問ありがとうございます。勝手な個人話ですみません。 私自身、2歳までアメリカに住んでおり、母親が働いていなかったので英語でコミュニケーションを 取っていました。2歳半から一年間ASIJのナーサリーに通ってから日本の幼稚園に通ったのです。 この日本の幼稚園で初めて日本語が満足に扱えるようになりました。

幼稚園へ通う以前は言語の違いがあると言うことを多少理解していたらしく、公園で遊んでいるときに 親に他の子供と話すのに「これって日本語でどういうの」というたぐいの質問をしたみたいです。 自分でも覚えています。 また、幼稚園に入ってから「熱い水は『お湯』っていう一つの言葉があるのか」と感心したのをはっきり 覚えています。というわけで、あまり混乱することはなかったようですが、今度母親に聞いてみます。 私自身、混乱した記憶は全くありません。理由の一つは、家庭以外では英語しか通じない人 (学校のほとんどの人、アメリカの親戚)と日本語しか通じない人(一般社会と日本の親戚)に 分かれていたからかもしれませんね。 (「じゃあやはり母国語(或いは第一言語)は英語なんですね」と言われると先入観の嵐を食らっている ようで悲しくなってしまいますが)

 

櫛田さま ご体験談ありがとうございます。 やはり、多言語環境にある子は良い意味で言語や文化に敏感なんですね。 次にご出版をされるときは、ご両親のお考え、体験談も載せていただけないでしょうか。 たっぷりの愛情話を、是非、お聞かせください!  

ASIJについて 米国在住

現在アメリカ在住です。子供は2重国籍の小学生で現地校に通っています。主人はアメリカ人です。子供が中学生になる頃に日本へ帰国予定です。日本に帰国後はASIJの入学を考えておりますが、ASIJの入学試験というのはどのようなものなのでしょうか?筆記試験や本人面接、親面接などもあるのでしょうか? 倍率もかなり高いのでしょうか? 櫛田さんの分かる範囲で構いませんのでよろしくお願いします。

 

米国在住さん具体的な手順は、アドミニの人が変わったり、方針の変更で少し変わることがあります。具体的な項目よりも、学校が何を何を求めているのか、ということを考えるのがベストではないでしょうか。これは多くの インターに言えることです。ようするに、この子は英語で行う授業について行けるのか。家庭で英語による授業が行われる学校のサポートをきちんと受けられるのか、ということです。これを証明するには筆記試験や親と生徒への面接が行われるのが普通です。海外経験の無い日本の家庭で、親も英語を全くしゃべらない場合、子供は英語の授業にはついていけそうになく、親とのコミュニケーションもとれない場合は難しいです。特にASIJはたいていの場合、アドミッションのスタッフや先生の大半は日本を全く理解できないので、彼らから見て「この人たちとはコミュニケーションがとれない」と思われると、厳しいです。また、必要以上に厳しい人だったり、あまり厳しくない人だったりすることもあります。

ただ、去年と今年の外資系企業の相次ぐ縮小や撤退で生徒数は多少減っているので、異常に厳しいと言うことはないと思います。しかし、景気の動向でまた生徒数が増えれば、もうちょっと厳しくなるかもしれません。ASIJに限った話ではありませんが、「あそこは日本人は受け入れてません」や「日本人枠があります」ということを耳にしますが、実際には「学校側からESLのサポートを必要とする生徒数」などを見ているのです。ほとんどの場合は「国内育ちの日本人家庭」がこれにきっちり当てはまってしまうので、そう見えるわけです。ようするに、子供の能力と、家庭でのサポートができるかどうか、ということの証明が勝負所だと思います。 

米国在住--入学試験について大変参考になりました。子供は小学校に入ってからESLのクラスを受けたこともなく先生からも英語のレベルや教科の方も全く問題ないと言われておりますが、問題は親面接ですね。私は日常英会話については問題ないのですが、面接試験となるときちんとした受け答えができるか全く自信がありません。主人にがんばってもらうしかないですね。仮に子供の成績が良くても親の英語力がだめだと落とされることもあるとのことで今からとても不安です。やはり他のインタースクールも検討するべきですね。アドバイス有り難うございました。

 

追伸ですが、例えば「英語力」そのものだけではなく、「家庭でどのようにお子さんの教育をサポートしていくつもりですか?」という類の質問にどうやって答えるかを前もって考えておくべきかもしれません。例えば、「夏はサマースクールなどに通わせます」など。このあたりは他の読者の方のほうが詳しいかもしれません。 

もとASIJ--我が家が何年前に海外からASIJへ編入した際のことですが、まずアプライの時点で複数の先生からの推薦状と過去数年間分の成績、そしてナショナルテストの結果などを提出しますので、これでだいたい人数が絞られるようです。この後面接に呼ばれればあとは面接と筆記試験で特に問題なければ編入可となります。日本の学校のように面接と当日の筆記試験で一発勝負で合否が決まるわけではありません。現在通っていらっしゃる学校で記録に残るような問題を起こしていたり、スペシャルサポートが必要な状況であれば話は別ですが、特に問題なく成績やテストの結果もそこそこ問題なく出来ているのなら特に心配なさる事はないかと思います。あと日本語は日本語ネイティブ、ノンネイティブのカテゴリーに大きく分かれ、その中でも細かくレベル別に分かれますので日本語のテストもあるかと思います。あとはAISJのサイトでも説明されている通り、入学に関してはプライオリティの基準がはっきりしていますので、日本に行かれるのがご主人の駐在という形でしたらプライオリティも一番高くなります。親の面接に関しては、特に何を厳しく問われるという事はありませんでした。日常会話には問題なければ、意思の疎通、意思表示がはっきり出来、また教育方針などがきちんと考えを説明できれば問題ないと思います。私はPTAの活動や学校でのチャリティやボランティアにも積極的に関わっていましたので、そのこともアピールしASIJでも可能な限りPTAをサポートしたいというような話もしました。ご参考までに以上我が家の例です。

 

とも--すみません、そこそこの成績というのはどのぐらいでしょうか?在米の日本人、日本人とのハーフのお子さんは優秀な人が多いので、その方達のそこそこだとしたら優秀な学区でのトップ10%〜15%というイメージなのですが、、、

 

もとASIJ--うーん、ごめんなさい。我が家はアメリカ本土の現地校に在学した事がないのでこの点はよくわかりません。この点は櫛田さんの方が、アメリカ人のお母様がASIJで長年教師をしていた事もあり、ASIJとアメリカ現地校との基準がわかりやすいかと思います。

 

米国在住--もとASIJさんへ入学試験の情報を教えて頂きありがとうございます。いくつか質問したいことがあるのですがよろしいでしょうか?日本語の試験もあるとのことですが、子供は日常会話は出来るのですが、読み書きはほとんど出来ません。合否に影響するのでしょうか? 日本語の読み書きを習わせた方がいいのでしょうか?我が家は駐在ではないので駐在の方に比べるとプライオリティが低いとのことですが、合格率がかなり変わってくるのでしょうか?筆記試験の事ですが、教科は何教科ですか? 算数と国語の他に何かありますか? かなり難しいのでしょうか?

 

もとASIJ--日本語のテストはあくまでも能力によるクラス分けの為ですので、出来不出来と編入は全く関係ありません。反対に言えば編入が決まった子でなければ日本語テストは受けない、必要ないということになります。日常会話が出来ればネイティブクラスででも読み書きが出来ないのであれば一番下のクラスから始めてくれるのかもしれません。このあたりも日本語担当の先生と色々と相談して決められます。ちなみに上のクラスになると学年相当の日本語ですので日本の高校の国語教員資格を持った先生が担当してやります。ノンネイティブの国語クラスではやはり細かくクラス分けがありハイスクールになるとAPの対象にもなります。とにかく日本語力と編入は全く関係ありませんのでご安心を。ミドルの編入テストは、子供に確認してみたのですが、ENGLISHが確実にあったと覚えているほかはうーんマスとサイエンスもあったようななかったような・・・とあやふやで確認できませんでした。いずれにしても事前に対策できるようなものではなく、単に力試しのような感じだったらしいです。なので、この試験自体はあまり深く考えなくて良いと思います。ちなみに余談ですが当時エレメンタリーの下の子はENGLISHのテストだけ、テープを聴いて問題に答える、みたいな事をやったかなーと言っていました。

 

もとASIJ--プライオリティについて書き忘れました。うろ覚えですが確か駐在員子女、駐在員ではないけれどアメリカ式教育を受けていた外国人子女、アメリカ式教育を受けていた帰国子女、日本で育った外国人子女、日本人・・・みたいな感じではなかったのではないのでしょうか。我が家が入ったときには確かサイトに詳しく書いてように記憶していますので現在のところを調べられてみるとよいでしょう。櫛田さんが書いておられるように、その時期により駐在員子女の数も増減しますので、それにより入りやすさも変わると思います。うちが入った頃はミドルの方がエレメンタリーよりも空きがいくつかありましたが、翌年ミドルに編入してきた日本育ちのアメリカ人の子は、ミドルの空きがなくほかのインタースクールに在学しながら申し込んでから一年近く待ったと言っていましたので、本当にその時のタイミングで受け入れ状況も大きく変わるのだと思います。だいたい帰国される年度が決まっていらっしゃるなら、そしてASIJにお子さんを入れたいと考えがはっきりしているなら早めに見学なりアドミッションにコンタクトなりをとり、ここでご質問されているようなことをお問い合わせされるとよいですよ。我が家も日本ではASIJにと決めていましたので、最初は色々と質問や問い合わせをしましたが迅速にどの質問にも対応していただきその対応振りも他に試しに問い合わせてみた他のどのインタースクールよりもプロ意識を感じさせる満足するものでした。頑張ってください。

 

米国在住 -

もとASIJさんへ大変参考になる経験談を教えて頂きありがとうございました。もとASIJさんからの頂いた返事は全てプリントアウトして入学試験が終わるまで保存したいと思っています。ただ少しショックだったのは、もし帰国日が決まって申し込んでも空きがなければ1年かそれ以上の待ちもあるとのことで運もあるんですね。帰国年度はまだ決まっていないのですが決まり次第すぐに学校に連絡を取って申し込み手続きをしたいと思っています。

 

もとASIJ

以前に 9318インタースクールの転校、 というトピでやはりASIJのことを書き込みましたのでこちらも何かご参考になるかもしれません。ASIJの場合、確か新年度(8月スタート)編入の申し込みはその前の年の12月より願書受付であったと思いますので、とにかく帰国の話が出られましたらすぐに申しこまれると良いと思います。我が家は国から国への移動が多いので、移動の話が出るととにかくすぐに移動先国の学校調べと申し込みを開始します。就学年齢以降の転校は本当に色々な要素が絡んできて悩ましいと思いますが、米国在住さんの場合はまだ時間がありますし、ゆっくり準備できるので羨ましいです。もしも6月に日本に戻られるような事がありましたら、ASIJのパスポートプログラムを体験されると、永住組みの在学生なども多く参加していますしキャンパスの雰囲気が感じられてよい体験かもしれません。GOOD LUCK!

 

インターナショナルスクール、認可と質の判断要素

櫛田です。すいません、下記のトピックを読んだら、いてもたってもいられなくなり、物凄く長いレスを書くよりも自分でトピックを立ててしまうことにしました。ご質問はこの後にすぐレスポンスを書きます。

勝手な解釈ですが、まりあママさんがお書きになった体験談は、「ひどい学校に通わせた親が悪い」という批判を覚悟で、何とか警鐘を鳴らそうとしているように見えました。私はまさのこのような経験をしてしまう親、そして何よりも子供を一人でも減らそうと、自分にできることは絶対したいと考えています。 インターについての本を出したはそのためです。私にできることは情報の提供と、情報を整理するための枠組み作りかな、と思いました。

インターナショナルスクールには、すごく良いところもあれば、とんでもないところもあります。毎年何十人、或いは百人近くの卒業生を、大半は立派な大学へと送る学校と、まりあママさんが体験してしまったような学校の差は「政府の認可による法的位置づけ」によるものではありません。また、「自己責任です、自分で調べてください」と言われても、どういうことを、どうやって調べればいいのか分かりません。

「そんなことではリスクを冒してまでインターへ通わせるのは無責任だ」という意見には、ちょっと極端ですが、「新しいことに取り組んでいかないと日本は進みません。そういう保守的な意見ばかりだったら、明治維新などはおこらなかったでしょう」と言い返せばいいのではないでしょうか(笑)。すみません。

とくかく、ひとくくりに「認可」といっても、茶道の教室や多くのインターのように「各種学校」は認可といったら認可ですが、カリキュラムが文部省の規定に沿っているゆえにもらえる第一種の認可とは異なります。逆に言うと第一種の認可は文科省が認定しないカリキュラムを行っている学校はもらえないので、文科省が認定するカリキュラムが不十分と考えたり、全く異なる教育の概念をもとにしたものは、どんなに素晴らしい教育であっても第一種の認可は下りません。

例えば、炭谷俊樹著『第三の教育』には、彼がデンマークの教育法を目の当たりにし、その後、マッキンゼーの面接官を務めたときに日本の教育システムの頂点からやってくる東大生達に絶望し(ちょっと表現が強すぎるかもしれませんが)、自らの学校を立ち上げた体験を綴っています。直接はまだ見ていませんが、彼の学校は第一種ではありませんが、素晴らしい教育を行うポテンシャルを持っています。各種学校という法的位置づけは茶道の教室の同じですが、それ自体が問題ではないという気がします。

極論を言うと、イジメを苦に自殺した子供を持つ親は、きちんと認可を受けている学校に我が子を通わせたことに対して満足しているはずはありませんよね。また、学級崩壊が起こっている学校はきちんと認可されているところが大半です。問題は認可か不認可ではなく、学校の質ですよね。(ちなみに、国際認定団体に認定された インターは大学受験を受ける資格が与えられるので、義務教育を怠っているという地元の教育委員会からのクレームは情報が行き渡っていないせいではないでしょうか。怖がる必要はないとおもいます。

ただ、インターは大学受験を受けるための教育を行っているわけではないので、大検の免除というのは飾りで、実質的な政府の了承という考えがいいかもしれません)良い学校もとんでもない学校もある 中で、これらの学校を事前に、インターに関する情報がほとんど出回っていない中、親が駆け足で子育てをする傍らで行うのは本当に難しい現状です。だから(特に新設) インターを評価する項目を探っているのです。政府の後ろ盾がなくても、こういう情報が出回れば、何も隠さなくても良い学校ほど情報公開には問題なく、隠すことがある学校ほど出したがらないという効果が働き、親として選びやすくなるのではないでしょうか。ここではこういった項目を探っていきたいと思います。

また、政府の後ろ盾というのも、一枚岩の「政府」というものが行っているのではなく、文科省の具体的な部署が、政治家からの意向や省全体の方針とすりあわせながら、数年に一度人事移動で役職につく、一個人の集積であることを忘れてはいけないと思います。この人達も一般の日本社会の中で生活をしているので、 インターについての情報が無いの皆と一緒です。だからこそ多くの人に知識や判断の要素を広め、政府にも認定や判断のガイドラインとなりうる情報の基盤を作っていきたいと思っています。

「インター入門」の本には次の新設インターの判断基準、項目を書きましたが、これだけではないと思います。一緒に探っていけると嬉しいです。

1)経営形態とガバナンスの仕組み
2) 財務状況、用途
3)先生、生徒の回転率
4)先生の資格、経営者の資格
5)教師採用ルート
6)補習校の有無と位置付け
7)教師の賃金の水準
8)卒業生の進学先
9)学校から見た長所と課題
10)国際認定組織が示した長所、短所、課題の公表

また後ほど、それぞれについてもうちょっと説明したいと思います。長くなってすみません。

 

私も認可、不認可だけで決めることは危険だし、それだけで判断することは櫛田さんのおっしゃっているように大きなポテンシャルのある学校を潰してしまうものでもあると思いました。政府が変に介入して認可制度などを設けるとその辺の自由が奪われてしまいますよね。

偶然にも、櫛田さんのおっしゃっている炭谷さんとは10年ほど前に炭谷さんがラーンネットを立ち上げられる前に理想の学校のイメージを作り上げるべく世界中の学校を視察されていた時に、たまたま拙宅の近くの学校を案内したことで知り合いになりました。(SweetHeartのリンクコーナーでもずっと彼の学校とリンクしています。)それは素晴らしい理想に燃えて学校を創立されております。

私の長男も一度サマーキャンプに入れていただき、素晴らしい環境でとても良い経験をさせていただきました。炭谷さんをご案内したときの感動体験記はこちらに載せています。 http://www.sweetnet.com/steiner.htm櫛田さんの上記の記述を読むまでは不認可の学校に対するイメージがわかなかったのですが、なるほど、どこに認可されていなくても、どんな規模であっても素晴らしい教育をする場所が存在するのだと、炭谷さんの学校を久々に思い出して納得がいきました。 

 

大学にアクセプトされなかった場合

櫛田さま、SHさま、このような場を設けて下さり感謝致します。ありがとうございました。さて表記の通り志望大学、またはどの大学にも合格できなかった場合、日本でしたら予備校へ通うなどして次年度に再挑戦するのが殆どだと思いますが、日本のインターナショナルスクールの生徒の場合は、皆さんどうなさる/なさっていたのでしょうか。ご教示いただければ幸いです。

 

基本的に、大学入学戦略(北米と日本の「9月生」受け入れの場合)は、下記の三種類の大学にいくつも応募します。

1)reach 良い学校だけど、少しはラッキーにならないと入れなさそうなところ
2)target 成績やSATなどに見合った水準の大学
3)safety ここなら絶対拒否されることはないだろうという学校成績やSATがあまり高くない場合、Safetyには二年のCommunity Collegeも含めます。そこから、4年生の大学への途中編入を狙います。

例えば、カリフォルニアの場合はCommunity collegeで成績が良ければ、UC (University of California - UCLA や UC Berkeleyなど)への編入が可能ですコミュニティーカレッジは基本的にお金を払えばほぼ誰でも通えます。希望のトップ校に入れなかった場合、一年待ってもう一度応募することは一般的ではありません。応募の用紙には「以前applyしたことがありますか」という質問もあり、Yesだと自動的に跳ねられるところもあります。受かった学校へ通い、頑張って希望校にtransferするのが一般的だと思います。

例えば、10校ほど応募して、どこにも入れなかった場合でwaiting listにものっていないケースで、コミュニティーカレッジにも行かなかった人の事例は耳にしていません。10校のうち、safetyにも受からないのは、学校のCollege counselorの力量不足になるので、カウンセラーもこの事態が起こらないように頑張るはずです。読者の方の知識もいただけると嬉しいです。知人が「家族みんなのアメリカ留学」というブログを書いていまして、アメリカの大学入学などに関して、それを発見する日本人の視点から書いています。大学入学プロセスのあたりの書き込みは物凄く参考になるとおもいます。 http://blogs.yahoo.co.jp/ojisanryugaku

 

早速にしかも詳細にご説明下さり、誠にありがとうございました。わが子達の通う学校では、シニアの掲示板にぽつぽつと合格通知が貼りだされています。みんな胸を張って新しい道を歩んでいって欲しいです。(ご紹介のブログ、以前より拝読致しておりました。)

 

横からの質問になりすみません。カリフォルニアの例を挙げられていたので、、、私の住むSFベイエリアの公立高校は一校で2000人前後生徒がいるにも関わらずカレッジカウンセラーが一人二人、という状況で、どうやってカレッジカウンセラーがそれぞれの生徒がきちんとした進路先を確保するかに関われるのでしょうか?やはり現実はカレッジカウンセラーよりも親が情報に詳しくないと子供に不利に働く、という事態になっているような気がします。

 

仰るとおりですね。アメリカの、特に教育財政が厳しい状況のカリフォルニアの公立高校では情報収集は生徒の自己責任、親の自己責任になっているところが多いですよね。(本屋はハウトゥー本やガイドなどで溢れかえっていますよね。)だからこそ多くの親は、かなりの苦労をしてまで私立の学校に通わせたり、頑張ってPalo AltoやPiedmontといった「富裕層の割合が多く、公立学校の資金がかなり国保できている」町に住んで、そこに住んでいないと通えないハイレベルな公立の学校へ通わせることに熱心になっていますよね。

これは長い間、アメリカの政治が公立には資金を与えないような方向に動いていた結果ですよね。アメリカの私立の学校(学費が年間二百万円以上)も、日本の インターも、高い学費を払っているので、学校の規模の公立よりも小さく、進路カウンセラーを充実させないと親に満足してもらえない状況ですよね。そこで日本の インターに話を戻すと、アメリカ在住の親よりも情報収集が難しく、それにつけ込んで進路カウンセラーなどを充実させていない新設インターも多いことです。この必要性をできるだけ多くの方に理解してほしいと思っています。

 

返信ありがとうございます。(トピ主さん横からすみません。)ほんとうにカリフォルニアの公立高校は高級住宅地であっても親が頑張らなければならず、普通の所に住んで私立に通わせた方がいいかな、とも思います。我が家の子供達はまだ小学生でアカデミックな子供であるのかアスレチックな方に優れているのかアート系なのか分からないのでミドルスクールから私立に通わせることは後々大変な散財と後悔する可能性もあるので高校まで待つことにしました。ご友人のブログを読ませてもらいましたが、優秀な公立校で留学生であるにも関わらず優秀な成績を収め、色々な課外活動に参加してもいたのに事前の大学訪問、奨学金を申請せざるを得ないが為に合格が不利になること、など全て親の資金力が物を言う状況に憂慮も感じ、日本のアカデミックな生徒の競争である大学入試の方に魅力を感じたりもしています。不景気な中大学から出せる奨学金も激減すると思われるので私立中高にお金を掛けるよりも、これからは大学資金をシッカリ貯めておいた方が有利になるかもしれませんね。

 

しかも、UCの機構って合格基準が少し変わりましたよね??(変わる予定?) http://www.dailycal.org/article/102103/regents_debate_proposal_to_alter_uc_freshman_admis

 

大学生の母--オバマ大統領も、最初の2年はOccidental Collegeという小さな大学に行き、そこからコロンビアにTransferしています。特に今年は経済危機の影響もあって、4年生大学の学費を4年間払うよりも2年は学費が格段に安いコミュニティーカレッジに入り、3年目に4年生に編入する人がかなり増えると聞いています。コミュニティーカレッジによっては、州内であれば、どこの4年生州立大学にでも受け入れてもらえるようになっています。また経済的理由のみならず、やりたいことが特に決まっていない子の場合、とりあえずコミュニティーカレッジに進み、そこから自分の進路を見極めて4年生に編入していく子も結構います。日本に比べたら大学から大学への編入がかなり自由に行われるアメリカならではのことだと思います。 

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ミドルの第二外国語(櫛田さんお願いします)

よくわからないので教えてください。日本のインターナショナルスクールに通っていて、中学になると第二外国語の選択がありますね。日本人で第二外国語を選択する場合、フランス語、スペイン語、などの選択肢があると思います。欧米の大学に進学希望の場合、将来を考えたとき、どちらを選択すればより有利だとお考えになられますか。アメリカ人の外国語の習得はスペイン語が多いと聞いたことがありますがそのあたりから考えるといかがでしょうか。よろしくお願いします。

 

教えてくださいさんちょっとご質問をいくつかに分けてよろしいですか。

まず、「欧米の大学」という言葉の「欧米」は主にアメリカ(プラス、カナダ?)やイギリス、をお考えでしょうか。ひとくくりに「欧米」といっても、もちろん様々な、政治も社会構成も非常に異なる国がたくさんあるので、「欧米の○×」という一般されたフレーズは先入観が多すぎるように思えます。すみません、ちょっと脱線しました。ご質問の趣旨は、アメリカやイギリスの大学入学において「この生徒はスペイン語ではなくフランス語をとったので、ぎりぎりの線だけれどもそれを理由に切る」という自体が起こりえるかどうかにかかていますよね。狭い意味での大学入学プロセスにおいて、その点はまず心配ないと思います。

さて、もうちょっと本題に入ると、日本のインターへ通う日本人が、インターで日本語を習うべきかどうか、ということに入ります。これは大学入学のみから見たら、別にプラスでもマイナスでも無いと思います。アドミッションの人は「日本人だから日本語はできるはず」と思われてもおかしくないので、日本語の授業を受けていなくても不自然に思われることはないと思います。問題は、本人の中、長期的な基礎日本語力と文化基盤になってくるのではないかと思います。 インターで高校生にもなると、インターのカリキュラムの勉強と、その他のクラブ活動が、大学入学を考えても第一優先になります。すると、小学校や、場合によっては中学校で可能の塾などのようのことをする余裕はなくなります。そこで日本国外の大学へ通った場合、日本語からはさらに離れます。すると、就職などで日本に戻ってきたときに比較的大変な目にあう可能性があります。

また、もちろん学校にもよりますが、 インターの中学校、高校の「日本語の授業」でネイティブのレベル別に分けられた授業で習うのは「日本語」だけではもちろんありませんよね。様々な文学作品や詩人(夏目漱石や徒然草、松尾芭蕉や漢文)などに触れることによって、日本人として「ほとんどの日本人と違う教育」を受けていることで「日本人離れしている」と見れがちな現状でも「少なくとも国語においてに共通の文化基盤がある」ということで距離を狭められる、という見方もできるかもしれません。逆に、 インターから日本の大学へ進学した知人には、あえてインターで日本語を学ばなかった人も少なくありませんが、その人達ははじめから日本の大学へ(受験ではなく インターから応募できる九月入学)通うつもりでした。

もちろん、日本の大学へ行ってから頑張る必要はありましたが、日本にいたので日本語力はすぐに問題ない水準に達しました。ただし、インターの高校での日本語の授業があまりにも簡単で、質が低すぎでためにならないのであれば、(下記のスレッドのような学校?)話は別かもしれません。まとめると、第二外国語の選択は大学入学にはさほど関係ないと考えてもいいと思います。大学入学のスレで書いたとおり、与えられた機会をどのように有効に使ったかが勝負所です。しかし、日本語を受けるかどうかについては、その学校の高校の日本語の授業の質を、子供のアイデンティティーや進路と照らし合わせてじっくり考えておくべきだと思います。

 

匿名--横からすみません。私はインタースクールについては全くわかりません。ですが、トピ主さんは、フランス語、スペイン語、など日本語以外の言語を選択する場合、(日本語以外の)どの言語を選択するのが良いのか、質問されているのだと理解しましたが…。

 

匿名さんご指摘ありがとうございます。質問を読み違えたかもしれません。英語の授業を行う インターで、学校では日本語をすでに「第一外国語」として授業を受けていて、さらにもう一言語の授業を受ける場合かもしれませんね。あの長い投稿のどこかに埋もれているのが、「あまり変わらないと思います」という私見です。あとは「どうして変わらないんですか?」という事を説明しようとしています。第二外国語の話でもそれほど趣旨は変わらと思います。

 

櫛田さん 早速の返信ありがとうございます。 日本語は第一外国語として習得しています。 ミドルになるにあたり、第二外国語を選択することになっています。 本人はどっちでもいい、みたいな感じですが 欧米の大学(進学先はアメリカの可能性が高い)に進学するにあたり アメリカ人はスペイン語選択が多いと聞いたので、あえてフランス語を選んで、 アメリカ人が選択しないフランス語で勝負(やっている人が少ないと希少価値がある、 とか やってる人が少ないと優秀な人が少ないとか)したほうがいいのかな と思ったわけです。

でも櫛田さんのご返答を読ませていただくと どちらでも本人のやる気の問題であり、スペイン語をとらなくてもハンディーにならない という感じだったので、どちらかというとスペイン語が有利というのが通常なのかと 思いました。 また、英語からスペイン語かフランス語の習得はどちらがスムーズに移行しやすいのか 英語に関してネイティブレベルの子供ではどんなものでしょうか。 日本人の私にはフランス語はとても難しいものでした。 よろしくお願いします。

 

教えてくださいさん手短く私の感想を述べると:

>どちらでも本人のやる気の問題であり、スペイン語をとらなくてもハンディーにならない
>という感じだったので、どちらかというとスペイン語が有利というのが通常なのかと
>思いました。

ちょっと意図が読めませんが、私は「どちらも変わらないという印象です」と伝えようとしていますので、私の投稿を読んで「どちらかというとスペイン語が有利」という結論に至ったのでしたら、それは私が言っていることと直接結びつかないような気がします。

>また、英語からスペイン語かフランス語の習得はどちらがスムーズに移行しやすいのか
>英語に関してネイティブレベルの子供ではどんなものでしょうか。

言語学的な観点は分かりません。ただ、アメリカ国内の場合だったら、フランス語よりもスペイン語に触れる機会が圧倒的に多いので、英語ネイティブの子供はネイティブのスペイン語に触れる機会が多く、発達や早い人が多いかもしれません。でもどちらが大学入学に有利なのかという話題は、個人的には聞いたことがありません。もっとお詳しい方がいるといいのですが。

 

素人 --アメリカ東部在住の者です。ネイティブの子供さんを見ている限り、英語⇒フランス語の習得は容易ではないようです。私が住んでいる東部の町では、スペイン語を話す人がかなりの量でいます。不法移民、正規の人を含めて。大学のコースもスペイン語で行われたり、看護婦用のコースで、医学用語のスペイン語を学ぶという趣旨のものもあり、子供を将来管理者にさせるためにスペイン語圏に留学させるというキンダーの親御さんの話もよく聞きます。その反面、アメリカにいるスペイン語話者のほとんどは、南米なまりで本家のスペイン人の話すスペイン語に比べたら聞きおとりすると考える人も多いそうです。

現在、アメリカでは膨大な移民を背景として、商品などは英語・スペイン語表記です。カナダに行くと英語・フランス語表記です。一日のうちスペイン語を街で耳にしない日はありません。しかし、スペイン語が一般的になったとはいえ、ご存知かもしれませんがセレブや富裕層の家庭では、フランス語を幼い頃から習得させることが、一般的になっているという状況もあります。スペイン語は読み方がつづりから容易に検討がつくため、日本人にとっては習得しやすい言語なのではないかと思います。音も難解ではありません。反対に、フランス語はミドルから習う場合には発音をネイティブのように高めるのは難しいのではないでしょうか。

元ライス国務長官は、そのロシア語の能力が話題になったこともありました。あれほどまでに高めることができるのであれば、第2外国語で有利になることもあるでしょう。もし、将来ヨーロッパ圏などの活躍を考えた場合は、フランス語やドイツ語を授業の他に週に何回か通わせるという選択肢もあるでしょうが、アメリカの企業などでの活躍をメインにすえている場合はスペイン語が無難なのではないでしょうか。 

 

私も素人ですが--大学受験に有利な外国語の選択という視点、とても興味深く拝見しました。決して皮肉とかではなく、日本でならそうやって個性をアピールして行くのだろうと納得した次第です。大学受験に有利という点であれば、習得しやすくてテストで点数がとれる言語になるのでしょうか。アメリカですと常にスペイン語を耳にする機会があるため敷居が低いのだと思います。ただ習得しやすい言語はみんな習得しやすい訳で、ちゃんと勉強しないとセールスポイントにはならないかも。SAT2の日本語なんかは、日本人が受けてみんな満点近くをとるので、中途半端な成績はあまり役に立たないと聞いた事もあります。(本当でしょうか?)

入試のためだけでなく、将来的にどんな仕事をどこでしたいかで、自分にとって役に立つ言語の選択を考えるといいかもしれません。まだ中学、高校じゃイメージ湧かないでしょうけど。ある程度目的意識があった方がやる気も出るでしょうし、その方がせっかくの勉強の時間も無駄にならないのではと思いました。どんな言語でも、ちゃんと勉強してある程度の結果が出ているなら、大学はそれを見てくれるのではないでしょうか?素人なのに、横からすみませんでした。

 

チョコ --「教えてください」さんのお子さんは日本のインタースクールに通ってらっしゃるのですよね?その学校はIB校ですか?だとしたらIBでどの科目を取るのかも考えて選択なさることをお勧めします。IBの科目は第一言語である英語(日本で言うところの国語です)の他、数学、科学(生物・化学・物理などから1科目選択)、社会(地理・歴史・経済などから1科目選択)、第2言語(日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語などから1科目選択)、その他(美術、音楽、演劇などから1科目選択)の6科目履修します。(厳密にはこの他にも色々と条件はあるのですが、ここでは省きます)この第2言語で何を選択するかがカギになる訳です。うちの娘も日本のインタースクールに通っていますが、IBでは第2言語に日本語を選択するつもりです。

日本語は母国語なので履修には有利だと思うからです。また学校の方も優秀な日本語教師を多数揃えて指導にあたっています。学校によってはIBで履修できる第2言語が限られていることがあります。その辺りも要チェックです。娘はmiddle schoolではフランス語を選択し、3年間勉強しました。でもhigh schoolに進級したら、学校のスケジュール上、英語(必須)と日本語を取ったら、第3言語まで取る余裕がなくなり(物理的にも不可能でしたが)、結局フランス語は取っていません。でもフランス語の授業を通じて学んだ知識が、歴史や演劇の授業に活かされています。もしお子さんの学校がIB校でなかったら申し訳ありません。ASIJなどでは別のカリキュラムになると思いますので。

 

皆様 ありがとうございました。とても参考になりました。子供は何をやりたいか、また学校はIB履修ですので、そのあたりを考えて選択していくようにしたいと思います。

老舗の無認可インタースクールG12の卒業後

先日櫛田さんの本を興味深く拝見させて頂きました。老舗の無認可のG1〜G12まであるインターナショナルスクール(ACSIのメンバーであるが認可は取っていない)に子供がG1になれば入学のアプローチを考えています。アメリカやカナダの大学に進学に対し無認可でも問題なく進学できると聞いているのですが、実際海外の大学に進学する時の出願資格は私立、州立関係なく認可のスクールでなくても問題なく出願及び入学できるものなのでしょうか?認可、無認可、おっしゃる通り認可を取っているからいい学校では決してないと思います。

ただイメージ的に認可がある=いい学校となってしまいがちなのですが、アメリカでは認可のインタースクール卒、無認可卒でなにか区別のようなものはされるのでしょうか?アドバイス頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。 

 

留学様ご質問ありがとうございます。この場合の「無認可」というのは「日本政府からの無認可」(つまり第一種ではなく、各種学校で・・・)ではなく、「WASCやACSIといった国際認定組織からの認定」を受けていない、ということですよね。今、気づかされましたが、「無認可」という言葉を使う場合、「どこからの認可?」ということははっきりさせないと、事情に詳しい人でないと不必要な混乱を招きますよね。

さて、国際認定組織と大学入学ですが、基本的にはこういうことだと思います。大学のアドミッション・スタッフから見たら、見たことがない学校の生徒が素晴らしい成績をもっているのと、毎年何人もその大学に入学する生徒を送り込んでくる学校の生徒が良い成績で申し込んできた場合、後者の方が判断材料が多いですよね。その学校が国際認定組織から認可されているかどうかが一番重要ではありません。例えば、シンガポールのRafflesという学校はインターナショナルスクールではなく、シンガポールの現地校だと理解していますが、私が通っていた頃、スタンフォードに入学する生徒がすぐ隣のPalo Alto high schoolに次いで二位でした。そこから来る生徒達は主に科学や技術系に進む人が多く、政府の奨学金で来ていたこともあって、恐ろしいくらい頑張っていました。たいていは3年で学士号を取り、4年目に修士課程を取り、帰国していくというパターンでした。(ほとんどの人は学士号に4年かけます)アドミッションのスタッフはこのRafflesで優秀な成績を取った人に対して、だいたいどの程度のレベルなのかを把握しやすいわけです。さて、そこで無名の学校から来たら入学は決定的に不利なのかというと、そうでもありません。成績が他の生徒のものと比較しにくくなるだけて、建前上は別の判断材料を見るわけです。(実際にはスタッフの裁量ですが。)SATやAP、IBが総合学力の比較材料になるのです。

しかし、IBやAPが受けられない学校出身の人も少なくないので、次に見るのが論文や先生からの推薦状です。論文などを通して、他のスレでも書いたように、「与えられて機会をどこまで有効に活用できたか」ということなどを評価します。ここからは学校によりけりですが、親がOBであるかどうかや、親の資金力なども評価にされる場合もあります。(例えば私が通った大学にはブータンのお姫様が二人ほどいましたが、ボーディングスクールでの成績やSATが、大学にはついて行けないくらい低くない限り、受け入れを拒むとは考えにくいです。親の職業:国王、ですから。もちろん、本人達にしてみれば、常に今書いたような評価をされるのはたまったものではないでしょうけど。姫でなくても、個人のメリットの要素が大きかったのかもれません。)こう考えると別のスレでワクさんが書いたように、日本の入試は(推薦入学や私立の裏金を除けば)、非常に「フェア」なので評価できます。

しかし、大学は入学で終わるのではなく、どれだけ伸ばしてくれるのか、どれだけ色々な機会を与えてくれるか、ということで判断すべきだと思いますが。質問の方に戻ると、アメリカではホームスクールやモンテソーリ、そして非常にユニークで不思議な学校がたくさんあります。一家庭でも「学校」として登録するだけで、学校として成り立つ州もあります。(アメリカの教育制度の多くは州の方に権限があります。)特にホームスクールの場合は高校卒業証明のようなものを取る必要があるのですが、これはbasic literacyなどを確認する非常にハードルの低いものだと理解しています。従って、どこかの組織に認可されていないと言うことは、必ずしもそれだけでマイナスではありません。ただ、名の知れた学校に比べて判断材料が減るので、その他のSAT(できらばAPも)のような共通試験や個人エッセイの重要度が増すと考えてもいいかもしれません。何度か言ってますが、論文に使えるような体験作りのきっかけを子供に与えるのも戦略かもしれません。

外国在中、家庭内の日本語

ヨーロッパ在中--私→日本人、小・中と英国育ち、以後日本の学校、TOEIC950点程度。 夫→ヨーロッパ人、日本語1級〜2級の間くらい。の家庭において、1歳半になる娘と家の中では日本語で会話をしています。日本語同様、夫の母国語も難しい言語なので、夫は娘に対し母国語で会話をしていますが、私たちが住む町には日本語教育機関がなく、ゆくゆくは現地校にいかせることもあって特に夫の言語に関して心配はしていません。今日、ご相談したいのは櫛田様が成長していく過程において、どのように日本語を習得していったかということです。私は小・中と英国の現地校に行っていたこともあって、当時は日本語を忘れるくらいに英語が話せたのですが、実際に語彙が広がっていくのは、母国語といえども、読書の量や新聞、ニュース、歴史、文化、社会などあらゆることを吸収してくる中学〜高校くらいと感じました。

私事ですが高校まで国語が大の苦手でしたが、帰国子女枠とかではなく、一般と同じように大学受験を経験したことで、小・中で遅れていた国語能力が何とか取り戻せたと思っています。そして皮肉なことに、今度はその分英語(会話力)が出ていってしまいました。要するに、バイリンガルのレベルに達する前に日本に帰ってきてしまったことと、語彙が広がる中学〜高校で英語に触れられなかったことで、私の日・英言語感覚が中途半端なまま大人になってしまったと思っています。今回、他の方の相談に応えている櫛田様の文章を拝見していて、とても驚いたのがその語彙の深さです。ご自身が成長された過程において、自然と語彙が広がっていったのか。それらの語彙を日本語⇔英語と、頭の中で整理していくに当たってどのような努力をされたのか。について、具体的に教えて頂きたいのです。生まれ持ったセンスもあると思うのですが、私は読書量が少なかったせいと、ちょうど多感期に現地校→日本の学校に移ったこと、両親が日本人ということ、そして日本の幼稚園に行っていたこともあって、母国語は完全に日本語なのですが、英語は耳で聞けて頭で理解できても、それを日本語に訳すのは一苦労ですし、また逆も同じです。櫛田様はASIJで過ごされたということですが、日本在中でいらしたことで日本の学校に行っていなくても、日本語に触れる機会はとても多かったと思います。(ASIJで日本語のクラスもあるのでしょうか。)

しかし、私の友人の中にインターナショナル卒の子が多くいますが、全てが語彙に深さがあるバイリンガルであるとは言い切れません。外国在中で日本語教育機関がない環境で、難しい日本語を娘に教えていくのは大変なことですが、(しかも私の日本語の質もよくないため)私としては「言葉は財産」と思っているので、娘にはできるだけ多くの日本語に触れさせたいと思っています。櫛田様のご経験をもとに、日本語の習得に関し何かアドバイスを頂ければ幸いです。映画でもマンガでも、些細なことで構いません。もちろん最後は本人の興味、努力につきると思っています・・・。どうぞ宜しくお願いします。

 

U --便乗させていただき申し訳ありません。私も”ヨーロッパ在中”さんと同じ質問をさせていただこうと考えておりました。櫛田様はどういった形で「何歳頃から」日本語の読み・書きを始められたのでしょうか。特に漢字に関してはどのように学習を進められてきたのでしょうか。またボキャブラリーの増やし方はどのように行ってこられたのでしょうか。もしよろしければこれらに対するエピソードもありましたら合わせてお教え下さい。私事ですが、ヨーロッパの非英語圏にこちら出身の主人と子供二人と住んでおります。5歳の長男は4ヶ国語(公用語・現地語・英語+日本語)環境で育っており、日本語の日常会話は-1歳程度、読み書きはひらがなのみという状況の中、とうとう吃音が出てしまい悩んでおります。

 

ヨーロッパ在中さん、Uさん私の日本語もまだまだ未熟で、扱える語彙も限られています。特に自分の父親や、特にその上の世代(現在70歳以上)に比べ、非常に未熟であることを痛感しています。ただ、いつの時代でも「最近の若者」は日本語力が落ちていると上の世代は嘆くので、「普通に扱える」というハードルは低くなる一方です(笑)。

もちろん、「この人の日本語はまだ下手だ」とお考えの方にも、ここに背景を書き上げると中途半端になっている理由の経緯が窺えると思います。長々と書いてしまいましたが、そこからご自分なりに取り出せるものがあれば嬉しいです。参考にならなかったらごめんなさい。(私の考えについては、理想として「バイカルチャーの日本人」を読んでもらえると嬉しいのですが、中古価格が百何円になっていても、ヨーロッパ在住だと手に入りにくいかもしれません。「本を読んでほしい」というと、横から突っ込まれそうなので、本を読んでほしい理由は、そこにきちんとした説明が、ここに書けるよりも長く書けているからで、収入を見込んでいるわけではありません。あれは増版されないと収入は入らず、その見込みが少ない上、大した収入にはなりません。)さて、幼稚園から二歳まではアメリカで、母と英語中心のコミュニケーションをとっていました。二歳半から一年は インターのナーサリーで、その後は日本の幼稚園へ通い、そこで日本語を、先生や周りの子供達とコミュニケーションを取るには不自由しないレベルで扱えるようになりました。キンダーガーデンから高校卒業までアメリカンスクール( インター)へ通ったわけですが、常に両言語を年齢相当に扱えたわけではありません。小学校では日本語の授業(国語の教科書、プラスα)がありましたが、そのときはかなりレベルの低い授業でした。

日本語は父親との会話、父親と一緒に行った算数の勉強(トレーニングペーパーという、毎月送られてくるワークブック)、そして一般社会(テレビ、地元の水泳教室、近所の友達)などに使用しました。漢字の読み書きは、学校で基盤を作りましたが、あまりにも簡単だったので、四年生、五年生(小学校は5年生まで)の時に、家庭教師を付けました。特に面白いとは思いませんでしたら、月曜日に来る家庭教師のための漢字の勉強を、日曜日の夜にちょろっと練習する程度で、あまりまじめに勉強したとは言えません。五年生からは親の友達の、同じハーフだったが、自分よりもかなり日本語力が低い女の子と一緒に同じ家庭教師の授業を受けていたことが災いして、放課後の家庭教師の「授業」で結構悪ふざけをしていた記憶があります。親にちょっと聞いてみますが、五年生の終わりとともにあきらめたのか、家庭教師は付かなくなりました。

しかし、近所の子供達は全員日本人で、彼らと色々外で遊んだり、家に行ってプラモデルやラジコンを作って遊んだり、漫画を読んだりゲームをしたりすることで、ある程度の日本語力はおのずと身についたのではないかと思います。漫画はふりがながふってあっても、言葉の意味が分からないと読めないし、ふりがながあることで少しずつ読めるようになったり、知らない言葉は状況から読みよるか、友達に聞いたりすることで身についたと思います。また、ゲームも、友達がアクションよりも、ドラゴンクエストといった、町の人と話したり、戦闘場面の情報が言葉で流れてくるものを友達の家で遊んだことで(自分の家に買ってもらったのは五年生、水疱瘡で親が共働きで一週間外出できなかったとき)意外なスキルを身につけました。男の子だった せいもあるのか、状況に慣れると、何でも早く早く進めたがるので、友達などと一緒に、流れてくる言葉の設定は一番早いのに設定し、早く情報を取り込むことをしていたので、日本語を早く読む練習になりました。漫画の影響も重なったのか、アメリカ人の母は日本語が読み書き(特に読み)が一般社会で通用するていど、問題なく扱えたのですが、僕が5年生くらいの頃から読む速度が速くなりました。さて、中学校になったら、自分にとっての日本語の位置づけが大きく変わりました

。小学校の友達は主にアメリカ人やその他の英語を母国語とする外国人だったのですが、小学校の終わり頃から日本人の親友が数多くできました。それは自分の日本語力とは関係なく、たまたま転入してきた子供達が日本語を話せる子供達で、たまたまその子達と仲が良くなったのです。(あとで知ったのですが、そのときのASIJはバブル期の影響で外資系企業が撤退し、その影響でESLとして入学させた日本人の数が増えたのです)5年生の授業にも二人ほどESLの海外や別の インターからの日本人生徒が転入し、僕ともう一人の子供が一番日本語ができたこともあり、彼らの最初の友達になったのです。

小学校ではクラスごとに授業が分かれていたのが、ミドルスクールになるとジグソーパズルのようなスケジュールになるので、各自、授業ごとに独自のスケジュールで動き回ったのですが、この時から十数人の親しい友達全員、日本語を話せる人たちでした。(帰国生や自分と同じようなハーフ)。都内の外資系企業や各国の大使館の子供ではなく、都内から出たところに住んでいた日本人や国際結婚の家庭だったこともあり、社会文化的には日本のポップカルチャーに浸ったのです。会話の話題や音楽、テレビや漫画など、日本社会の同年代の子供達が夢中になることに夢中になったりしたのです。したがって、日本語はおのずと、「友達と共有する社会文化」で使われる言語になったのです。家では英語の本なども読みましたが、親の作戦は「日本語を使うのだったら雑誌でも何でも日本語のものを読んでもらう」ものだったので、父親が週末の買い物のついでに(我が家では日本人の父親が洗濯と食材の買い物を行っていました)僕を本屋に連れて行き、父親もしばらく立ち読みしながら、僕が色々漫画や雑誌(プラモデルやアニメ、ゲーム関連のもの)を立ち読みする時間を与えてくれて、最後には僕が買いたい雑誌や漫画を基本的に毎週一冊ずつ買ってくれました。

もう一つミドルスクールで起こった環境の変化は、「ネイティブとしての日本語」の授業が、学年に関係なく、レベル別の授業に分かれたことです。6つくらいあったのですが、僕は一番上の、年齢に相当したレベルの授業には三年かけても届かないレベルになりました。ミドルスクール三年目では、上から二番目に留まってしまうレベルと判断され、非常に悔しかった一方で、比較的まじめに常用漢字などの勉強をするきっかけとなりました。もう一つのきっかけは、7年生の時の最初の学期に、比較的厳しい先生に当たり、週二回出される漢字クイズ(小テスト)の点数がしばらく落ち、それを見た親が驚いたことに焦りを感じ、最初の学期全体の成績が少し落ちた後、次の学期は気合いを入れて勉強して成績を上げた記憶があります。まとめると、自分の場合は、

1)他の授業の成績よりも日本語の成績が一時落ちたことが、「これはいけない」と本腰を入れる要因となったことと、
2)そういう状況になりうる学校での授業のレベルに助けられたこと、そして何よりも、
3)学校での友達の多くと日本語(実際には英語と混ぜたもの)を使ったこと、

が大きかったように思えます。中学も高校も、家庭教師などはいませんでした。ハイスクールに入ったら、ミドルスクールからの続きとなる日本語の授業のレベルが、最後の年には一番上のクラスにはたどり着かない計算になったことと、最初の年の日本語の授業が少し簡単だったことがあり、とても優秀で、成績などを張り合ってた、ミドルスクールから色々な授業が一緒だった友人と二人で、夏休みの間に勉強をして一レベル飛ばせないか、と先生に頼みました。これは親から強いられたことではありませんでした。自分のレベルに納得がいかなかった理由の一つは、年齢に相当する学年よりも低い教科書を使うと、漢字以外の内容が簡単すぎてつまらない、ということがありました。

とにかく、夏の終わりに、飛ばす分の学年の漢字をテストするので、勉強してくるように、と先生に言われたので、夏休みの後半に、その年の漢字を全部暗記し、書けるようにしました。すると先生は、我々がテストの準備をしたということと、その前の日本語での授業でのパフォーマンスがよかったお陰で、飛ばしてもよいということになりました。相変わらず友達も、ポップカルチャーも日本のものでした。高校を卒業した時点では、漢字の読み書き、及び国語の授業は日本の平均的な高校卒業生とさほど大差のない水準になったと思います。しかし、数学や化学などの専門用語は全く分かりませんでした。しかも、友達とは英語と日本語を交ぜる「ちゃんぽん語」を使っていたので、もちろん一般社会では通じないのでちゃんぽん無しの日本語も使えましたが、一番心地が良かったのはちゃんぽんでした。英語は、学校のカリキュラムが英語で、しかも高校の後半になるとAP(IBに相当するような比較的難しい授業)などをいくつも受けていたので、私の場合は頭を最大限に活用しないととてもついて行けない状況だったので、英語力で困ることはありませんでした。(受けたAPテストの中では英語と数学が他よりも低かったのですが、それは言語力ではなく、学力の問題だと思ってます。)

さて、アメリカの大学へ通ったのですが、そこでは生活の中心が英語となり、授業を受けながら思考力がグングン伸びるのを感じました。しかし、同時に、日本語力は伸びないどころか、「日本語で考える力」というものが「日本語力」とは別にあり、「日本語思考能力」が伸びていないような感覚になりました。この理由は、日本語力の限界が、日本語での思考力を圧迫しているからだと考えました。また、日本人の大学院生や社会人の客員研究員とはかなりギャップを感じ、その大きな理由は社会文化的な体験の溝ではないか、と思いました。所詮高校生レベルの日本人の感覚では社会人などには通用しない、と思ったのです。敬語などもきちんと使えず、使おうとしても不自然な感じでした。したがって、他の要因も絡んで日本に、短期の「逆輸入留学」を行おうと決意しました。そこで、他のアメリカ人生徒と一学期京都へ行くことにしました。

しかし、自分は別メニューをアレンジ、センターでの「日本語」の授業が簡単すぎるということを証明してから「独立研究」という形で京大などの授業を聴講してレポートを書いていいということを承諾してもらいました。そこで京都の歴史や、経済などの話を色々聞いたり、書物を読んだり、ノートを書くことで日本語力は上がっていきました。さらに、授業を聴講するだけでは友達が作れないので、体育会系の部活に少しだけ入れてもらいました。そこで大学生の敬語や上下関係や連帯意識に触れ、日本人のマインドをもう少しインサイダーの感覚で見ることでできるようになりました。(余談ですが、色々な会社の「体育会系の営業部」の「ノリ」なども理解できるようになりました。森喜朗前総理の、外から見ると不可解な「体育会系的な政治家のノリ」の原点も見えた気がします(笑)。首相がやるべきではないと思いますが)短期逆輸入留学の後の夏休みに、外資系証券会社で三ヶ月のインターンシップを行いました。ここで社会人的な日本が使えるようになりました。外資系といっても大半の職員は日本人で、自分はバイリンガル度が強いことを売りにしていたので、気合いを入れて色々吸収しました。そのインターンシップは就職のオファーをもらうのが最大のポイントだということを、入ってから知ったので、オファーをもらって力試しをしたいという思いも努力を促進させました。あの頃のノートを見ると、今では漢字のど忘れで書けない文章が多く、手書きでの日本語力ピークだったと思います。今はワープロ頼みです。また機会があれば戻ると思いますが。結局大学院へ進んだのですが、その課程で インターについての情報を世に発信するべきだと考えるようになり、何年もながら作業で原稿を書いていました。そこで出版社に会い、テーマはもっと広口のものにするべきだと言われ、色々フィードバックをもらった結果、「バイカルチャーと日本人」の文章にたどり着きましたが、これも編集者の要望で、「学術的ではなく、一般読者に読みやすい文章」を目指し、他の新書や雑誌などをヒントに改良していきました。

次に目指すのは「知識人」としての深みのある日本語ですが、70歳位の元エリート銀行役員などからメールをいただくと、ため息の出るようなすばらしい言い回しをされるので、自分が書いたら年齢的に違和感があるだろう思いつつ、目指したいと思ってます。不必要に長くなってしまい申し訳ありません。特に後半の方は勝手な個人体験談ですが、前半からはいくつものテーマを引っ張り出せると思います。ご自身の状況と体験と照らし合わせるのがベストかと思いますが、いくつか並べると、- 「楽しいことやもの」(友達、ポップカルチャー、一般社会)へのアクセスとしての動機。- 授業が簡単でつまらないので向上を目指す動機。- ここでは述べませんでしたが、見かけが外国人よりなので、常に周囲から外国人として見られることへの反発で思いっきり日本語を上手になろうという動機 (別にそれでより日本人にみられるわけではありませんが、先入観丸出しのことを言われれたら、自分では納得できる水準であることへの安心による余裕が産まれました)- 漢字の勉強は必要性を感じてから気合いが入った- *これは重要です*基盤ができていれば、後は環境とモチベーションによって伸びるので、「静止画」で常に同年齢の子に比べてどうなのか、ということよりも長期的な「動画」という観点で見て、どちらかが伸びていても、環境とモチベーションによってもう片方も伸びる可能性を忘れないことここまで付き合ってくださった方、ありがとうございました。お疲れまでした。もうこんなに長いの(つまらないの?)は書きません。

 

 

SUSIE--櫛田さん、長い文章お疲れ様でした。今まで櫛田さんの本、投稿を拝読させていただいて、その日本語力の確かさ、バイカルチャー度の高さに驚嘆していた者として、知りたかった謎が解けました。また、大変参考になりました。>長期的な「動画」という観点で見て、どちらかが伸びていても、>環境とモチベーションによってもう片方も伸びる可能性を忘れないこと肝に銘じます。(^^)

 

幼稚園センセー --櫛田様 横からですが、バイリンガル教育、海外にての日本語教育に興味のある私にとっても 大変 興味深い話でした。有難うございます。ぜひ 本が手に入りましたら読んでみたいと思います。横からですが 長い話を有難うございました。

 

もとASIJ --私も大変興味深く拝読しました。ちゃんぽん語は我が子も話します。海外にいある今はそうでもなくなりましたが、やはり日本にいるときの方がちゃんぽん具合?に磨きがかかるような(笑)気がしますので、日本にいると飛び込んで来る日本語量の多さを実感します。ASIJの一番上の日本語クラスは相当ハードですし、純日本人であってもなかなか大変かと思います。ましてや櫛田さんの場合は通常は主に母語の主体となるお母様が日本人ではないのでそれでここまでの日本語レベルというのは一体どんな環境にいらしたのだろうと私も常々非常に深い関心を抱いていました。

以前ASIJ滞在時にESの日本人カウンセラーと日本語習得について話した事がありますが、彼女いわく「あまり小さなうちから学年相当レベルの日本語をとあせらずとも、ハイスクールや卒業生の例を見る限り、皆自ずとその時(必要に迫られたり自分の中での日本語習得に対するモチベーションがあがったり)がくれば最低限の基盤がある限り必ず習得できます。早くからあせらずとも長いスタンスでみましょう」とお話されていました。今回お聞きした櫛田さんの例がまさにそうであったので、彼女の言葉を思い出しました。貴重なお話有難うございました。

 

ヨーロッパ在中 --櫛田さまとても興味深く読まさせて頂きました。お忙しい中随分時間を取らせてしまったのではと恐縮しています。英国の大学に短期留学をしていた時に、アジア学科で学ぶ日本人とのハーフ/ダブルの生徒と出会いました。日本と同様英国のような島国では、見た目に白人以外の血が入っていると、必ず「両親のどちらかは何人/何系?」というような質問をされ、「日本人」と答えると、必ず「日本語話せるの?」と聞かれたそうです。彼らの日本人の母/父は日本語を教えてこなかったために、今大学で日本語を専攻しているということでした。(彼らは「あいうえお」がやっと読めるといったレベルでした。)そして彼らが口を揃えて言っていたことが、「なんで私の母/父は私に日本語で話しかけてくれなかったのか。日本語を小さいうちに自然と身につけていたら、私はこんな苦労をしなくて済んだのに」ということでした。

きっと、彼らは大学で勉強しようと決めるまでに何百回と「日本語は話せるの?」と聞かれてきたに違いない、それが逆にコンプレックスとなって、いつしか「日本語を究めなくては」という思いに変わったのだと思いました。しかし、私の中でとても強い印象として残ったのが、彼らが楽しんで日本語を勉強しているというよりは、長年問われ続けてきたことで生まれた劣等感から何とか抜け出したいという思いで勉学に勤しんでいるということでした。ハーフ/ダブルの人に出会うと、周囲は自動的に、「両親の言語を話せる=バイリンガル」ということを前提に話しかけますよね。(特に日本では)両親が同じ国の人が、少しでも外国語を話すと「すごい!」と誉めますが、ハーフ/ダブルの人が一言語しか話せないと、「なんで?」と懐疑的です。娘はこれからの人生、何百回も同じ質問を浴びせられるのだと思うとかわいそうな気がしますが、胸をはって「両親の言葉をどちらも話せます。」と言わせてあげられるのは、私たちの仕事だと思っています。

将来娘が本気で日本語を学ぼうと思ったときに、うまく私たちが環境を整えてあげられるように、家庭内でできる基礎的なことは継続していこうと思っています。そして両親の二つの言語に対して劣等感を抱くのではなく、櫛田さまが経験されたような、向上心をもって勉強できるように、応援していこうと思います。ありがとうございました。 

U -->基盤ができていれば、後は環境とモチベーションによって伸びるので、「静止画」で常に同年齢の>子に比べてどうなのか、ということよりも、長期的な「動画」という観点で見て、どちらかが伸びてい>ても、環境とモチベーションによってもう片方も伸びる可能性を忘れないこと。我が子の日本語会話能力を「-1歳程度」と書いてしまった私はまさしく、「静止画」で見ていたのですね。吃音の問題でここ数日、落ち込んでいたせいもあり、思わず涙が出てしまいました。プライベートな部分まで赤裸々に語っていただき、また、貴重なお時間をさいていただきありがとうございました。さっそく「バイカルチャーの日本人」を取り寄せたいと思います。

私事ですが、長男が先週が学校にて心療内科のドクターと言語療法士のインタビューを受け、来週、その結果を聞きに行きます。これからどうなるか分かりませんが、ポジティブに考えて行こうと思います。ありがとうございました。最後にヨーロッパ在中様、便乗質問失礼致しました。余談ですが、もしかすると同じ学校かもしれません。世界は狭いですね。

どこまで英語を身につけさせたらよいのでしょうか

現在ある幼稚園を候補に入れておりますが、2つのプログラムがあり親として大変迷っております。1つは毎日10〜30分の英語、小学校では放課後にその幼稚園の補修英語プログラムが週3日、もう1つはすべて英語だけの保育、日本語の特別プログラムもあり、小学校にあがったら放課後は週に4日は英語プログラムに拘束、転勤などで抜けることは許さない、というものです。後者の場合ですが、小学校では数学や理科、作文なども英語で指導を行うそうです。親としては、他の習い事にも通わせたいですし、1年留学などさせれば前者のプログラムでも、意思疎通に困らない英語が身につけさせられるのではないかと考えます。

しかし、後者のプログラムに通う子供たちが高いレベルの授業を受けていること、そして子供同士でも英語を話しているという噂を聞くと心が揺らぎます。詳しく書くと特定されると困りますので書くことはできませんが、私の子供は両親とも日本人ですが、日本語60%、英語40%の割合で会話をし、現在文字は英語のほうが強い状況です。英語と日本語の混乱は、現在のところありません。将来は、自分の選んだ道で活躍すればどのような職業を選んでもよいですし、英語を操ることができれば活躍の機会も増えるのではと考えます。英語日本語どちらもバランスのとれたバイリンガルを目指すことは並大抵な努力ではないでしょう。本人の意思があれば環境を整えてあげたいですが、親だけの気持ちで子供に強いることはできないと思います。お忙しいところすみませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

幼稚園生の母さん色々な人の意見を聞くと良いと思いますが、私がまず知りたいのは幼稚園生の母さんがどの程度「英語でのコミュニケーション力」が重要だとお考えになっているかです。ご自身もその辺を含めてお悩みなのかと思いますが、投稿では「意思疎通に困らない英語」とも書いておられたので、「日本の教育制度脱出」を強く願っていたり「欧米の大学が絶対いいんです」或いは、「うちの子の将来は英語力(もちろん+教育)が決め手となるはず」というお考えはそう強く抱いていないという気がしました。もしこれらの考えをお持ちでしたら、明らかに結構大変で、それなりにタフな精神力を家族ぐるみで身につけて行かなくてはならない二つ目のイマージョン教育に不足は無いと思います。「日本人なのに何で英語で教育を受けているの?」或いは、周囲から「日本人離れしている」と思われても、「日本の将来は英語での教育にあります!」や、「ただ単にみんなと違う教育を受けているだけで日本人離れしているというのは、そんなことを言う人の視野がいかに狭く、そういう視野こそが日本文化に危機をもたらすのがわからないんだ」みたいな強気の答えを用意していないと、アイデンティティーなどで苦労するかもしれません。しかし、「ある程度英語ができればよい」という、それはそれで非常にリーズナブルな考えだと、一つ目の英語をさらっとカバーする選択肢でいいかもしれません。

ただ、一つ目の選択だと、日常生活や友達関係において英語の必要性はあまりないと思われるので、いずれ面倒になるかもしれません。また、どの年齢での一年留学をお考えなのかは分かりませんが、それで身につく英語力には過剰な期待を寄せない方がいいかしれません。しかし、平均以上に、そこそこの英語力でも社会文化的な対応力や適応力を伸ばす枠組みを、親は与えられると思います。それは他の文化をできるだけインサイダーの視座から見るような機会を作ることだと思っています。そう考えると、一年留学は、うまくいけば貴重な体験ですし、サマーキャンプなどもいいかもしれません。ただ、英語「を」習う教育と、英語「で」習う教育では身につく英語力自体はまるで異なるのではないでしょうか。私はまだ仰るような学校のイマージョン教育から育ち、社会人となった人に会ったことはありません。それは、そのようなイマージョン教育が比較的新しいということもあると思います。

したがって、一つ目の教育制度の「結果」があまり感覚としてまだ分からないのです。物凄くハイレベルなバイリンガル、バイカルチャーの人で、日本の教育を受けてきた人には何人も会っています。それ人たちは育つ課程で、何らかの理由で社会文化的にアメリカやイギリスに惹かれ、それがきっかけでグングン英語力とバイカルチャー度を向上させていった人たちです。ただ、その人達が小学校の補習校や10分から30分の英語レッスンでそこまでたどり着くのは到底不可能で、「多少英語が扱える」という事が起爆剤となり、将来の個人の興味に火が付くかどうかにかかるかもしれません。あくまで私見ですが。すると、やはり親としては、一つ目の英語イマージョンを選ばないなら、そういうきっかけが得られるかもしれない環境や状況を提供することが限界かもしれません。これ自体、私も非常に興味深いのですが、基本的に日本人同士で、英語で教育を受ける場合、バイリンガルにはなるけれども、社会文化的な適応力(バイカルチャーの部分)は、どう身についてくるのか、ということです。私はアメリカ人が4割から6割くらいの インターへ通ったのにもかかわらず、アメリカへ行く度に(特に大学進学時)大きいなカルチャーショックを受けてきました。日本では「英語が圧倒的に高い水準で扱える日本人」が海外に出たら、「みんな当たり前に英語をしゃべる環境での、他の日本人に比べて日本語が上手な日本人」とうことになり、最初から社会への適応ができているわけではないので、その辺の葛藤を経験した人と話がしてみたいと思います。

ちなみに、このような人は大勢社会に出回っていて私がただ単に会っていないというより、まだこういう人たちの数が少ないがゆえに色々なネットワークにまだ現れてない、という気がします。少し流れてしまいましたが、基本的には「英語力」というものをどう捉え、どれほどの覚悟をしているか、にかかっていると思います。また、イマージョンでない方の英語教育をには、「日本の社会文化にイマージョン」している状況なので過大な期待を寄せないのも重要な判断材料になると思います。

 

 

櫛田さま私の言葉の足りない質問に対して、お時間を取り回答を寄せてくださいましてどうもありがとうございました。まさに的を得たご返答、何度もいただいた文を読み返しました。ご指摘の通り、日本人だけのイマージョン教育、それもインターナショナル・スクールではない環境で、日本の公立学校との掛け持ちでどれだけの日本語と英語の力を平均的に伸ばすことができるのか、それが私が懸念していることです。日本の教育制度脱出は考えておらず、もし子供が望むのなら欧米の大学へ、英語を話せることができたら、英語で学ぶことができたら、もっと得るものが大きいのではという考えはあります。私自身、日本では英語が得意な人と見られていましたが、海外に行けば英語を少し話せる日本人でしかなく、櫛田さまの経験されたカルチャーショックに似たような体験はしたことがあります。自分にとっては、英語を学んで表現することが自分をより表現する手段となってきましたが、もし英語のベースがひょっとして作られるとしたら、子供はどんな分野を将来学ぶのだろうという気持ちもあります。おっしゃるインサイダー体験、非常に大切だと思います。

自分の経験ですが、10代の頃にホームステイを短期間経験したおかげか、アメリカ人が自分のお父さん、お母さんであったのだ、どんなに今差別にあっても自分を受け入れてくれたアメリカの家族があるのだという、強い自信というか確信のような気持ちになって残っています。日本で活躍されるアナウンサー、記者の方とも、彼らの学生時代などに出会う機会がありました。私の知っている方は、外国でずっと生活していて日本語があまり強くないか、もしくは学生時代は英語と苦労していたけれど、英語が上達した、でも日本語のほうが強いという傾向があります。日本語、英語とも学術レベルまで均等に秀でた方には、お会いしたことがありません。講義などは英語でしても、学術論文だけはネイティブにチェックを受けるという話を直接聞いたこともあります。私の質問から、アイデンティティまで考えが及ぶとは、さすがプロと驚かされました。もし、英語も日本語も伸ばせるという強い確信があれば、迷わず難しいほうのコースを選ぶのですが、まだ結果が見えないこと、そして英語だけでなく他の特技を身につけさせたいと考えると、毎日いくつか習い事を掛け持ちすることは確実で、果たしてまだ子供の意志も分からないままにレールを敷いてよいのかという不安が残ります。転勤のための転校は認められませんので、英語力のために単身赴任を、それも今の段階で決定しなければいけないのも悩むところです。どの道を選んだとしても、果たしてそれでよかったのかとしばらくは心の中にわだかまりが残りそうです。

櫛田様のお言葉を噛みしめながら、主人とも再度相談していきたいと思います。本当にどうもありがとうございました。 

 

幼稚園児の母さんご自身の体験やお考え、気持ちなどを書いてくださってありがとうございます。色々参考にされる方も多いのではないかと思います。一つ思ったのが、>日本語、英語とも学術レベルまで均等に秀でた方には、お会いしたことがありません。というお言葉から伺うと、言ってみれば「完璧バイリンガル・バイカルチャーな人」のイメージがあまり沸かず、変な言い方をすれば「完成像」が見えにくいことが、英語教育に対する意気込みなどを判断しにくくしているのかな、と思いました。私にとって大きな刺激となったのは、誰がどう見ても、これ以上のバイリンガル度、バイカルチャー度を求められない、理想型に近い人たちに何人も会ったことです。

私はハーフなので、基準が違い別の話になりますが、日本人で、日本或いは日本の社会文化的なコンテクストにいたら別に日本語以外はできるとは思わせないような素振りで、海外(この場合はアメリカ)、或いは日本以外の社会文化的なコンテクストでは「この人は日系人?二世か三世ぐらいで、別に日本語ができないと言われてもおかしくない」レベルのネイティブな英語を扱う人たちです。口頭では「ノリ」や「会話の運び」がどちらもネイティブで、大学や大学院レベルの論文や(弁護士の方の場合はそちら方面のリーガルなドキュメント)が英語でも日本語でも全く違和感を感じさせないレベルで書けます。その人達は、若くて20代、熟年では60歳代までいましたが、キャリアとしては日本と英語圏の国を往来し、職業柄、「インプットが両言語」「思考が両言語」「アウトプットも両言語」の人たちです。私はこういう人たちを見て、「ここまでできるのか!」と思い、強いモチベーションになりました。そして、ここまでバイリンガル・バイカルチャーになっている人たちは、そうなる課程においても、高いレベルのバイリンガル・バイカルチャーでなければ恵まれないチャンスをたくさんものにしています。悩む要素を増やすようで申し訳ないのですが、なぜバイリンガル・バイカルチャーを目指すべきなのか、と自分で考えると、それはやはり、99%の日本人には巡ってこない様々なチャンスに巡り会えるからだと思います。そのチャンスは「翻訳ができるじゃない」というような小さなものではなく、どんな専門分野であっても、或いは専門分野を模索する上で巡ってくるものです。

例えば、-アメリカの(消費者としては高額だけれども)最先端の医療を、正規のメディカルスクールで学ぶ。-国際弁護士として、他ではできないような案件を請け負う。-学者や科学者として、日本と海外のいいところ取りをしたり、アイデアや人材、教育機関の橋渡し的な役割ができるために大活躍する-日本の外資系企業のトップやキーマンとなり、日本社会の経済発展に貢献しつつ、家族に安定した暮らしを供給するこういうのもあります:-趣味の漫画とアニメーションをそのまま職にして、他の人にはできないような難しい文化的な要素が絡む英訳、和訳を任され、その業界では注目を浴び、「一番面白い仕事」ができるこういう人たちは、例えば配偶者が突然他界するなどの個人的な不幸が無い限り、基本的には非常に幸せに生きているように見えました。

彼ら(彼女ら)が進めた道は、片言の英語、或いはバイリンガル・モノカルチャーでは難しかったと思います。もちろん成功した人や、幸せに生きている人たちを見ているので、大変苦労している人も大勢いるかもしれません。しかし、モチベーションは成功例から刺激を受けるものです。そこで日本でのイマージョン教育では、英語力を身につけられ、とりあえずはバイリンガル・(比較的)モノカルチャーであっても、環境の変化で高いレベルのバイリンガル・バイカルチャーになりやすい基盤となれば、それは選択肢が劇的に増えるという意味で大きなチャンスだと思います。しかし、こういう子達がどうなるかは私にまだ見えないので、個人的には未知数に見えるということです。それがゆえに親の強い意志やサポートが必要かな、と思うわけです。じっくり悩む要素が増えたかもしれませんね。(笑)

 

櫛田さまそのように2つ以上の言語、文化に同等に精通して国際舞台で活躍されている方もいらっしゃるのですね。学者や海外で活躍する方を拝見すると、得意分野さえ持っていれば、英語はたとえ完璧でなくても、どこに住む、または訪れることになっても何とかやっていけるのではないかと思われる時があります。英語が話せるだけでは、外国に行ったらそれは何の特技にもなりません。発音はネイティブには程遠いけれど、その高いボキャブラリーと思考、技術力で活躍している日本人は多くいます。しかし、おっしゃる通り櫛田さんが今まで出会われた方のように、自分の得意分野+質の高い英語でも表現をすることができれば、さらにチャンスは広がるのですね。自分の子にどこまでそれを求めてよいのか、家族でどれだけそのために尽くすことができるのか。本人の強い意志が生まれた段階であれば、迷わず親としても労力をいとわないのですが。ご多忙の中、再度お返事をいただきまして、本当にどうもありがとうございました。また迷った時に、読み返しながら後悔のない決断をできればと思います。 

 

そうですね、まずは「特技」、それから「英語で国際展開」なのか、「英語がきっかけで特技を発見」->「国際展開」イメージは色々ありますね。ちなみに、「完璧」バイリンガル・バイカルチャーで、しかも専門分野で世界トップレベルの方が先日、あまりにも若くして他界しました。このことを書こうかどうか迷ったのですが、スタンフォードの学生新聞に記事が載ったのでリンクを貼ります。悲しくて仕方ありません。彼の存在は私にとっても大きなモチベーションでした。 http://news.stanford.edu/news/2009/march18/kosuke-ishii-obituary-031809.html

 

 

櫛田さまタイトルを変えないでコメントを載せたために、お忙しい中再度投稿を寄せていただく形になってしまい、大変申し訳ございませんでした。また、リンクを貼っていただきましてどうもありがとうございました。常に人工衛星のように物事を見渡し、そして人々を結びつけることができる方。まだ悲しみの癒えないうちに、記事を教えていただけましたこと、感謝申し上げます。私も直接は面識のないものの、いくつか人生の中で接点があった方だということが分かりました。英語や技術面ではそこまで優れた子供を育てることはおそらく私には無理でしょうが、そのような先輩がいらしたということをこれから心の中に留めて、これからの子育ての過程において、子供の情緒を育てる上でのヒントにしていけたらと思います。Sweet Heartさま、櫛田さま、この度はこのような場を提供していただきまして、本当にどうもありがとうございました

コンプレックスの克服法

韓国在住 --日本人家庭で、子供はインタースクールに通っています。子供は3ヶ国語環境にあり、親は試行錯誤の日々です。櫛田さまの著書も読ませていただいております。 実は同じ環境にある知り合いのお子さんなのですが、非常に強い言語的コンプレックスを持っています。家庭では日本語、小中高は韓国の学校、大学は日本、大学院は韓国で出ており、また大学は両国とも一般入試で合格。はたから見たら非常に優秀なバイリンガルなのですが、本人はいつも自信がありません。

ちょっとしたことがわからないと「やっぱり、私の日本語はダメなんだ」と。 モノリンガルの日本人なら、読めない漢字などがあっても、「難しいなあ」で終わりなのに、バイリンガルであるゆえにそれがコンプレックスになってしまう。彼女は韓国語に関しても同様なようです。 これは日本語と韓国語が非常に排他的な言語である(国家・民族の「純潔性」との関連が深く、社会そのものが多重言語者に対する認識をもたない)という問題もあるかと思います。 櫛田様の場合はそこらへんの問題はどうだったのか。 英語のような普遍言語であると、そういう排他性からは解放されるのか。 バイリンガルであることが、コンプレックスになることは、わが子の将来を考えても非常に心配です。  

 

韓国在住さん 返答に時間がかかってすみませんでした。 私見ですが、コンプレックスはやはりアイデンティティーと絡んでいるのではないかと思います。 そしてかなりマイノリティーなアイデンティティーを作り上げるには、多くのマイノリティーの 人は、「こう考えればいいのか」或いは「なるほど、あの人はこうだけど、私はここがちょっと 違う」という、いわゆる取り込んだり、反発することで自らを見つめ直せるテンプレート に触れる機会が少ないのではないかと思います。そこで非常に繊細だったり、自分の状況を きちんと理解して上で話し合いができないと、自分を追い込んでしまうケースをかなり見てきました。 自分の場合と例に出された大学院を出た方、そしてお子様では若干状況が違うと思いますが、 まずは自分の話から入ります。

私の場合は常に小さい頃から親が「日本人とアメリカ人のいいところが 取れるから得だね」というニュアンスのことを言っていました。小学校低学年にもなると、 発音や感覚として母親(アメリカ人)の日本語、父親(日本人)の英語がネイティブのレベルではなく、 ちょっと大きくなれば自分のほう上手に扱えるようになるような感覚でした。何かで親を超えるのは なかなかないことで、それはそれで凄いな、と「得だね」といつも言われてきたこともあり、 素晴らしいことだと思いました。 しかし、私の場合は見た目が外国人なので、日本人社会からは必ず第一印象が「外国人」で、 ちょっと親しくなっても「日本語お上手ですね」「お箸使えるんですね」「さすがに納豆は嫌いでしょ」 「食事はやはりパンですか?」のような感じでした。つまり、周囲から叩き込まれる アイデンティティー構築の部分が、「日本人ではない」というものでした。 それはそれで、多少残念であっても、ほとんどの日本人には感覚として分からない日本の良さが 自分には分かるんだ、ということや、「日本の良いところを存分に楽しむ」ということが できるので、やはり得だ、と思いました。 例えば、中学校ぐらいから勝手に考えていた「お得」な要素の一つは、ユーモアの幅が英語しか 分からないアメリカ人と日本語しか分からない日本人の約二倍なので、これは楽しい人生だな、 と思いました。日本人の父親は英語でのユーモアはさほど理解できていなく、母親とイギリス英語の ジョーク集(小学校低学年の時に買ってもらったり、ちょっと沈んでいたアメリカの祖母のために購入) や、アメリカ旅行の時にBill Cosbyのテレビ番組を見たりしてゲラゲラ笑っているのに、父親は 「??」という感じでした。

しかし、日本語のダジャレとか、中学生ぐらいがゲラゲラ笑うような 日本のギャグや漫画は、母親にとっては理解不能でした(父親が何回か僕の読んでいた漫画を開いてみて、 僕よりも大きなリアクションで笑っていたのに、母親は全く分からなかったのも印象的でした)。 ちなみに、母親は日本での一人暮らしに何ら不自由しないレベルの日本語が扱え、父親はかなり 英語が達者な日本人の部類に入ります。 というわけで、簡単すぎる考えであっても、単純に「理解できるユーモアが役二倍」というは、 それだけで楽しいのではないでしょうか?

 そこから発展すると、日本の徒然草や夏目漱石、そして松尾芭蕉(大好きです)などの良さも理解でき、 しかも、例えば翻訳では絶対に分からないハリー・ポッターの巧みな英語表現とユーモアある名前を 英語で楽しめる。歴史も、面白いところをどんどん掘り下げていけるし、ポップカルチャーも楽しめる。 ここまでは「どちらもネイティブ(インサイダー)な人の同じように理解でき、楽しめる」というものです。 この上に、双方をアウトサイダーから見て楽しめる要素を加えると、さらに楽しむべきところが増えます。 身近なところから入ると、多くの外国人が日本に行って感動するのが、電車や新幹線ですよね。したがって、 電車に乗る度に、感覚としてそうではないところを熟知しているので、「やはり日本はこういうところも 凄いな。」と感心しつつ、例えばアメリカに行くと、車さえあればどこでも行けるという 開放感(例えば、やろうと思えばフリーウェイに乗って左折してずっと行けばカリフォルニアから フロリダまで行けちゃう)が楽しめるので、ルーティンかされた毎日がいちいち新鮮に思えます。 つまり、いわゆるインサイダーの良い部分を堪能しつつ、アウトサイダーからの観点も理解し、良いところを 見て喜ぶ、ということができるわけです。こんなに幸せなことはありません、という気持ちの原点は、 小さい頃から親に言われてきた「良いところ取りができてお得」というところにあるような気がします。 もちろん、自分の場合は「誰がどう見ても完全な日本人」にはなれません。

しかし、「不可能な到達点」 に執着するのではなく、それを前提、あるいは「出発点」として考えれば別に気にならず、逆にポテンシャルは 無限にあるのではないでしょうか、という気になります。例えば、「そっかやっぱり○×という熟語は 知らないんだね」という、いかにも「不完全な日本人を指摘」するような発言に出くわしたら、頭の中では 「1)そこら辺の物わかりの悪そうな日本人もそれはたぶん知らない 2)日本の首相もたぶん読めない(笑) 3)そんなことを指摘するあなたが分からない別の社会文化・言語の事を、あなたから見たら無限大に近いくらい 熟知している」ということが一瞬だけ頭をよぎり、心の余裕が生まれ、余裕があってこそできる 「そうですね。知りませんでした。教えてください。いやあ、良いことを習いました。ありがとうございます。 (これで日本語力・社会文化の知識がさらにレベルアップ!)」というプラス思考に持って行けるのです。

コンプレックスになっている方に当てはめると、お得な要素は数えきれません。 勝手な感想ですが、日韓の双方は、互いの国をアウトサイダーとしての偏見だらけで見ていたり、ちょっと 的はずれな「良いところ」に妙に惹かれているような気がします。 学術論文を、今では友人の韓国人の博士課程の学生と共著するプロセスで色々な会話で日韓の文化比較などを したり、研究の関係で日本育ちの韓国人(バイリンガル・バイカルチャー)で、現在韓国政府につとめている人と 仲良くなりましたが、やはりインサイダーでないと楽しめない要素に加え、アウトサイダーの視点と インサイダーの視点を組み合わせた要素が楽しめる投稿に書かれた方の感覚は、多くの人がうらやましいと思う ものだと思います。 もちろん、到達点が「完全」が存在しない言語・社会文化に執着しすぎたり、インサイダーとアウトサイダーを 双方持った視点でした見えないような社会の悪いところにしか目がいかないと、気持ちが沈んでしまう かもしれません。しかし、アップサイドがあまりにも多いので、それは勿体ないと自分で 思えるようになれば心の余裕はできるかもしれませんね。日本でも韓国でも、99%以上の人にできない ことができたり、楽しめるので、それはプラスでしかないのでしょうか。 プラスに見えないのはアイデンティティーの問題で、じゃあアイデンティティーの問題を どう解決するのか、ということは、例えば「日本人なので○×が分からない」ではなく、 「日本人プラスα」で見るこができたらいいのではいでしょうか。

「日本人」は言語や社会文化的な 要素が足りないと「不完全」なのではなく、前提が「日本人」なので、それ以上は プラスαということで。日韓の双方とも、こういう考えを前提にしたアイデンティティーというのが 一般的ではないかもしれないので、それがゆえに苦労をしているのかもしれませんが、逆に言うと、 そこまで深く両方が理解できる人が少ないので、ただそういう発想を裏付けるような 要素や根拠がいままで足りなかったのではないか、と思ってしまいます。 私の周りや会ってきた人達で一番楽な思いをしているのは、簡単のアイデンティティーなどを 割り切れたり、気にしない性格の人です。しかし、こういうことを考えるのが好きだったり、 気になってしまう人にも「こういう考え方がありますよ」という会話をするとふっきれて、 元気になってもらえることもあります。 お子様も、人一倍頑張る必要があっても、親がプラス面を強調して「洗脳」すれば楽しめるのでは ないでしょうか。(ちょっと軽いですか?)

数年前に、この掲示板で「手結川 中まろ」というHNの日・中・英トライカルチャーの方が 素晴らしい表現を含んだ投稿をしています。「暫定的なよそ者の感覚を楽しむ」や(私は ニュアンスとして「よそ者」を「第三者の客観的な」に置き換えますが)や下記のような 事を書いています。

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大まかに例えると 中国語・英語文化はデジタル的で 日本語文化はアナログ的、と言えるかもしれません。 例えば、二枚の、よく似た絵が、ここにあるとしましょう。 遠くから離れて見ると、どちらも、ほぼ同じに見えます。 けれども、近づいて行ってじっくり見たり、拡大して見ると 中国語・英語文化の絵は 小さなマス目の集まりなのです。 一つのマスには、一つの色しかついていません。 そのマスの位置や、大きさの組合わせによって 遠くから見ると、なめらかな絵になっているのですが あくまでも、一つのマスに一つの色という境界線のはっきりした 個体の集まりなのです。 それに対し、日本語文化の絵は 各色が、非常に滑らかに混ぜ合わされていて境界線が無く どんなに細部まで見極めていっても、非常に滑らかなのです。

また、日本語文化というのは、この、いかに境界線をぼかし いかに上手く多種多様な色を自然に調和させるかという事に 非常に苦心し、また、その技術にプライドを持っている、と 私は考えています。 その為、日本語文化は細部に注目する傾向が非常に強いのです。 逆に、中国語・英語文化では、細部よりも、まず 全体としての構図・バランスを最重視する傾向があります。 また、幾何学模様など、一見相反する色(要素)をうまく配置し 組み合わせる事によって独特の美を創り出す事にも長けています。

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韓国語・韓国の社会文化はどうでしょう?興味があります。 手結川さんの投稿は下記の通りです。 【3332】 私が「(日本語を含む)完璧なマルチリンガル」を目指さない理由 【3116】 肯定的な「よそ者」感覚の有無

 

櫛田様 お忙しいなか、お返事ありがとうございました。 ものすごく重要なことが書き込まれており、これは永久保存です。 なかでも、大切なのは「意識的にポジティヴに考えること」だと、あらためて思いました。自分の環境を「得だ」と思うこと。幼少期は親の刷り込みが大切です。 私は書いた知り合いのお嬢さんのご両親は非常に厳しい方でした。日本の間違いを徹底的に直していくタイプ。彼女にとっては「常に直される」ことが、あまりうまく作用しなかったように思います。一方で、彼女は3人兄弟なのですが、他の兄弟については、親の指摘がそれほど「脅威」にはならなかったようです。特に妹さんは緊張なく両方の言語を話しています。今ささらながら、この問題に関しては環境差以上に個人差も強いと感じております。

また紹介いただいた過去ログは、まさに私が「思っていた」ことでした。 日々、漠然と考えていたことが、目の前に文字として展開していたので、びっくりしてしまいました。 なかでも「私が「(日本語を含む)完璧なマルチリンガル」を目指さない理由」の、アナログ言語、デジタル言語の部分に関しては、まさしくその通りだと思います。 おそらく日本は、「モノリンガルで純粋な日本人」の日本語を、つねに「純粋でない日本人」(ミックス、外国人、バイリンガル)の日本語より有利な位置に置きたいと考え続けるでしょう。なぜなら、日本語は日本人の「国民意識」にとってかけがえのないものだからです。(国家から「独立」している、英語や中国語、スペイン語などとは明らかに違います)。 ちなみに韓国も日本と同じく、「単一民族幻想」の強い国であるし、韓国語もまたアナログな言語だと思います。 ただ、最近の韓国ではそれ以上の外国語熱・移民熱があり、バイリンガルであることは、日本以上に肯定的に捉えられています。 この掲示板は海外で暮らしている方や、日本のインタースクールに関係している方が多く御覧になると思います。韓国人の英語教育熱のすさまじさにお気づきの方も多いと思います。

 韓国のエリート層が200年前までは中国語(漢文)で学問をし、50年〜100年前には日本語で学問をしていたという痛恨の歴史があり、しばらくは韓国語にこだわっていた時期もありますが、最近はそうでもないようです。 「ローカル語としての韓国語に満足する」という時代に入っているように思います。 ということで、不十分ですが、櫛田さんのご関心のお答えになればとも思います。

 

 

手結川 中マロ --韓国在住さん、はじめまして! 櫛田さん、ご無沙汰しております! 韓国在住さん 櫛田さんのご返答の中で引用いただきました 手結川 中マロ(てむずがわ ちゅうまろ)と申します。 櫛田さんへのご質問であるにもかかわらず 横から加えさせていただくご無礼をおゆるし下さい。 今回、4年ぶりに拙コメントを読み直す機会を 櫛田さんに与えていただき、赤面しつつも この様に長期間、拙コメントを 心の隅にでも留めて下さった事に感激いたしております。 櫛田さんのご返答と、それに対する韓国在住さんの ご返答及び韓国の状況についても非常に興味深く拝読し、 既に、この件についてはほぼ解決している様子ではありますが 一つだけ、付け加えさせていただければ、と 何年ぶりかで、この掲示板に参加させていただく事にしました。

この「バイリンガルであるゆえに」コンプレックスを 抱いているお嬢さんですが、 確かに、日本人として韓国の小中高で学んだ事や ご両親の教育の厳しさや、おそらく完璧を目指す性格等が 強く影響しているとは思うのですが、そこに加えて、 言語能力が優れているが為に 「足りない部分が見えていた」のではないかと私は考えます。 何事も「あと一歩」という所まで極めて行くと 足りないのは何なのかが、はっきり見える様になります。 その時点で、既に、一般人から比べれば かぎりなく「名人」の境地に近いだけでなく、むしろ 一般人からは名人と認識される存在であるにもかかわらず 本人は、その能力の高さゆえに 「足りない部分」を見てしまい、更に道を極めようと 切磋琢磨を続けるものです。

このお嬢さんの韓国語にしても日本語にしても、 特に注意を払う事なく無意識に言語を使うモノリンガル達より 「技術的には優れている」のではないかと思いますが 一般的なモノリンガルが、無意識に ある言語だけに、どっぷりと浸かって生きながら 達した「無我の境地」の言語というものには 技術では補えない「美」が、あるのではないでしょうか。 言語の習得は、一種の職人芸だと私は考えているのですが モノリンガル話者は、徒弟として、ある言語の名人の門下に入り その技術の習得一筋、研鑽を重ね 無我の境地、名人の境地まで到達するようになる様なものです。 名人の境地に到達した職人さんに比べると、このお嬢さんは (徒弟的な中世の芸術家ではなく) 現代の芸術家といえるのではないでしょうか。 職人芸の素晴らしさを鑑賞する感受性も 芸術作品を生み出す才能も技術も持っているのですが その職人芸の「無意識な美しさ」が、 長い長い、一見無駄も含んだ単純な毎日の繰り返しが 積み重なった莫大な時間を礎に成り立ったものである事に、 自身の能力の高さゆえに気付くのです。 また、職人と一口に言っても、その能力には 雲泥の差があります。

人間国宝や名人の様に、職人芸としての 芸術を極め、創造する芸術家となる人もいれば 技はあるが創造性は無い、お師匠さん程度や 何とか食べて行ける程度の職人さんも、います。 ここで、このお嬢さんが、 「名人」にならなくてはならない、 と考えてしまうと、いつまでも 「到達不可能な無意識の境地」を目指して 苦悩し続ける事になるでしょう。 しかし、 「私は芸術家として様々な技術を結集して新しく創造しよう」 と気持ちを切り替える事ができれば 職人とは異なる土俵に上がって力を付け 新しい境地を開拓する事も 可能なのではないかと私は考えています。 一般的な職人の中には、 このお嬢さんの様な芸術家に羨望の感を抱く人も 決して少なくありません。

けれども、優れた芸術家は、逆に 芸術の頂点にあるのは職人芸が昇華した創造だと 自身に欠けたものを求め続けるものなのでしょうか。 世界にバイリンガル/マルチリンガルな国は、たくさんありますが その実体は、決して、その国民が複数言語を全く同等に 職人として習得しているわけではなく、 一つの言語では職人になっているが、 他の言語も職人に近い素人程度は使えるという人々が 共存していたり、場や状況によって言語を 使いわけたりしている事が殆どだと思います。 同じバイリンガル/マルチリンガルでも 「職人/名人」だと言い切れるだけの言語を 擁しているか否かでは全く異なります。

そして、複数言語教育は、 「天(両親/先祖の属す単数/複数の文化や血統)  地(環境/学校)  人(本人の適性)」 が、噛み合ない状況で行う場合 どの言語でも職人技が身につけられないだけでなく 芸術家としての技能も身につけられないという、 社会によっては生存競争において不利になりやすい事態を 招く可能性も皆無ではありません。 ゆえに、生存本能の一つとして 子孫に言語を職人的に習得させるという 一種の本能が強くなるのです。 また、その本能があるからこそ、 自分は周囲の人の様な職人ではない、と 気付くだけの能力をもった「職人として育たなかった人」の 苦悩は深まってしまうのかもしれません。  

韓国在住さん、ありがとうございます。勉強になりました。 手結川 中マロさん、 お久しぶりです! ご投稿されたこと、大変嬉しく思います! そして今回も感動しました。前回に引き続き、また大きなものを学ばせて頂きました。 手結川さんの投稿は、頭と心の中に「志」という代を付けていつでも見れるところに 貼っておきます^^。 「無我の境地」の言語というものには技術では補えない「美」があり、それを 意識的に追い求めると、技術が高いほど足りない部分が目立ち、到達できないことで 苦悩する、という考え方に(ちょっと単純かさせすぎましたが)、表現できないほど 共感できます。

あと、私が見てきた中でも、特に親が厳しく、物事をきちんとこなさなくてはいけない 日本人女子生徒ほど「完璧を目指す性格」が色々な面で苦悩の要因となっているよう に思えます。適度な「若干の詰めの甘さ」は全体として余裕を持たせてくれる場合があり、 結果としてより伸びる可能性もある、ということを前々から(都合良く)考えていました。 小さいところから「完璧」に積み立てていくより「少し荒削り」を残して突っ走った方が 最終的には伸びるかな、という考えです。本題からちょっと外れましたが。 手結川さんの投稿を読んでいて、悩んでいる方にはこういう考え方もありなのでは、 と思いました。 例えば、 高い技術を持った人が「国宝級の職人芸」でこそ可能となる「無我の境地」を目指し、 なかなか到達できなくても、少しレベルを落とし「上昇志向」を抑制したら、 「普通に食べていける程度の職人芸」では「無我の境地」に限りなく近いものを体験できるの ではないでしょうか。また、その感覚を体験したからこそ心の余裕が生まれ(「これく らいの技術と中級の職人芸とはさほど大差がないこと」などと自分自身で納得したりした結果)、 、その余裕が生まれたからこそさらに技術を高めつつ、国宝級の職人芸、無我の境地を目指せる のではないでしょうか。 そして、目指すという意識があると「無我の境地」にはたどり着けないけれども、 目指さないときは限りなく近いところで生きる、という切り替えが行えたらいいな、 と思いました。

また、職人芸として上を目指すときには、たどり着かなくても更に技術を高めて いくことに喜びを感じることができれば楽しく生きていけるのではないでしょうか。 苦悩も楽しめるのではないでしょうか。 技術を高めようとすると到達できない、でも技術を高めたら無我の境地に近い状態を 楽しめる職人芸のレベルが高くなる。(本当に無我の境地にいる人は職人芸のレベルは あまり気にしなくても)この状況を力学として捉えを、生涯楽しめるものとして捉えれば、 やはり長期的に前向きになれるのではないでしょうか。 芸術家という考えは、悩んでいるお嬢に是非伝えたいですよね。 まだ消化し切れていませんが、手結川さん、ありがとうございます!

 

とり子 - -技術では補えない「美」という捉え方、職人と芸術家という対比、大変興味深く読ませていただきました。 この場に少しですが私見を加えさせていただくことをお許し下さい。 私は今は3、4ヶ国語、多い日は5ヶ国語を使いながら生活していますが 自分自身では日本語モノリンガル、芸術家よりは職人であると思います。 職人になったのは親が代々この職業についていたから(=親が日本語話者だったから)で 当たり前のこととしてその技術を受け継ぎ、身につけてきました。 技術的には今でも名人には遠く及ばず、町の一職人レベルと認識しておりますが 物心つく前から昔の職人が生み出した作品に触れてこられたおかげで ものを見る目だけはそれなりに育ったと思っております。

私自身は芸術家の作品は作品として評価しているつもりです。 伝統に縛られない発想と新しい技術が生み出すものは、無理に伝統芸と比較する必要はそもそもないものでしょう。 芸術家の作品と職人の作品に優劣をつけるのは驕りであり、無意味な摩擦を生み出すだけだと考えます。 そんな私をいらだたせるのは、一部の芸術家の伝統芸、職人に対する軽視と無理解、 敢えて厳しい言葉を選べば、「足りないと気付く能力に欠けた一部の芸術家」なのです。 質の違いとレベルの違いを混同し、自分にない部分(名人芸によって生み出された美)があることに気付かず 芸術家の観点からの価値観を強要するその態度に、私はどうしようもない傲慢さを見てしまうのです。 なぜ一部の芸術家は自分の能力の範囲で名人の作品を評価しようとするのでしょう。

そして、「自分と名人に大きな差はない、近いものだ。」と思えるのでしょう。 市場では、芸術家の作品の方が需要があるのでしょう。 職人の作品にはつきようのない高値の作品も目にします。 そのことが、一部の芸術家の目を曇らせてしまったのでしょうか。 繰り返しになりますが、職人/名人の作品と芸術家の作品の、どちらが優れているとか どちらがより価値があるかなどというつもりは毛頭ありません。 それでも、両者の作品に質の面で無視できない違いがあるということは 厳然たる事実として、私の目には写るのです。 優劣について論じているわけではないのに、その違いさえないと主張されると 私にはそれ以上伝えられる言葉がなく、言いようもない絶望感にとらわれます。 普段考えていることを、こうした職人と芸術家の対比という形で表現していただいたことで 新たに見えてきたものがあった気がします。 手結川様、櫛田様、ありがとうございました。  

韓国在住 --手結川中さんのコメントが私の中で、やっとストンと落ちました。 職人さんと芸術家のたとえ、私なりの理解では家元的な伝統芸能と近代的なスポーツ&音楽などの差のように思えます。 「ネイティブな日本語・韓国語話者」(これは国籍・居住地を問わず、本人の自覚)とはすなわち伝統芸能の家元(流派、レベルはいろいろです)、「英語・中国語話者」は近代的なスポーツ&音楽などの達人ということでしょうか。  

日本舞踊(日本語)もフィギュアスケート(英語)も幼少から習わないと達人にはなりにくいですが、フィギュアのほうが万人に開かれている。それは国や地域をまたがることで、デジタル化(つまり再構築)が進んでいるということですね。それに比べると、日舞は家元家独特の何かがある(と思われている)。このあたりが重要なところかなと思っています。  とすると、外国で暮らしている家元や家元の子供たちはどうしたらいいか。  これはもう個人の選択だと思います。家元の家に生まれたという事実は背負って生きなければいけないわけですから、多少の作法を知っていたほうが、世間は渡りやすいでしょう。でも、必ず自分が家元になる必要はない。なるには大変な努力がいる。  にこって笑って、「うちは家元だけど、私はダメね。でも、見る目はあるのよ」ぐらいが適当かと、我が子については思っています。 手結川中さん、どうもありがとうございました。  

関西クリスチャンスクールについて

我が家はクリスチャンで、奈良県の1970年からある関西クリスチャンスクールに少し先ですが進学を考えています。掲示板などで情報が全くなく何かご存知であれば教えて頂きたく投稿しました。本を出版されるにあたり色々と情報を集められたとお聞きしましたので、(ホームページにはクリスチャンアカデミーインジャパンの付属校となっていたのですが、、)場違いな質問でしたら申し訳ありません。

 

情報様すみません、関西クリスチャンスクールについて具体的な情報はありません。他校とどのくらい交流があるのか、という点に興味があります。お役に立てなくてすみません。 

 

お忙しい中お返事ありがとうございます!!スクールを知る事について。他校とどれぐらい交流があるかという点が重要になってきますか?小規模なスクールなので例えばクラブ活動などで他校のインタースクールと試合をするのは頻繁ではないようですが、全くないという訳でもないみたいなのですが、スクールに問い合わせをする際、何を知ることが学校を知ることにつながっていくのでしょうか?櫛田様の本で国際認定団体からの評価を見るというのがありましたが、このスクールはG12までありますが認可をうけていません。1970年からあるので新設インタースクールという訳でもありません。となるとスクールを見極める判断材料は何になるのか、何かアドバイスもらえたら非常にうれしいです。 

情報さん基本的には本でも書いた下記の項目は、学校の特徴を捉えるにはかなり役立つと思います。新設 インターは特に外から見る要素が少ないので役立ちますが、老舗も、70年代設立の、多くの老舗よりは新しくても80年代、90年代のインター設立ブーム以前に建てられた インターにも役立つと思います。例えば、1900年代初頭からあるインターでも、経営陣が変わり、先生の回転率が上がり、卒業生が主に北米やイギリスに渡っていたのが、主に国内の大学になったりすることがあるかもしれません(別に日本の大学へ行くのが悪いと言っているわけではありませんが。)財務状況も、協会の後ろ盾があるのか、或いは独立採算で行っているのか、などは新設に限らず、注目すべきところだと思います。

例えば、サンタマリアのように、教会の方針の変更によって日本でのインター運営から撤退する自体は、経営の仕組み上あり得るのか。(あの場合は日本での インターの運営資金を発展途上国に回した方が世のために良いという方針をとったという理解です。間違っていたらすみません。)クリスチャン色が強い インターでは、特に科学に対する教育をどう思われるかという点が大きいと思います。例えば、ここ数年はフォローしていませんが少なくともちょっと前まではCAJでは科学の授業では進化の過程について全く触れておらず、高校の物理学では、例えばニュートンやアインシュタインの重力や宇宙の構成の変化(Newtonian gravity, Einstein's general relativity)やgeneral laws of thermodynamicsというような、自然界の裏で動く根本的な物理の力学について習うような授業は行っていなかったという理解です。ご自身の宗教や世界観にマッチするのであれば良いと思いますが、この辺を突き詰めずに進むと、後で驚くかもしれません。

やはり下記の項目で学校の特性はかなり見えてくると思います。1)経営形態とガバナンスの仕組み2) 財務状況、用途3)先生、生徒の回転率4)先生の資格、経営者の資格5)教師採用ルート6)補習校の有無と位置付け7)教師の賃金の水準8)卒業生の進学先9)学校から見た長所と課題10)国際認定組織が示した長所、短所、課題の公表

とり子 --ともと宣教師のご家族のために作られた学校ですし、インターの中では宗教色が強いなどやや系統の違う学校のようですね。入学に際しては、既に一定の英語力をお子さんにも要求されるようですし、インタースクール関係の掲示板寄りは、教会関係のネットワーク、それもできたら英語圏から来ておられる宣教師の方にお話を伺われてはどうでしょうか。その方が情報が得られるのではないかと、ふと思い付きました。私も関係者ではないため、全く方向違いのコメントでしたら申し訳ありません。

 

いちクリスチャン--友人がCAJ(クリスチャンアカデミーインジャパン)の本校の高校に通っていました。印象的だった話が、「宣教師の子供中心の学校と言っても、そうじゃない子も受け入れているし、親に反発してひねくれている子もいるし、基地からドラッグを持ち込む子もいる」ということでした。普通のインタースクールにありそうな問題はやはり存在するような話でしたので、宣教師の子供の学校イコール「品行方正な子供が多い」ようなイメージを持っていると、幻滅することになるかもしれません。

また、教師の回転率や賃金ですが、宣教師の子供中心の学校の場合、教師自身のビジョンが関係してくるので、他の学校と一律に比べられないと思います。これは、CAJでなく宣教地の一般的な話ですが、教育宣教師(宣教師子女の学校で教える教師)を長期を希望する人が足りず、短期(数年)の教師を受け入れなければやっていけない状況があるので、回転率が高いかもしれません。優秀な教師が賃金を気にせず、子女教育の熱意にあふれて赴任している場合もあるし、短期でやめる場合の理由も学校の経営や賃金等の問題に関係していないこともあるので、数字だけで判断することはできないと思います。教師の質、資格について言えば、アメリカ系の宣教師子女の学校は(幼児性愛者等がまぎれこまないように)アメリカ側で、しっかりと審査がされていると聞いています。

 

ひつじ --まずは学校へ問い合わせをされるほうが一番確実だと思います。不安なこと疑問に思っていることを校長へ聞いてみるのが一番と思います。丁寧に答えてくださるでしょう。そして在校生の保護者を紹介してもらい、その方に聞いてみるともっと良くわかると思いますよ。 

純粋な日本人のインター進学について

櫛田様はじめまして。櫛田様の「IBトーク インターナショナルスクール入門」を先日本屋さんで見つけ、早速購入して拝読させて頂いたものです。題名の通り私も主人も純粋な日本人なのですが、どうしてもいわゆる老舗インター(YISかサンモールか清泉)への進学を希望しています。私自身が日本の教育制度に疑問を持っていることもあり、やはりインターのようなグローバルな環境で、色々考えさせることを学んだり、日本の学校にはないユニークな授業や、厳しい規律や勉強を是非してほしいと思っています。

ただ老舗インターは、純日本人の受け入れに厳しいですよね。現在娘は1歳5ヶ月です。私自身はもう随分前になりますが、2年程留学経験はありますが、最近全然英語を使っていないため、簡単な会話程度しか今は話せません。もちろんこれから娘と一緒にまた勉強し直そうとは思っていますが。(ちなみに主人は全然ダメです)私どものようなものは、実際にどういう順序を踏んだらいいのでしょうか?実際やはり、老舗インターの小学部に入れるためには(もちろんその学校にもよるとは思いますが)当然親が英語に堪能でなければならないことは承知なのですが、例えば、受入れられやすいプリスクールとかあるのでしょうか?入学することは本当に厳しいということは重々承知しておりますが、それでもなんとか方法があるのなら、教えていただきたく思います。よろしくお願い致します。 

chocoさん返答に時間がかかってしまい申し訳ありません。拙著も読んで頂けたのは光栄です。率直に申し上げますと、chocoさんのような質問が、私としては一番答えにくいところです。というのは、私は心底chocoさんのような背景と考えを持った方を応援しています。chocoさんのような方のお子様がインターへ通うことこそがこれからの日本を支えていく大きな原動力の一つになり得ると信じているからです。私の周りにも海外経験がほとんどない日本の家庭からインターへ通い、大学や社会人となってこれからどう考えても日本のより多く必要となってくる人達がいます。

しかし、一般的な情報と、色々な知識をはめ込んでいき、それを活用できるフレームワークを提供する以上に、私が具体的な入学の手順などを広く公言すればするほど、逆効果になり得ます。なぜなら、ほとんどのインターは規模があまり大きくなく、例えば30人ほどの海外経験が少ない日本人家庭が面接にやってきて、大半がほとんど同じようなことを言った場合、しかも特にそれがいかにもどこか同じようなところからか聞いてきたような表現を使ってきた場合、面接を行っている側は個別の判断をしにくくなる可能性が高いと思います。

また、最悪の循環が起こってしまう場合ですが、入りにくい学校ほど面接を受けている側が同じようなことを行ってきたら、全員その時点で認められる可能性が低くなるのではないでしょうか。私のジレンマはそこです。自分の影響力を過大評価しているとも思いません。ネットなどを見回すと、情報があまりにも少なく、「こういうのが良いらしいですよ」という情報がアクティブな「インターに大変興味があるネット・プレゼンスが高い方達」によって急速に出回ります。ですから、9442と9429で書いたことの繰り返しになってしまいます。どうやって英語「を」習う環境ではなく英語「で」学ぶ環境をサポートしていくのか、ということです。例えば日本語が喋れない先生(大半)が我が子について親と直接コミュニケーションを取りたい場合、大丈夫なのか?夏休みの間、全く英語を使わない環境にいたら学力も低下するのではないか?学校だけが英語で、それ以外の環境が100%日本語だったら普通に考えたらついて行くのは難しいのではないだろうか?個人的な感想という位置づけでは、この辺について真剣に考えた方が良いかと思います。英語もできるだけ練習するのもいいかもしれません。

そして一般論ですが、最悪の場合は日本語があまり分からない、特に日本人家庭にさほど魅力を感じない器量の狭い人に面接が当たってしまう可能性があり、どうアピールするべきなのか?熱意を一生懸命伝える家庭もいます。余談ですが、具体校についてあまり触れないことにフラストレーションを感じた読者からメールを頂きましたが、これには二つ理由があります。

一つは、特に小さい学校ほどスタッフや教師が変わることでガラっと変わることがあるからです。例えば「○×校のアドミッション担当の人は日本人の考えがよく分かる人なので入りやすいです」ということや、「○×プリスクールの園長は○×のインターと中が良いので比較的入りやすい」といった情報は、あっという間に逆転しまうこともあります。すると、遅れた情報を広く提供した側は「嘘を言っている」「噂を伝えているだけ」と叩かれ、その情報を元に計画を立てた家庭にも悪影響を及ぼしかねません。

二つ目は、私が提供しているのは「次の情報はどういうものを求めれば良いのか」、「今手に入った情報はどういうふうに使えばいいのか」という、いわばツールです。例えば、「うちのプリは○×のインターに入学しやすいですよ」と優しそうな担当の人に言われても、構造的に成り立つのかどうか考えられるわけです。例えば、「人数から考えてもほとんど入れないような感じですが、どうして入りやすいのですか?向こうは自分のプリスクールから上がってくる子達がほとんどで、ここのプリからはどうして好まれて上がるのですか?」「そこまで密接な関係だったら何故提携や姉妹関係を公にしていないのですか」などと訪ねられるわけです。子供には「自分で考える力」と育成する教育を求めても、自分では考えずに「どうして答えを教えてくれないんですか」という姿勢の親にはため息が出てしまいます。(chocoさんではありませんよ(笑)!)まとめると、chocoさん、心底応援していますが、こういう場で具体的なことを勧めれば勧めるほど逆効果になってしまう危険性があるので、一般論に留めます。お許しください。

あ、最後に一言、余計なお世話かもしれませんが、たまに「純粋な日本人」という表現に対して(少し必要以上に?)反発するインター関係者を見かけます。もちろんchocoさんは特に深い意味を込めて使っている訳ではないのは承知ですが、「純粋」と言ってしまうとそのカテゴリーから外れる人達は何になるのでしょうか、ということを考えてムッと来る人がいます。じゃあ「純粋な日本人」が長く海外で生活したら「汚れた」日本人、「濁った」日本、「変な」日本人、「準日本人」というレッテルの帰国子女になるのですか?

下記のスレようなコンプレックスに発展してしまう場合もあり、我が子を守ろうとする親の気持ちかも知れません。ましてやハーフなどは家庭の都合で「純粋」な日本人として日本社会で育ち、国籍が日本でも、「純粋」にはなり得ないので、アイデンティティーに長期的な「無意識の摩擦」を感じる人もいます。(そういうことで悩む人には「あなたはワイロに手を染めた企業や政治家や、暴力を振ったり、その他の事件を起こす「純粋な日本人」や、偏見を持つ「純粋な日本人」よりもよっぽど「純粋な日本人だよ」と言ってあげたいのですが。)こういうことをお考えになった上でお使いになった言葉だとは思いませんが、このように、小さなところでの色々新たな発見を積み重ねながら色々考えていっていただければ幸いに思います。

 

ある保護者より --我が家も両親とも日本人、海外で長期生活していた経験もありません。chocoさんのご家庭と似たような環境ですが、でも、我が家の子供は、こちらの掲示板でもよく出てくる、都内のインターに通っています。こんなことを書いたら、批判を受けるかもしれませんが、海外経験のない日本人家庭が、絶対に入学できないわけではありません。しかし、入学するには、それ相応の覚悟と、信念が両親には必要だと思います。入学したら、クラスメイトは、外国人家庭か、どちらかの親が外国人という家庭が多い中、全員ではありませんが、少数の方からは、「なぜ、日本人家庭が入学してくるのか」「両親の英語力もままならないのに、なぜ子供をインターに通わせるのか」などという批判も、時には受けなくてはならないかもしれません。

しかし「我が家にはこういう教育目的、目標があり、だからこそ、ここでの教育が必要なんだ」という強い信念、ゆるがない気持ちが必要になります。たとえ批判を受けても、どうどうと胸を張っているくらい、肝がすわっていないといけない場合もあるでしょう。櫛田さんがおしゃっている「どうやって英語「を」習う環境ではなく英語「で」学ぶ環境をサポートしていくのか、ということです。

例えば日本語が喋れない先生(大半)が我が子について親と直接コミュニケーションを取りたい場合、大丈夫なのか?夏休みの間、全く英語を使わない環境にいたら学力も低下するのではないか?学校だけが英語で、それ以外の環境が100%日本語だったら普通に考えたらついて行くのは難しいのではないだろうか?個人的な感想という位置づけでは、この辺について真剣に考えた方が良いかと思います。英語もできるだけ練習するのもいいかもしれません。そして一般論ですが、最悪の場合は日本語があまり分からない、特に日本人家庭にさほど魅力を感じない器量の狭い人に面接が当たってしまう可能性があり、どうアピールするべきなのか」これも重要なポイントだと思います。

そして、自分が反対の立場だったら(学校側の立場だったら)を考えてみてください。どんな生徒を入学させたいですか?もし入学できても、入学してからのことも考える必要があります。入学できたことがゴールではなく、入学してからも走り続けなければいけません。外国人家庭には当たり前の事も、努力しなければできないかもしれません。でも、その覚悟が本当にあるなら、インターへの入学も夢ではないかもしれません。周りには日本人家庭の入学に、批判的な方もいるかもしれませんが、そんなことは気にせず、櫛田さんがおしゃっている「だからこそ私が、これからの日本を支えていくんだから」くらいの気持ちを持ってください。できるだけ新しい情報を集め、熱意をキープし続けてください。あくまでも、あるインター生の保護者の意見ですから、参考まで。

 

別の保護者 - -「純粋な日本人」この言い方には私も疑問がありますが、同時に数学者の岡潔を連想します。我が家は夫が外国人(英語圏出身ではありません)ですから両親揃って日本人というケースではありませんが我が家がインターの編入試験で言われたことを書かせて下さい。「息子さんはMiddle Schoolからの編入ですから、最初は英語で苦労するかも知れません。 しかしご両親が英語がお出来になるのですから、家庭でのサポートに学校は不安を抱かずに済みます。 

その点で、息子さんは恵まれているのです。 我が校には両親とも英語ができない子どもたちも父親の仕事の都合で入学してきます。 彼らの苦労は英語ができる両親の子とは比べものになりません。」事実、そうなんだと思います。上に書いた英語のできないご家庭の場合、海外赴任という止むに止まれぬ事情で言葉の通じない国に暮らすことになり、英語で授業をするインターを選択せざるを得ないという、言わばインター入学のための「立派な理由」があります。そして学校側としても、そういうニーズのあるお子さんを優先的に入学させることを当然と考えています。そこを敢えて、教育観や理念は置いておくとしても、学校側から見れば明確なニーズがあるようには見えない日本人の子どもを入学させるには、学校に訴えるだけのものが必要ではないでしょうか。そこに両親が英語が苦手となると、更にハードルは高くなると思います。

そしてインターに入学できればそれで苦労が終わるわけではなく、入学から卒業するまで様々な形で両親が英語に堪能でない、家で英語が話されていない、英語文化圏と離れた位置にある、こういうことから生じる問題に子どもは直面します。個人的な経験から思うことですが、家庭で両親がサポートできない日本人のお子さんの場合、小学校3年生辺りから徐々に難しさが出てくるケースもあるようです。どうやら学校に任せておけば大丈夫と思っておられるようです。最近は親が見てやることが前提の宿題も多いですし、お子さんだけの力では難しいことが多いのでしょう。そういうご家庭を見ていると、入学することももちろん大変ですが、実は入学後の方がずっと大変なのだと実感します。最近はお子さんをインターに通わせておられる親御さんでブログを書いておられる方もおられるので時々拝見しますが、インターの教育理念に賛同して入学させた、とおっしゃるわりにはインターの実情、実体に疎い方が多く、驚きを禁じ得ないでいます。もちろん入学したことのない学校について多くを理解することは不可能ですが、それにしても・・・ と思ってしまうのです。この辺りについて、インター入学がその子の将来にとって正しい選択となりうるのかを真剣に考えてくれるインターであればあるほど、詳しく質問してくるのではないでしょうか。逆に私の場合は、そういうことを質問しないインターは信用できません。

経営安定のためにむやみに日本人子弟を入学させるのではなく、一人の子どもの将来について考え、その学校が提供できる教育でその子の持っているものを伸ばしていくことができるのか、少なくとも私たちが願書を提出した学校3校は、この点について真剣に考えて下さいました。そして私自身は、学校のその姿勢は正しかったと思っています。ある保護者より> そんなことは気にせず、櫛田さんがおしゃっているある保護者より> 「だからこそ私が、これからの日本を支えていくんだから」くらいの気持ちを持ってください。この部分に、時々疑問を持ってしまうのです。

インターでの教育は高額です。その高額な学費を高校卒業まで、そしてその後はおそらく同じように高額な英語圏への大学留学という形で続けていくには、それ相応の資産と収入のある家庭でしかできないということになると思います。日本の教育にはないものを、インターが提供している(もちろん全てのインターではないですが)という事実は否定できませんが、それが一部の富裕層に限られてしまうという事実に、私としては疑問を持ってしまうのです。教育と資産の関係については既に語られていることなので、こうして蒸し返すこともナイーブすぎるかと自分では思いますが・・・。

 

ある保護者より--別の保護者> インターでの教育は高額です。別の保護者> その高額な学費を高校卒業まで、そしてその後はおそらく同じように高額な英語圏への大学留学という形で別の保護者> 続けていくには、それ相応の資産と収入のある家庭でしかできないということになると思います。別の保護者> 日本の教育にはないものを、インターが提供している(もちろん全てのインターではないですが)という別の保護者> 事実は否定できませんが、それが一部の富裕層に限られてしまうという事実に、私としては疑問を持ってしまうのです。別の保護者> 別の保護者> 教育と資産の関係については既に語られていることなので、こうして蒸し返すこともナイーブすぎるかと別の保護者> 自分では思いますが・・・。ここでこんなことをあえて書くと、批判されるかもしれませんが...。別の保護者さんがおしゃっているように、インターでの教育は高額です。

その他に日本人家庭では、塾や家庭教師などが必要になる場合もあります。(日本人家庭だけではありませんが...。)英語で指導してくれる家庭教師や塾も高額です。長い夏休みに行く、海外のサマーキャンプ、放課後、ピアノやバレエ、サッカー、ダンスなどのお稽古に通う子もいます。日本人家庭ならば、日本語の学習の為に、塾に行く子もいます。そういった費用も考えなけらばいけません。学校の授業だけでは、足りなくなる事もあります。特に日本人家庭で、家庭で英語を使わないなら、環境にも配慮しないといけなくなります。子供が欲しても、時には鬼とならなくてはいけない事もあります。また、保護者同士のおつき合いもあります。文化の違いなど、入学すること以上に難しい問題も出てくるでしょう。両親が、英語が堪能でないならば、両親も人並みならぬ努力しなければならないでしょう。それでも我が子をと思う気持ち、私にはわからなくはありません。 

 

別の保護者 --ある保護者より> それでも我が子をと思う気持ち、私にはわからなくはありません。私も理解できます。ただ、インターの実体が正しく知られないまま、インターの教育が理想的で、日本の閉塞した学校教育への唯一の救世主的存在のように思われ過ぎてしまうと、何が何でもインターでなければ・・・ と思い詰めてしまうご家庭もあるようです。もちろん、そこにビジネスチャンスを見出し、そうした風潮を煽る向きがあることがそもそも問題なのでしょうが。インターの優れた点は優れた点として認識し、同時に等身大のインターのあり方、姿を知ることでより客観的にインターでの適性を考えることができるのではないでしょうか。そして、それこそが教育に対する理念よりもビジネス優先で乱立してきている一部のインターに騙されたり後悔したりしないための、予防策でもあると思います。

 

choco - -櫛田さま、率直なご返答ありがとうございます。心から感謝致します。そして、ある保護者よりさま、別の保護者さま貴重なご意見本当にありがとうございます。やはり櫛田さまがおっしゃられている通り、今回のこの質問は、ちょっと一般的な公の場では答えずらかったかも知れませんね。というか、恥ずかしながら、悩んだあげくいち早く答えを安易に求めすぎたという感じだったかもしれません。すみません。。。実際に私の周りには、同じ志を持った親は見かけませんが、でもおそらく同じような境遇の方で、インターを目指してらっしゃる親御さんはたくさんいるのではないかと思います。ただとにかく、ネットでどんなに検索しても、有益な情報がほとんどないのです。そこがインターを志すものとしては、一番の厳しいところなのかも知れません。

しかし、やはり私のように英語に堪能でなく、しかも特別インターに行かなければならない公の理由もない日本人がインターを目指すこと自体、インター側としては、不自然で受け入れがたいことなのかも知れませんね。でも、ある保護者よりさんの言葉は、すごく私の励みになりました。ありがとうございます!やはり、ちゃんと「強い志」さえあれば、まずはとにかくインターに入れるチャンスはあるのかも知れないという期待が持てました。(もちろん学校や、入学試験、面接等にもよると思いますが)しかし、みなさんもおっしゃられてもいますが、インター入学後の方がもっと大変なんだということもよくわかりました。同時にもっと覚悟しなければならないということですよね。櫛田さんのおっしゃられていた「どうやって英語「を」習う環境ではなく英語「で」学ぶ環境をサポートしていくのか、ということも、現実問題本当に覚悟して立ち向かっていかなければいけないんだろうと思います。

そのために今から私が出来ることとしては、とにかく色々な情報を出来る限りたくさん集めて、情報の取捨選択をしつつ、自分自身も英語のレベルアップを計っていくことです。親の熱意と行動力だけで、どうにかなるものかどうかは今の段階ではわかりませんが、少なくともどうしてもという信念がなければ、なんにも始まらないと思いますので、あらゆることを想定しつつ、覚悟を持って頑張ってみようと思います。それから、「純粋な日本人」という表現についてですが、本当に何も考えずに書いてしまいました。しかし確かに、櫛田さんのおっしゃる通り、誤解を招きかねない表現だなと反省しました。以後、言葉使いは慎重にしていきたいと思います。ありがとうございます。櫛田さま、ある保護者よりさま、別の保護者さま、率直なご意見本当に有難うございました。 

二重国籍ー国語(日本語)の習得について

夫が英語圏出身、二重国籍の子供をもつ母親です。子供の教育を小学校からインターナショナルスクールで受けさせようと考えていますが、当然国語としての日本語の習得(読み書きにおいて)が難しくなってきますよね。完璧とまではいかなくても、(無理を言えば櫛田さんのようになってほしい!)将来日本に生活の基盤をおいて社会生活を送るだけに恥ずかしくないくらいの国語力は必要だと思っています。

櫛田さんはアメリカンスクールで教育を受けられたにもかかわらず、日本の教育を受けてこられたかのように見事なまでにバランスのとれたバイリンガルになられたのをお見受けし、ご自身の経験を教えていただけたらと思います。よく、学習言語が言葉の発達を促すとあるので、英語で教育を受けて行くと弱い日本語のほうは淘汰されていってしまうものなのでしょうか?同じ国際家庭のまわりの友達の多くは、くもん式で補っていたが、学年が上がるにつれ忙しくもなり楽な言語の方を選ぶようになり、結局やめてしまったということです。何か国語としての日本語(アカデミックな)の学習法などアドバイスありましたらお願いします。

また、成長の過程で多感な時期などふたつのアイデンティティを強く意識されたときなどはありましたか?プライベートな質問ですみません。ハーフの子達はこういう時期をみんな通ってくるものなのでしょうか...(ハーフでなくても人間そういう時期はありますが。)我が家では、夫と私はそれぞれお互いの言葉を理解し話せます、子供が生まれたときから夫は英語で私は日本語で子供には接してきています。4歳手前ですが、最近場面において言語の切り替えをするようになってきました。父親の国の事も意識してきたようです。子供には二つある事はラッキーなことだと話し聞かせています。心の成長においても、バランスよく育ってほしいものです。 

 

orangeさんご質問ありがとうございます。ご質問をいくつか具体的に取り出してみました。1)ご自身の経験を教えていただけたらと思います。「他に書いたものを、もしまだご覧になっていなかったら、一読して頂けるとありがたいです」ということは書かないでおこうと思いましたが、やっぱり書くことにしました。大変恐縮ですか、

投稿 9470 「re
(1):外国在中、家庭内の日本語 (櫛田様へ)」

に私自身の経験を、読んでいて飽きさせてしまうくらい書きました。ここから具体的な質問や疑問ででてきましたら、是非仰ってください。

2)何か国語としての日本語(アカデミックな)の学習法などアドバイスありましたらお願いします。

私の基本的に、「日本語を、楽しむことへの入り口(友達であれ、親戚であれ、漫画やポップカルチャーであれ)としての位置づけを作り出す環境」を与えたら本人が習いたくなる、上手になりたくなる、という意志が強まるのではないかと考えています。

3)成長の過程で多感な時期などふたつのアイデンティティを強く意識されたときなどはありましたか?

これも大変恐縮ですが、まず「9518 re(1):コンプレックスの克服法(櫛田さまへ)」の三段落目以降を見て頂ければ、基本的な考えを(長々と)書きました

。ここでも具体的な疑問や感想などありましたら、お聞かせ頂けると嬉しいです。日本育ちの日本人と白人系英米人のハーフについて今度じっくり書きたいと思います。何か具体的に知りたいこととかありますか?蛇足ですが、私が見てきた中、基本的には女の子の方がハイレベルなバイカルチャーへのハードルが高いように見えます。特に思春期は「どの社会が求める女の子らしさ」と「自分らしさ」を上手く形成させていくのが大変に見えます。

私見ですが、男の子の方が楽ではないかと思います。でもこの辺はもうちょっとじっくり色々な人と話す必要があります。(あらかじめ知っている人ならいいのですけど、初対面の人にいきなりこんな話を持ちかけてもただの怪しいお兄さんですから(笑)・・・でも知っている人ばかりだと聞ける意見が偏ってしまったり、私が常々行っているバイカルチャーなどの話に説得(洗脳)されてまるっきり斬新な考え方には巡り会いにくい可能性もあるので、ネットワークを広げつつ、色々な人の話を聞くので時間がかかります。)

 

ハーフの親 -

櫛田> 日本育ちの日本人と白人系英米人のハーフについて今度じっくり書きたいと思います。櫛田> 何か具体的に知りたいこととかありますか?はい、そういうハーフの場合、父親が日本人の場合と母親が日本人の場合の違いなども是非、お願いします。

 

櫛田さんご回答どうもありがとうございました。すでに同じようなスレッドでご自身の経験を紹介されていたとのこと、きちんと見ていなくて申し訳ありませんでした。読ませていただいてどちらのお話もとても興味深かったです。まず思ったことは、人間、子どもという時代には無限の好奇心、順応力、適応力があるのだということに気がつかされました。国語の習得については、親が環境を整えてあげつつ、どこまで伸びるかというのは本人の興味や、自己の力次第というところなのでしょうね。

もちろんこれは語学習得に限ったことではありませんけれども。9518で回答されている内容ですが、これもとても興味深かったです。私自身が異文化バックグラウンドの夫とお互いの文化を認め合い共有していく関係の中で得たものは様々な意味で大きく、お互いが違うことで自身のアイデンティティを善しも悪しも客観的に見ることができて、「これって楽しい人生だ」と思えることと似ていると感じました。櫛田さんのご両親もそう感じていらっしゃるはずなので、そういう環境で育った櫛田さんにもうまく受け継がれていってるのでしょうね。私たち家族も、「これってお得!な要素」(笑)を全面に持ちつつ養育していければと思います。

なんだか櫛田さんの回答を読んでいて思いました。子どもには二つの別の文化をこだわったり、強調するのではなく、融合された新しい文化として考えそれを自然体に受け継いでいけばいいのかなと思いました。私のように国際結婚家庭の仲間とは子育てに関して、いろんな意見交換ができますが、実際ハーフとして育った方からのお話を聞くのはほとんど機会がないので、櫛田さんのような方からのお話はとても貴重です。これから成長していくハーフキッズ達へ指南本なども執筆されてはいかがでしょうか?!それから回答いただいた中にもありました、日本育ちの母と欧米出身父のハーフについても書いていただけるとのこと、楽しみにしています。

子育てをしていて感じることですが、ご存知のように日本社会では欧米人でも日本人と同じような就労形態で、夫の国のお父さんたちのように6時には帰ってきてくれません。そして、さらに慣習的にも主に日々の養育は母親になり、インターではなく日本の教育を選択した子どもたちは、父親とのコミュニケーション時間が少ないという共通したことに加え、英語を話す機会が日常にないので小学校に上がると次第に英語を話さなくなる子が多くなり、お父さんガイジンなのに英語が話せない。。。というコンプレックスに陥ったり、ひどくは父親の文化自体に蓋をしてしまうということも起きているようです。

そして父親も我が子と自分の母国語でコミュニケーションできなくなり寂しい思いをし、元は家族第一主義の欧米文化ですから、当然フラストレーションも大きく抱えている父親がたくさんいるようです。。ちょっと話しがずれて、子育ての現場からのレポートみたいになりましたが、特に幼少期は母親の文化が大きく影響する時期なので、そういう類いで、言葉の面、アイデンティティにまつわることなど、何かご経験からお話しいただけることがありましたら、よろしくお願いします。 

国ぎわ族と国際人(櫛田さん・韓国在住さん・とり子さんへ)

前回は櫛田さんに引用いただいた事もあって、以前使用していた手結川中マロという有栖川宮詐欺事件の際に冗談で作ったHNを使いましたが、若干、気恥ずかしくもありますので今回は現在ブログ等で使っている「国(くに)ぎわマロ」というHNに変更させていただきます。(^^)

韓国在住さんのスレッド「コンプレックスの克服法」に書かせていただいた「足りないと気付く能力の高さ」へ櫛田さん・韓国在住さん・とり子さんよりレスをいただき感激しております。本来、このスレに付けるべき文章なのですが、かなり下の方に行ってしまったので、気付いていただけないかとも思い、また、同時に、これから申し上げます事に、皆様より、ご意見などいただけたらとも考えたため、改めて、スレッドを設ける事にしました。

さて、長い前置きになりましたが、タイトルに掲げた「国ぎわ族(くにぎわぞく)」というのは、私が、拙ブログ数個で使用している(オヤジギャグ的に)「窓ぎわ族」と「国際人(コクサイジン)」をかけたお粗末な造語です。国ぎわ族と国際人の違いについては、長文になってしまうのでご興味を抱いて下さった方は、拙ブログ http://kunigiwa.blog64.fc2.com/「【国ぎわ族】手結川で溺れそう博客」をご覧いただければ幸いですが、大雑把にご説明いたしますとまず、両者の最大の違いは「国際人」が自分の意志で「なる」のに対し「国ぎわ族」は自分の意志とは無縁に、生まれついたり、あるいは、いつの間にか、徐々に「そうなっていた」という所そして「国際人」は「自他ともに認める100%帰属できる国」を空気のように無意識に所有しているのに対し「国ぎわ族」は、外見など何らかの理由で「帰属」を「同胞」から否定されたり本人が帰属意識を持てない国に外部の都合で分類帰属させられる所です。韓国在住さんがスレでとりあげたお嬢さんはまさしく、この「国ぎわ族」でしょう。「国ぎわ族」は、「国際人」という言葉に憧れる人々や「国際人」を「自負している」人々からその「(血統や生育環境など大義名分的な)国際性」を羨ましがられる事が多々あります。

さらに、特に「国際」に、さほどの興味が無い方からさえ「両国(国々)の架け橋になって」等と「無邪気な(これが一番やっかいなのですが)」期待をかけられたりします。(実際には単に「話の種」的発言なのでしょうが、子ども時代に、これを繰り返されると 本人の性質にもより程度の差こそあれ、心理的負担になるおそれがあります。)当然、「国ぎわ族」的に生まれながら「国際人」として生きる事を余儀なくされる人もたくさんいます。例えば、近代(英国王室にはめずらしくモノリンガルだったジョージ6世より前の)英国王室は「国際人的国ぎわ族」の宝庫です。有名なビクトリア女王などは、未亡人となったドイツ人の母親の「何よりも英国人として育つように」との強い願いに従い、英国でドイツ語・フランス語が流暢かつイタリア語も使えるというマルチリンガルとして育ち、ドイツ人であるアルバート王子と結婚したのですが(ちなみに、英国にクリスマスツリーの慣習を持ち込んだのはアルバート王子です。)祖先である近代英国王/王女同様、まず、英国国教会の首長かつ英国人の代表的存在として英国の繁栄第一に生きる事を要求され、それに応えながら治世を終えました。

隣の中国「清王朝」の皇帝達も「漢語(中国標準語)」と「満州語(モンゴル語に近い言語)」のバイリンガル・バイリテラル・バイカルチュラルとして育てられ漢民族が大多数を占める「中国」の皇帝として「漢文化」を繁栄させ、清朝の治世は続きましたが、満州人自体は漢人よりも優位で権力をもったマイノリティではあったものの結局、文化・言語的には、漢文化・漢語に吸収され衰弱しました。(現在では、非常に少数の人しか満州語を使えません)両国の王族とも、まず、実際の「国」(今ほどの強い定義が無い国)の民としてよりも、「家族としての国(一家族が統治する国)」の一員として生まれ現実的には「国ぎわ族」的な育ち方をしながらもそれぞれの「王室(即ち、自らの「家族=一族」)の後継者」という強い「大義名分」を以て「国際人」として「自らの国」を統治しました。しかし、この様な、強い大義名分の無い「国ぎわ族」は、どうでしょう?

日本の場合、まず、外見が「非日本人的」に見える「国ぎわ族」はどんなに文化的・言語的・慣習的に日本に属していてもその外見だけで安易に「帰属を否定されるような言動の矢」にさらされる事があるのは、櫛田さんのお話をうかがっても明らかです。同時に、両親が日本人であるにもかかわらず韓国で外見的には韓国人に埋もれ韓国人向けの教育を受けながら育ったお嬢さんは、外見的には日本では「日本人」として分類されますがその生い立ちを知った人々から、時には「無邪気な」面白半分で「日本人なのに、こんな事も知らない」等とからかわれたりして日本への「帰属感」に疑問を抱くようになるのではないでしょうか。そこで苦悩するか否か、どれだけの期間、苦悩するかそれは、おそらく本人の性格や、どれだけ本人を「認めてくれる」環境があるか、によってかなり異なってくるのではないかと思いますが「国ぎわ族」ではない「国際人」的な親が「国ぎわ族」の子どもを育てる際にこの「国ぎわ族」の苦悩に気付かなかったりそれを安易に「思春期の悩み」等と片付けてしまったりする事があるのです。

これは、もともと、国ぎわ族として、生まれたり育ったりする事を選択したわけではない子にとって非常に理不尽な事です。それでも、正常に機能している愛情に満ちた家庭では、子どもは、親を無条件に愛するため、時には、その「理不尽」な感情に蓋をし、その感情を自らに向け、自らの言語性や文化性に対して厳しくなる傾向もあると私は考えています。この韓国生まれ育ちの日本人のお嬢さんにもその様な心理的葛藤があったのではないかと思うのです。このお嬢さんの親御さんが「国際人」か「国ぎわ族」か判りませんが、たとえ「国ぎわ族」であったとしても親は乗り越えられたのだから子も大丈夫等と期待されてしまうと、その期待に応えるため、子は、さらに自らに厳しくなるか、或は、反抗するか或は、葛藤の末、自分なりの「国ぎわ的生き方」を確立できるようになるか...と各々の道を進む事となりますが、いずれにしても決して安易な道ではありません。この掲示板は、両親とも日本人であり「日本人向けの教育を受けない事に大義名分の無い」家庭でありながら、日本の英語系インターナショナルスクールやアメリカ人学校・英国人学校等での教育を選ぶ家庭から注目されていると思いますが、もし、子どもに「国ぎわ族」ではなく「国際人」として育ってほしいという理念のもと「国際教育」を選択するのであれば、それは、却って回り道を選ぶ事になっているのではないかと私は考えます。

むしろ、「日本人向け教育」を受け、日本人意識を育てながら副として「国際的教育」の刺激を与えたほうが「国際人」は形成されます。しかし、子どもが、生まれながら「国ぎわ族」である場合には「国際教育」や「片親の国の教育」は、「国ぎわ族」がマイノリティからマジョリティになれるという特殊な、子どもの「免疫力」や「自信」が堅固に育つまで保護してくれる環境を形成してくれる可能性も高く、適しているかもしれません。また、親が「国ぎわ族」である場合、子どもにも「国ぎわ族」としての環境を与えたいと望む事もあるでしょう。教育というものは、そもそも、一個人の「権利」としてではなく国家や家族・一族の安泰繁栄を目的とし後継者を育てるために生まれたものです。

現在では、少子化も影響しているのか、教育のほうが、親や子を「お客さん」とした商売の様に変化している傾向が強くなっているようですし「学問・教養」によって、人々は、自己を高め充実させる事ができるのですが、学校教育自身は、決して一人一人の児童の「利益」の為に作られたわけではない、という所に、親は、まず、注目して、学校教育の本質を十分理解した上で一家の後継者としての子どもを育てるに最も適した教育環境の選択を考慮する事が最も重要ではないでしょうか。 

国ぎわマロさま「国際人」と「国ぎわ人(族)」という考え方を非常に興味深く読ませて頂きました。考えの整理に非常に役立ちます。私はこの定義だと「国ぎわ人」なので、「なるほど!」と思える説明ですが、日本の文化圏を離れたことがない一般社会にどうやって説明すればいいのか、その感覚をある程度持っていないと説明を読んでも分かるのかな、と考えてしまいます。もともと多くの日本人は「国際人」というイメージを呆然としか描いていなく、「完璧な」日本人でありながらシームレスに英語などで外国人や海外でも活躍できる人、というイメージなのではないかと以前から思っていました。しかし、実際にそういう人は非常に少なく、バイリンガル・バイカルチャー度が高い人の多くは実は「国ぎわ人」であり、日本社会から、或いは自らのアイデンティティーとして、日本の一般社会から見た「完璧な日本人」とは異なる、ということです。色々な人の話や体験にこの国ぎわ人の考えを当てはめると、「国ぎわ人」というのは、「居場所探し」の課題が比較的大きく、「国ぎわ人」同士が集まれる場所を好むかもしれません。日本在住の場合は外資系企業(特に金融やコンサルティング)がそうだと思います。

また、同じような「国ぎわ人」同士が作り上げる文化がよく言われるthirdcultureというわけで、こういう人達は構造的に共通点が多く、会うとやたら気が合う傾向があるように思えます。また、モノカルチャーに包まれたり、「国ぎわ人」ではない人達と仕事や生活をするのに、対応はできても必要以上にエネルギーを使わなければならず、「国ぎわ人」同士だと落ち着く、という感覚もあると思います。インターやバイリンガル(バイカルチャー)を目指した教育を行っている親は、こういった「国際人を育成しているつもりでも我が子を国ぎわ人にしている可能性」を理解し、別に国ぎわ人がより多くの問題を抱えるのではなく、「異なる」課題に直面することを理解すれば良いのではないでしょうか。国ぎわマロさん、また素晴らしい投稿をありがとうございます。(ちなみに、アメリカのオバマ大統領は国ぎわ人が国際人になった例ですかね?)

 学校の特性の調べ方

別トピにて、新興インターの以下の特性を調べるといいのでは、という櫛田様の貴重なアドバイスがありました。4)5)6)8)は学校のアドミンの方に問い合わせると教えていただけることが多いです。1)もHPなどに書いてあることもあります。が、2)、3)、9)はアドミンの方にお伺いして、率直にお答えいただけるようなことなのでしょうか?10)に関しても国際認定組織に加盟していなければわかりません。アドミンの方にお伺いする以外で調べる方法があるのだとしたらご教示いただけませんでしょうか?よろしくお願いいたします。ーーーーーーーーーーーーーーーー学校の特性はかなり見えてくると思います。1)経営形態とガバナンスの仕組み2) 財務状況、用途3)先生、生徒の回転率4)先生の資格、経営者の資格5)教師採用ルート6)補習校の有無と位置付け7)教師の賃金の水準8)卒業生の進学先9)学校から見た長所と課題10)国際認定組織が示した長所、短所、課題の公表 

 

Susieさん2) 財務状況、用途3)先生、生徒の回転率9)学校から見た長所と課題10)国際認定組織が示した長所、短所、課題の公表についてですが、(財務状況をすでに公開している学校を除けば)今のところ基本的には学校に訪ねなくてはいけません。しかし、もちろん教えてくれるとは限りません。何らかの人脈ネットワークで先生やスタッフなどから探ることもできますが、これも正確な情報につながるとは限りません。

しかし、多くの親がこういった情報を訪ねれば、学校側も「こういうところが見られているんだな」という点に気付き、公開を恐れたり隠すインセンティブがある、深刻な問題を抱えた学校ほど情報が得られないことから、良い生徒が集まらなくなってくる危険性に直面し、こういったところも力を入れるようになり、それが学校の質の向上につながればいいと考えています。したがって、あいにく今のところ「こうすればこの情報が得られます」という答えはありませんが、多くの親がこれらの具体的なところに注目すれば、学校側もそれらの情報提供のリクエストの集中砲火を浴び、情報を集めて公開したり、その指数の向上に力を入れ始め、それによって学校の質も上がると期待しています。こういった情報を集められるプラットフォームをどうやって作っていくかをこれから考えていこうと思っています。

 

もう一つ、学校に尋ねるべき重要な項目を忘れていました。11)「どのようにして教師の育成に取り組んでいますか?」という質問です。大手のインターの中には、教師が10年勤めるとSabbaticalという制度を利用でき、一年間、多少の給料を貰いながら修士課程や専門分野を深めることができます。翌年の雇用は約束され、場合によっては修士課程や講習などの費用を学校が一部負担します。また、夏休みの間に色々なところの大学などで行われる一週間から数週間の教師育成プログラムへの援助も出るところがあります。

ちなみに、私の母親は毎年こういう制度を使い、アメリカやイギリスの大学で文学や国際文化比較の授業やセミナーを受けていました。また、私が大学へ進学して父親が転勤になってから、教師20年目でSabbaticalを取り、一年間アメリカで大学で専門分野である国際比較文学で(教師となる前から持っていた持っていた教員修士号の他に)修士号を取りました。こういう制度があれば、先生は十年間、生徒と向き合って教育の最前線で頑張った疲れを癒し、充電をして、新たに志気高めて戻ってくることができます。また、夏休みの間の教師育成の援助は、教師のレベルを高め、士気の向上にもつながります。もちろん、ここまで財政的な余裕を持っている学校はそう多くありません。

しかし、教師に投資する学校の方が、「三年で給料が頭打ち」という、いかにも使い捨ての方針や、「高い学費を取っているのだから休みも休日も出勤して雑務を色々やってもらう」という、教師が疲れ切って神経もすり減ってしまい、生徒達に与えられる教育の質を落とすような方針よりもいいのではないでしょうか。こういう制度を設けている学校でも、生徒数が減ったり、コスト削減に熱意を抱くアドミニが職に就くと取り消し候補の対象になりますが、教師達とアドミニのバトルの結果に左右されることもあります。Susieさん、この辺も直接問い合わせたり、人脈ネットワークで探ると良いかもしれません。

 

SUSIE -櫛田さん、アドバイスありがとうございます。実際には、アプライする立場から財務状況や、課題を聞くのはなかなか憚られるのが一般的ではないかと思うのは日本人的なのでしょうか?外国の方というのはこういう点もずばりと学校に聞くものなのでしょうか?プラットフォームができると本当に皆さんの役に立つと思います。今後の櫛田さんの活躍を期待するゆえんです。3)と11)について調べてみたところ、3)については学校側から”正規の教員資格を持っている上、2年以上の経験があること”と教えてもらいました、11)に関してはいろいろ聞いて回って、教員とは2年契約だから、それが終わるとほぼ帰ってしまうということまでわかってきました。ASIJのように長期で先生が勤続するというのはまれなようです。新興インターというのはどこも似たかよったかなのでしょうか?短期で先生が入れ替わる場合、どのような弊害がインターにはあると考えられますか?

 

Susieさん、>実際には、アプライする立場から財務状況や、課題を聞くのは>なかなか憚られるのが一般的ではないかと思うのは日本人的なのでしょうか?>外国の方というのはこういう点もずばりと学校に聞くものなのでしょうか?財務状況などについて聞くのはちょっと気が引けるかと思いますが、基本的には結構オープンであるべきだと思いますし、「あの親は財政状況について聞いてきたのはけしからん。だから入学は拒否しよう」という流れで決定が行われるようなところはむしろ行くべきではないでしょう。尋ね方としては、例えば「こういう事も尋ねるようにと色々な方が言われまして、大変恐縮ですが・・・」という感じでもいいのではないでしょうか。

そこで「ああ、この親は学校の財政基盤がしっかりしていることを確認したいほど教育熱心で、子供のサポートをしっかりしてくれそうだ。」という受け取られるような雰囲気を出しつつ、オーバーに神経質ではなく、理不尽な言いがかりなどはつけないような人であるという感じを出せばいいのではないでしょうか。また、インターは特殊な状況で、出回っている情報が極端に少ないので重要なことを聞けず、「聞かず終いで泣き寝入り」するのは親です。これまでの問題は「何を聞くべきなのか」という事だったのが、聞くべき項目を設けることで回避できたので、次の勝負所は「いかに上手に情報を集めるか」ではないでしょうか。 

 

 櫛田さま、再度のアドバイスありがとうございます。櫛田> 学校の財政基盤がしっかりしていることを確認したいほど教育熱心で、子供のサポートを櫛田> しっかりしてくれそうだ。」という受け取られるような雰囲気を出しつつ、櫛田> オーバーに神経質ではなく、理不尽な言いがかりなどはつけないような人であるという櫛田> 感じを出せばいいのではないでしょうか。さじ加減がなかなか難しそうですが、がんばってみます。櫛田> 次の勝負所は「いかに上手に情報を集めるか」ではないでしょうか。そうですね。まだ時間はあるので、情報収集に励むこととします。 

>短期で先生が入れ替わる場合、どのような弊害がインターにはあると>考えられますか?Susieさんが仰っられたところでは二年契約で、その後は基本的にみんないなくなってしまう状況だと、先生の立場から見たらこうです。

1)一年終わった段階で再来年の就職活動を始めなくてはいけない。契約が終わってから就職探しをしたのでは、下手をすれば一年まるまる働けなかったり、パートの仕事や、条件が悪い臨時の仕事しか見つかりません。就職活動を行っている教師は、いくらプロでも、授業以外に考えることが多いわけで、就職活動を行わなくて良い教師に比べて余裕が少ない場合が多いのではないでしょうか。

2)次の職が決まるまで、将来が見えない状況になります。これは、特に妻子持ちだと相当大変です。逆に言うと、二年が限度の雇用に、妻子持ちでキャリアを積んだ教師や、他に選択肢がある教師はなかなか選びません。

3)二年が終わればいなくなるので、必要最小限以外の、学校への長期的な投資を行おうというモチベーションが沸きにくくなります。

例えば設立に一年以上かかるクラブ(例えばModel United Nations, Amnesty International、スポーツの対抗試合リーグへの加入、小学校では、例えば地元のコーチや学校と連携したアフタースクールの体操教室)や活動(例えば何らかの学校資源のリサイクル・プログラム)は、二年が雇用の限度だと実行に至るまでに必要が膨大なエネルギーを、実現を実感できない教師は費やすでしょうか?長年掛けて、教師が自分の長期雇用先の学校をコミュニティーとして捉え、「もっと良いところにしよう」という長期的な努力を掛けて行おうとは考えにくい環境になるのではないでしょうか。

4)若手の教師や、初めて日本に来る教師が、同じ学校に長く勤めたベテラン教師から色々なことを(例えば日本社会に関する知識、その学校独自の文化)学ぶ機会に恵まれません。

5)生徒にとって、以前自分の担当だった先生が誰もいないと寂しいかもしれません。

6)親と学校コミュニティーの長期的な関係が、学校側の入れ替わりの早さで作りにくいのではないでしょうか。いつも新しい先生しかいないと、教師達よりも親の方がその学校の背景や文化に詳しくなるという状況になりえます。二年契約制で、ほとんどの先生がいなくなる理由は何でしょうね?それなりの理念があるなら、是非知りたいです。学校は優れた経営者のみならず、教師達が親も少しずつ、常に日々努力を重ねてより良いところにするような、「トップダウン+ボトムアップ」の力学が理想ではないでしょうか。教師の回転率が高すぎると、教育の現場からのボトムアップの力が弱まるのではないでしょうか。(逆に言うと、トップダウンの経営がしやすくなり、これには長所と短所があります。)駆け足で書いているので、ちょっと雑だったら申し訳ありません。

 

櫛田様、”なるほど”なご意見ありがとうございます。学校側から2年契約と聞いた話ではないので、実情の方もう少し情報収集に励むこととします。やはり老舗と言われるインターには勤続年数の長いベテランの先生も多いのですね。

 

若者言葉の習得について

うさこ - 実家が帰国子女(高校まで海外のインター)の日本での生活の世話を少ししたのですが、日本の生活に適応できず、1年少しで日本を出国し、両親の住む国に戻りました。彼女は20才。高校までのほとんどの時期を東南アジアにあるアメリカ系インターで学びました。両親とも、教育熱心な日本人なので、日本語はほとんど問題ないように見受けられたのですが、まわりの同年代の話す言葉がわからないことが苦痛で、最後は「私は日本語の文法がわからない」とまで言うようになってしまいました。

日本語に限らないと思いますが、若者言葉には、独特の言い回し、流行語の多用、早口など、若者特有のノリ等の特徴があり、教科書で学ぶ言葉とはかなり違っていると思います。私も留学中似たような経験をした覚えがあります。私は明らかに大人になってから学んだ言葉なので、自分も他人も他の若者と同じレベルは期待していなかったので、ある意味で気楽だったのですが、彼女はふつうの日本語が話せるだけに、つらかったのではないかと思います。

この問題は、私の子供たちも将来経験する可能性があると思うので気になります。櫛田様はプラス思考で、バイリンガルで得することを考えて困難を乗り越えていらっしゃったようですが、若者言葉の習得に困難を感じたことはありませんか?日本育ちとのことなので、日本語よりアメリカの大学に言ってからのほうが、そのような経験をされているのではないかと想像するのですが、どうでしょうか?そのような問題にあったったとき、どのようにプラスに考えていかれたのか、興味があります。「若者言葉は、どの言語でも難しいものだから」と言って慰めるほかに、どのようなアドバイスができるでしょうか。また、すでにどこかに書いていることを私が見落としていましたら、そのトピ名をお知らせください。

 

若者言葉もそうですが、カルチャー、普段の生活に基づく知識や言い回しやウイット、例え等同じ事が言えると思います。どんなにその国の言語が得意でも、何かの折にこれらの要素が原因でその場の空気やノリに遅れてしまう・・・。私の子供も一見日本語には問題ないように見えますが、一度日本で地元団体が運営する夏のキャンプにいれたことがありました。地方で自然を体験しよう、というような内容で日本各地から参加者が集まってきていたのですが、同年齢の子供たちの言葉や言い回しにびっくりし(こんにちは、の意味の「ちょりっす!」をチョリソーだと思ったり)更に各地方言にもう自分の知らない外国語のように衝撃を受けたのだそうです。

当時は子供も楽しいキャンプののりにつられ、戸惑いつつも楽しい時間を過ごしましたがもう少し上になりティーンの年齢になると、知らないと堂々と聞きにくくもなり難しいだろうなあと思ったものです。

 

うさこさんこういう話を聞くと心が痛みます。かわいそうですね。勝手な推測だと、「海外では強い日本人としてのアイデンティティー」、でも帰国すると「日本人離れしている」という感覚に直面し、それが自分個人の問題であると考え+感じるようになり、どんどん沈んでいったのではないでしょうか。こういう状況で悩んでいる人や、それを克服した人に、学生時代から何人も会っていますが、こういう方達の一応援団員として、次のような考え方で切り抜けるきっかけを促そうとします。

バイリンガルとバイカルチャーを分けて考えることがポイントだと思います。『バイカルチャーと日本人』の内容で、いつも書いていることなので、今回は口語体のフレーズ中心で進めてみます。(花子さんという名前を付けます)その前に、バイリンガルは言語を扱えるかどうか。バイカルチャーは社会文化的な要素、例えば会話のノリや運び、に適応できているかどうかです。「花子さんのバイリンガル度は全日本人の95%以上なんだよ!」「花子さんほど英語が余裕で扱える人はホントにほとんどいないよ!」「でも花子さんの社会文化的なバックグランドが、同年代の日本国内の一般社会の日本人と違うから、特殊な用語や『同世代の仲間』+『その地域の人達』が『身内』として共感するためのカルチャーが身に付いているはずがないでしょ。」「だから適応しなきゃいけない部分は社会文化的な要素で、それはしばらく浸って観察をすればすぐに分かるんじゃないかな?日本語力とは全然関係ないんじゃないかな」「だって、京大のサッカー部にいた人と友達になったんだけど、その人は福山出身で、関西をほとんど出たことがなくて、『東京は好かん。何言っとるかよう分からんし、口空けると変な顔される。』みたいなこと言ってるんだよ。」「『日本人』だからって日本国内にバリエーションが以外に豊富な様々なカルチャーに自動的に対応できてるわけじゃないよね。」「で、大学生が卒業して社会人になると、まるで別のしゃべり方が必要になってくるよね。

例えば電話に出て、早口で、『はい、○×証券でございます。あ、いつもお世話になっております。申し訳ありません、○×はただいま席を外しておりますが、折り返しお電話をさせて頂いてよろしいでしょうか。』って言わなきゃいけないんだけど、そんなのは練習しなきゃできないよね。みんな『社会人としての常識』とかをかなり叩き込まれないといけないのは、それが『大学生のカルチャー』とは思いっきり違うからでしょ。」「花子さんは逆に日本語と英語が言語という意味でバイリンガルで、頑張りどころが『バイリンガル』だったから、『別のカルチャーへの対応』が『言語力の不足』、つまり『バイリンガル度が足りない』に見えたんじゃないかな。」「若者達が特殊な言葉でしゃべるのは『若い人同士の仲間意識』を作るモノだけど、それは相手が『別の世代』なんだよね。自分の親や、そこら辺のおじさんやおばさん、おじいさんなどが分からない言葉を使うのがポイントで、海外で英語が話せる日本人同士が、周りの人は英語が分かるのに、あえて日本語を使うのとあまり違わないんじゃないかな。」「花子さんは○×でのインターの文化が対応できるんだから、対応力は絶対普通の人よりも高い。だからちょっと慣れたらすぐに対応できるようになるし、それはカルチャーだって割り切れば、最初は色々戸惑っても問題ないでしょう。」「今、完璧に対応できている人達は必ず何度も『インサイダー』と『アウトサイダー』の視座を行ったり来たりしてるんだよね。花子さんは○×インターではインサイダーの感覚(一般の日本人はこういうところに突然放り込まれたら、まずは凄くアウトサイダーだよね。)でも日本ではまだ『アウトサイダー』。でも対応できるようになってきたら『インサイダー』も分かるようになって、でもまだ『アウトサイダー』の視座も持っているので、みんなが常識だと思っていることが実は日本特有のモノだったり、みんながあまり注目していないとこが実は日本の本当にすばらしいところだというのが見えるから、ちょっと頑張れば物凄く貴重な視座が手に入るんだよね。それで、似たような『ダブル・インサイダー・アウトサイダー』の感覚を持った人達と会うと物凄く意気投合するはずで、とても強い『仲間意識』というのが味わえると思うよ。」「みんなと違う課題の悩みだけど、ちょっとふたを開けてみれば、そんなに違わない。極端なだけなのと、厳しい言い方をすれば『日本語力不足』を口実に対応するための努力から逃げの手段もあるわけで、それに甘えるのも勿体なくてどうしようもない。」この手の会話をしてから、似たような感覚や経験をした人達と会わせます。これも大きなポイントで、他の人に似たような経験をした人が色々いて、さまざまな乗り越え方をしてきたのを直接知るのは大きな励みになります。ほとんどの場合、花子さんの家族や親類はこういう人達を知らないので、花子さんはこういう人達を探し出すのが重要です。

とりあえずこんな感じですが、その時点であえて言わないのが、「カルチャーに適応できるようになったところで「合わせる」ことに費やすエネルギーはゼロにはならないかもしれない。」或いは、「適応できるようになったところでまた別の「社会の重圧」を感じるようになる」ということです。でもいったんバイカルチャーのハードルを乗り越えれば、次は「好み」の問題になってくると思います。(例えば、『○×国の方が自由度が高いし、気が楽。日本の社会人の重圧は無意味に重すぎる』というのをよく耳にします。つまり、高いレベルのバイリンガル・バイカルチャーになったのにあえて別のところへ行く人達です。)なので、選べる者の贅沢な悩みになり、心構えは最初の対応への悩みとはかなり異なります。あとは、自分自身がすごく好きなフレーズは、people say you're shaped by the challenges you overcome, but actually, you're the one shaping those challengesです 「花子さん、例えば物凄く鈍感であり得ないぐらい前向きで外向的な人が花子さんと同じ立場にいたら、『へえ、最近の若モノ言葉って不思議だね。海外育ちで全然わかんないんだ。ちょっと迷惑かもしれないけど、適当に分かんないことあったら教えてくれないかな?ありがとう!よろしく!』みたいなノリであまりchallengeと受け止めないんじゃないかな。」「バイリンガルとバイカルチャーを分けて考えるとchallengeの性質がはっきり見えてくるので、乗り越えるにはどうすれば良いかが分かるんじゃないかな。」「文化的な課題を言語的なチャレンジとして見ちゃったら、問題は言語力だけど、文化的なチャレンジだと考えれば、解決策は文化的な対応。全然違う!だって、『足りない』んじゃなくて『違う』んだから。」こういう感じの励ましと、理想的には「あ、なるほど!」と思ってくれるような考え方を合わせ、プラス思考に持っていきたいです。花子さんみたいに悩む人が一人でも減らせればいいと願っています。 

 

Nana - >バイリンガルは言語を扱えるかどうか。バイカルチャーは社会文化的な要素、例えば会話のノリや運び、に適応できているかどうかです。この部分、ものすごく説得力のある説明だと思います。トピずれで申し訳ないのですが、あまりにも的を射ているので一言「素晴らしいです」と言わずにはいられず書き込ませていただきました。

 

うさこ - 長い具体的なアドバイスをありがとうございました。何度も繰り返し読ませていただきました。コピーし、娘の将来のために保存しました。また、櫛田さんの著書も未読なので、ぜひこれから読みたいと思いました。

つい私も若者「言葉」の習得の問題と考えてしまったのですが、ご指摘の通り、その背後にあるのは、文化の習得だったのですね。そしてそれは、日本の文化の中にあるもうひとつの文化(人類学で使われる意味でのサブカルチャー)の習得という二重の文化の習得であることに気づきました。

>「で、大学生が卒業して社会人になると、<中略>みんな『社会人としての常識』とかをかなり叩き込まれないといけないのは、それが『大学生のカルチャー』とは思いっきり違うからでしょ。」

非常にわかりやすい説明だと思いました。これから、同じ問題で落ち込んでしまった「花子」さんに出会うことがあったら、櫛田さんの言葉を借りてアドバイスして行きたいと思います。将来、帰国する我が家の娘や他の若い子たちに対しては、「その国には、その国の文化があるし、その中にも、また文化があること」「誰でも新しいところに入っていくときは、戸惑ったり、苦労したりするのが当然だけれど、それは乗り越えられること」等をあらかじめ話しておいたほうがいいのではないかと思いました。>「海外育ちで全然わかんないんだ。ちょっと迷惑かもしれないけど、>適当に分かんないことあったら教えてくれないかな?ありがとう!よろしく!」実際に使えるフレーズですね。「ちょっと迷惑かもしれないけど、」との言葉が入っているあたり、櫛田さんのバイカルチャー度の高さを感じました。こういう言い方を教えることもできますね。

ところで、先日、以前櫛田さんが書いていた「しかし、「不可能な到達点」に執着するのではなく、それを前提、あるいは「出発点」として考えれば別に気にならず、逆にポテンシャルは無限にある」(9518より)ことに通じるインタビュー記事を見つけました。イギリスのロイヤルバレエでプリンシパル(ダンサーの最高位)を10年にわたってつとめた吉田都さんのインタビューです。ちょっと長くなりますが引用します。コンクールで入賞した吉田さんがスカラシップ留学した先にあったことは、---「それまでに私がバレリーナだとイメージしていた人たちがそこにいたんです。手足が長くて髪はブロンド。それは“ショック”でした。毎日鏡の前で嫌でも見せつけられるんですよ。おまけに英語もわからないし、ホームシックにもなるし。いつも泣いていました。でも、そのうち皆を見ないようにしようと決めたんです。生まれながらのものは変えられない。それを受け止めて、自分を生かさないといけない。

とにかく私ができることをやろうと」---そしてこのインタビュー記事を書いた記者のコメントが続きます。---確かに物事なんでも人と比較ばかりしていたら、辛い。他者との違いをきちんと認めて、自分が歩ける道を行く。それが「個」を磨くということではないだろうか。若くしてそれに気づいた彼女は「幸運=get real」な人といえるだろう。---(出典 http://www.cafeglobe.com/news/interview/023/ )バレエという容姿が重視される世界で、日本人体型というハンディを自分がもつ技術をみがくことによって、乗り越えた吉田さん。世界は違うけれども、新しい文化に入っていくときにも何か共通する点があるように思います。櫛田さんからのアドバイスとこのインタビュー記事から、できない、わからないこと(日本語、日本文化)に劣等感をもつのではなく、自分のもつもの(他の言語、文化の経験)に目をとめ、プラス思考に持っていく、そのようにアドバイスをしていくことも大切ではないかと、感じました。 

 

ASIJでの親のボランティアについて

こんどASIJ - はじめまして。この夏海外より帰国予定で、ASIJへの編入が決まっている息子の母親です。ASIJのハンドブックなどを拝見しますと、さまざまな形で親が学校の活動に参加することが奨励されているようです。積極的に参加できればと思うのですが、どのような形で親の参加の場が設けられているのでしょうか。日本人の親が、日本語のsubstitute teacherとして活動することは可能でしょうか?また、ASIJは大規模な学校ですが、親も含めたコミュニティー意識は高いのか、気になります。お忙しい中恐縮ですが、学校の雰囲気を教えていただけるとうれしいです。

 

デバガメ - レスがつかないようですので・・・もう四月も下旬になりますし、現在校生のご父兄からお話を伺われてもいいのではないでしょうか?私の知人はお子さんをASIJに通わせていますが、楽しそうにボランティア活動をしています。うちの子も海外のインターを渡り歩いていますが、ASIJの話を聞くと親の参加内容や程度はうちの子が在学したインターと似ていると思いました。在校生のご父兄からの情報が寄せられるといいですね。

 

こんどASIJ - デバガメさんありがとうございます!お友達がASIJでボランティアを楽しんでいらっしゃるとの事、うれしく思いました。インターには親が参加する機会が多い学校が多いですが、家族にも開かれた学校っていいですよね。まだ海外在住のため、在校生のご家族にお話を伺う機会がなかなかありません。もし現在在学中、もしくは過去に在学されていた方がいらっしゃれば、ぜひ学校の様子をお伺いできるとうれしいです。

 

もとASIJ -こんにちは。今の国に来る以前にASIJのESとMSに子供が通っていました。まず、ASIJにはコミュニティとしての素晴らしいシステムがありまして、我が家も日本へ移る前に当時住んでいた滞在国の自宅へわざわざASIJPTAボランティアの方からお電話を頂きました。嬉しいのと同時に大変驚きましたが、新たに到着する家族と生徒に不安がないように、なるべく同じ国籍、また新居が決まっていればその近所の人など共通点が多い親が先にお電話してくださるというシステムで、個人的にお電話いただくとちょっとした質問もし易く、学校へ歓迎されているという安心感も増え大変有難かったです。

このシステムだけでなく、全体的に本当に和気藹々とした雰囲気で、子も親もとても楽しいASIJ生活を送りました。ボランティアも毎年12月に行われるスクールフェアーは勿論の事多岐にわたって活躍の場が与えられます。先生方も櫛田さんのお母様のケースのように長期にわたってASIJで教えていらっしゃる方がとても多いので、そういった意味でも学校全体が皆で一つの大きなファミリーのようだと感じました。日本語はMSのネイティブクラスの先生ですと、高校の国語教員資格を持っていたりする専門のかたばかりですので、例えばノンネイティブ外国語としての日本語クラスの場合はもしかすると一般からサブスチチュートの登録もあるのかもしれませんが、どの程度の基準を要求しているかは学校に確認されてみたらよいかと思いますよ、我が家がいた際には日本語のサブの先生というのはお会いした事がありませんでした。

 

J-PACという、日本の親向けの、いわゆるPTAの組織があります。連絡先はウェブに載ってるはずです。Substituteの先生はリストに登録するのですが、やはり教員免許が前提の場合が多いです。(どの学年なのかと、小、中、高、の校長の方針などにもよりますが。)お子様は何歳か分かりませんが、小さいほど親が参加する機会が多いように思えます。取り急ぎですみません。色々楽しく参加できると良いですね。 

 

こんどASIJ - もとASIJさんご丁寧なご回答ありがとうございました。お返事が遅くなり申し訳ありません。ボランディアの方から電話をいただくシステム、素晴らしいですね。新しい環境に移る際には不安が伴うものです。転校する前からPTAの方とお話できるというのは、とても心強く感じます。櫛田さんホームページで改めてPTAの活動について調べてみたところ、リストがダウンロードできるようになっていて、活動の概要をしることができました。スポーツや芸術分野から図書館での活動まで、幅広い内容でした。子供と学校の様子を知るよい機会にもなりますし、せっかくの機会を生かすことができればと思っています。なによりも、櫛田さんやもとASIJさんのようにOBや元在校生の親御さんが、こうしてアドバイスくださったことがASIJのコミュニティー意識の高さを象徴しているような気がします。素敵な学校生活を親子で楽しむことができればと期待しています。お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
 

 

インターナショナルスクール情報

インターナショナルスクールは、在日外国人のための教育機関として設立され、英語を主要言語とする学校が多い。外国籍の生徒が多いが、父母のいずれかが日本国籍の生徒や海外に長期滞在して帰国した日本人も在学している。

日本語の学習や日本の学校生活に不安がある子どもが多いが、高校段階の帰国で海外の大学への進学を望む生徒もいる。

学校年度は9月〜6月が一般的であるが、編入学については随時相談にのってもらえる。以前の学校の学習成績表を示し、面接を受ける必要がある。日本国籍を持っている子供については、英語などその学校の主要言語を話せることが条件になっている。義務教育段階の学齢児が受け入れられた時には、市町村の教育委員会に「日本語の力が不足のため」義務教育就学猶予願いを提出しておくことを勧める。

国内では各種学校扱いになるので、国公立学校などの上級学校への進学のときには受け入れられない時もある。私立の場合には、ICU、上智をはじめかなり柔軟になってきている。国際的には、認定をうけている。(外務省大臣官房人事課海外子女教育相談室より)

インターナショナルスクールにこれから子供を入れたいと思ってる人へ by 匿名さん

初めて、メールをします。私は4人兄弟ですが兄弟4人とも東京の インターナショナルスクール卒業または現在も在学中なので、インターナショナルスクールについての情報を提供できたらいいなーと思いメールしました。

まず、現在東京にも沢山の数のインターナショナルスクールがでてきましたが、私の意見ではその全てがqualityの高いものでは決してないということです。やはり、男子校ではSt. Mary's International Schoolが一番だと思います。もちろん学費は高くうちの弟も通っていますが年間学費200万はこえたと思います。女子校では私が卒業した聖心、またはSEISENなどがいいのではないでしょうか。

ASIJという手もありますが、小さい時から子供を入れると本当の「アメリカ人」(つまりバイリンガルとは違う)になる人が多いですね。日本人でありながら日本語が下手だったり。 インターナショナルスクール用語で言われている「ジャングリッシュ」しか話せなくなります。「I'm 疲れた〜」といった言葉ですね(笑)これ、1度しみついてしまうとなかなかとれなくなるんです。例えば日本語しか話せない日本人の方にこのような「ジャングリッシュ」を使っての会話は礼儀がないですよね。バイリンガルではない。。かな?あと横浜だったらYISとかもお勧めですかね。

今あげた インターナショナルスクールだと、海外のそれこそ、Harvardなどに進学する生徒もいます。他の インターナショナルスクールを批判するわけじゃないけど。。。あとのインターナショナルスクールは インターナショナルスクールにも関わらず日本人が多くて結局英語が中途半端になってる友人が多いです。(汗)

けど、「だったら、じゃーセントメリーズに」と考えて簡単に入れるわけではなく最近はどんどん厳しくなってきて、外国人、ハーフ、海外に4年以上住んだ経験がある生徒しか入れない所がおおいです。(私の場合ハーフです)あとはなぜか。。。芸能人の子供とか(なぜ!?)コネで入るかの人が多いですね。

あと、インターナショナルスクールにこれから子供を入れたいと思ってる人へ。。。。 インターナショナルスクールは決して英語が話せるようになってかっこいい♪なんて場所ではなく、現実は結構ハードです。勉強も大変ですし、私や、私の兄弟の経験上、早くから大人ぶろうとするというか、7年生、8年生あたりから平気でクラブ、お酒、ドラッグをやる生徒がごく一部でなく大半です。そうなって、学校側に見つかると勿論ドラッグなどになるとすぐにkick out(退学処分)になり、その時点でインターナショナルスクールのため(日本の教育放棄)一生「学歴なし」のレッテルをはられる可能性もあります。

うちの弟の先輩、10数名も今年渋谷でドラッグを使用中(まえからマークされてて)パトカー6台にかこまれてそのままつかまった人もいるみたいですよ(本当馬鹿みたいだけど) インターナショナルスクールの中身はこんな感じですかね。日本語なんで文章が間違ってたり理解できない所があったらゴメンなさい!!

Mさんの無認可インターナショナルスクールでの体験について  by J

日本にあるプリスクールは皆無許可です。上まである インターナショナルスクールでも、専門学校扱いです。でも、上まであるインターナショナルスクールならば、ECISなどの組織に加盟していて、何年かに一度学校を訪問してレベルをみてくれます。その点プリはやはりお金儲けのところも多く入れるには注意しないとですよね。入ってみなければわからないことも多いと思います。

以前、子供の通っていたプリはMさんのお子さんの通われていた環境よりはよかったのですが、やはり親の不平不満は多く、結局、すべてのクラスのお母様たちの話し合いのもと、PTAを組織してスクールとの話し合いの場をもうけました。まあ、先頭にたたれたのは外国人のお母様たちでしたが(スクール側も外国人のお母さんには弱いですよね。。)、毎月1回はスクール側と話をしたり、そしてこちらからの要望ばかりではなく、小さいながらもファウンダライズのお手伝い等もしてスクールと共存していました。

外国人のお母さんは特に子供の教育を学校まかせではなく、自分たちも参加してよくしていこうという方が多いので、預けっぱなしではなく、なにかしらお手伝い(本読み等)に顔を出したりします。受身にならず、何かしら機会をつくって、スクールに拘わってみてはいかがでしょうか。最初は大変でしょうが、自分のお子さんのためならば皆さんがんばれるはず。応援しております。

無認可インターナショナルスクールでの体験 by M

こんにちわ。私は数ヶ月前まで子供を無認可のInternational schoolに入れていました。無認可が悪いわけではありません。しかし、そこで行われていた事は、たとえ先生がライセンスを持っていなくても、VISAがなくて(用は不法滞在者でも(、特に問題はないということなんです。表面上は勿論モンテッソーリを語り、ベテランの免許のある選りすぐれている人材を使っています!といっても、中を開ければ先週まで東京のCLUBでおじちゃん相手にお酒を飲んでいた人が昼間はそこでは働いているんです。信じられますか?私も最近知りました。すべての学校がそうではなく、が、多くの学校が何かしら幼児教育に沿わない金儲けだけに経営を走らせている学校が多いように思います。

確かに、ただの英会話学校なら良いと思います。親もなっとくして、取り合えずnativeの先生ならまる!みたいな。でも、PreschoolやKinderは長い時間だし、ましてどんな事を実際にやっているかは親の私達には見えません。ウチのこは先生がショッチュウ変わるので、しかも英語しか話してはいけない中で、怯えて、毎日学校に行くたびに泣いて泣いて・・・・。 それを経営者に話しても、子供はなくのが当たり前、うちは最高の先生たちを揃えているから問題はない!と言い切るばかり。ふたをあけてみれば、教員免許もない、ただの英語を話せるというnativeの先生達。その人達も、条件が悪いので、すぐに止めてしまい、子供たちは数ヶ月に何人も新しい先生とまた始めから緊張した数日をすごして・・・。 

私はこの事でとても腹を立てています。何故ならば、無認可のため、教育委員会は存在しないし、何処へも文句や苦情を話す事が出来ないからです。同じ学校へ行っているたくさんのお友達も、いつも、不満いっぱいで、本当に子供のために良いのかわからないと言いながらも、子供を通わせています。その人達はどうしても子供をバイリンガルに育てたいと言う思いがあり、日本国籍ではInternational schoolに入れる事が出来ず、取り合えずそこの学校を卒業すれば、推薦状でInternational schoolに入ることが出きるので、我慢していると言います。

こんな事が本当に子供にとっていいことでしょうか? 私はこんな弱い所に目をつけ金儲けのためにやっているschoolが許せません。 もし、事前にいろんな情報が手に入っていれば絶対に子供を入れてはいなかったとおもいます。何か私に出きる事はないでしょうか? こんな形でしか伝えられないことが残念です。もっともっと詳しく伝えたいです。 これからそう言った学校へ子供さんを通わせようと考えている方、経営者が言うことはあまり信じず、まずは通っているお母さんや出来れば行っていた事がある方達にたくさんお話を聞いてから,慎重に決めてください。私達のような嫌な思いをする人が少しでも少なくなるように祈っています。

 

一般的日本の海外子女 / 帰国子女像に異議あり

『ある日突然、言葉の全く通じない世界に放りこまれたら・・・一体、こどもたちの頭の中では何が起こるのだろう?それも、朝から夕方まで、来る日も来る日も、そのまったく異次元とも未知の惑星とも思える世界で過ごさなければならないとしたら?』

こども連れの駐在員の方達と会うと、いつもそんな疑問が、私の脳裏をよぎっていました。そんな疑問に答えてくれたのが、以下の高校3年生、眞田 武士さんのエッセイでした。以下、眞田さんに許可を得て転載させていただきました。

眞田さんは、英国在住の日本人の中高生男女が共同で編集に当たっているホームページ「Scrap Yard」の編集長です。このホームページには、他にも、たくさんの中高生の方達の興味深いエッセイが掲載されています。是非、一度訪れてみてください。

 

一般的日本の海外女子/帰国子女像に異議あり

Scrap Yard編集長・眞田 武士
http://www2.to/scrapyard/

 そもそも、僕がこの特集を発案したきっかけは、マスコミ等に頻繁に登場する(つまり世間一般の想像する)「海外子女」「帰国子女」のイメー ジが、余りに短絡的かつ偏見的な代物だったからだ。馬鹿げた話だと思う。 無知の僕が口を開くまでもなく、「十人十色」であり、「アメリカに5年間住めば、こうような性格に変化する」と断ずることは、一元的だろう。 この場合、「アメリカに5年」でも、日本語・英語環境の多寡、学校の種類・性質、渡航時の年齢、事前英語能力の有無、友人関係なども十分に吟味されて、それでもまだ材料に不足するくらいだろう。そして、大事なこ とは、これらのデータをコンピュータに入力して、リターン・キーを押し ても、結果は出て来ないのだ。“ケース・バイ・ケース”という通り、同じ様なデータから、全く別の「答え」が出てくる可能性も十分に考えられ ることだと思う。

 また、大手マスコミに登場する「帰国子女」なり「海外子女」は、記者 やジャーナリストを始めとする第三者というフィルターを通して、それか ら公にされる場合が非常に多い。これが何を意味するかといえば、第一当 事者の主張が無視されているのだ。無論、これらの記事のほとんどは、事 実に基づくものだと信じているし、そのことを批判する気はない。ただ、 同じ「事実」も、情報の選択によっては全く違った完成をもたらす。

 マスコミとマスコミが情報を提供する大衆の大部分も、多くの場合、何 よりも「結果」を優先して望む。そして、必然的に「過程」は後回しにな る。例えば、こんな記事だ:

 大野さんは、12歳の時から両親の仕事の関係で、6年間カナダに住んだ。現地では、英語系の公立中学校から高校に進学し、高校を卒業して日本に帰国した(18歳)。「大学は日本で」という本人の希望もあって、○○大学を帰国子女枠で受験し、合格・入学した。  現在○○大学国際情報学部2年生。帰国後は、持ち前の英語力と明晰な自己主張を活かして、大学生活  を楽しんでいる。記者とのやりとりの中でも……”

 まぁ、大方この様な記事だ。皆様も一度はお目にかかったことがあると 思う。しかし、これだけでは、肝心なところは分からないのだ。ここには、 あくまでも結果のみしか記されていない。初歩的な点だが、“5W1H” の“why”と“how”がほぼ完全に欠けているのだ。また、この後に 続くであろう記者とのやりとりでも、きっと型通りの質問が続くであろう ことは、想像に難くない。

 "英語を話せるようになるのは大変ではなかったか?"  "友達は出来たか?話はうまく通じたか?"  "カナダでの生活は楽しかったか?役に立ったか?"  "一番苦労したことは何か?"  "日本とカナダの友達・教育制度はどう違うか?"

 「海外子女・帰国子女」を理解する上で、これらは必要な事項に違いな いと思う。実際、この特集記事を書くに当たって行ったアンケートにも、 ここに挙げた質問の幾つかが含まれている。しかし、これらは表面上の問題に過ぎないと思うのだ。そして、なぜ記者がそれより深い核心的な質問 を発することが出来ないのかといえば、十分な時間が費やされなかった為 と、経験の有無だろう。自身が帰国子女(または海外子女)ではなくて、 短時間で質問の要点を取得するのは、かなり困難だろうと思う。例えば、 一時帰国がもたらす喜びや、土曜日に早起きまでして補習校へ行く心理を、 一言二言で理解してもらうのはほぼ無理だろう。一時帰国にしても、“ホ ームシック”の一語だけで済まされる問題ではないと思う。

 前置きが長くなったが、僕の今回の試みは、数人の体験談的モノを並べ ることで、幾つかの"系統"を読み取ってもらおうというものだ。そして、 “how”と“why”に重点を置いた体験を「それぞれの」ものとして 語ってもらいたい。

 僕は、自身のことを、アンケート等を通して知り得た他の人の実状を交 えて書こうと思う。

 僕が英国に来たのは、12歳の時で、中学1年生を3ヶ月ほど日本でや ってからだ。今から、約5年前だ。父の転勤が理由だった。僕は8月生ま れだが、一学年下げて、現地校でYear 7に転入した。そして、今年の6月 にYear 11を修了し(GCSE)、現在はcollegeでA-levelをやっている。が、 英国の教育システムの説明は、先週号で行ったので、ここでは割愛させて頂く。そして、補習校にも中1からお世話になっている。以上が、僕のイ ギリスにおける大雑把な経歴の様なものだ。それらを、もう少し深く掘り下げて行こう。

 まず、出発前の心理について。イギリスに引っ越すことを知らされたの は、大体引越しの8ヶ月前だったと記憶している。母が―-多分会社の父か らだったのだろう――電話を受けて、「イギリスに行くことになったよ」 と半ば冗談の様に言ったのを覚えている。周囲に同じ様にイギリスに行っ た家族もいたし、「海外に暮らす」ことは僕の中では不自然ではなかったけど、正直言って余り実感がわかなかった。そして、「とりあえず」とい うことで、公文式の英語とNHKラジオの中学生1年生用の“基礎英語I” を始めることにした。ご存知の通り、公文式は本人のペースに合わせてや るので、好きなレベルを好きなスピードでやることが出来る。僕は‘A’ という中学1年相当の教材から始めたのだが、(今考えると、ホントに不思議でしょうがないのだが)教室の先生が露骨に嫌がる程、モーレツにプリ ントを克服していった。公文式の特徴は、同じことを何度も繰り返すこと によって、自然と覚えることである。しかし、反対に欠点は、それぞれの トピックで扱う範囲が狭く、応用問題等は皆無に等しいことだ。一応、8ヶ月間の間に、過去形・受動態・過去分詞・接続詞等の中学校で習うものは カバーしたが、文法はゼロだったし、教科書の問題は解けないものの方が 断然多かったと思う。が、僕は、内心では結構満足していた。そして、流 れる様にイギリスまで来た。

 学校に行ってまず驚いたコト。英語が分からない!まぁ、初めの挨拶み たいな感じで「こんにちは。僕は○○です。これから、教室に行きます。」 といった内容だったのだと思うが、発音が早過ぎて、聞き取れなかった。 これは、少なからずショックだった。それでも、初めの半学期は、クラス に日本人の男の子がいたので助かった。またサッカーをやっても、“こっ ちにパスを出せ”とか“よくやった”といった英語を覚えるのには、大して苦労しなかった。授業の方は、ほぼ“サッパリ”だったが、その時点で は「もう少しすれば何とかなるだろう」程度に楽観的に考えていた。そし て、最初の半学期間は、「まぁ、イギリスってこんなところなのかな」と、 のんびり“ふ〜ん”と思ったりもした。

 状況が変わったのは、それからしばらくして、新しい学期が始まってか らだ(日本人は僕一人)。宿題は出る。けれども、期待していた英語の上達も一向にはかどらない。「日本なら……」とひたすら考えた時期だった。 日本ではバトミントン部で、ほぼ毎日、遅くまで練習があったが、不幸にもイギリスには部活の制度はない。したがって、鬱憤は内へ内へと溜まっ ていった。何度も泣いた、考えた、日本に帰りたいと念じた。そして、いずれも虚しく終わった。今ならば、同じ様な状況でも「いや、待てよ……」 と考えることが出来る。しかし、当時の僕は、それが出来ない程、追い詰められていたのだ。この楽観的極まりない人間が……。

 この状況から抜け出すのに必要なのは、第一に時間だと思う。英語の能力や、友達のことよりも、自分で考えた上で納得することが求められてい るのだ。そして、そう考えようと思ったところで、成し得ることではないので、これだけは自分の今の状況を受け入れられるまで考えるしかない。 無論、学校の環境も無関係ではないし、家族のサポートなども大いに関わ ってくると思うが、最終的には本人の問題であって、家族のものではない。 だから、一種の開き直り――ここまで来たんだから、とことんやってやる ぜ――によって、精神的な負担が激減されるのだ。しかし、これらはあく までも理論上のこと。悩んでいる本人の前にいくら立派な論を並べても、 それはさしたる効果を望めないだろうと思う。僕の場合は、来てから3ヶ月〜10ヶ月が、時期的に一番きつかった。完全に開き直れたのは、これよりもずっと後の話だ。

 これには、個人差も勿論あると思うが、周りの話を総合してみても、大 体この様な“系統”が見られる。来る前から、「絶対にイヤ」だった人も いるけれども、少数の例外を除けば、「自分がとんでもない状況にいる」 ことに気付くまでには、少し時間がかかるみたいだ。僕の様に、最初の3ヶ月くらいは、何となく過ぎてしまうらしい。むしろその落差が、その後 の失意を際立たせているのかもしれない。

 また英語力の向上も人それぞれだが、僕の場合、友達との間で使う「遊びの英語」は4ヶ月くらい、先生の「授業の英語」の内容をほぼ掴めるよ うになるまで2、3年かかった。やはり、授業の場合、日本語で話されても分かるとは限らないから、それだけ難易度も増すのだろう。その点、数学に関しては、他の科目と比べると英語力が多くは求められていないので、 多くの日本人には一番取っ付き易い科目となるのだろう。後、他の授業で は黙っている場合でも、「オレだって馬鹿じゃないんだゾ」とクラスメイ トに示せることも、ささやかなことだが、重要だと思う。また、絵や楽器 が上手かったり、スポーツが出来れば、それも利点になる。

 補習校の役割について簡潔に説明しようと思う。最初の内は宿題やらテストやらで面倒だと思ったが、しばらくしたら、何のことはない、遊びに行くつもりで補習校に通えば良いだけの話だと、周りの友達を見て気付いた(今でも同じだ)。

 以前、補習校の某先生が、「『補習校』が『補修校』と書かれているの を見ると、海外で勉強を補習する為の学校か、現地校などでストレスの溜 まった子供達の補修の為の学校なのか分からなくなってしまう」という趣旨の文を文集に載せていられたが、「補習校」は同時に「補修校」でもあ ると思う。

 実際に、僕はそのつもりでいたし、アンケートに答えてくれた人達も、 「ストレス解消」や「ほっとする場所」と答えてくれた。やはり、来てまもない人や、現地校で上手くいっていない人には、補習校はなくてはなら ない存在だと思う。英語の環境の中で、一週間も抑制されていたモノを発 散出来る場所だということが、補習校にオアシス的役割を持たせている。

 一時帰国。特に、初めての一時帰国は、非常に待ち遠しい。何年も会っ ていない、電話や手紙でしか近況を知らない友達や、日本の食べ物・本・ 音楽・テレビなどのモノ。そして、そういった環境に囲まれ、「僕はこの 街に住んでたんだなぁ」とか「僕はこの国の人間なんだな」といったこと を思う訳だ。

 そして、大体の人は、来てから1〜2年の間に最初の一時帰国をするか ら、ここも一つの節目というか境目になっていることが多い。日本に行っ て、友達が実際に色々とやっているのを見ることによって、今の自分の状態を「ちょっと待てよ……」と冷静に考えることが可能になるのだと思う。 そういった意味で、一時帰国はただ単に「友達に会って」「モノを得る」 ことだけではなくて、その後の心境の変化も大切だ。勿論、良い方向に変 わるとは限らない。本誌編集部の尾方彰一は、一時帰国の後に日本に帰り たくて帰りたくてたまらなくなった一人である。彼は、その前はそれ程日本にこだわってはいなかった。しかし、この場合は、一時帰国が明らかに影響を及ぼした。

 イギリスの教育制度による試験なども、さまざまな問題の種だ。主に、 SATSやGCSE、A−level等だ。この中では、GCSEが一番の問題ではないかと思う。中には、来てすぐにGCSEの課程に入ってしまった人もいる。GCSE課程は2年間で、2年目の終わりの試験だけで なく、途中のコースワーク(レポートやプロジェクト等)も採点対象にな るので、話がやや複雑だ。また、科学や数学でも、コースワークには英語 の作文力が必要とされており、これもネックの一つだ。

 僕は、持ち前の楽観主義で何とかGCSEを切り抜けたから良かったも のの、2年間の準備期間があったことに感謝している。先述した様に、今 はA−levelを始めたところだが、個人的には3教科に専念出来る分だけ、それぞれの科目からより深いものを引き出せるので、システムとし ては非常に好きだ。

 更に、この延長線上に、日本の帰国子女枠受験の問題がある。これは、 海外で取得した資格(GCSEやA−level)や語学力・表現力等で 受験を受ける制度だ。僕は、興味のある問題なので、実際に帰国子女枠で 日本の高校に入学した三人に、「帰国子女枠はフェアーか?」という質問をしてみた。すると、2人は「フェアーだ」と答えてくれたが、1人は 「フェアーではない」と答えた。同じ高校に入っても、国語力等で、一般生と帰国生では能力に差がありすぎるというのが主な理由だった。

 僕は、どちらの意見も理解出来ると思う。確かに、日本のテストで計る 基本学力は、一般生よりも劣るかもしれない。しかし、それに代わる“何 か”をやって来たことが、帰国子女枠の前提だと思うから、これは許容さ れるべき問題だと思う。が、日本人学校の帰国子女枠は公平ではないと思 う。この場合は、“何か”に該当するものがないからだ。この辺りも、日 本の一般イメージでは「帰国子女枠は楽」という風に受け止められている ゆえんだろう。が、GCSEやA−levelと併せて考えれば、これは 決して「楽」ではないことは明白だ。

 今の僕は、自分の意思でイギリスに留まっている。じっくりと考えてみたところ、僕があのまま日本にいれば、絶対に 「なぜこんな欠陥だらけの教育を受けなければならないのか」 「なぜ、文型も科学を習わなくてはいけないのだ」と感じたことだろうと思うからだ。この様にして、二者をじっくりと比 べることが、既に貴重な体験だと思うし、英語は完璧からは程遠いけれど、 出来るだけのことはやっておきたいと思う。今の自分の思考回路は、大人になっても大まかなところはほとんど変わらないだろう。その礎となるも のを、今の時期にきっちりと築いておきたいと思っている。

 さて、「帰国子女」「海外子女」のことを更に詳しく述べるには誌面が 足りない。が、第一当事者から見た自分達のことを少しでも理解して頂け たら幸いだ。マスコミに登場する「帰国子女」「海外子女」像からは見え ない中身を「こんなのもありますよ」と、知ってもらおうと試みたつもり だ。また、機会があれば、別の角度から考えてみようと思う。

 

  1. [1051] 投稿者:あいう 投稿日:2002/04/03(Wed) 02:14

    たみさんへ(具体的な返事ではないですのが)

    QA掲示板でインターナショナルスクールについて以前に質問していらっしゃる人がいて、レスもついていたのでQAで質問されてもいいかもしれませんね。

    私の印象ではアメリカ国内の人が多く(現地校と補習校、現地校のみ)あとはパラパラとヨーロッパ、オーストラリア、アジアの方がいらっしゃるように思います。イメージだけなので実際とは違かもしれません。

    どうしてもレスが欲しい場合、緊急で困っている場合はあちこちで重複して質問されたら良いと思います。
    どこかで誰かが見ているかもしれません。


  2. [1046] 投稿者:今回は匿名で 投稿日:2002/04/02(Tue) 09:38

    <たみさんへ>
    インターナショナルスクールの先生のなかにも 現に日本人と結婚しているアメリカ人の先生(ある程度の日本語は問題なし)、日本人とアメリカ人とのミックスの先生(少しの日本語はok)、また日本人の先生が いるスクールがあります。(しかし、ほとんどはネイティブ、日本国内です)スクール内では 一応英語オンリーですが、ある意味では、メリットあり またデメリットありです。私は 英語の発音だけで考えると ネイティブのほうが もちろん良いわけですが、世界中には十人十色の英語があるわけですからあまりネイティブにはこだわりません。

    お勉強する上で、自分の言いたい事が英語で言えるかどうかだと思います。ある情報だとアジアのTOFELスコアでいつも上位はシンガポール、インド、フィリピンです。以前自分もアメリカに留学していましたがやはり発音以上に彼等は語彙も豊富だし 話す事に対してとっても積極的で絶対に意見を押しとうそうとします。 インターナショナルスクールだからこそ色々な国籍を持った先生がいてもいいのではないかと思います。


  3. [1042] 投稿者:たみ 投稿日:2002/04/01(Mon) 20:41

    インターナショナルスクールにお子様を通わせていらっしゃるお母様方に質問なのですが、 インターナショナルスクールの先生は、皆、英語がネイティブスピーカーの方たちなのでしょうか? 例えば、英語が達者な日本人の先生なんていないのでしょうか? 片親、または両親とも日本人の家庭のお子さんもいるので、子供の教育のこととか日本語で相談できる先生がいた方がいいと思いませんか? それともせっかく インターナショナルスクールにいれているのだからネイティブの先生でないと困るとお考えでしょうか?

     
    私も小さいお子さんの場合はネイティブの発音を耳に入れた方が良いと思っています。でも、学年が上がると、教科内容の方が重要だし、世の中にはいろんな英語を話す人がいるという意味でもネイティブにこだわる必要がないのではと思ってもいます。

    何か情報がありましたら教えてください。


  4. [1037] 投稿者:まみまる 投稿日:2002/03/31(Sun) 23:13

    インターナショナルスクールママさん、情報ありがとうございます!江戸川区って言うと、よくわからないのですがなんという駅でしょうか?車で行けばいいのでしょうが、何しろペーパーなもので・・・。 インターナショナルスクールママさんのご主人は日本人なのですか?なにしろ、私はあまり英語が得意ではないもんで、本当に苦労しそうです。これからも、アドバイス、お願いします!!


  5. [1035] 投稿者:アルファベット 投稿日:2002/03/30(Sat) 14:46

    Mistyさん、お忙しいのに お返事下さって、ありがとうございます。この頃 もっと若い時にお勉強すべきだったと実は痛感しています。そして もっと色々な本も、、家は6才と4才の子供がいて、二人とも インターナショナルスクールに通ってます。下の子の先生がどうも子供の気持ちをつかめずに先生をやっている気がしてなりません。クラスは15人中(3才〜4才) 男の子が10人、男の子が多いせいかクラスをコントロールできずに子供達に振り回されているのが現状です。StoryTimeの時間の10分も静かにできません。こういう事があって、児童心理学の事に興味を持ちました。入門書でいい本があれば教えて下さい。

    あともうひとつ、どなたか、絶対音感と言語習得についての情報がありましたらお願いします。


  6. [1033] 投稿者:インターナショナルスクールママ 投稿日:2002/03/29(Fri) 23:54

    まみまるさん・・はじめまして! 私は二人の娘を インターナショナルスクールにいれているんですが、下の子はまだ1歳6ヵ月にして・・プリスクールにいれています。 日本とアメリカを行き来していた私のように言葉をほぼバイリンガルに育てたくて・・親のエゴ?ですが行かせてるんです。


     下の子がいっているスクールは本当にきめこまかに先生達がみてくださっているようで上達は早い・・と感じました。 もしよろしかったら一度問い合わせをなさってみては? とてもアットホームで少人数制だから小さいお子様だったら安心できるとおもいますよ。 実際家は1歳半から通わせておりますので・・。場所は都内はずれですが江戸川区のメリー インターナショナルスクールです。 詳しくはご連絡くださってもいいですよ!
     


  7. [1031] 投稿者:まみまる 投稿日:2002/03/29(Fri) 14:54

    1歳半の子供がいます。主人はアメリカ人ですが、家の中では日本語で生活しています。そろそろ子供の言葉が出るころなので、英語に触れる機会を増やさなくてはいけないなと考えています。1歳半だとあまり受け付けてくれている インターナショナルスクールプリスクールがないのですが、もしご存知だったら教えてくれませんか?できれば、東京23区内がいいのですが。


  8. [1027] 投稿者:ぽぽろ 投稿日:2002/03/28(Thu) 21:20

    はじめまして。香港在住です。英語の事で皆様にご相談なのですが娘を インターナショナルスクールのナーサリーに通わせ始めて、Diary(いわゆる連絡帳ってやつですね)を持たされて先生との連絡に英文を書く事を要求されるのですが、何せ私のライティング力は中学生並。(いや、それ以下かも。)一念発起してライティングを勉強しようかと思っているのですが、ライティング力を高めるのに効果的な方法、または教材があれば教えていただけないでしょうか?日本から取り寄せられるものでもいいのですが、洋書でも教えていただけると助かります。はー、学生時代もっと勉強しておけばよかった・・・・。


  9. [1012] 投稿者:りな吉@USA 投稿日:2002/03/24(Sun) 02:14

    サヤコさん、お返事どうもありがとうございます。下のも読ませていただきました。

    あのう、すごく無知で笑われそうなのですが、初歩的な質問をさせてもらってもいいですか?

    インターナショナルスクールの保育園っていうのはフルタイムの保育園のことですよね?保育園と幼稚園っていう言い方に違いはあるのですか? サヤコさんのお子様は インターナショナルスクールに通い始めて3ヶ月くらいなのですね。1歳半ぐらいになったら通うことができるのですか?

    インターナショナルスクールってサイトもほとんどないし、海外にいる私には調べようもないのですが、サヤコさんはどうのようにして学校選びをされたのでしょうか?

    うちの旦那も日本人で、会話はもちろん日本語です。下に書いておられる「親の固い意思と回りの環境」というのはやはり親が率先して英語を話す環境を作らなければいけないってことなのでしょうね。具体的にはお家でどんな風にされていますか?

    ごめんなさい。質問ばかりで・・・。答えていただける範囲で結構なので何でも教えてください。よろしくお願いします。


  10. [1011] 投稿者:サヤコ 投稿日:2002/03/23(Sat) 14:31

    BHマダムさん。
    こめんとどうもありがとうございました。うれしかったです〜・・・

    リナ吉@USAさん。
    ご主人は日本の方ですか?うちは今インターナショナルスクールに行ってますよ。日本にいながらにして英語習得は親の固い意思と回りの環境が必要と保育園の方に言われました。関東のほうは インターナショナルスクールもどんどん出てきましたが関西はまだまだ少ないようですね。出させていただくのは2度目なんです。最初のは下のほうに行ってしまいましたがよかったらたいした事書


  11. [995] 投稿者:サヤコ 投稿日:2002/03/21(Thu) 15:27

    1才7ヶ月から インターナショナルスクールの保育園に通っています。今、1才10ヶ月ですが小さい頃から保育園で英語を聞いていたせいか特に今は何の問題もなく楽しそうに通っています。主人も私も日本人ですし、日常会話はもちろん日本語です。
    最近蛙をフラッグ!といったりりんごをアッポー!といったりしています。アルファベットソングやバーバーブラックシープなど歌っています。

    2,3年後には幼稚園ですが普通に日本の幼稚園に通わす予定です。英語を忘れないためにアフタースクールを今行っている保育園でと考えています。日本語も英語も中途半端にならないようにしようとこういう予定にしていますが、どうなるかわかりません。私と同じように考えていらっしゃる方も多いそうですが、正直、本当に子供にとっていいことなのか悩んでいます。何かよいアドバイスがあれば教えてくださいね!


  12. [978] 投稿者:こーちゃん 投稿日:2002/03/16(Sat) 08:50

    英語のBBSなので本のコーナーの方がよかったかと思いましたが、こんなにもDrSeussの事を語っているとは!!私は英語圏の友人にお祝い事(出産、進学、就職)があると「Oh,the Places You'll Go!」をプレゼントします。大人でも子どもでも、漠然と将来が不安になった時に読むと勇気がわいてきます。英語学校でも インターナショナルスクールでも、普通の公立校でも‘だめな教師’はだめなのです。とくに子どもが小さいときは、英語学校や インターナショナルスクールに期待するとちょっとがっかりするかもしれません。外国語言語はたのしい!!と小さな時にインプットするのが大切だと思います。


  13. [904] 投稿者:インターナショナルスクールッ子 投稿日:2002/02/28(Thu) 04:04

     ちょっとお尋ねいたします。 もし・・このサイトの方でメリー インターナショナルスクール(アフター)に通われている方がおりましたら情報ください! かなり別のサイトで話題にあがっていたのですが、、何がいいのか話題に入れなくてちょっと興味ありありです。。 只今某 インターナショナルスクールに行ってるんえすが上にあがるのに・・もっと補習レッスン(英語での)を考えています。 渡米した時にスムーズにスクールにいれてあげたいので。 日本語でのお教室みたいのでは全然駄目なんですよね。。  宜しくお願いいたします。 


  14. [860] 投稿者:nao 投稿日:2002/02/21(Thu) 21:44

    こすもさんカナダ情報ありがたいです。そうですか、そんなに働くカナダ人なのですか。ふーむ。あいうさんアメリカの会社のこき使うでも給料はいいはけっこう私の知っているヨーロッパ人の間でも有名です。それで短期間アメリカで働きに行く人も多いいです。今のところ出ているお話だとドイツもカナダも人や会社によるけど責任をしっかり果たしていれば日本のようにだらだらいつまでもいないと白い目で見られるというようなことはないというところでしょうか。

    我が家の2004年カナダ計画ですが他の候補地は東京、オランダ、ドイツなんですね…私はドイツいいじゃない!とも思うんだけどうちの誇り高きフランス男はドイツにまったく興味がないんです。嫌いではないんですが…語学も得意ですがドイツ語はまったくやったことがないんですよ!人それぞれの嗜好って面白いですね…またっく根拠がないこともあります。かくいう私はアジア好きで中国や韓国に興味がありますがタイやインドネシアのことはあんまりわかりません。

    皆さん親切にいろいろおしえてくださって本当に嬉しいです!

    そうそうMADUさん、うちのダーリンもいっしょに働くならドイツ人が一番、信頼できるしちゃんとやるといっております。いっしょに働きたくないのはフランス人。世界一怠け者で言い訳ばっかり能弁だからだそうです。(笑)

    そうそうSHさんデビ夫人についてお書きだったのはNANAOさんですよ!NANAOさんお子さんの学校のことですが、よい インターナショナルスクールが見つかるといいですね。私は現在北陸金沢、正確にいうと金沢からちょっと出た山の中の温泉街に住んでいます。よって学校は インターナショナルスクールどころか私立もないのです。しかし留学前は世田谷区のほうに住んでいました。世田谷区は帰国子女のための特別学級のある学校が4校あります。そのような学校は経験もあって子供のスタンスを理解してもらいやすいと思われたので世田谷に戻ったらその4校の中の一校に娘を入れるつもりでした。もし公立学校に入れるとしたらそのようなところを調べてみるのはいかがでしょうか。

    MADUさんお誕生日の件、うちのフランス人は休む人はみたこともきいたこともないといっております。でも…アイルランドでは平日のパーティーでもいつもお父さんも一緒でした。みんな休んでいたのだと思います。


  15. [844] 投稿者:nanao 投稿日:2002/02/19(Tue) 20:09

    こんにちは初めまして。私は現在子供の小学校の事について悩んでいます。主人が外国人なので子供はmixで現在4歳です。

    将来移住希望と言う事もあり現在はアメリカ系のスクールに入れていますがその学校は幼稚園までなので小学校からは別なスクールに入学する必要があります。経済的に大変ですが私は日本の学校でなく インターナショナルスクールに通う事を希望しています。しかしながら先日あるインターナショナルスクールの試験に落ちてしまいました。原因は子供ではなく英語の得意でない私にあるようです。このままどこの学校にも合格出来なかったら・・と悩んでいます。外国人でもなく日本人でもなくmixの為の学校ってないのでしょうか?諦めて日本の学校に行かせるしかないのでしょうか?


  16. [843] 投稿者:Yuko 投稿日:2002/02/19(Tue) 18:07

    >くるちさん
    英語圏での外国語教育ですが、私の乏しい経験。合衆国ワシントン州です。
    子どもが通っていた小学校では、放課後の部活のようなクラス(週1)ではスペイン語を習っていました。外国語はそれだけでした。中学校には、スペイン語クラスと中国語クラスは少なくとも授業の一環として選択科目の中にありました。子供の友人(日本人)は日本語を取っていました。ずるい〜高校で日本語を取っているという人もいました。彼も日本人だったので、やっぱりずるい〜なぜずるいかというと、初歩の会話を習ったりするので、easyだと言っていたからです。

    また別のディストリクトの中学校(補習校校舎)は、日本語はありませんでしたが、中国語、フランス語はありました。スペイン語も当然あると思いますが。

    知っている方はお子さんをアメリカにあるフランスのインターナショナルスクール(小学校)に通わせていて、そこでは、やはり日本語クラスがあるそうです。

    コミュニティカレッジにも、各国語のクラスがあって、これは生涯学習的な意味合いだったりもするのですが、科目によっては単位も認定されるので、そうとう力入って受講している人もいました。「私今日は熱あるので(つっぷして)寝ていますけど、出席率が認定影響するので許してね」と講師に頼んでいる人も。これは英文法。大人向けでは、ヨーロッパ各国語のほかに、アラビア語、ヘブライ語、いろいろ中国語、韓国語、日本語、ベトナム語、インドネシア語など。子供向けにも、サマースクールとして外国語クラスありました。スペイン語、フランス語、中国語、日本語あたりがあったと思います。

    移民としてきた人は、母国語のほかに英語を習得するし、その英語を媒介として他の国の人と結婚もするので、いろんな国の習慣や言葉を持っていますね。シカゴ生まれの「私は平凡なアメリカ人」と言っている人が、アイルランドとドイツとイタリアの家の中のお祭りをどれも大切に実行してたりして。

    日本にいると日本人としか交流しないので、ほとんど純ジャパな自分が、日本人として無器用なことに気付くと苦笑いです。

    >神様について>あいうさま、デイケアママさま、BHマダムさま、くるちさま自分を見つめるもう一つの眼、です、私にとっては。だから、そとにはない。だからその神様は世界を動かさない。災厄はいろんな要因があって起こるけれども、誰かの意志で起こるわけではない。テロの時は、私は動転していろんなことを考えました。なぜあの人たちはあんな目にあって死んでいかねばならないのか…私には、なにかの報いでなっているとか、試されているとかは想像することはできません。外からは量ることができないことだということです。もし私がその場にいたなら、どうしたでしょうか。神が何かをなすとすれば、そのときの私がどう行きぬくか(死ぬか)を私に気付かせるのみです。なので、私はどこでもいつでも、機会があれば無節操に、「神の御加護を」を口にできる人間です。神社もお寺もけっこう本気でお参りしてます。子供には「誰も見てなくても、神様が見てる」といいます。ほとんど、自分自身だけは知っているという意味ですが。

    憶測で、宗教は、弱い獣・人類の原初の恐怖心と、同一種族での殺し合いを避ける為の集団的無意識のなせるわざだったのでは、なんて思っています。また、拠り所となるシンボル、モニュメントは、わかりやすく心の支えとなりうるでしょうし。
    夫はこのへんの私の考えの機微がわからない(議論したことない)ので、「俺はこういうの全然信じてないから」だけで、話にもなりません。それに返す言葉は「そう」か「私は違うよ(言ったことない)」だけで、そのあと会話が続く可能性はゼロです。私は消化不良を感じ、夫は頭の悪い私と言い争いにならなくてよかったと感じるわけです。まあ、彼は私に布教されちゃかなわんと思っているのかもしれないけど。

    あ、あと、後生のことはしりまへん。今を面白おかしく生きるのみです。(前生の貯金使いはたし中?)


  17. [738] 投稿者:BHマダム 投稿日:2002/01/31(Thu) 23:36

    シェルダンさん。
    応急措置の提案ですが、お義母さんとお嬢さんを頻繁に電話でお話しさせてみてはどうでしょう?電話での会話は、普通に会って喋るより何十倍も大変だという点は、あらかじめ、お義母さんには理解していただいて、特にゆっくりハッキリした発音で、単純な事だけをお話していただけるように頼んでおきます。また、シェルダンさん側の電話は、「会議」モードにしておいて、お義母さんの言葉が聞こえる様にしておき、その答えをシェルダンさんか御主人がこっそりお嬢さんに伝え、お嬢さんは、それを繰り返せば良い様にします。そして、挨拶の言葉や「Ilove you, Grandma」の様な重要な決まり文句だけは、ネイティブ並みを目指して常に練習しておきます。毎回、電話をかける前に「おばあちゃんに伝える事」を決めておき、英語で話せる様に暗記させておけたら、もっと良いでしょう。これだけで、お義母さんには、随分喜んでいただけるんじゃないかと思いますし、お嬢さんにとっても、英語を勉強したい、という励みになるのではないでしょうか?Oliveさんのおっしゃる通り、「おばあちゃんと話したい」という気持ちをお嬢さんが持つ事が何よりも大事だと思います。

    インターナショナルスクールが不可能で、日本の学校へ通うという予定との事ですが、家でも、いくらでもサポートできると思いますよ。具体的には、絵本の読み聞かせは、かなり効果がありそうです。英語しか喋らない時間を遊び的に設け、楽しみながら自然に英語が話せる環境を作るのも良いと思います。naoさんのご意見の様にバイリンガル教育というよりも英語の勉強くらいの感覚の方が、親子ともにリラックスできるかもしれませんね。

    Yukoさん。
    はじめまして!
    あちこちで怨みを買っている(笑)イギリス在住のBHマダムです。(ちなみに、BHはドイツ語ではブラジャーという意味ですが、私のBHは地名です。)Yukoさんのおっしゃる通り、言葉の運用能力とテストでの成績って、必ずしも一致しませんよね。私も外国人用の日本語能力テストを見ていて設問や解答に疑問を感じた事がありました。これからも、先輩ママのご意見、色々お聞かせ下さい。楽しみにしています!

    ひつじさん、くるちさん。
    私も「小学生...」掲示板の方に書込みましたが、親が、自分の母語で、子供に話しかけ続けるのは大切だと思うんです。
    そして、子供が、その言葉への興味を持ち続けられる様に、刺激や惜しみないサポートを与える事も。ただ、「理想的なバイリンガル」育成の為には、子供の適性や、環境が大きく関与してくると思います。場合によっては、第一言語が二つという最高レベルのバイリンガルを目指すよりも、子供に最も必要となる言語を第一言語と決め、第二言語以降は、
    学校の他教科を教える様な感覚でサポートし続ける方が無理がなく、良い結果がおさめられるのではないかというのが私の考えです。

    我が家では、子供達の第一言語は英語、日本語や中国語については、まず、家族との会話が何とか出来るレベルを目指すと共にこの言葉にしかない独特の表現や感覚・概念を自然に理解できる様になってほしいと考えています。
    また、中国語を使って教えている漢字も、このまま学習を続けていくつもりです。(中国語は基本的に漢字一字に発音が一つなので、音読み訓読みのある日本語よりも教えやすいのです。)どちらにしても、マルチリンガル教育は決して楽な道ではない事は確かですよね!皆さんの経験談や御意見に触発されながら、親子ともども勉強を続ける毎日です...。

    amiさん、monicaさん(私も形から入るタイプです!)。子供の言葉の記録。アドバイスなんて、おこがましい。実は、今まで自分の記録をまともに読み返した事がなかったのですが(字が汚いのでイラストを眺めるだけでした)、今回、るりさんの投稿がきっかけで、初めて「解読」に挑戦、とにかく面白かったです。日本語で書かれているこの記録、将来、子供達が読めるといいんですが....。


  18. [731] 投稿者:シェルダン 投稿日:2002/01/30(Wed) 23:48

    誰に相談すれば良いのやら、頭の中が大混乱状態になってしまいまして、このHPを見て、ついメールしてしまいました。娘がこの4月から幼稚園に行きます。(4才です。)主人はアメリカ人で、日本に住まいを定めています。バイリンガル教育をと思いながら、夫婦二人ともフルタイムで働いている為、日中の子供の世話は全て私の両親が(同居)してくれていますので、ほとんど日本語中心です。2年前の夏休みに主人の実家(コネチカット)に帰った時、ほとんど英語を理解しない(まだ2歳だったからあたりまえ?)孫の姿を見て義母がパニックになり、熱心にバイリンガル教育を薦めてくるようになりました。気持ちはわかるけど、私たちもほとんど家にいないので、バイリンガルの環境を整えてやることもできず、昨年からようやく週1回だけ インターナショナルスクール(幼児英会話学校もどきの...)に行くようになり(私の週末の休みの時は英語をできるだけ使うようにしたら、少しずつ話ができるようになってきたのですが、ここからが問題で...この先、普通の幼稚園に入れて、普通の小学校に入れるとどんどん英語環境から遠ざかり、完璧なバイリンガルにはほど遠くなっていくのではと心配しています。かといって インターナショナルスクールに入れる経済力もないし、場所が遠くて小さい間は一人えは通えないし、連れて行ってくれる人もなく....本当にこのままでいいのかと、何をどうすればいいいのか悩んでおります。義母は孫にあった時、直接色々話しをするのが楽しみらしく、その期待がズッシリ重くのしかかってくる今日この頃です。フゥー。(実はこれ会社からメールしました)
    シェルダン


  19. [708] 投稿者:マーメイド 投稿日:2002/01/15(Tue) 19:42

    まみさん、それは「S&S インターナショナルスクール キンダーガーテン」だと思います。・・実は私の地元なんですが評判は全くわかりません。。。


  20. [639] 投稿者:Nao 投稿日:2001/12/22(Sat) 22:09

    BHマダムさんこんにちは。
    細かくはもっとわたしなりにシュミレーションしてからDMしますね。
    わたしがBHマダムさんの立場でしたらともかく思いつく限りの教育アイディアを書き出しシュミレーションし、優先順位をつけます。その上で試すつもりでいろいろなところに足を運んでみると思います。わたしはよく公立保育園で働いていたということで「公立がいいかしら」「私立がいいかしら」「モンテソーリがいいかしら」「シュタイナーがいいかしら」「幼稚園のほうがいいかしら」こんな相談を受けました。でも実際はそのときのその園の状態、その先生とそのクラスとの相性がほとんどで教育方針などは二の次というの気がします。はっきりいえばわたしなら特に乳児の場合は日本語で教育しているか以上に、何人の子供に何人の先生がつけるのかクラスは縦割りか横わりか新規事業に力を入れるところか日々の保育に力を入れるところか、先生たちは子育て中の人もいるか、若手の独身ばかりか、まわりの父兄は放任主義かうるさがたかそんなのをすごく気にするのです。言葉という視点から外れているかもしれませんが日本で インターナショナルスクールで教えているカナダ人の友人がいましたが日本の公立保育園と比べると2倍の人数を見ていました。 インターナショナルスクールは公立でないので経費、人件費についての考えがシビアです。海外の日本人保育園などもそうなのではないかと思います。現場にいる人間はというと結構ここが駄目ならあそこ、あっちが駄目ならこっちとつぎのて次の手を考えて自分の子供を保育園などに入れています。

    言葉が通じる通じない以上に心やさしい子にあえるか相性のいい先生にあえかの方が乳児にとっては大切です。

    ここまで書いて自分の文章のまずさにため息が…気持ちがあることほど思っていることを書くのって難しいです。

    わたしがもしBHマダムさんと同じ状況でイギリスに住んでいたらやはり現地のプレイグループからはじめて現地のナーサリーを試すと思います。


  21. [608] 投稿者:SweetHeart 投稿日:2001/12/18(Tue) 12:05

    ユキエさん覚えてますよー。アフリカに着きましたか。どんなところですか。興味津々!教えてくださいね。

    子供向けの英語教材ではないんですが、うちの場合は、日本語を覚えさせたくて、いくつか教材を買いましたが、あまり役に立ちませんでした。それよりも、子供の好きなビデオとか見せて、一緒にカルタとかで遊んだ方がよっぽど効果があったような気がします。教材でも、一緒に子供と遊びながらできる インターナショナルスクールアクティブなものがやはり一番なのかもしれませんね。親は大変ですが。そうそう、母子衛生研究所のトロンと大学の中島和子教授のバイリンガルに関するエッセイ是非読んでみてください。とても参考になると思います。
    http://www.mcfh.net/

    私もベビーカーって言葉,すっと出てこないんですよね。どちらかというと乳母車。でも乳母(ウバ)が押す車だから、やはり相当古い言葉になりますよね。言葉って、こうやって変化していくんですね。

    ところで、アメリカ在住の方は御存知とは思いますが、ナーサリーには、もう一つ意味があって園芸屋さんのことをナーサリーって呼んでます。私も、以前はとてもこの呼び方に混乱してました。

    こちらのデイケアとかナーサリーいわゆる保育園ですが、とても高いと思います。隣のアメリカ人ママも二人目が生まれてデイケアに二人預けると、ほとんど自分の収入分が飛んでしまうので、仕事を辞めたと言ってました。そういう人が回りにも結構います。

    たまに、


  22. [599] 投稿者:ユキエ 投稿日:2001/12/18(Tue) 06:38

    ずっと以前に、スイス(仏語圏)にいて、今度アフリカ(仏語圏)に行くので、3歳の娘にいい仏語教材があったら教えてください...
    なんて書き込みをしていた者ですが、実際来てみると米 インターナショナルスクール付属の幼稚園があって、そこに娘が通えるようになりました(もう10ヶ月、娘も4歳です)。

    外ではフランス語、家では日本語で生活する中で、学校だけが英語というのはやはり負担があるようです。しかも今年はクラスに現地の子が数名入ってきて、プレイタイムはほとんど仏語になってしまっているというつらい状況にあります。
    娘もスイスで保育園に時々行っていたため、その時の仏語が抜け切れなくてとても気になる今日この頃です。
    せっかく覚えた仏語を「つかわないで」なんて勝手な言い分ですが、早く英語だけになってくれないかと気をもんでいます。

    友達には恵まれて、遊びや喧嘩しているうちに意思疎通ができる程度にはなってきているのですが、何せ文法が滅茶苦茶です。
    ミー マミー アズ カミン アズ ヒアー(「おかあさんがきた」といいたいらしい(涙))なんて話すのを聞くと、娘には「がんばってるね、えらいね」といいつつもすっごく焦ってしまいます。

    ここに来て、一年足ってやっと衛星TVを受信できるようになり、英、米、カナダ、オーストラリア等のいろんな番組がごっちゃになってる子供向けのチャンネルを見るようになってからはずいぶんと英語に慣れてきているようなのですが、それだけじゃ、正確な話し方は身につかないような気がします。

    私が指摘して直そうとすると、「幼稚園ではみんなこう言ってるもん!」の一点張りです(私が英語ネイティブではないことはばれているようです(笑))。

    学校から歌のテープと歌詞本を借りてきて一緒に聞いて歌おうとするのですが、10分程しか持ちません。

    そんな訳で、やっぱり日本の英語教材(特にビデオ)の力を借りるほうが早いのかなと思うのですが、一部の教材のあまりの高額さに、他のもそうなのかな?とか、問い合わせたりしたらその後付きまとわれるかな?とか、想像だけが膨らんでいます。

    みなさんの英語教材の経験談などをお聞かせいただけると嬉しいです。

     


  23. [473] 投稿者:MARI 投稿日:2001/11/22(Thu) 08:53

    とりさんがおっしゃっている、海外子女教育財団が出している「数学・理科用語集 英語→日本語、日本語→英語」を実際使用していますが、とても便利です。書店では扱いがないので、財団に電話してオーダーすれば購入できると思います。

    アメリカの場合、TEACHERS’SUPPLYでバインダーにファイルできる用語早見表が売っていますのでそれも使っています(代数、幾何、科学、生物、歴史 ETC)。

    とりさんの書き込みを読んで考えたことあります。家はインターナショナルスクールに言っているのでとりさんのお子さんのような現象はないのですが、とにかく英語でも日本語もほぼ同レベルを目標としていて、努力はしていることがあります。

    たとえば ある本があったら 英語版・日本語版必ず両方読ませるということです。訳によるニュアンスの違いなどを発見して子供なりに楽しんでいるようです。読んだら「どんな話だったの?」と時には英語・時には日本語で内容や感想を聞くようにしています。

    算数、サイエンスもとにかく両方の言葉でおしてます。学校で英語でやってきたことは、その分野のことを説明してある
    日本語の本などを図書館でかりてきてレビューさせます。ベネッセの子供チャレンジで日本の教科書の勉強をさせるときは用語はすべて辞書(このとき 教育財団の本がとっても便利)で子供に引かせて書き出させます。手間と時間はかかりますが、子供の英語と日本語はいまのところ同レベルを保っていると感じます。


  24. [421] 投稿者:BANKO 投稿日:2001/11/14(Wed) 01:55

    naoさんの元彼(?)は本当に大成功例ですよね〜。羨ましい。うちの子もそうなってくれれば、母は安泰です。
    そういえば、家族全員が日本人で2年間アメリカに滞在し、その後西町 インターナショナルスクールで教育をうけた3人のお子さま達のバイリンガル教育のお話「バイリンガルの子供達 唐須教光 丸善ライブラリー」とっても面白かったです。日英ごちゃ混ぜの会話についても触れてあり、安心させて頂きました。(うちでは良くある事なので) インターナショナルスクールに子供を入れようかなと考えている方にも参考になるのではないかと思います。それにしても、こんな学校が近くにあるなら私も子供を入れたいぐらいです。ほんと。 インターナショナルスクールに入学させる際の考慮点にも触れられています。


  25. [360] 投稿者:たろう 投稿日:2001/09/19(Wed) 09:38

    おはようございます!みゅうさん、ありゃりゃさん、早速のお返事ありがとうございます。お返事を頂けると、ヤッパリうれしいですね。貴重な情報をありがとう。

    ・・みゅうさんへ・・
    そうですか、、日本語が飛び交っていますか。親としては、日本語も英語も同じように身につけて欲しい。でも、英語を学ばせるために インターナショナルスクールに通わせるからにはきちんと英語を学んで欲しい。欲張りなんでしょうか?(笑)でも、一番困るのは英語も日本語もどっちつかずになって言葉が乱れてしまうことですよね。今後、園見学をする時には、この辺についても園側の対策についても鋭く突っ込んでいきたいと思います。


  26. [358] 投稿者:ありゃりゃ 投稿日:2001/09/19(Wed) 00:03

    やゆよさん。こん○○は!お知り合い??っという事は通園されている・・もしくは通園されていた方ですね?やゆよさんの事、回し者なんておもってませんよ〜(笑)色々な意見があるからこそ、参考になるものです。その点では私も又違う意見かもしれませんが、落ち着いて読んでくださいね。


    まず、他のスクールは保護者の方が熱心だという事についてですが、やはり私も他のスクールについてそれは感じます。しかし、今のキンダーキッズの状況のみを見るのはどうかなって思うのです。キンダーキッズはもともと、日本人の為の インターナショナルスクール。(今もですが・・・)繁盛してきている今だけを見れば、確かに先生任せの親も多いかもしれません。でも開園当初は保育園としてオープンしたのです。つまり、日本にいながら英語環境って感じ。だからたくさんの子供達にその環境を経験して欲しいってことで、一時預かりもありました。

    開園当初は値上がり前の金額でもこの辺りでは高いっていう事で、経営陣も色々な方法を設定したのだと思います。
    それは経営する側からすると当たり前の事ですが・・・。問題はその時の営業トークだと私は感じます。東大阪は認可園の待機児童も多く、すこしでもお役に立てれば。。とか、認可園に空きが出るまで・・幼稚園のように長期のお休みはないので保育園のようにお使いいただけますなんてね。

    この言葉で保育園として入った方も少なからずいらっしゃると思います。その方たちは私から見ても、英語に積極的ではないような・・。今回の関西 インターナショナルスクール設立にあたって、そのような親はきっともう他のところを捜していらっしゃると思います。開園の真の目的がはっきりしていたのならころころとシステムを変更して保護者に不信感を抱かせる事は避けたほうが良かったかもしれません。自信を持って開園当初からそれなりの金額で真剣に生徒を集めたらよかったのではないかと感じずにはいられないのが心境なのです。ですから関西 インターナショナルスクールは本気で英語環境を求める方々のより良い場所になれば良いと私も思います。ただ、今回、以前からいるすべての保護者の方が、英語を求めて入園したとは限らないという事をお知らせしたかったのです。

    (ちなみに私は英語を求めたのですが。。)だから必然的に無関心の親もでてきますよね〜。今回は、皆さん幹部の対応に怒りをおぼえていらっしゃるようで、辛口コメントが続きますが、誤解がないように私も皆さんにお伝えしたい事があります。(キンダーの回し者ではないです!!)まず、以前のレスで子供の生活や英語環境のメリット、デメリットを書き込みましたが、今回はキンダーを違う面から見て感じたことを書き込みます。

    今回の問題は幹部の対応の悪さであって、決してスタッフの対応の悪さではありません。だから子供達はとっても楽しく通園している方が多いと思います。私の子供もとっても先生が好きでした。私はキンダーという家についていた犬ではなく、先生についていた猫って感じでした。理解していただけますでしょうか?

    そして関西 インターナショナルスクールーのカリキュラムは知りませんが、当時のカリキュラムは子供が英語を好きになる、英語に興味を持つ、とっても良いものでした。カリキュラムについてどこかの掲示板で読みましたが(ここかな?)バイオリン?フランス語?色んな事が加わっているようですね。トータルで英才教育ってことかな?当時は英語だけに力を入れていたのでビデオも楽しいし、歌も楽しい。子供が楽しんでいるので英語力の習得は二の次って感じ。当時のカリキュラムを考えている外国人の先生はすごいなって思います。生活習慣は別としてカリキュラムは先生方がしっかり考えてくださっているので良かったですよ〜。ではそんな良いところで何が問題かと言うと、職員の入れ替えが激しい。せっかく実力があっても、子供思いでも、幹部の指示で辞めざるを得ない職員がいた事も事実だと思います。是非とも有能な、子供が必要とするスタッフは幹部と意見がかみ合わなくても残していただきたい。そもそも、子どもの事を真剣に考えると、教材や環境設備・・とコストもかかるだろうし、幹部にしては耳が痛い。そして扱いにくい・・。経営者の気持ちもわかるんですけどね〜。でも・・やっぱり先生がいなくなる事はとっても寂しい事です。その問題だけは関西 インターナショナルスクールとして、現キンダーキッズとしてではなく幹部の方もちょっと考えて欲しいと思います。あれっ?やゆよさ〜ん!ちょっと、いやかなりご質問から離れてます?ごめんなさいね。関西 インターナショナルスクールは熱心なご父兄の集まりになるのではないでしょうか?説明会の営業トークがあやふやではなく、はっきりと質を求めているようなので・・・。何分、今はキンダーを去ったものですから、今後の関西 インターナショナルスクールをとやかく言うつもりはないんです。そこだけは念をおしておきます(笑)


  27. [357] 投稿者:みゅう 投稿日:2001/09/18(Tue) 23:02

    たろうさん・・・こんばんは!

    インターナショナルスクールに通わせている・・みゅうです!うちも海外に行くためにかよわせたのですが・・ついこの間、また日本に戻って〜 インターナショナルスクールにいかせております!やっと英語もはなせてなれてきたと同時の帰国だたのでかなり娘らはパニックっています・・笑

     でもこのところ・・・インターナショナルスクールも日本語が飛び交い〜実際のところ・・・ちょっと考えさせられています。。たろうさん、、どうなんでしょうかね?

     それでもきちんとした学習はさせたいのでいまはアフタースクールにもかよわせています。。 ここはかなりよかったです。母体がオーストラリアのモンテッソリ−のスクールらしくて・・教室内では全て英語。 そしてネイティブな外国人教師。少人数制でサイエンスとか・・数学とかもやってるの!  かなり文法などもきちんとおしえられてて・・私はおおきなスクールもいいけど・・・こういう学校の方がかなり覚えも早く、、いいのでは・・?なんて思いました。 もう少し通わせてみて娘にきめさせようかなぁ〜なんて考えています!  そうそう。。学費もかなりやすいの! これって重要ですよね!

     新しいから本当に少ない生徒で・・とてもアットホームでした。

      


  28. [356] 投稿者:プーこ 投稿日:2001/09/18(Tue) 22:25

    やゆよさん!
    私もそう思っていました。熱心なママは敬遠されがちですよね・・・。「熱心」って表現をされるのも嫌なんですよね。だって、みなさん英会話スクールではなくて、「 インターナショナルスクールプリスクール」を選んで通わせているのだから志は同じだと思っていたのですが・・・。


  29. [355] 投稿者:やゆよ 投稿日:2001/09/18(Tue) 20:43

    ありゃりゃさんこんばんわ!
    きっと私達知り合いだと思うんですけど・・・(笑)私ちょっとだけキンダーキッズ側についていると誤解されそうな発言をしますね(キンダーキッズのまわしものではないですよ)お子さんを預けていらっしゃるママ達にも問題ありなんです私これまでにたくさんの関西にあるPreschoolを見学しましたが、それはもう熱心なんです親子共に英語に取り組んでるって感じでね・・・親子でがんばってるのキンダーキッズの親にはそういう人あんまりいませんよね学校にまかせっきりで、親も共になんて人あまり見かけなかった親が一緒にやってあげてこそ英語も身についていくと思うんですよ親と違う言語話す子供なんて見た事ないでしょ英語が話せない親でも簡単なことでいいから英語で遊んであげたら、キンダーキッズの子供達は今よりもっと成果がでてるはずなんです関西 インターナショナルスクールに説明を聞きに来た人に授業料が安いと、ちょっと英語でも・・・っていう安易な考えの人が来るので(キンダーキッズの事)そういう人が来ないように(本気で取り組んでくれる人が来てくれるように)この授業料とそれに見合うカリキュラムにしましたみたいな事を言ったらしいですからね経営陣の一部は口の聞き方を知らなくて最悪ですけど、ママ達の考えも変わってもらわないとね〜
    どう思います?



  30. [354] 投稿者:ありゃりゃ 投稿日:2001/09/18(Tue) 19:47

    たろうさん。はじめまして。このような掲示板ですよね〜。参考になればと思いお知らせします。http://bbs1.parks.jp/07/nobisuku/bbs.cgiではこれまた色々な情報が飛び交っているようです。東京の インターナショナルスクールについても少し触れている方もいらっしゃいます。たろうさんのお子様が相性の良い??インターナショナルスクールに出会えます事をお祈りいたします。(笑)しかし、埼玉からはるばる・・・。すごいですね!!


  31. [353] 投稿者:たろう 投稿日:2001/09/18(Tue) 14:35

    皆様、こんにちわ。
    将来、主人の仕事の関係で海外に行く予定があります。そのため、子どもに早い内に英語になれさせるために、 インターナショナルスクール(プレスクール)に通学させようと考えています。こちらのHPを参考にさせて頂いているのですが、他のHPについての情報をお持ちの方、ぜひ、教えて下さい。また、皆様のレスにもありましたように、実際にお子さんを通園、通学させているご父兄の方のご意見をお伺いしたいと思いますので、そのような、カキコのあるHPをご存知の方、HP名を教えて下さいませ。

    私も、↓のキンダーキッズの見学に行ってまいりましたが、(埼玉からはるばる行ってきました。)理念は大変すばらしいと思いました。が反面押し付けのようにも感じ取れました。一般の幼稚園などでも同じだと思いますが、園との相性というのが大切ですよね。


  32. [352] 投稿者:ありゃりゃ 投稿日:2001/09/17(Mon) 22:42

    リリーさんはじめまして。私も色々なHPをただ拝見しているだけの立場でしたが、これだけ問題になっている状況をみて思い切ってレスしてみました。リリーさんの(株式会社関西 インターナショナルスクール・・)には、なるほどって感じました。もし教育についてとてもよく考えているインターナショナルスクールならこんなに父兄から苦情はこないし、少なからず、もっと辛口コメントに反論があるのではないかと感じています。ところが、残念ながら皆さん同調。やっぱり株式会社のようですね。関係者がこのHPを覗いたところで、株式会社なら(うるさい父兄は入れなくて良かった。無視!)って感じではないでしょうか?本当に教育を考えているのなら説明会前日にキャンセルの電話をかけてきたり人間として、(少なからず大切な幼少期をお預かりする施設として)親が理解不能なことはしないと思いますよ〜。私が インターナショナルスクールを探しているときは、なかなか辛口のコメントをのしている掲示板はなかったのです。あの頃にこのような掲示板があったらな〜って感じたときに少しでも皆さんの インターナショナルスクール選びの参考になればと思いおもいきってレスさせていただきました。リリーさんのお役に少しでも立ったなら今回思い切ってよかったと思ってます。ありがとうございました。まだ在園児の保護者の方をつながっていますので、機会があれば状況をおしらせさせていただきます。


  33. [351] 投稿者:リリー 投稿日:2001/09/17(Mon) 21:53

    関西 インターナショナルスクールについてとても詳しい情報が得ることができました。ありがとうございます。基本的なスクールの方針は、とても素晴らしいモノなのに、おそらく誠意を感じさせない一部のスタッフ(経営者に携わっている)には、他のHPでの書き込みを見ても、やはり厳しいコメントが書かれていました。私の友人に、外国人も日本人も通う インターナショナルスクールのプリスクールの先生をしていた人(日本人でバイリンガル)がいるのですが、プリスクールだけのところはスクールという名前に惑わされますが、結局は「株式会社」というところが多いと教えてくれました。彼女の勤めていたプリスクールも、都内で外国人が多く住む地域にあるので、通っている子どもの国籍も日本を含め多国籍で、そこのプリスクールを卒業すると、西町や聖心などの インターナショナルスクールに進む子ども多く、いわゆる日本人枠が限定されるインターナショナルスクールなのですが、結局は「株式会社」。先生は、「株式会社」の社員です。ですから、生徒が少なくなれば、企業ですから「倒産」する可能性もあるのです。まあ、この例にしたスクールは、親の意見も提案もきちんと受け止め、生徒を思うしっかりした学校経営をしている「株式会社」なので、関西 インターナショナルスクールとは比べられないとは思うのですが・・・。「関西インターナショナルスクール」と言うと、学校法人とか外国人学校のようなイメージを持ちやすいですが、株式会社「関西 インターナショナルスクール」とすると、ちょっと見方も変るかなっと思いました。だから、幼稚園が開部しても、国から援助や一定の基準を満たしている学校とは違うので、「株式会社」に子どもを入れると考えると少し不安になりました。それと、こんなに色々なHPで書き込みがある状態にあることを、このスクールの先生や経営者の人はご存知なのでしょうか?見ていたらスクールの対応も変るのかなって思いました。実は私は娘を入れようかどうか迷っていたのですが、みなさんの厳しいこのスクールに対する評判で、我が子の英語教育をこのスクールに頼るよりも、もう少し家庭で親子で頑張ろうと思っています。でも、こうやってスクールのことをあれこれ感想を交換でくることって本当に助かります。もし、こういう場がなければ、入園させて高額払って、がっかりしたり子どもも親も精神的に嫌な思いをしないですみますから・・・。関西では新しい インターナショナルスクールでとても期待が大きかったのに、残念なスクールの評判ですが、親の評判と口コミはどの情報よりも信頼できます。


  34. [350] 投稿者:ありゃりゃ 投稿日:2001/09/16(Sun) 18:18

    皆さんのキンダーについてのご意見を興味深く拝見しています。日本人の為の インターナショナルスクールって事で私は開園時に説明会に行きました。去年の12月か1月なので皆さんよりはちょっと早いかな?ここで忠告です。説明会はあくまでも説明です。メリットを前面に出し、デメリットについては言葉巧みに逃げます。気をつけてください。デメリットについてこちらが質問すると、かなり強気で答えを返してきます。そして、結果実行されていない・・。これはあのスクールの実態です。たとえば、就学前の日本語の教育について当初、小学校の先生がいますので、年長では日本の小学校にも対応しますだって。入ってみたら、いなかったですよ〜。ここまで読んでいただいてもうお解かりだと思います。私もいいな〜ッて入園して辞めさせた親の一人。参考までに親からみたメリット。デメリットをお知らせします。あくまでも私的な意見なので参考までに・・。

    メリット・・

    @英語で保育をする為、子供はかなり単語を覚えてくれます。

    Aカリキュラムで使用しているビデオは子供のお気に入り。今でもネットで購入して見てます。

    B良質のスタッフが充実してると思います。(私はそう感じました)などなど・・英語に触れさせる環境としては高額ですが、なかなか日本では環境設定が難しいですものね。毎日、日本語以外に触れる事は子供にも良い刺激になっていたと思います。

    ではデメリット。

    @幹部の態度の悪さ!(スタッフではありません。お間違いなく”)これはもう最悪です。機嫌がいいときはとってもいい人なんだけどね〜。機嫌が悪いと挨拶もしてくれません。園長はいい人なんだけど・・。

    Aシステムの変更が多すぎます。つまりクラス担任がころころかわったり、金額が変わったり、以前は土曜日も保育があったのに、今は土曜日がやすみになったしね。これには周りの保護者もあきれていました。

    B生活習慣の取得が難しいです。関西 インターナショナルスクールは幼稚園なので問題ないですが、キンダーキッズは3歳以下。もちろん午睡もあります。子供が静かに午睡できるような状態ではありません。2時からのレッスン児が来るしね。当然、夕方に寝てもOK。私の知り合いは午前のレッスンの時に寝ていたらしい・・。これって何のために インターナショナルスクールにいれてるのって感じでした。

    Cトイレトレーニングについて。これは他の保護者の方に聞きました。そろそろトイレトレーニングをはじめて欲しいとスタッフに伝えたところ、人数的に無理です!ってはっきり断られたんだって。確かHPには少人数ってかいていたような・・。しかしその方曰く、約30名くらいの2歳児組を2名のスタッフでみていたなんて情報も・・。これでは英語保育の良さが半減ですよね。も〜たくさん現在通っている保護者の方から聞くのですが確かに良し悪しは、キンダーに入れる事で何を求めるかって事です。日本の幼稚園でもそうですが、なかなか完璧なところはありませんものね。でも最大の疑問はそんなにたくさんの子供がいて子供全員がスタッフのレッスンに座って受けているとは考えられないという事です。子供達に多国籍の子が多くて遊びの会話が英語ならレッスンに参加してなくても英語を習得していくと思いますが、あそこは日本語ですからね。なんたって日本人の為の インターナショナルスクールですから。先生にぴったりくっついてたりビデオや絵本をおちついて見なったら、ちょっと厳しいかなって思います。子供同士が日本語なので我が家の娘も日本語はとっても上手になりましたよ。(笑)それと、ブルーボネットさんの疑問は私も感じます。関西 インターナショナルスクールの後、必ず継続して小学校に入れてくれるなら良いのですが、そのときもやはり選抜するんじゃないですか?中学校ができても同じような気がします。認可の私立小学校などでしたら公立に転校など色々選択肢はあるでしょうが、まだ歴史の浅い関西 インターナショナルスクール。さてさて子供達はどうなってしまうのでしょうか?万が一進学できなかったら日本の小学校に適応できるのでしょうか?これからの課題でもありますね。最後に私はまだまだ英語教育を諦めたわけではありません。こつこつキンダーと幼稚園の保育料の差額を貯めて(笑)もう少し大きくなったら短期留学にでもつかいます。そのほうが早そうだしね。皆さん!頑張ってください。お子さんの為により良いスクールに出会いますように・・。


  35. [349] 投稿者:やゆよ 投稿日:2001/09/15(Sat) 00:22

    外部から何人とかは先生たちも知らされていないようですよまあそんなことをべらべら言うような学校だと不安ですけどね
    パンダさんは関西 インターナショナルスクールに行かそうかな?とか考えていらっしゃるんですか?もしお考えならパンダさんのところはラッキーなことに入学時期が再来年と言うことなので来年春からの動向を見ていればどうですか?ろくでもないところなら夏までにおかあさま方が爆発しますよ


  36. [347] 投稿者:Kinder Kids 投稿日:2001/09/14(Fri) 15:32

    幼稚園卒園後はそのまま関西 インターナショナルスクールの小学校(来春幼稚園と同時開校予定)に進むか、日本の幼稚園に(公立or私立お受験)行くかのどちらかでしょう既存の インターナショナルスクール(関西で言うとカナディアンとか聖ミカエルなどの)には絶対入れませんよ関西インターナショナルスクールはあくまでも日本人向けの インターナショナルスクールなのですから・・・(日本人向けという所がミソです)外部からもいらっしゃると思いますよ、合格者しかし、これは個人的な意見ですけど、幼稚園時代のたかだか2年や3年間に英語以外にバイオリンやフランス語をさせてどうなるんでしょうか?(その後も継続してこれらを続けていける環境にないでしょう?日本って・・・そのまま関西 インターナショナルスクールの小学校に進むんならいいんでしょうけど、義務教育はとれませんしね〜


  37. [346] 投稿者:ブルーボネット 投稿日:2001/09/14(Fri) 14:12

    インターナショナルスクールに関する貴重な情報があってこのHPにきてよかったです。関西 インターナショナルスクールに入って幼稚園を卒業後は、みなさんどういった小学校に進学されるのでっしょうか?インターナショナルスクール?それとも日本の学校に戻るのでしょうか?また、高額な月謝を支払える親の職業も気になります。外部から受けて受かったひともいるのでしょうか?


  38. [345] 投稿者:Kinder Kidsにいます 投稿日:2001/09/13(Thu) 23:00

    現Kinder Kidsの4・5歳対象のクラスの人はほぼ全員が希望したのですが(春の段階)夏に関西インターナショナルスクールの内容がわかった時点で、ほぼ全員が断念せざるを得ませんでした 高額な授業料の為です(月約9万、その他諸経費を加えると年120万以上その上保証金30万)これは噂ですが、残り少ない希望者の内入れたのは半分くらいらしいです各校の雰囲気はまちまちのようで、八尾校は最悪らしいです


  39. [344] 投稿者:パンダ 投稿日:2001/09/13(Thu) 22:11

    Kinder Kidsの件、私もすごく興味がありました。他のHPでも書き込みを見ていたのですが、やはり、ふたを開けてみると話が違っていることが多いようですね。もし、何人くらいの人が関西 インターナショナルスクールに希望して入ったのかご存知でしたら教えていただけますか?また、天六校、東大阪校、八尾校でレベルや先生の対応、雰囲気に違いはあるのでしょうか?よろしくお願いします。


  40. [343] 投稿者:Kinder Kidsにいます 投稿日:2001/09/13(Thu) 20:49

    けっこう長くいます
    私のKinder Kidsに対しての印象はそうですね・・子供は楽しそうです外国の歌って弾けてるし、ダンスも外国人の先生は上手ですし、誉めるのも表情豊かにほめてくれるでしょしかし、子供の英語力は???といわざるを得ません来年Openの関西 インターナショナルスクールにも内部の者は全員いけるといっていたのにふたを開けて見ると希望した者全員が受け入れられたわけではなく、また今ある4・5歳のクラスも関西 インターナショナルスクールにいかないなら無くすと言われました(行くと言っても結局全員いけるわけではないのに)しかし、親の強い要望に対し足元を見たような条件を提示し、結局その条件の元で4・5歳混合のクラスが1クラス残ることになりました先生の入れ替わりも激しくて変わる節目節目の時間が惜しいような気がしますカリキュラムも持っているようですが、成果が上がらないのかこれもよく変わりますまあ子供には英語うんぬんは関係ないようで、その辺で見かける幼稚園や保育園のように楽しそうにやってますが、2倍近くなる値段に見合いますかね〜?


  41. [338] 投稿者:パンダ 投稿日:2001/09/07(Fri) 20:41

    ブルーボネットさん、はじめまして。、日本人のための インターナショナルスクールプリスクールということを聞いて私もKinder&Kidsに興味がありました。また、このスクールが来年4月から関西 インターナショナルスクールという名前で幼稚園部を開くというので8月末から説明会の申し込みをしていたのですが、説明会の先日の夕方に電話があり、たくさんの説明会参加希望があり、ウチは再来年の入園になるので説明会の参加を遠慮して欲しいと言われて大変不愉快な思いをしています。予定していた会場も変更になったり、子どもを連れて来ないで欲しいというので息子を預かってもらう人まで探していたのに・・・。 インターナショナルスクールを探していた私の友人も、Kinder&Kidsが関西インターナショナルスクール幼稚部の付属プリスクールになるという一言で、Kinder&Kidsに入園させたのになぜか入園させて1週間後にもう一度、その点を確かめると、内部優先があるのかどうかは分からないと話が違っていたということです。他の友人は突然の月謝の倍以上の増額にとても腹をたてています。私も入園させていという思いはあるのですが、情報が少ないし、見学にも行くことができずジレンマを感じています。現場の先生たちはとても熱心だし、スクールの教育思想はとてもすばらしいという友人もいるので、これから親切で信頼できる対応ができるスクールに変ってくれればいいなって思っています。何か、情報があったら教えてくださいね。


  42. [322] 投稿者:LALALA 投稿日:2001/08/25(Sat) 14:20

    ももこさんへ

    S&Sインターナショナルスクールキンダーガーデン(保土ヶ谷区)
    http://www.sands-kinder.com/

    American Kids(鶴見区・都筑区)
    http://www.f7.dion.ne.jp/~jenny.h/

    American International Brains Kiddy Club(鶴見区・港北区)
    http://www.brains-kc.com

    Kids World(青葉区)

    Kids International(都筑区)

    ヨコハマ・イーグル・アメリカン・プリスクール(関内)

    Shonan International School
    http://www2.odn./ourkidspreschool

    私が知っているのはこれくらいです。本牧の方にも新しく出来たとも聞きましたが情報を持っていません。帰国なので、 インターナショナルスクール(横浜やサンモール)のプリスクールへ入れるかもしれませんよ。


  43. [304] 投稿者:とりちゃん 投稿日:2001/08/13(Mon) 16:26

    ももこさん

    http://www.roots-int.com/S-T/links/index.html

    はどうでしょう?特にプリスクールとか、神奈川の学校に限ったわけではありませんが、いろいろ調べられます。国内の インターナショナルスクールのリンクを見ると、プリスクールやキンダーがあれば、その旨、書いてあります。

    埼玉にはな〜んにもありません。神奈川はいろいろあっていいですね・・・


  44. [303] 投稿者:海外の母 投稿日:2001/08/13(Mon) 02:41

    音楽って、やっぱり冬の長い欧州じゃ、楽しみの一つ。持ち運べる楽器が何かできるといいなあ、と思ってやらせています。私も幼い頃ピアノを習っていたのですが、間違えると手をビシビシ叩かれたし、その内登塾拒否になって止めました。で、いい思い出はないのですが、音楽自体は好きです。

    あいうさんは音楽をやっていらしたなら、「昔取った杵柄!」でお子さんに教えられても大丈夫ではないですか?(クネクネ踊るとは、踊りの才能もありかも!)とにかく、楽しく(日々の練習は退屈だけど)やれたらいいですね。息子は、今やっと、弾ける楽しさが分かってきたようです。(ここまで2年ちょっと。とにかく、毎日弾く・・10分でもOK)親の忍耐力勝負です。

    ももこさんへ
    サイトは知らないのですが、去年一時帰国した時に東京にあるインターナショナルスクールと横浜の インターナショナルスクール二校を見学しました。(横浜インターナショナルスクールとサンモールインターナショナルスクールです)どちらもプリスクールはあるようです。もし、入学までに時間があるなら、実際お子さんと足を運ばれた方がいいです。学校長とお話して、学校の特色や学内の雰囲気をみられることをお奨めします。前もって申し込めば、(私たちも短い滞在でしたので・・)こちらの都合に合わせてくれます。


  45. [301] 投稿者:ももこ 投稿日:2001/08/12(Sun) 06:09

    話題を変えてすみません。近々神奈川の方に帰国予定なのですが、神奈川県の インターナショナルスクールプリスクールを探しています。一覧表になっている紹介サイトなどご存知の方教えて頂けませんか?宜しくお願いします。


  46. [292] 投稿者:海外の母 投稿日:2001/08/08(Wed) 18:52

    ちょとお話はずれるかもしれませんが・・
    私の子供の場合、日本人ですのでバイリンガルについて考えたと言うよりも、英語に力を入れたのは日本人(カラード)であるが故の選択です。

    少なくとも英語(勉強)がネイティブ並であれば、馬鹿にされたりしないーこのことから始まりました。4歳から、ちょっと可哀想でしたが、はっきりと「あなたは日本人だから、英語人の3倍勉強しなければ追いつけない。」と言い聞か
    せました。英語人が一回本読みなら、あなたは3回。英語人が10分勉強なら30分。こんな感じでした。(英語がとりあえず自立した今では、こんなことはやっていません。それより、日本語の勉強ですね)

    あと、これも理不尽であると思いますが英国スクールでもあるので先生方もやはり英国人びいき(全員ではない)が、多いです。結局、「ここは英国人の学校なのよ。ここのやり方が気に入らないなら止めれば?」と言う感じです。
    (米では、考えられないかもしれませんね。ちなみに海外にある英国スクールは インターナショナルスクールとは銘うっていません)同じことをしてもノンネイティブの子供が怒られる場合をしばしばみて来ました。(これは、小さい子供は言語能力の差が激しく言葉が拙いゆえと言うのもあるでしょう)だから、子供には「あなたは、英国人よりもずっと正しい行いをしなけ
    ればいけません」と教えました。

    何時かこれらの理不尽に対して何か思うかもしれませんが、今の所は他の学年から」「チャイナ!」(日本人なのにどうしてこんなことを言うのか分からないけど、英国人にはチャイナもジャパンも同じなのだろう)などどと呼ばれても、さらっとジョークで交わしたりしているようです。英語(勉強部分だけでしょうが)もトップグループに属しているのでクラスの中では全く馬鹿にされたりしないようです。(反対に日本語もできるのと尊敬?されている)この先バイリンガルになるかどうかは、今のような小学生ならいざ知らず、これからは子供の努力いかんでしょう。

    親は道筋を示してあげられても、歩くのは本人ですから・・


  47. [276] 投稿者:ドレミ 投稿日:2001/08/03(Fri) 11:11

    えもやんさんへ

    家の子は、インターナショナルスクールへ行っていますが、そこでも子供が言語(英語も含めて)を習得するには 5000時間必要と言われています。ただしそれは、会話に限りです。ですから、簡単にバイリンガル、ネイティブなど考えないで、まずは、長期的な考えが必要だしやはり親もそれなりに勉強すべきだと思います。


  48. [266] 投稿者:maikadon 投稿日:2001/07/28(Sat) 23:47

    こんにちは。初めて書き込みます。
     実は今、プリスクールを探しています。東京の多摩地区もしくは新宿近辺で知っている人がいましたら、教えて下さい。後、 インターナショナルスクールって、親が英語を話せないと入れないって本当ですか?誰か、おしぇてください!!


  49. [261] 投稿者:momo 投稿日:2001/07/12(Thu) 10:59

    来年小学校入学の子がいるのですが、近辺に インターナショナルスクールもしくは子供同士英語ではなす機会のつくれる場所がないかと模索中です。子供の英語のレベルは現地の4歳くらい(外国人の主人とは英語で会話しています)だとおもうので同年代の子のいるクラスだと本人には少し物足りないんじゃないかと思うし、かといって、個人レッスンだと主人と話してる分で十分だと思うのですが、どうにか子供同士で英語で話し、刺激になるような環境に入れてあげたいと思っているのです。どなたか良いschoolを知っている方、またはアドバイスなどありましたらお願いします。


  50. [252] 投稿者:MOONY 投稿日:2001/06/19(Tue) 23:07

    娘の インターナショナルスクールの先生は、校長先生をはじめ基本的に英語圏の出身の先生です。国籍は、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドです。

    母国語、英語意外に外国語の授業がありますが、外国語の担当の先生として、フランス、スペイン、ドイツ
    日本出身の先生もいらっしゃいます。

    保健室や事務関係、用務は日本人の方々です。


  51. [251] 投稿者:マミラ 投稿日:2001/06/18(Mon) 17:27

    インターナショナルスクールの先生達は、みなさんネイティブなのかしら?


  52. [244] 投稿者:MOONY 投稿日:2001/06/08(Fri) 10:37

    帰国子女の英語力保持は大きな問題ですよね。お母様のご心配なさる気持ちよくわかります。

    帰国子女教育財団の保持クラスは隔週だそうです。英語力保持という点にかんしているとあまり効果を期待しないほうがよろしいようです(人数も多いので発言の機会もすくなくなる)。

    むしろベルリッツなどのレベルの高い英会話教室で個人レッスンを受けられた方がお金は結構かかりますが
    効果を大きいでしよう。

    うちも帰国のおりこの点に悩み結局インターナショナルスクールに入れました。お友達の中には、数年以内に再度海外赴任がありそうなので英語力保持のためにこちらの学校に通っているという方も多いです。


  53. [199] 投稿者:なかみ 投稿日:2001/05/08(Tue) 00:24

    英語圏以外の国での インターナショナルスクールのことで、今悩んでいます。中国でも日本人学校がない地域のため、子供たちは二つあるうちの公立系 インターナショナルスクールに通っています。現在、キンダー、プレキンダーです。
    このインターナショナルスクールですが、9月以降、年度が変わるにあたってほとんどの先生が入れ替わってしまうそうです。

    英語圏以外の国の インターナショナルスクールってどこもそうなのですか?それとも、この学校自体に問題が多く、先生がいつかないのかしら?中国式の運営色が濃いので、何かと揉め事が多いのも事実ですが…もう片方の インターナショナルスクールの方は、カトリック系の私立で、雰囲気もよく先生の移動もあまり頻繁でないとのこと。しかし、ビルの中を間借りしていてお勉強もかなり厳しいとのことで、小さい子がいる我が家は選択しなかったのですが、今となってはこちらの方に転校した方がいいのかとも考えています。

    インターナショナルスクールの先生の派遣に関して、何かおわかりの方、いらっしゃいますか?


  54. [197] 投稿者:まむまむ 投稿日:2001/05/07(Mon) 09:13

    greenさんへ。
    池袋の学校の件リンクまでありがとうございました!これですっきりしました。New インターナショナルスクールって聞いていたのですが
    名前そのものだったのですね。(笑)今メールで資料などを請求してきました。そのうち学校見学もしてみようかと思います。ほんとうにありがとうございました。


  55. [194] 投稿者:green 投稿日:2001/05/06(Sun) 07:09

    まむまむさんへ
    池袋の インターナショナルスクールの件ですがnewinternationalschoolではないでしょうか?もし、そうなら、HPがあります。http://newinternationalschool.comです。息子の学校にprincipalの方がいらしたのですが、HPの写真通りの、とても温和な素敵な方でしたよ。

    ところで、どなたか今夏入れる横須賀のサマースクールをご存知の方いらっしゃいませんか?


  56. [192] 投稿者:まむまむ 投稿日:2001/05/02(Wed) 14:02

    どなたか知っていましたら教えて欲しいのですが、今年9月から開校する池袋にできた インターナショナルスクールのこと
    ご存知でないでしょうか?学校名、詳しい所在地など教えてくださるとうれしいです。


  57. [183] 投稿者:MOOMY 投稿日:2001/04/29(Sun) 22:18

    FOOD FAIRのおしらせ

    日時:5月6日(日) 10時〜16時 雨天決行

    場所:横浜インターナショナルスクール
    港の見える丘公園のすぐ前

    世界各国のお国自慢料理をはじめ、リサイクル用品、
    ゲームなど盛りだくさんです。

    ぜひいらしてください!!


  58. [131] 投稿者:かくら 投稿日:2001/04/18(Wed) 09:34

    S&S インターナショナルスクール卒の方の幼児のプライベートをトライアルで受けたことがあるけど子供の扱いを全く知らないようでした。
    体で学ばせてあげたいって言っていたけど、実際はそうじゃなかったです。5歳でダーウィン進化論を学ぶような教育環境じゃ、分からないはずですね。本だけでは学べない事もたくさんあると思っています。


  59. [129] 投稿者:うさぎ 投稿日:2001/04/17(Tue) 09:53

    スーパーニュースで紹介されていた子供達は、ジャズで英語を学んでいる子、演劇で学んでいる子、 インターナショナルスクールに通っている子、自宅で英語の教材と家族で英会話している子の5〜8歳の4名です。その4名で、英語の認識力、ヒアリング、面接で点数をつけて1番を決めるという内容でした。  インターナショナルスクールの子と自宅で英会話の子が高得点で、結局自宅で英会話の5歳の男の子が一等賞でした。おそらく、しばらくしたら第2回もやるのでしょうね。関西地区でも放映されたらいいですね。


  60. [127] 投稿者:うさぎ 投稿日:2001/04/16(Mon) 10:22

    この間の金曜日、スーパーニュースの特集、第一回スーパーKIDS英語コンテストで純日本産のバイリンガル4人を紹介していましたね。おもしろかったです。

    ただ、横浜のS&Sインターナショナルスクールキンダーガーデンには呆然です。5才児のクラスでダーウィンの進化論まで学ぶとか、教科書は難しい科学用語でびっしりとか。子供達のノートも英語でびっしり。

    そこの校長は、この子たちが世界のリーダーにならなくて誰がなるのかと思っているとインタビューで言っていましたが、私は、これは違うんじゃないかと思います。

    まだまだ幼い子供を狭い教室に押し込め、難しい勉強を人より早く学んだところで、どうだというのでしょう。外遊びが仕事の貴重な時期を失った子供の将来が心配になりました。

    コンテストということで、子供の英語の能力に点数を付け勝ち負けを決めるのはいやな気がしましたが、おもしろい特集ではありました。


  61. [121] 投稿者:Rei 投稿日:2001/04/06(Fri) 01:52

    こんにちは。

    娘の通うプリスクールのフェスティバルのお知らせです。お近くのかた、是非遊びにいらしてくださいね。

    場所: グレッグ・インターナショナルスクール・スクール
         (東京都目黒区自由が丘1−14−6)
    日時: 2001年4月21日(土曜日)11:00−15:00

    魚釣りやボール投げゲーム、フェイスペインティング、風船おじさん、ベイク・セール、インターナショナルスクール・フード、外国人の先生がお話してくれるストーリーテラー、そして、バザーもあります。

    是非遊びにいらしてください。

    ちょっぴり一言。。。
    私も子供が生まれた頃は、はりきって、とてもたかーい英語の教材を購入しましたが、結局娘が喜んでみたり吸収するのは、海外で買ったバーニーやブルースクルーズなどのビデオでした。。。とほほー。だからわざわざ教材を買ったり、お金をかけなくてもだいじょうぶ。できれば、日本語の入っていないのがいいかも。

    うちの子供の場合はわからなくても、最初はそのままの文をそのままの状況で覚えて、同じ状況になったときに、ばばばーと同じ文章をしゃべりだしました。そしてしばらくして、自分で単語を変えたり、文章を組み立てたりできるようになりました。
    そうかー、そうやって覚えるのか−。。。と親ばかながら感心してしまいました。(すみません)

    だから、きっと小さいうちから、どんどん英語を蓄積させてあげてください。ある時急に溜め込んだものを吐き出してくれます。子供が入りやすいのは生活の関係したもの。。。たとえば朝起きてから寝るまでのもの。とか。。。あと、日本語でも同じでしょうが、簡単な本も毎日呼んであげると最初は意味もわからず暗記して、しばらくしてその意味を絵で確認してました。

    うちもまだまだこれからです。がんばります。何かいい方法ありましたら教えてくださいね。


  62. [119] 投稿者:urara 投稿日:2001/04/05(Thu) 14:26

    PEKOさん子連れ留学というものがあるのですか。イギリス人がパパでママは日本人というご家庭に育ってらっしゃった知人が言うには、日本ではテレビは全部日本語だから インターナショナルスクールに通っていた時は英語じゃないといけない規則だったからものすごーく勉強しましたよ。と(小、中は公立の学校でしたから学力や日本語については問題なかったようですが)そうおっしゃってたくらいだからその方のアドバイスを参考にするといっそのことかわいい子には旅させよではないけど小さな頃から知り合いのアメリカ人の家にでも放りこんで息子を鍛えようかなとも考えたりもします。ちょっときつい母親かな?これも一種の育児放棄みたいになるのかな?昔、勤めていました会社の社長は5ヶ国語を操られていらっしゃいましたけどちょっと下世話な話になりますが、ヨーロッパに駐在中になんと現地の女性から学んだという話が社内では有名でした。(女性にはマメのようで)一番いいのはお友達関係からがいいのですよね。

    しかしうちの近所では土地柄か外国人の方やハーフのお子さんをよくお見かけしますけど日本語がお上手。学校は日本人と変わらず日本の小学校なのか、会話は日本語みたいだからもし仲良くしてくださってもちょっとむずかしいのかな〜。でもうちの子にも国際性豊かなお友達はほしいですね。そういえば身近なところで思い出しましたけど、やはりイギリス人とご結婚されたうちの旦那のいとこの家庭もうちでは日本語のようでした。忘れているくらいですから身近ににそのような方やきっかけがたとえあっても本人が積極的でないと無意味なのでしょうね。日本は島国だからお教室やなんかが盛んになるのもうなずけます。しかし子どもが夢中になってくれているので毎日英語でのビデオはうち
    ではいつもセットしています。こちらで購入させていただきました。トイザラスなどでも扱っているのでしょうけど交通費で1本買えますからみなさんもっと商品を多く御紹介してください。1歳9ヶ月の息子はかってにビデオをつけて見るのです。
    お耳を鍛える意味でもいいかな?「英語であそぼ」は新メンバーでちょっとがっかり。でもだんだんアメリカ英語にちかくなってきたのかものすごーいテンポ。セサミストリートは確か昔は吹き替えなしでしたよね。セサミで上手になったって方いらっしゃいましたもの。これじゃぁテレビが古く子どもも壊したのでバイリンガルで聞けるようにテレビも買わなくてはいけないじゃないですか。そうそうスカパなんかでも子供向けの英語メニューあるのですよね?独自ですべてそろえても英語教材のような金額にはなりませんね。セールスマンのマージンが主じゃないのだろうかと疑っちゃいます。申し訳ないのだけど。

    絶対音感とまではいかなくてもやはり音感も小さなうちから育ってくるという話を聞いてからはもしファンのかたがいらっしゃったらごめんなさいですけど、うちでは浜○あ○○さんの曲が巷で流れてくると子どもの耳をおもわずふせぎたくなるのです。だって音がずれまくっていて聴いてて気持ち悪いんです。彼女の魅力はほかにあるのでしょうが、近所の蔦谷というビデオやCDのお店にこどものビデオを借りに行ったら嫌でも流れているのでいつも聴いていたら、知らず知らず耳がおかしくなるような気がして。。今は音に敏感なようなのでちょっと困っています。


  63. [102] 投稿者:アロハママ 投稿日:2001/03/31(Sat) 21:53

    青ざめるママさんとりざママさん
    ご意見とても参考になりました。ありがとうございます。
    日本とアメリカを行き来している身の私が言うのもなんですが、やっぱりお二方がおっしゃる通り、子供の言語習得能力はすごく、親がそれ以上に能力を持っていない限り、 インターナショナルスクールに入れて学習させることは、すごく大変なことだ思います。現に、息子のヒアリング力に負けていて私も今、英語学校に通って勉強していますが、ほんとに大変です。料理や掃除をしながら勉強しています。5月からハワイへ1ヶ月ほど滞在し、息子を現地の幼稚園に体験入学させます。しかし、今また、不安になっている私です。先生とのコミニュケーションとか、、、。たかがハワイなんですが、やっぱり現地の幼稚園は英語オンリーです。したがって多少の意志の疎通は必要になるわけです。特に親は、、、。くじけそうになりながら、ハワイ大好きな息子と自分のためがんばります。この経験を通して様々な異文化と触れ合えたらなって考えています。今はコミュニケーションに必要な英語だけで十分だと考えています。息子は英語の方が日本語より好きらしいのですが、、。私は、、、。息子の気持ちを大事にしながら英語に触れさせ続けたいと考えています。日本にいるなら日本語を基本に英語でいいと私は考えています。でもいつでも頭の引き出しの中に、英語というコミニュケーション手段も持っているという状態がベストだと思っていますが、、、。皆さんの意見はどうでしょうか?


  64. [100] 投稿者:青ざめる母 投稿日:2001/03/30(Fri) 05:06

    インターナショナルスクールに入れたい、という相談を実は日本に住む友人から、最近よく受けるのですが・・・私自身は海外在住で、息子はアメリカの小学校1年生です。しかし、日本でも、 インターナショナルスクールのカリキュラムは、基本的にこっちのものと同じですよね。nanaさんの投稿にもありましたが、親の第二外国語が子供の主言語になる場合、ほんとうに子供より親のほうが大変です。これはけして意地悪いう訳じゃないのですが、たとえば海の水がなぜ塩辛く、どういう水のサイクルで塩辛くなっているのか・・・ということを、子供にもわかりやすく、しかし科学的には正しくという説明を、英語で子供さんにできるでしょうか?(私には出来なかった・・・^^;) また正方形、長方形、台形、五角形六角形八角形の違いは?また、海に住む軟体動物にはどんなものがいるか?鯨、といえば単にWHALE,というだけでなくて、何種類ぐらい例をあげられるか? ・・・これ、冗談じゃなくて、今小学校1年の息子が、実際に毎日うちにもって帰ってくる宿題の内容です。もちろん、正解でなくてはどうのこうの、というkとじゃないけれど、アメリカのカリキュラムは基本的に、単なる綴りの練習や丸バツ式ではなくて(そういう練習もありますが)、レポート形式のものが多いんですね、先生や学校にもよりますけれど。
    算数にしても、単なる計算問題だけではなくて、たとえば「丸を一個書き、四角をそれより2個多く書き、三角をそれよりさらに2個多く書いて、台形を四角より一個少なく書いてきなさい」というような感じなんです。こういう学び方は親としては大歓迎なんですが、それをフォローするのは、いわゆる日本的な計算や漢字の練習を見てやるのとは大違いです。低学年であればあるほど、子供ひとりでは出来ないので、当然親が一緒に考えたり調べたりして、説明してやらなければならないわけです。親の私は、ハイティーンの頃から海外移住して、英語を第二外国語としてかなり厳しい勉強をしてきましたが、こういった宿題の内容に、すっかり恐れをなして、真剣に青ざめています。今まで私が勉強してきたことはいったいなんだったのか、という気持ちです。主人も、僕が子供の頃とはもうだいぶ違う、と驚いています。1年生でこれなら、今後もうどうなってしまうんでしょう・・・

    だから、生活言語として英語を子供に教えたい、というのと、 インターナショナルスクールの学校に通わせて、思考も英語でできるようにさせたい、(英語ですべてを教える学校に行くと言うのは、つまりそういうことですよね)というのはまったく次元の違う話だと思うよ、というのを私は友人達に正直に言ってます。


  65. [94] 投稿者:ぷりん 投稿日:2001/03/23(Fri) 00:54

    初めまして!ぷりんと申します。皆さん宜しくお願いします。2歳4ヶ月の娘は英語が大好きで毎日ディズニーの英語教材(DWE)で歌を歌ったり簡単なセンテンスなど言ってはその通りに体を動かして楽しんでいます。先日は日頃の成果を試すのに電話でネィティブの先生と話すプログラムにチャレンジし名前の問いかけにもmy name is...。と答えられ発音も誉められました。そんな娘に今 インターナショナルスクールプリスクールを探しています。3件程体験してきましたが(週2で¥25000)やはり内容は月謝と比例するものでしょうか?規模は小さくても外国のお友達が何人かいるお勧めのスクールは無いでしょうか?内容さえ良ければ月4、5万位までならなんとか算出しようと思っています。近いに越した事ありませんが、目黒,麻布方面でも大丈夫です。英語オンリーの中で自然に身に付けられるプログラムを望んでいます。どうか情報を頂ければ嬉しいです。


  66. [87] 投稿者:urara 投稿日:2001/03/19(Mon) 01:35

    なるほど。nanaさん実に現実的なお話参考になります。
    一番悩んでしまうのがやはり学費ですね。それから高校を出ても専門学校扱いということなのでもし仮に日本の大学への進学となると大検が必要だということなのですよね。こうなったらアメリカの知人を頼って小さい頃から留学させてしまった方がよさそうな気持ちになっちゃいそうです。プリスクールから インターナショナルスクールに仮に入学できたとしても親も教育や学校の行事に熱心でないと長続きできそうもないですものね。ある程度はそのような事は当然だろうと想像しておりましたがもし息子が勉強や学校の校風が好きで通いたがっていれば主人は親としてはそのような努力と犠牲は惜しまないつもりだという考えみたいです。というのも主人自身が一応日本では名の通った大学の院まですすんだけれどその時間がもったいなかったと悔やんでいる人だからなのです。うーん親として覚悟がいる選択ですね。ありがとうございます。
    よろしかったらどちらの インターナショナルスクールにお嬢さんを通わせられているのか教えていただければ幸いです。


  67. [85] 投稿者:nana 投稿日:2001/03/18(Sun) 22:44

    初めて投稿させていただきます.uraraさん、takakoさん、めんそーれさん、 インターナショナルスクールに興味がおありみたいですね.わたしは夫が外国人なので小1の娘を2歳からプリスクールに入れ、3歳からは高校まである インターナショナルスクールに入れています.プリスクールは簡単にいうと、日常生活がすべて英語の幼稚園のようなものです.娘の通ったところはネイティブの担任の先生とバイリンガルの日本人の助手が必ずついていました.日本語しかできないお子さんが入ってくることも多かったです.ただし日本語は基本的に禁止です.英語のレベルについては子供は毎日通っているうちにすぐに上達するので問題ないと思いますが拒否反応が起きないように普段から英語の歌や遊びなどに触れさせることは必要だと思います.

    私の体験から言わせていただければ、はっきり言って苦労するのは子供より親です.あたりまえの話ですが、手紙やミーティング、連絡網、先生との個人面談、すべて英語で行わなければなりません.夫に頼るといっても仕事が忙しければすべて自分でこなさなければなりません.又、親が学校を手伝うというのがあたりまえの世界なので、行事のたびに手伝いがあり、その行事もほとんどアメリカやヨーロッパの行事なのでそれを知らなければなりません.母親は日本人という家庭が多いのですが、ネイティブのお母さんもいるのでそのときは会話は英語になります.私はある程度英語はできるつもりでいましたが、初めのころはかなり苦労しました.アメリカ人のお母さんと仲良くなってずいぶん助けてもらいました.小学校に入れば少しは楽になるかと思いましたが、大きな間違いでした.たいていの インターナショナルスクールは小1から宿題が出ますし、進み方も早いので、親が勉強を見なければなりません.もちろん全部英語ですし、子供に教えるのも英語でやらなければなりませんからかなり大変です.それに加えて、どうしてもたいていの子は日本の学校に行っている子供より日本語の力が弱くなりますから日本語の勉強もさせなければなりません.つまり、外国人の子供や日本人の子供の倍ぐらい勉強することになります。家の娘は毎日平均2時間は机に向かっています.脅かすみたいですがそれが現実です.学校での日本人のお母さん同士の会話はどうやって勉強させているかという話題がほとんどです.私は子供がハーフなので仕方ありませんが、もし夫が日本人なら インターナショナルスクールに入れないと思います.それぞれの考え方ですが、少しでも参考になればと思って書きました.

    PS  インターナショナルスクールは学費もバカ高いです.娘のところは年間200万以上かかります.我が家は学校貧乏に陥っています.


  68. [82] 投稿者:めんそーれ 投稿日:2001/03/18(Sun) 08:03

    うちもuraraさんのお宅と、主人が積極的に インターナショナルスクールを考えているというところ以外、考えはほぼ同じです。インターナショナルスクールなんぞというものは、大分という田舎にはありません。ご時世か、外国人の方々は、以前に増して、かなりの数いらっしゃいます。娘は、今5才で、この夏には6才です。そこで、近くの幼児英会話クラスにでも入れてみようかと思っています。ここで楽しんで英語を学べれば、とかくCloseしがちだった家庭でも、親子で少しはスムーズに会話はこびができるかな?と短絡的ではありますが考えています。セイハ英語学院というところを考えています。

    NOVAを考えたのですが、チケット制で、かなり1度に払う金額が高いので、断念してしまいました。子供で1年間に25万円って高いですよね?我が家はちょっと苦しいです。 親のエゴ・・・私も悩んだ言葉です。同じような思いをされている方が居て大変心強いです。いろいろ教えてくださいね。


  69. [81] 投稿者:urara 投稿日:2001/03/18(Sun) 01:51

    うちも主人が積極的に インターナショナルスクールを考えているのでいろんなこと私も知りたいです。最近近所に、英語はネイティブの先生がいてアメリカのプレスクールに似せた幼児教室なるものができたようで案内がきておりましたが最大の違いが生徒がみな日本人ということにちょっとひっかかったのです。言葉も大切ですけど文化交流を通して子どもには視野をひろげてほしいなと願っているのですけど日本人同士の家庭ではむずかしいのでしょうか?私立で幼稚園から大学までずっと通すことを考えた場合もやはり学費は高いので、思い切って インターナショナルスクールで言葉以上に日本に居ながらにして色んな国籍を持つこどもたちと交流をすることで文化が違っていても人に対する敬意や思いやりなどを学べたらなと願っているのです。
    インターナショナルスクールのプレスクールに関する事なんでもいいですから教えてください。

    先にお子さんと体験された神奈川のTakakoさん体験教室ってどのようなことをして入学にはどのようなことが要求されました?またどちらにあるプレスクールですか?よろしかったら詳しく教えてくださるとありがたいです。アメリカにいればそのようなことは悩まずにすみますが、アメリカで産まれ国籍をもらった息子には将来はいくつかの選択肢が選べるような環境をつくってあげたいのです。でもこれって親のエゴで甘い考えなのでしょうか?今ものすごく英語に関して英才教育のようなブームがありますけどあまりそうなりたくはないなと思っていて、自然に体でお友達を通して学ばせたいのです。いろんなこと知りたいのでよろしくお願いします。


  70. [80] 投稿者:Takako 投稿日:2001/03/17(Sat) 21:57

    こんにちは。2歳10ヶ月の娘を インターナショナルスクールプレスクールに入れようかどうか迷っています。体験教室に行って来たのですが、日本語のヘルプは一切なくお友達同士も英語で会話をしていました。娘には生まれたときから自己流で英語を教えてきたのでまったく言っていることがわからないと言うことはないと思うのですが、自分から英語を話すことはあまりありません。(英語で話し掛けても日本語で答えます。)通わせたい気持ちがあるのですが、急に英語だけの世界に一人で入れてストレスを感じたりしないのか、どれだけ効果があるのか不安を感じています。どなたか インターナショナルスクールぷりにお子さんを入れていらっしゃる方がいましたら感想などを聞かせてください。体験教室の感じでは娘はかなり気をつかったらしく疲れた様子ではありました。引っ込み思案なタイプではないのですぐに溶け込めるのかもしれませんが、安い学費でもないので慎重になっています。よろしくお願いいたします。

    243 中学からインターナショナルスクールに入れるのは大変?

    2000/10/11(水)01:43 - mirumama - 331 hit(s)

    こんにちは、私の子供12歳は今日本人学校がある海外に居ますが,高校までかかりそうなので インターナショナルスクールに編入させた方が良いか今悩んでいます。どなたか,中学生ぐらいからインターナショナルスクールもしくは現地校に行った経験のある方もしくは今行かれている方、アドバイスや経験談など聞かせていただけたらありがたいです。


    知り合いの家族が駐在で中学生のお嬢さんを伴って海外赴任なさり、お嬢さんは現地の インターナショナルスクール入られたのですが、かなり苦労されているようです。

    日本の中学校で英語は得意科目だったというそのお嬢さんなのに授業の内容はおろか、基本的な日常会話もよくわからずとてもショックを受けたそうです。ただでさえ日本の中学の宿題ですら親はすぐに返答できないことがあるのに、英語になると親もお手上げだそうです。

    お子さんが現在英語に慣れ親しんで日常会話に苦労がなければ、それなりの苦労はあるでしようが大丈夫なのではないでしようか。



    大変だと思います。私も知らなかったのですが、ESLに入っている期間は帰国子女枠ではいる時、カウントされないと聞きました。(結局、英語しか勉強していないから)中学から日本の勉強も難しくなりますが、その分が、英語ですっぽり抜けてしまうことになります。よほど、頑張らないと難しいと思います。日本人補習校の校長先生の息子さんは、中二から インターナショナルスクールに通っていますが、宿題のために高いお金を払って家庭教師をつけています。(親がみるのはもう大変でできない)


    私は中学は日本人学校、高校を インターナショナルスクールで過ごしました。確かに15才から全くといって言葉が分からないところで勉強する(しかもそれなりの成績をとらなければならない)のは大変でしたが、それ以上のすばらしい経験が出来たと思いますから、難しい決断をしてくれた親には大変感謝しています。でも、言葉の問題だけではなく、性格というのは多分にあると思います。私と同じように高校から インターナショナルスクールに入った日本人の学生もいましたが、やはり引っ込み思案の子は英語が上達せず、友達も出来ず、日本に途中で帰った人も数名います。私の個人的経験から言えば、日本の学校とくらべて本当に自由で楽しい、あの学生生活を送れるなら、たとえ数年でも経験させてあげたら、と思います。もし日本がベースなのでしたら日本の教育機関では後ほどいくらでも勉強できるのですから。でも、本人に行く気がなく、親の決断で通わせるのは、後のモーティベーションを影響しますからよく考えたほうがいいと思います。

    1340 インターナショナルスクール

    2001/12/19(水)08:30 - mami - 477 hit(s)

    バイリンガルになる予定はないけれど、子供には是非世界ベースでものごとをかんがえてほしいので、まずは英語から習っています。最終的には、音楽関係の大学にいれたいのです。田舎でなかなか外国感覚になれないので、 インターナショナルスクールの日本人向けイベントに参加させたいのですが、情報の取り方がわからないし、親である私がかたこたしかわからないので学校にも問い合わせが出来ません。名古屋 インターナショナルスクールのことで詳しいことがわかる方、教えて下さい。


    あいう

    http://nisjapan.net/

    名古屋という名前のつく学校は上のサイトのようです。ご存知かもしれませんが、貼っておきます。

    上のサイトが”私情つうしん”というサイトのリンク集にありました。ヤフーで検索すれば”私情つうしん”のHPも出てきます、ご参考まで。


    2001/12/19(水)14:37 - さがの - 355 hit(s)

    名古屋の事は分かりませんが、友達の子が東京の インターナショナルスクールに通っていて、夏休みにはサマーキャンプをやっているそうです。


    2002/1/1(火)02:38 - 山口 - 218 hit(s)

    名古屋にはアロエというボランティア団体があります。国際交流協会にお尋ねになれば、連絡先はわかると思います。そこは帰国子女の親が集まっている団体で、名古屋の インターナショナルスクールについての情報も持っていらっしゃると思います。連絡してみられてはいかがでしょうか

    894 日本人学校とインターナショナルスクール.......どちらが???

    2001/7/22(日)10:34 - かや - 334 hit(s)

    現在 インターナショナルスクールに通う息子(8月からG1)がおります。でも実は、来年の四月に新入学一年生として日本人学校に転校させるつもりでいます。

    現在、息子はパパとは英語とパパの国の言葉、母であるわたしとは英語と日本語。日本への里帰り年2〜3回、パパの国1回。学校帰りに遊ぶ友だちは日本人多し。滞在国、いちお英語圏でも現地語がほとんどという状況です。


    将来的には、日本に転勤の可能性はあるのですが、永住の予定はないのですが.......現地校、インターナショナルスクールで日本人補習校にいれてらっしゃる方のレスは以前みたような気がするのですが......

    うちの息子のようなケースを体験されている方、いろいろ御意見お聞かせ下さい


    2001/7/28(土)14:48 - からすのえんどう - 253 hit(s)

    私の経験ではありませんが、知り合いのお子さんのケースです。ご両親の考えでは、将来的な言語環境としては英語のほうが強いので日本語の基礎を叩き込むには子供のうちにやるしかない、ということで幼い頃は日本語学校でした。

    話すほうは堪能でも、日本語の読み書きは全くできない子多いですよね。そちらのお宅も日本に2年ほど転勤で滞在していたことはありますが、永住はしていません。その間も日本の小学校に入れていました。そこで彼は漢字の読み書きも普通の日本人の子と同じくやっていました。10歳になったあたりで帰国し、そろそろメインの言語を決めないとアイデンティティの喪失に繋がると、その後はずっと インターナショナルスクール及び、父国の学校です。言葉は話せるが、母国語となる言葉の文化を体験していないので、どこの国にもアイデンティティを持てず、自国民とみなしてくれる国のない子を見ていたからです。

    彼はもう大人です。その後日本語は全く忘れていたのですが、日本人のガールフレンドができたことから、本当にイナズマのように日本語を取り戻し、積極的に勉強しなおしたこともあって、今は母の国の人と同じように話せるし、読み書きもできます。その女の子とは別れてしまったようですが…。話せるだけでなく、読み書きバイリンガルに育てるのは結構難しいですが彼の場合、第一世代年齢である10歳までに漢字の読み書きを習ったのが、良かったのではないか、とお母さんが言っていました。それと、彼も「どらえもん」などのマンガを読んでいたそうです。


    両親日本人でインターナショナルスクールに子供を通わせる時の実情

    Q.両親が日本人ですが、出来れば子供(現在3歳)を インターナショナルスクールへ通わせたいと 思っています。母親(私)自身に短期でしたがアメリカの留学経験があり、日本の教育との違い にショックを受けたと同時に感動したものです。  そんな経験から、こどもにはぜひ小さい頃からこのような環境で育てたいと思っています。 しかしながら、両親の英語力は平均的日本人。しかも日本のインターナショナルスクールは学校 とは認められていないとのことで、上の学校への進学が難しいとか。  インターナショナルスクールへ実際にお子様を通わせた方、ご自身が通った経験がある方など、 実際はどうなのか、実情を教えていただけると幸いです。  また、子供の英語力や校風を少し知っているという事で、西町に入れたいと思っているのですが、 人づてに、ものすごい努力がいると聞きました。実際はどうなのか、どのような努力が必要なのか ご存知の方は、ぜひ教えてください。(まいまい)

    A.私も娘(1才4か月)を インターナショナルスクールに通わせたいのですが、我が家も日本人夫婦ですので、入学するのはかなり難しいような気がしますし、何といっても授業料が高いですよね。小学校で年間150万円ぐらいですから、、先日 近所の公園へ行ったら、ちょうど グレッグの幼稚園生と西町の一年生3人が遊んでいました。みんな グレッグから西町へ行ったようです。100%日本人の子供達でしたが、会話は英語オンリーでした。 清泉もありますが、帰国子女もしくはハーフのみのようですね。 まいまいさんのお宅は年間150万円を払えますか?? 他にお稽古ごとなどすると子供にかかるお金が年間200万を超えますよね、、こわーい、、(I)

    A.私は西町に子供を行かせている方の話を昔聞いた事があり ます。やはりネーティブ・スピーカーの家庭で育った子供 はある程度英語を習得して来るし、学校だけでなく家でも 英語のインプットを受けて育って行きます。日本人家庭で 日本語を話して来た子供がそれに追いつきかつ同じスピー ドでやって行くためには、家族ぐるみで子供の英語習得に 努めなくてはならず、学校からもそういう期待があるよう です。英語の本を読んだり、ビデオを見たり、夏休みは海 外のキャンプ等で英語に触れる機会を作ったり、そういう 事だと思います。英語の語学力の不足で留年という事もあ るそうです。

    あと西町は9年生までなので、高校をどうするかも問題に なります。 日本の高校へ行こうとしても受験資格が問題になります。 高等部のあるインターナショナルスクールに移っても、日本の大学へ進学する には、国際バカロレアのあるインターナショナルスクールへ行くか、大検を受 けるか、ICUや上智国際科のような特別受け入れ枠に入 るか、というように選択枠は狭くなるらしく、アメリカ等 の大学へ行くケースが多いようです。卒業後もアメリカで 就職するにはビザの問題が出てきたり、日本で就職しよう としても留学生採用枠に限られたりという問題も出てきま す。

    問題ばかりあげつらって御免なさい。日本のシステムは一 度外に出ると、なかなか戻れない所があるので、こういう 選択は教育方法だけでなく、本人のアイデンティティや、 将来どこでどういう生活をしてゆくかにも大きく影響する かもしれません。実際にそういう問題を難なくすり抜け、 アメリカの大学を卒業後日本に就職して活躍している人も います。(ゴボウ)

    A.私自身は根っからの日本人なのですが、帰国子女の友達がいっぱいいます。その子に聞いた話ですが。。 大学の事、就職の事を考えて、日本語の苦労をしながらも日本の学校に入学しました。 教育のシステムの違いがあって、すばらしい点もあるかと思いますが、実態は、変な英語を話して、変にエリ−ト意識と落ちこぼれ意識の強い子が結構いると。 少なくとも、帰国子女の友達及びその友達のアメリカ人には、そう思われている様です。 本人が、アメリカ式の教育が合うのか、日本式の教育が合うのかは、やってみなくてはわからないけれど、いったん外れた道から普通の道に戻るのは、日本だと大変ですよね。。 それよりも、日本式の教育でも、ある程度の歳になってから海外に留学した方が、その後の道が開けると思うのですが。 もう、大学の事まで考えていて、アメリカの大学にって思っているのなら良いでしょうけど。(ママ)

    A.表の掲示板なんかでもよく話題になっていますが、英語圏で育って、英語を毎日見聞きしている はずの子供たちも、家庭で両親が日本語しか話していない、というケースでは、実際に現地の学校に入ってみると、 一般の子供たちに比べ、英語能力がやはり著しく劣ります。バイリンガルにしたい、ということもあるのでしょうが、 いろいろな子達を10年、20年という長い目で見ていると、やはり最終的にはその子の能力次第であり、数年で追いつく子もいれば、 最初のスタートの遅れがずっとハンディとなってつきまとい、中学、高校になってもリーディング、ライティングでは、成績の低い子も たくさんいます。

    日本語しか出来ない親がよく陥る罠ですが、算数やその他はよく出来るし、普通に英語でしゃべっているので、英語も 日本語も出来るとばかり思っていたが、現地の中学などに進学して学力テストを受けさせられたら、やはり英語の読解力がまわりに比べて 劣っていることが判明し、ESLクラスに戻ってください、などと学校側に言われてショックを受けている親御さんも、まわりにいっぱいいます。 つまり、親が子供の語学レベルをきちんと把握し切れないところが、問題なのです。 うちの息子はアメリカ人で、日本で言えばまだ幼稚園の年長ですが、先日お友達と、蛇の話をさかんに喋っているのでふと耳を傾けたら、 「解毒剤」とか「猛毒」「棲息地」(もちろん、意味が100%わかっているわけではないのでしょうし、男の子達は図鑑で見聞きした言葉を 使ってみたかったらしいのですが)などというボキャブラリーがしきりに使われおり、すでに日本の高校生が習う英語のレベルになって しまっていることに愕然としました。日本でも、1年生ともなれば相当しっかりしたことを日本語で言うわけですから、 これは当然と言えるでしょう。が、英語を習わせています、と言っても、せいぜいセサミストリートを見ている程度の語学力では、 現地の小学校に入った段階ですでに差が開いていても仕方あるまい、と私自身考え込みました。

    ですから、厳しい言い方になって失礼かもしれませんが、日本にいて、家庭環境とまったく関係ない言語で教育を受けさせることに関しては、 単純に、小さいときからアメリカンスクールに習わせれば自然に覚えるさ、という考えだと、必ずしも思い通りにはいかないことも あるかもしれませんね・・・(Maria)

    A.親が子供の語学力を知るって難しいですね。 日本語でも、どの程度なら子の年齢で合格点とか、不安になることありますもの。 ある人にとっては 日本での幼児英会話もアメリカンスクールも同列なんではないでしょうか。

    在日の外国の家族にとっては、日本語学校の英語版みたいなもので、 そこに日本人の子供が通うって 北米にある日本語学校に、ミックスでもない子が通ってくるのと 同じことですね。 ちょっと変かなあとは思うけど、お金のある人は選択権があるから、思うように どこに子供を行かせてもいいんじゃないかな。

    話はズレますが、現地校だけに通っていた妹と、日本語学校と現地の日本の有名予備校に 通っていたお兄さんの2人のきょうだいがいて、 結局、妹は日本で帰国ワクで日本の有名大に入って、2カ国語ができて 兄の方は、りっぱな日本人になるよう習い事など教育されたけど 日本の子供たちには太刀打ちできず、浪人してるそうです。 その子供それぞれの能力が一番だけど、 自分の子供の為、とくに男の子だからって理由でしっかり育てようとしてた お母さんの気持ちを考えると、つらいなあと思いました。

    他にも インターナショナルスクールネット上だけでも調べるといろんなパターンありますよね。 帰国ワクも昔のように甘くないと。 これから日本の大学もどんどん潰れていきますし、 どうなるんでしょうね。(あいう)

    lflw03.gif (3799 バイト)

    バイリンガル関係のお薦め本

    shimiz-bi (4361 バイト)バイリンガル教育の方法   中島 和子 (著)

    ―12歳までに親と教師ができること

    日本に住みながらバイリンガルを育てるために家庭、学校でできることを、著者が語学教師の立場から扱っています。特に、幼児、小学生、中学の初めまで、つまりバイリンガルの形成期の家庭と教育機関の在り方の問題に絞って、さまざまな例をひきながら詳しく説明しています。著者は、バイリンガル教育の先進地、カナダのトロント大学にて長年バイリンガル研究をしてきた専門家。

    かなり内容が濃く、学術的な記述も多く、読むのがちょっとしんどいかもしれませんが、これを一冊読めば、バイリンガルに育てるということは、どういうことなのかが理解できると思います。

    随分前のことになりますが、著者が息子の通う日本語補習校に講演に来てくださった時の講演内容を許可をいただいて掲載していいます。講演内容


    bilinbook.jpg (2747 バイト)growing up wiht two languages 
    A PRACTICAL GUIDE

    Una Cunningham-Andersson and Staffan Andersson著

    話す読む書くをどうやって教えていったらいいかという話題だけでなく、たとえば公共の場で第二言語(外国語)を使う場合に出くわす周りの好奇の目にどう対処するか、言葉の遅れと、それに伴って起こる子供のフラストレーションの問題、両親が違う言葉を話す場合、二言語二文化で経験する子供の戸惑いに対する対処法などなど子どもをバイリンガルで育てようとした時に、必ず経験する情況、問題とその解決法が、様々な人の経験談とともに非常に詳しく説明されています。

    筆者は、インターナショナルスクールネットをフル活用して、世界中で実際にバイリンガル教育にトライしている親達からの意見を、よくぞここまで集めたと思うほど収集、編集しています。これからバイリンガル教育を行おうとしている方、既に迷いながらやっている方にとって、実際に既にバイリンガル教育をしてきた世界中の多くの親達の貴重な体験談を知ることのできる本です。


     
    バイカルチャーと日本人―英語力プラスαを探る

    櫛田 健児著

    SweetHeartの「バイリンガル教育掲示板」にも時々顔を出してくれる"インターナショナルスクール卒生"(ハンドルネーム)さんの著書。

    日本人の父、アメリカ人の母を持ち、学生〜ビジネスの世界を通して2言語、2文化に精通した著者が、豊富な実例をあげながら大変わかりやすく言語力とバイカルチャー(社会への適応力、対応力)の関係を解き明かしています。

    日本のインターナショナルスクールに関する卒業生ならではの考察は、これから インターナショナルスクールに子どもを入れようと考えている方の参考になるでしょう。

    また、子どもに英語を見につけさせたいと考えている方には、副題にあるとおり「英語力 プラス α」の外国人と同じ土俵でコミュニケーションを取るために語学力と同等に大切な「α」の部分とは何なのかを教えててくれます。

    lflw03.gif (3799 バイト)

    インターナショナルスクールお薦め本

     OBトーク  インターナショナルスクール入門

    櫛田健児著

    現在は、まだお子さんが就学前だけれども将来 インターナショナルスクールも視野に入れて進路を考えている人にとっては、期待を裏切らない有用な入門書だと思います。

    著者は老舗インターナショナルスクール(30年ほど前には既に存在していた インターナショナルスクールのことを通称"老舗 インターナショナルスクール"と呼ぶそうです)の卒業生であり著者の母親(アメリカ人)も長年老舗 インターナショナルスクールの教育者であるために、老舗 インターナショナルスクールの教育内容や教師の選考方法、運営の仕組み、内部事情にいたるまで非常に詳しく解説されています。(実際に入学するための審査基準、面接方法や審査基準などのハウトゥーを教える本ではありません。)

    一方、現在、開校ラッシュが続くインターナショナルスクール・プリスクールや新設 インターナショナルスクール(過去20年ほどの間に新設された インターナショナルスクールの通称)については、個々が独立されて運営されているため、不透明でわかりにくい部分が多いとしながらも、教育機関として、しっかりと基盤の確立している老舗 インターナショナルスクールと比較しつつ新設 インターナショナルスクールの中から学校を選ぶための様々な判断材料や注意点(教師の選考方法、学校の資金、学費、進学、経営、国際認定組織の落とし穴、、外国人生徒が多いから安心の落とし穴、外国人教師の落とし穴など)が提示されています。

    著者紹介:1978年生まれ。高校卒業まで調布のアメリカンスクール・イン・ジャパンへ通い、スタンフォード大学で経済学、東アジア研究、国際関係専攻、同大学院で東アジア研究の修士号を取得。情報通信産業の政治経済分析や、日本の政治経済システムにおける外資系企業の影響を研究する傍ら、バイリンガルやバイカルチャーについて興味を持ち、著書には「バイカルチャーについて興味を持ち、著書には「バイカルチャーと日本人」がある。現在は、カリフォルニア大学バークレー(UC Berkeley)で政治学部博士課程在学、バークレー国際経済研究所(BRIE)の研究員を務める。

     

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